おすすめの個人向けオンラインストレージ|選定ポイントも解説

オンラインストレージは企業でのデータ共有はもちろん、個人のファイル管理にも利用できます。しかし、多数のサービスがあるため、どれを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。この記事では、おすすめの個人向けオンラインストレージや選ぶ際のポイントを解説します。

目次

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  1. オンラインストレージを個人で利用しよう
  2. 個人でオンラインストレージを利用するメリット
  3. 個人でオンラインストレージを利用するデメリット
  4. 個人向けオンラインストレージの選定ポイント
  5. おすすめの個人向けオンラインストレージ
  6. その他のオンラインストレージの選び方
  7. まとめ

オンラインストレージを個人で利用しよう

オンラインストレージは、インターネットを介してデータの保存や共有、アクセスするためのサービスです。企業や組織でのビジネス利用に加えて、最近では個人向けのオンラインストレージサービスも増えています。

個人向けのオンラインストレージは、一般的に写真や動画、文書、音楽など個人的なファイルを保存するための使用が多いです。これにより、ユーザーはデータをPC、スマートフォン、タブレットなどのデバイスからインターネット経由で安全にアクセスできます。

現在、市場には多数のサービスがあるため、どれを選ぶべきか迷っている方もいるでしょう。そこで、本記事では、おすすめの個人向けオンラインストレージの紹介に加えて、オンラインストレージのメリットや選ぶ際のポイントなどについて分かりやすく解説します。

オンラインストレージとは?メリット・デメリットと選び方を解説

オンラインストレージとは、ローカルのHDDなどの記憶容量にデータを保存せずに、インターネット上のストレージにデータを保存するサービスのことです。本記事ではオンラインストレージの仕組みや使い方、メリット・デメリット、選び方について解説します。

個人でオンラインストレージを利用するメリット

個人でオンラインストレージを利用するメリットは多岐にわたります。まず、オンラインストレージの利用によって、ファイルを一元管理できることです。また、バックアップに利用できる点や、無料または安い料金で利用できることも大きなメリットになります。

さらに、デバイス買い替え時のデータ移行が不要になる点も強みになります。ここからは、個人でオンラインストレージを利用するメリットについて詳しく解説します。

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ファイルを一元管理できる

個人でオンラインストレージを利用する際の大きなメリットの一つは、PCやスマートフォン、タブレットなど、複数のデバイスに分散してしまいがちなファイルを一元管理できる点です。通常、個人は種々のデバイスを使って作業を行い、コンテンツにアクセスします。

しかし、個々のデバイスにファイルを保存してしまうと、そのデバイスしかアクセスできない不便さが生じます。例えば、PCで作業したファイルを外出先で必要とする場合、そのファイルがスマートフォンに保存されていないと、アクセスできない状況が生じます。

一方、ファイルをオンラインストレージに保存すると、インターネット経由でどのデバイスからでもアクセスできます。つまり、PCで作業したファイルを他のデバイスからも同じようにアクセスできることで、ファイルの一元管理が可能になり、作業効率も向上します。

バックアップに利用できる

多くの個人は、写真や動画、重要な文書、音楽ファイルなどを貴重なデジタルコンテンツとして大切に保存しています。しかし、デバイスの故障や紛失、盗難、あるいは誤ってファイルを削除してしまう可能性は常に存在します。

オンラインストレージの活用で、個人の貴重なファイルをクラウド上にバックアップとして保存することができます。データはサーバーに保存されるため、自身のデバイスの故障や破損、紛失などのような予期せぬ出来事が発生しても、データが失われる心配はありません。

無料もしくは安い料金で利用できる

個人でオンラインストレージを利用する際のメリットは、無料もしくは安い料金で利用できる点です。多くのオンラインストレージサービスは、一定の容量のストレージを無料で提供しており、有料プランも比較的手頃な価格で利用できます。

これにより、個人でHDDなどの物理的なストレージデバイスを購入する必要がなく、経済的な負担を軽減することができます。具体的には、無料プランの容量として、通常数GB〜数十GBのストレージが利用可能です。

これらの容量は、一般的な個人のファイルやデータをバックアップしたり、共有したりするのに十分な容量といえます。また、有料プランには、さらに大容量のストレージや追加機能が利用できますが、これらのプランも一般的にそれ程高くない価格で使用できます。

デバイス買い替え時のデータ移行が不要になる

通常、新しいスマートフォンやタブレットを購入した場合、古いデバイスから新しいデバイスにデータを移行する必要があります。ファイルが大容量の場合には、長時間の移行作業や手間がかかってしまいます。

しかし、オンラインストレージを利用すると、データがクラウド上に保存されているので、新・旧デバイス間でのデータの移行作業が不要になります。そのため、新しいデバイスでログインするだけで、簡単にオンラインストレージ上のファイルにアクセスできます。

このように、オンラインストレージの活用によって、スマートフォンやタブレットを買い替えた際にもデータの移行作業が不要になります。これにより、デバイスの買い替えに伴う移行作業や手間が軽減され、スムーズなデバイスの切り替えができます。

個人でオンラインストレージを利用するデメリット

個人でオンラインストレージを利用する際には、デメリットがあることも考慮すべきです。最初に、個人のファイルが無料プランの容量を超えて、有料プランへ移行する場合には、月額または年額が発生するため、ランニングコストを払い続ける必要があります。

次に、データをインターネット上のサーバーに保存することにより、セキュリティ上のリスクが想定されます。これには、サーバーへの不正アクセスやデータの漏洩、サービスを提供するプロバイダーのセキュリティ対策への脆弱性などが考えられます。

そのため、個人情報や機密情報をオンラインストレージに保存する場合は、自身のニーズに合わせて、十分なセキュリティへの対策が配慮されているかを検討することが必要です。

個人向けオンラインストレージの選定ポイント

個人向けオンラインストレージを選ぶ際には、いくつかのポイントを考慮することが大事です。まず、無料の容量がどのくらい提供されているかの確認をしましょう。また、デバイスやOSとの親和性があるかどうかを確認することも必要です。

さらに、将来的にデータ量が増えた場合に、容量をどの位まで増やせるのかなど、拡張性のチェックもポイントになります。ここからは、個人向けオンラインストレージの選定ポイントについて解説します。

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個人向けオンラインストレージの選定ポイント

  1. 無料の容量はどのくらいあるか
  2. デバイス・OSとの親和性を確認
  3. 拡張性を確認

無料の容量はどのくらいあるか

個人向けオンラインストレージを選ぶ際に重要なポイントの一つは、無料で利用できる容量のチェックです。個人ユーザーにおいては、それほど大きな容量が必要ない場合も多いため、無料プランの容量が利用可能な範囲であるかどうかを確認することが重要です。

無料プランで提供される容量は、一般的に数GBから数十GB程度です。この容量が自身の写真や動画、文書などのファイルをバックアップしたり、共有したりするニーズにマッチする十分な容量かどうかをチェックしましょう。

無料プランは保存期間も要チェック

オンラインストレージサービスの多くは、無料プランを提供していますが、その中にはファイルの保存期間に制限を設けているものがあります。そのため、個人がオンラインストレージを利用する際には、保存期間についても確認することが重要です。

また、一部のオンラインストレージサービスでは、無料プランのファイルへのアクセス回数が制限されている場合があります。例えば、1年以上アクセスがないと、ファイルが削除されるといった制限を設けている場合があります。

このような制限に対しては、定期的にファイルにアクセスする必要があり、保存期間を意識してファイルを管理することが求められます。

デバイス・OSとの親和性を確認

個人向けオンラインストレージを選ぶ際の重要なポイントは、デバイスやOSによって同期のしやすさなどが異なることに考慮することです。各サービスは独自のアプリなどを使用しており、これらがデバイスやOSとの親和性に影響を与えることがあります。

そのため、自身が使っているデバイスやOSと親和性が高いオンラインストレージサービスを選ぶことで、データの同期や共有がスムーズに行えます。使い慣れたデバイスやOSと統合されたサービスによって、効率的にデータを管理して作業を行うことができます。

拡張性を確認

個人向けオンラインストレージを選ぶ際には、小容量のプランに申し込んでスタートする場合でも、将来的にファイル容量がアップグレードする可能性を考慮して、どの位まで拡張ができるのかを確認することが大事です。

具体的には、オンラインストレージサービスのウェブサイトや利用規約などを確認して、有料プランへのアップグレードオプションや追加ストレージプランの提供があるかどうかをチェックしましょう。

おすすめの個人向けオンラインストレージ

日本マイクロソフト株式会社

OneDrive

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個人からビジネスに◎Officeを利用中の方におすすめ

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ここがおすすめ!

  • 無料プランから個人・家族向け、ビジネス向けプランなど多彩なプランを提供
  • ExcelやWordなどのOfficeアプリに多く対応
  • 安全に写真や動画のバックアップが行える

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ここが少し気になる…

  • 「ファイル復元」に対応しているが、過去30日以内の時点にのみ戻せる

その他のオンラインストレージの選び方

オンラインストレージを選ぶ際には、注目すべき重要なポイントがあります。1つ目は、料金が適正かどうかの確認です。選んだプランやサービスの料金が、容量や機能に見合った料金設定になっているかどうか、いくつかのベンダーのプランを比較して検討しましょう。

2つ目は、オンラインストレージの同期型か非同期型かの確認です。同期型はリアルタイムでデータ同期が可能で、ファイルの変更や追加が即座に反映されます。一方、非同期型は手動で同期する必要があるため、事前にどちらのタイプかをチェックしましょう。

また、その他の比較ポイントとして、編集権限機能やプレビュー・直接編集は可能かどうか、セキュリティ性の確認などをチェックすることが大事です。これらの項目を確認することにより、セキュリティや共同作業の効率性や安全性を向上させることができます。

【重要なポイント2つ】

  1. 料金は適正か
  2. 同期型か非同期型か

【その他の比較ポイント】

  1. 編集権限機能をチェック
  2. プレビュー・直接編集は可能か
  3. セキュリティ性を確認

まとめ

オンラインストレージは、インターネットを通してデータの保存や共有、アクセスするためのサービスです。最近では、個人向けのオンラインストレージサービスも増えており、ユーザーはPCやスマートフォンなどからインターネット経由でアクセスできます。

個人のオンラインストレージの活用により、データを安全に保存して、複数のデバイス間で場所を選ばず効率的にアクセスできるため、個人やビジネスにとって重要なツールとなっています。

個人のオンラインストレージを選ぶ際には、料金の適正性を確認して自身のニーズに合ったプランを選び、効率的にファイルにアクセスして生産性を向上させましょう。

・参考:オンラインストレージ2社比較!クラウドの容量や料金、個人法人などを紹介!

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