Gemini Proとは?使い方や料金体系、利用時の注意点を解説

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- Gemini Proは、Googleが開発した高性能な生成AIモデル「Gemini」シリーズの1つ
- Gemini Proは、文章生成や要約、プログラミングコードの生成、画像解析などが可能
- Gemini Proはスマホアプリでも利用でき、AndroidやiPhoneからもアクセスできる
Gemini Proは、Googleが開発した生成AIモデル「Gemini」シリーズの1つです。文章の生成や要約・翻訳、プログラミングコードの生成といった高度なタスクをこなします。この記事では、Gemini Proの特徴や使い方、料金体系などを解説します。
目次
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Gemini Proとは

Gemini Proとは、Googleが開発・提供している多機能型AIモデル「Gemini」シリーズのモデルの1つです。Googleが提供するAIチャットやスマホアプリに搭載されており、Googleアカウントを持つユーザーであれば誰でも利用可能です。
参考:Gemini Pro
Geminiとは
Geminiとは、Googleが開発した生成AIモデルシリーズ、およびそれを利用したチャット型のAIツールです。Geminiは「ネイティブマルチモーダルモデル」と呼ばれており、テキスト・画像・音声など複数種類のデータソースを同時に処理しながら幅広いタスクに対応できます。
また、Geminiは優れた推論性能を持ち、高品質なコードの生成も可能です。複雑なタスクも高い精度で遂行できることから、今後さまざまな場面での活躍が期待されています。
参考:Gemini

Geminiとは?特徴やChatGPTとの違い・活用事例も解説
Geminiとは、Googleが開発した高性能な生成AIモデルです。マルチモーダルモデルであり、高い推論性能とコード生成スキルを備えています。この記事では、Geminiの特徴やChatGPTとの違い、Geminiでできることなどを解説します。
Geminiの種類
Geminiシリーズには、大きく分けて「Gemini Nano」「Gemini Pro」「Gemini Ultra」「Gemini Flash」の3種類のモデルがあります。
このうち「Gemini Pro」は「Nano」と「Ultra」の中間にあたるモデルで、最も汎用性が高いのが特徴です。なお、「Flash」は処理速度を重視した軽量化モデルとなっています。
Geminiの主なモデルの特徴については、下記の表をご覧ください。
種類 | 特徴 |
---|---|
Gemini Nano | デバイス上での作業に特化した軽量モデル |
Gemini Pro | 幅広いタスクに対応した汎用モデル |
Gemini Ultra | 非常に複雑なタスクに対応した大規模モデル |
Gemini Flash | 処理速度とコストパフォーマンスを重視した軽量化モデル |
参考:Gemini Nano
参考:Gemini Ultra
Gemini Proの種類
Gemini Proの中にも種類があり、現在はGemini 1.5 ProとGemini 2.0 Proが利用可能です(2025年3月執筆時点)。Gemini 1.5 Proは一般運用版、Gemini 2.0 ProはExperimental、つまり試験運用版となっています。
Gemini 1.5 Pro
Gemini 1.5 Proは、Geminiの有料版「Gemini Advanced」に搭載されているモデルです。Gemini 1.5 Proには、以下のような特徴があります。
動画や音声の解析に特に優れており、膨大な情報を一度に処理できる点に特徴があります。
- 100万トークン以上と大幅に拡張されたコンテキストウィンドウ
- 一度の処理で最大1,500 ページの複数のドキュメントの解読、100件の電子メールの要約などが可能
- 1時間の動画コンテンツや30,000 行を超えるコードベースの処理も可能
トークンとは生成AIが言語を処理する際の最小単位、コンテキストウィンドウとは生成AIが処理を行う際に参照できる範囲、端的に言えば処理できるトークン数のことです。
参考:Gemini 1.5 Pro を Gemini Advanced に搭載|Google Japan Blog
Gemini 2.0 Pro
Gemini 2.0 Proも、Gemini 1.5 Proと同様にGemini Advancedで利用できます。2025年2月5日(米国時間)に発表されたGoogleの最新のモデル1つで、実験版として運用されています。1.5 Proを上回る処理性能を持っているのが特徴です。
- 最大の200万トークンのコンテキストウィンドウ
- 一般的な能力、推論能力、Pythonでのコード生成、代数や幾何学などの難しい数学問題などにおいて他のGeminiモデルを上回るパフォーマンス
なお、Gemini 1.5 ProおよびGemini 2.0 Proは、AI開発プラットフォームである「Google AI Studio」、APIサービスの「Gemini API」、Google Cloudが提供する機械学習用のプラットフォーム「Vertex AI」でも利用できます。
Gemini Proでできること

Gemini Proはさまざまな学習ソースで構成されており、広範囲のタスクに対応可能です。ここでは、Gemini Proでできる代表的なタスクについて解説します。
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Gemini Proでできること
文章の生成・要約・翻訳
Gemini Proでは、新規文書の生成や既存文書の要約、翻訳が行えます。例えば、なんらかの質問をAIに入力すると、Googleの検索エンジンと連動して必要な情報収集を行い、テキストを生成して回答してくれます。
あるいは、既存のテキストを送信して要約や翻訳を指示すると、内容を分かりやすくまとめたり、翻訳テキストを生成したりできます。URLを送信すれば、Webページの要約や翻訳も依頼可能です。
これらの機能の活用により、情報収集や事前検討が効率化するでしょう。また、海外企業と円滑なメッセージのやり取りが可能になり、ビジネス機会の拡大にも期待できます。
プログラミングコードの自動生成
Gemini Proは、高品質なプログラミングコードの自動生成も行えます。具体的なコードの生成条件をAIに入力すると、正しく動作するコードを生成してくれます。さらに、既存のコードのデバッグ作業も依頼でき、エラー箇所の発見が容易になります。
Gemini Proのコード生成における機能の活用により、プログラミングの知識が少ない人でも正確なコード生成が可能になります。IT人材が不足している企業にとって、大きなメリットとなるでしょう。
画像解析
Gemini Proでは、アップロードした画像の解析も行えます。例えば、AIに画像を送信すると画像の特徴を解析して、分かりやすいテキストで説明してくれます。
つまり、従来のように画像資料を1枚ずつ目視で確認する手間がかからず、膨大な資料でも迅速かつ正確に論点を把握できます。フローチャートのような複雑な資料にも対応でき、議事録作成のような煩雑な作業の大幅な効率化に貢献します。
Gemini Proの使い方

Gemini Proは、Googleアカウントを持つユーザーであれば誰でも利用可能ですが、「Gemini Advanced」に加入する必要があります。Gemini Advancedの利用を開始する際の手順は以下の通りです。
- Gemini Advancedの公式サイトにアクセス
- 「Gemini Advancedを試す」または「1か月間無料で試す」をクリック
- 次の画面で「トライアル開始」をクリック
- Google Oneの利用規約を確認し「同意する」をクリック
- Google One AI Premiumの契約内容を確認し、「定期購入」をクリック
その後Geminiにログインすれば、Gemini Proを含む複数のモデルが使えるようになります。画面左上の「Gemini Advanced」のアイコンから任意のモデルを選び、チャットを開始しましょう。
Gemini Proはスマホでも利用できる

Gemini ProはAndroidやiPhoneなどのスマホでも利用可能です。それぞれの利用方法について解説します。
参考:Gemini アプリ – スマホで使える新しい AI アシスタント
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利用方法
Androidの場合
Gemini ProをAndroidで利用する場合は、「Google Gemini」アプリをダウンロードする必要があります。アプリのダウンロードは「Google Play Store」から行えます。
インストール完了後は、アプリを開いてGoogleアカウントでログインすることで、Gemini を利用開始できます。その後プランをアップグレードすれば、誰でも簡単にGemini Proの利用を始められます。
iPhoneの場合
「Google Gemini」アプリは、iOSバージョンもリリースされています。iPhoneの場合は、「App Store」からダウンロードしてください。
また、「Google」アプリから利用することもできます。アプリの起動後は、右下のメニューから「Gemini」のアイコンをタップすると、Geminiを利用開始できます。Androidの場合と同様に、プランをアップグレードすることで、Gemini Proも使えるようになります。
Gemini Proの料金体系

Gemini Proは、有料プランであるGemini Advancedで利用できます。Gemini Advancedの料金は月額2,900円です。
ただし、最初の1か月間はトライアルとして無料で利用できます。この期間にコストパフォーマンスなどを確認できるでしょう。
なお、Gemini APIやVertex AIでGemini Proを利用する場合は、異なる料金体系が設定されています。また、Google AI StudioでAPIを使わずに利用する場合は無料で利用できます。
Gemini Proを利用する際の注意点

Gemini Proを利用する際は、情報の正確性、情報漏洩のリスクなどに注意しましょう。ここでは、Gemini Proを利用する際の注意点を解説します。
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Gemini Proを利用する際の注意点
出力される情報が正確とは限らない
Gemini Proでは、誤った情報が出力される可能性があります。Gemini Proは、送信されたプロントの内容に応じて、インターネット上の無数の情報を収集して回答を生成します。
収集した情報の中には誤情報が含まれていることもありますが、Gemini Proでは情報の正誤の判断はできません。つまり、誤情報に基づいて回答を生成する可能性があり、出力される情報がいつも正確とは限らないのです。
特に専門性の高い分野やニッチな分野に関しては、情報がインターネット上に広く共有されていないことが多く、誤った情報を出力する可能性が高いです。したがって、Gemini Proで得た情報の正誤の判断は、ユーザー自身で行う必要があるでしょう。
個人情報や機密情報は入力しない
Gemini Proには、個人情報をはじめ機密性の高い情報の入力は控えましょう。入力した情報がAIの学習ソースとして利用され、他者への回答に使用される恐れがあるためです。
Gemini Proに入力された情報は、AIの学習データベースに蓄積されます。これらのデータはAIの精度向上や学習に利用される過程で、他者に出力される可能性が高いです。そのため、機密性の高い情報をGemini Proに入力するのは止めましょう。
企業などで保持する機密性の高い情報を利用したい場合は、データがAIの学習に利用されない仕様になっている「Gemini for Google Workspace」への加入がおすすめです。
参考:ビジネス向け AI ツール | Google Workspace
まとめ

Gemini Proとは、高機能生成AIモデルである「Gemini」シリーズの中間に位置するモデルで、汎用性が高く広範囲なタスク処理に適しています。文章の生成や要約・翻訳をはじめとして、プログラミングの自動生成、画像分析、画像生成が行えます。
Gemini ProはAIチャットサービスGeminiの有料版である「Gemini Advenced」から利用できるほか、「Vertex AI Studio」や「Google AI Studio」などでも利用できます。
Gemini Proを上手に活用して、資料作成やプログラミングなどの業務の効率化を図りましょう。
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