写真保存におすすめのオンラインストレージ|選び方も解説
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- オンラインストレージを使えば、複数デバイスで撮った写真を一元管理でき、共有も簡単
- 一眼レフで撮った写真を保存する場合は、RAWデータの保存が可能かも確認する
- 大量の写真から特定のものを探すのは手間がかかるため、検索機能があった方が良い
大量の写真を保存・管理するには、オンラインストレージが便利です。オンラインストレージを使えば、複数のデバイスで撮った写真も一元管理できます。この記事では、写真保存におすすめのオンラインストレージや選ぶ際のポイントを解説します。
目次
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大量の写真もオンラインストレージなら保存・管理が簡単
スマートフォンの普及により、ビジネスシーンでも写真のやり取りをする機会が増えてきました。しかし、保存された写真データが多くなるにしたがって、管理が煩雑になっているという課題を抱える企業が増えています。
また、スマートフォンで撮る写真の解像度の向上により、写真1枚ごとのデータ容量が大きくなっています。そのため、複数の写真を添付してメールを送信すると、容量制限のために送信不能となり、せっかく撮った写真の共有がしにくくなる課題もあります。
それらを解決できるのが、オンラインストレージの活用です。オンラインストレージとは、インターネット上にある保存スペースのことであり、さまざまなデータの保存ができます。オンラインストレージを提供するベンダーは多く、無料で利用できるものもあります。
本記事では、写真保存をするためのオンラインストレージのメリットや、選ぶ際のポイントなどを交えて、写真保存におすすめのオンラインストレージを容量無制限の製品と無料で利用できる製品に分けて紹介します。
オンラインストレージとは?メリット・デメリットと選び方を解説
オンラインストレージとは、ローカルのHDDなどの記憶容量にデータを保存せずに、インターネット上のストレージにデータを保存するサービスのことです。本記事ではオンラインストレージの仕組みや使い方、メリット・デメリット、選び方について解説します。
写真保存にオンラインストレージを利用するメリット
写真をオンラインストレージに保存することで得られるメリットは多くあります。ここでは、大きなメリットとなる下記の4点について解説します。
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写真保存にオンラインストレージを利用するメリット
写真を一元管理できる
多くのオンラインストレージは、Windows・Mac・iOS・Androidなどの複数のOSに対応しています。そのため、撮影機器の種類や機種を問うことなく、パソコンやスマートフォン、タブレットなどで撮った写真を1つのオンラインストレージ上で一元管理できます。
また、支社や営業所など複数の拠点を持つ企業では、企業全体で1つのオンラインストレージを利用することも可能です。各拠点にある写真データを1つのオンラインストレージ上で一括管理すれば、より効果的な写真データの活用ができるようになります。
共有が簡単にできる
各端末に保存された写真は、その端末でしか閲覧できません。しかし、オンラインストレージに保存された写真は、さまざまな端末から同時に閲覧が可能です。さらに、端末の種類やOSに関係なく、アクセス権限とインターネット環境さえあればどこでも閲覧できます。
また、複数拠点を持つ企業で1つのオンラインストレージを利用すれば、ほかの支店や営業所の写真も閲覧できるようになります。したがって、支所同士の写真共有をメールで行っていた企業は、オンラインストレージの導入で業務の効率化が進められます。
PCやスマホの容量を圧迫しない
近年では、スマートフォンでも解像度の高いきれいな写真が撮れるようになりました。一方で写真が鮮明になった分、写真1枚のデータ容量が大きくなったことで、パソコンやスマホの保存容量が圧迫され、対応に追われる人も少なくありません。
各端末の保存容量には限界があり、その限界を越えるとストレージの増設や、端末の買い替えが必要になります。しかし、各端末で撮った写真を端末内に残さずにオンラインストレージに保存すれば、各端末の容量を圧迫することがありません。
バックアップが不要になる
オンラインストレージには、同期型と非同期型があります。同期型であれば、自動的に端末の保存内容とオンラインストレージの内容が同期されます。これにより、端末に保存された写真は、効率的にオンラインストレージにバックアップされます。
一方で非同期型は、手動でアップロードや削除の作業を行わなければ、オンラインストレージの内容の書き換えは行われません。オンラインストレージをバックアップ目的で利用するなら同期型、保存目的で利用するなら非同期型がおすすめです。
また、それぞれの端末や自社のストレージなどに保存されているデータは、物理的損傷によるデータ損失の危険性があります。しかし、オンラインストレージは、ベンダーが厳重に管理しているため、データ損失のリスク低減にもつながります。
写真保存向けオンラインストレージを選ぶ際のポイント
オンラインストレージサービスは、多くのベンダーから提供されています。ここでは、それらの中から写真保存に適したオンラインストレージを選ぶ際のポイントを解説します。
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写真保存向けオンラインストレージを選ぶ際のポイント
保存容量は十分か
写真はテキストデータに比べるとファイルサイズが大きいため、保存容量を十分に確保する必要があります。2,400万画素の写真のファイルサイズは、1枚当たり約10MBであり、1GBのストレージに保存できる写真は90枚程度です。
無料で利用できるオンラインストレージの容量は少ないですが、有料であれば容量が足りなくなった時点で、グレードアップして容量を増やすことも可能です。また、容量無制限のサービスもあります。
RAWデータを保存できるか
デジタルカメラは、レンズに入ってきた光をイメージセンサーという部分でデジタルデータとして読み取ります。RAWデータは、その読み取ったデータをそのまま記録したものであり、デジカメで保存されるJPEGデータはRAWデータをカメラ内部で変換したものです。
RAWデータは、パソコンで高度な画像処理ができ、カメラ内の画像処理に比べて高品質な映像に加工できます。以前は、一眼レフのような高級デジカメしかRAW保存ができませんでしたが、今ではRAW保存できるデジタルカメラやスマートフォンも増えています。
RAWデータは情報量が多い分データ容量が大きくなり、2,000万画素の写真のRAWデータは1枚あたり約20~30MBになります。そのため、オンラインストレージの中には、RAWデータの保存に対応していないものもあります。
写真をより高品質に加工して保存したい場合は、RAW保存が可能なサービスの利用がおすすめです。
検索機能があるか
写真を一元管理するオンラインストレージでは、保存される写真の数は膨大な量になるため、その中から必要な1枚を探すのは大変な作業です。しかし、オンラインストレージに優れた検索機能があれば、探し出すのも容易になります。
検索機能では、検索できる条件の確認が重要です。たとえば、撮影日時だけでなく、撮影日の範囲が指定できたり、色や被写体で検索できたりすると便利です。また、写真がプレビューできる機能があると、目的の写真にたどり着きやすくなります。
セキュリティ対策は万全か
オンラインストレージのセキュリティ対策は、提供するベンダーに依存します。したがって、ベンダーのセキュリティ対策の確認は必ず行いましょう。特に法人で利用する場合は、情報の流出があると企業に大きな損害を与えるリスクがあります。
ベンダーのセキュリティ対策のチェックでは、ベンダーのセキュリティ認証の取得状況を確認するのも1つの方法です。セキュリティ認証には、国際規格のISMS認証(ISO27001)や日本規格のプライバシーマーク(Pマーク)などがあります。
また、写真データを共有するための設定もセキュリティ対策として重要です。閲覧できる人や追加・削除できる人などを細かく管理できるオンラインストレージを導入をしましょう。
写真保存におすすめのオンラインストレージ
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ここがおすすめ!
- 無料プランから個人・家族向け、ビジネス向けプランなど多彩なプランを提供
- ExcelやWordなどのOfficeアプリに多く対応
- 安全に写真や動画のバックアップが行える
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ここが少し気になる…
- 「ファイル復元」に対応しているが、過去30日以内の時点にのみ戻せる
その他のオンラインストレージの選び方
オンラインストレージは、多くのベンダーから提供され、自社に合ったものの選択に迷う場合も多いです。そのような際は、以下のようなポイントに注目して選ぶのがおすすめです。
【重要なポイント3つ】
- 無料の保存容量はどのくらいか
- 料金は適正か
- 同期型か非同期型か
【その他の比較ポイント】
- 編集権限機能をチェック
- プレビュー・直接編集は可能か
- PC・スマホとの親和性を確認
まとめ
大量の写真を保存・管理するには、オンラインストレージが便利であり、異なるOSのデバイスで撮影した写真でも一元管理することができます。また、アクセス権限とインターネット環境があれば、どこからでも保存された写真を共有して閲覧することができます。
撮った写真をよりきれいに加工して保存したい場合は、写真をRAWデータで保存できるサービスがおすすめです。また、大量の写真の中から特定の写真を探すのは手間がかかるため、検索機能の優れたオンラインストレージを選びましょう。