大手企業向けSFAおすすめ9選!選び方や導入メリットも解説
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- SFAの導入によって、大人数でも多くの情報を一元管理で共有し、業務の効率化が行える
- 大手企業がSFAを選ぶ際は、独自の料金設定があるか、大人数用のプランを確認する
- SFAは営業活動をサポートするが、導入・浸透には社員の教育や協力が必要である
大手企業は従業員が多いため、情報共有が徹底できていないことが多いですが、SFAを導入すれば、顧客情報や営業のノウハウなどを社内全体で把握しやすく、業務を効率化できます。本記事では、大手企業におすすめなSFAと選び方、導入メリット・デメリットを詳しく解説します。
目次
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大手企業がSFAを導入するメリット
大手企業は従業員の人数が多く、営業活動における商談のフェーズや営業ノウハウを共有しづらく、属人化しやすい傾向が見られます。営業が属人化すると、業務内容の報告漏れなども起こりやすく、営業活動の生産性が下がる原因にもなりかねません。
そして、管理する人数が多いことにより、情報共有や商談の進捗状況などが可視化されず、関わるすべての人員に、本来必要ではない手間や時間がかかる場合があります。これにより、業務効率の低下や、残業などによる人員コストも増えてしまいます。
しかし、これらの営業活動における課題を解決できるのがSFAです。SFAを導入することにより、営業活動の可視化と組織内での共有が可能になるため、営業の属人化を防止します。そして、大企業ならではの、多くの情報を共有することが可能です。
大手企業向けのSFAはメリットが多い
大手企業向けのSFAは、料金体系を利用人数に応じた割引・低価格設定で提供していることが多いです。特に、大手企業で導入されている実績の多いSFAでは、個別の見積もりによって独自の契約を行う場合もあります。
そのため、大手企業であるほどSFAの導入によって得られるメリットが多くなります。また、同業他社で使われているシステムであれば、カスタマイズ性も高く、企業の成長に合わせた柔軟な機能の追加・カスタマイズも容易に行えます。
大手企業がSFAを導入するデメリット
大手企業にSFAを導入すると、さまざまなメリットが得られますが、導入の仕方によっては、デメリットが発生する可能性もあります。システムを導入する際は、以下の事項にも注意しましょう。
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SFA導入のデメリット
コストがかかる
SFAの導入には、初期費用だけでなく運用コストもかかります。SFAには、ライセンスをベンダーから購入し、自社のサーバーやハードウェアにインストールして運用を行うオンプレミス型と、サーバーやハードウェアを準備する必要がないクラウド型があります。
大手企業の場合は、カスタマイズやセキュリティ面、使用するデータ量を考慮すると、自社で運用を行うオンプレミス型が適しています。なお、オンプレミス型の場合は、初期費用も運用コストもクラウド型に比べて高額です。
システムの浸透には教育と時間が必要
SFAに限らず、新しいシステムを導入する際は、システムの運用が浸透するまでに教育と時間を要します。さらに、操作方法や業務への組み込みがスムーズに進まず、軌道に乗るまでに効率が悪くなるケースも考えられます。
よって、スムーズなシステム運用のためには、導入前後の社内の規定やワークフローを整備すると良いでしょう。新しい業務スタイルに移行できるまでには時間がかかりますが、決まったルールがあれば、混乱が発生しても統一性によって混乱を最小限に留められます。
その際、社員からの理解・協力が十分に得られるかについても、しっかりと検討しましょう。
大手企業がSFAを選ぶ際にチェックしたいポイント
大手企業がSFAを選ぶ際は、料金設定やシステムの使用や操作方法など、チェックしておきたいポイントがいくつかあります。選定する際の比較ポイントについて解説します。
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大手企業がSFAを選ぶ際にチェックしたいポイント
大手企業向けの料金設定があるか
大手企業向けのSFAは、大人数で使うことにより、独自の料金を提供してくれる場合があります。この場合、大衆向けの少人数向けの従量課金制よりも、1人あたりの料金が少なく済むため、コストパフォーマンスが高い可能性がほとんどです。
また、大人数で利用する場合には高スペックのSFAを導入する必要があり、その分料金設定も高額になります。しかし、企業の規模に応じた導入価格なら、費用対効果と照らし合わせて、適切な料金設定を判断できます。
仕様変更・カスタマイズが可能か
大企業の場合、各部署ごとに営業戦略が異なり、業務内容に応じて変更が生じるケースも多々あります。よって、システムのカスタマイズが可能かどうかもチェックしたいポイントです。また、各チームの課題に合わせた仕様変更も併せて欲しい要素になります。
なお、カスタマイズや仕様変更は、自社で簡単に操作ができるものか、サポートでの対応になるのかどうかも確認すると良いでしょう。そして、カスタマイズの変更に伴い、料金も変動する場合があるため注意してください。
誰でも簡単に操作できるか
SFAを導入する際は、多数の人が使うため、誰でも簡単に使えることが重要なポイントです。例えば、システムを導入しても、社内で使いこなせない人が多い場合、かえって業務の効率が低下し、SFA導入のメリットが得られずにコストだけが発生します。
そのため、システムの操作方法と操作画面は、できる限りシンプルで見やすいものを選定し、ランニングコストに見合ったシステム選びを行いましょう。
アフターフォローに対応しているか
大企業がSFAを運用する際には、ベンダー側のサポート体制・アフターフォローの対応力を確認するのが重要です。仮に、トラブルが発生した場合、それによって業務が滞ってしまうと、大企業であるほど企業損失が大きくなってしまいます。
よって、導入時から、初期設定やカスタマイズにおけるサポート、操作に関する研修や無料トライアル期間にも対応してくれるか、導入後の操作内容に関するサポート体制が整っているかなども、十分に比較検討するようにしましょう。
大手企業向けおすすめのSFAツール9選
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- 誰でも見やすく扱いやすいUIで、操作に不慣れでも日報や活動管理が簡単に行える
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- 無償版には日本語の環境はなく、英語での利用のみになる
SAS Institute Japan株式会社
SAS® Customer Intelligence
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- 予測的アナリティクスと機械学習によりスマートなマーケティング戦略を実現可能
- 顧客が複数のデバイスを使っている場合でも、1人1人の顧客の特定・追跡・対応・維持ができる
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ここが少し気になる…
- 大企業向けとなるため小規模の企業では利用不可
ソフトブレーン株式会社
eセールスマネージャーRemix Cloud
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ここがおすすめ!
- データの二重登録や資料作成時間を削減でき業務効率化できる
- マルチデバイスに対応しているため場所を問わず使用可能
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ここが少し気になる…
- マニュアルがわかりにくく定着に時間がかかる
株式会社NIコンサルティング
Sales Force Assistant
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- 1人1人にAI秘書がつけられ、業務負荷を低減できる
- 専用の無料アプリが多数使え、訪問先の地図や日報・コメントなどの通知も受け取れる
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ここが少し気になる…
- 機能やアプリが充実している反面、人によっては不要な機能も多く持て余す
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ここがおすすめ!
- 売上規模や決算時期・従業員規模・エリアなどの情報を自由に入力でき、顧客の情報を素早く共有できる
- 位置情報を活用しているため、現在地に1番近い顧客を検索することが可能
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ここが少し気になる…
- 導入支援サポートが有料でしか使えない
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ここがおすすめ!
- 成果に直結するダッシュボードを搭載
- 正答率92%、AIによる受注予測機能を開発
- シンプルなUIで顧客管理による負担を最小限にすることが可能
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ここが少し気になる…
- シンプルすぎるがゆえに目的に合わせた細かいカスタマイズができない
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ここがおすすめ!
- シンプルな画面で分かりやすく、不慣れでも直感的な操作が可能
- 1ID単位で追加できるため、従業員数が急に増えた場合も対応しやすい
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ここが少し気になる…
- 機能面で突出したオリジナリティがない
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ここがおすすめ!
- 日本全企業の基礎情報「約500万社」が登録されており導入直後の登録作業を省ける
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ここが少し気になる…
- 10名以下で使用する場合はコストがかかる
その他のSFAツールの選び方
SFAツールを選ぶ際は、自社の規模に適した料金や効率化のための機能が搭載されているかなど、重要視すべきポイントのほかにも、チェックしたい比較ポイントが複数あります。具体的には、以下のようなポイントに注目してツールの選定を行うのがおすすめです。
【重要な3つのポイント】
- コストパフォーマンスが見合っているか
- 自社に必要な機能が搭載されているか
- 外部サービスと連携できるか
【他の比較ポイント】
- スマホやタブレットで利用できるか
- 担当者が使いやすく工数削減できるか
- 他部署と連携できるか
- サポートは充実しているか
- セキュリティ対策は万全か
- 無料トライアルがあるか
まとめ
大手企業は抱えている従業員数が多いため、営業活動においては属人化しやすく、情報の共有が行いにくいことによる報告漏れなども起こりやすい傾向があります。そういった課題を、SFAの導入によって解決することができます。
SFAの導入で、大手企業ならではの豊富な情報の共有と、業務の効率化が望めるため、新たなマーケティング戦略の設計も立てやすくなります。なお、大手企業には、自社の営業戦略の変更にも柔軟に対応できる、カスタマイズ機能を搭載したSFAツールがおすすめです。
また、多くの人員が操作に関わるため、シンプルで簡単に操作できるかどうかも、選定の重要なポイントになります。そして、大手企業がSFAツールを導入する基準としては、国内シェアや世界シェアなどの、導入実績を参考にするのがおすすめです。