Midjourneyの料金プラン|選定のポイントや注意点も解説

Check!

  • Midjourneyには、Basic・Standard・Pro・Megaの4つの料金プランがある
  • 料金プランを選ぶ際は、Fast GPU Timeの長さやステルスモードの有無などに注目する
  • 現在Midjourneyに無料版はなく、以前無料版で生成した画像は商用利用できない

Midjourneyは、テキストから画像を生成するAIプログラムです。広告やサムネイル画像の作成などビジネスにも活用できますが、利用するには料金がかかります。この記事では、Midjourneyの料金プランや選び方、注意点を解説します。

目次

開く

閉じる

  1. 商用画像を生成できるMidjourney
  2. Midjourneyの料金プラン
  3. Midjourneyの料金プランの選び方
  4. Midjourneyでの課金方法
  5. Midjourneyの料金プランに関する注意点
  6. まとめ

商用画像を生成できるMidjourney

Midjourney(ミッドジャーニー)とは、テキストをもとにAIが画像を生成してくれる画像生成AIツールです。描いてもらいたい画像を想起させるキーワードや文章をツールに入力すると、それに合った画像が自動で生成されます。

Midjourneyで生成した画像は商用利用できることから、企業のサイト・ブログ・広告・サムネイル・SNSなど、幅広い用途で活用されています。ただし、有料のツールなので利用するには有料プランに加入する必要があります

本記事では、Midjourneyの料金プランやプランの選び方、注意点を解説します。本記事のポイントを押さえてMidjourneyを活用し、自社のブランディングやオウンドメディアの成功につなげましょう。

Midjourneyとは?登録方法や利用時のポイントも解説

Midjourney(ミッドジャーニー)は、テキストから画像を作成できるAIサービスです。生成した画像は商用利用も可能となっています。この記事では、Midjourneyの登録方法や画像を上手に生成するためのポイント、利用時の注意点などを解説します。

Midjourneyの料金プラン

Midjourneyには4つの有料プランがあり、それぞれ料金や利用可能なサービスの範囲が異なります。料金の支払い方法は「月額」と「年額」から選択でき、年額払いでは割引が適用されるためお得に利用できます。

\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/

Basic PlanStandard PlanPro PlanMega Plan
月額10ドル30ドル60ドル120ドル
年額96ドル
(月額8ドル)
288ドル
(月額24ドル)
576ドル
(月額48ドル)
1152ドル
(月額96ドル)
Fast GPU Time月3.3時間月15時間月30時間月60時間
Relax GPU Time無制限無制限無制限
ステルスモード
同時実行できるプロンプト数3 件3 件
12 件のFast GPU、または
3 件のRelax GPU
12 件のFast GPU、または
3 件のRelax GPU

参考:Comparing Midjourney Plans – Midjourney

Basic Plan

Basic Planは、年額払い8ドル/月、または月額払い10ドル/月で利用でき、4つの有料プランの中で最もリーズナブルな料金設定です。Midjouneyではプランごとに「Fast GPU Time」が設定されており、これは1ヶ月あたりに高速で画像生成できる時間の制限を指します。

Basic PlanのFast GPU Timeは3.3時間で、画像枚数では約200枚に換算されます。1月あたりの画像生成数が少ないため、小規模なプロジェクトに利用したい場合や、初めてMidjouneyを利用する企業におすすめです。

Standard Plan

Standard Planは、年額払い24ドル/月、そして月額払い30ドル/月で利用できます。Standard PlanのFast GPU Timeは月15時間で、超過した場合は低速で画像生成できる「Relax GPU Time」に自動で切り替わります。

なお、Relax GPU Timeは無制限で利用可能です。Standard Planでは画像生成の枚数に制限がないため、できる限りコストを抑えて大量の画像を生成したい企業に適しています。

Pro Plan

Pro Planの料金は年額払い48ドル/月、月額払いでは30ドル/月です。Fast GPU Timeは月30時間で、Relax  GPU Timeは無制限で利用可能です。Pro Plan以上のプランでは「ステルスモード」が利用できるのが特徴です。

ステルスモードとは生成した画像を非公開にできる機能です。自社で生成した画像についてプライバシーを守りたい企業は、Pro Planの導入がおすすめです。

Mega Plan

Mega Planは4つの有料プランの中で最上位のプランにあたり、年額払い48ドル/月、または月額払いでは30ドル/月で利用できます。Fast GPU Timeは月60時間で、約4,000枚の画像を高速生成できます。

膨大な画像生成に対応していることから、Mega Planは、大規模なプロジェクトや大量に画像を生成したい場合に適しています。

Midjourneyの料金プランの選び方

Midjouneyの料金プランを選ぶ際は、料金と利用可能なサービスのバランスを図ることが大切です。ここでは、Midjouneyの料金プランの選び方を解説します。

\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/

Fast GPU Timeの長さをチェック

料金プランを選ぶ際は、Fast GPU Timeの長さをチェックすると良いでしょう。前述のとおりFast GPU Timeとは、1ヶ月あたりに高速の画像生成に使える時間を指します。自分がツールを使いたい時間・生成したい画像枚数を参考に、適したプランを選びましょう。

なお、Standard Plan以上のプランでは、Fast GPU Timeの設定時間を超過すると自動でRelax GPU Timeに切り替わります。Relax GPU Timeは時間無制限で利用できますが、生成時間が低速になるため、必要なときにすぐ画像が欲しい場合にはやや不向きです。

したがって、大量かつ迅速に画像生成したい場合は、Fast GPU Timeにゆとりのあるプランを検討すべきでしょう。

ステルスモードは必要か

ステルスモードとは、自身が生成した画像を非公開にできるサービスです。ステルスモードがないプランでは、生成した画像に加えて、生成条件やハンドルネームがすべてMidjourney内のギャラリーで公開されます。

生成した画像を販売する目的でMidjourneyを利用している場合、画像が不特定多数に公開されると自社や顧客の不利益になることもあるでしょう。そのため、自身で生成した画像を他者の目に触れさせたくない場合は、ステルスモードがあるPro Plan以上が適しています。

同時に実行できるプロンプト数を確認

Midjouneyでは、プランによって同時に実行できるプロンプト数が異なります。具体的には、同時に生成できる画像数や生成の速度に違いがみられます。

最もプロンプト数が多いのはPro Plan以上で、12個の高速ジョブ、3個の低速ジョブ、10個の待機ジョブに同時に対応できます。大規模なプロジェクトにおいては、複数人が同時に画像生成する機会も多いことから、プロンプト数にも配慮してプランを選ぶべきでしょう。

Midjourneyでの課金方法

Midjourneyで有料プランを選んで課金するには、まずMidjourneyのアカウントを作成する必要があります。Midjourneyの公式ページにアクセスして、「Sign Up」からGoogleアカウントかDiscordアカウントを選んでアカウントを作成できます。

参考:Midjourney

アカウント作成時点では支払い情報は登録されず、ログインしてからプランの選択を行います。左メニューから「Subscribe」を選択すると、サブスクリプションの管理ページに移動することができます。

このページではプラン一覧が表示されるので、任意のプランメニューの「Subscribe」をクリックします。その後、支払い情報を登録して申し込めば完了です。支払いが完了すると、支払い情報登録時に入力したメールアドレス宛に確認メールが届きます。

利用可能な支払い方法

Midjourneyがサポートしている支払い方法は以下の通りです(2025年4月執筆時点)。

  1. クレジットカード、デビットカード(Visa、Mastercard、American Expressなど)
  2. Apple Pay
  3. Amazon Pay
  4. Alipay
  5. Google Pay
  6. Linkなどのデジタルウォレット
  7. 銀行振替

ただし、地域などによって利用できない支払い方法もありますので、実際にどのような支払い方法が選択できるのかは支払い情報の登録画面で確認しましょう。

なお、支払い通貨は米ドル(USD)のみで、他の通貨が適用される地域から支払う場合は、為替レートが自動的に適用されます。そのため、レートの変動によって日本円やその他の通貨での金額はその都度変わる可能性があります。

Midjourneyの料金プランに関する注意点

Midjouneyの料金プランを選ぶ際は、いくつかの注意点があります。各注意点を理解し、自社に適した料金プランの選択につなげましょう。

\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/

現在無料版はない

以前のMidjourneyでは、新規ユーザーを対象に無料で25枚まで画像生成ができる無料版が提供されていました。しかし、利用者の増加に伴うサーバーへの負荷・生成画像の悪用といった理由によって、Midjouneyの無料版は2023年3月28日をもって廃止されています。

今後無料版が復活する可能性はありますが、有料プランに比べるとサービスが限定的になることが予想されます。また、無料版では生成した画像を商用利用できない可能性が高いため、企業で利用する場合は有料プランへの加入が推奨されます。

企業によっては上位プランしか選択できない

年間100万米ドル以上の収入がある企業がMidjouneyを商用利用する場合、選択できるプランは「Pro」か「Mega」のみです。このように、大企業は選択できるプランが制限される点に留意しましょう。

なお、個人使用する場合は、収入によって選択可能なプランが制限されることは原則ありません。

無料版で生成した画像は商用利用できない

Midjouneyで商用利用できるのは、有料プランで生成した画像のみです。以前に提供されていた無料版で生成した画像については、現在でも商用利用は許可されていません。したがって、以前無料版で生成した画像を商用利用するのは止めましょう。

まとめ

Midjouneyは、入力したキーワードや文章を基に画像を自動で生成できるツールです。生成した画像は商用利用が認められており、企業のブランディングやオウンドメディアなどにも幅広く利用できます。

ただし、Midjouneyで画像を生成するためには、有料プランへの加入が必要です。有料プランは4つあり、それぞれ料金や1ヶ月あたりの画像生成数が異なります。ツール使用時間や画像生成枚数の希望条件にあわせて、最適なプランを選んでください。

Midjouneyの各プランの特徴を理解して使いこなし、魅力的な画像を生成して、自社のビジネスに活用しましょう。

Share

同じカテゴリの記事を探す

同じタグの記事を探す

同じタグの記事はありません

top