大企業向けおすすめ勤怠管理システム13選|大手企業の出退勤管理に
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- 勤怠管理システムの導入で勤怠状況の把握や法令遵守に繋がる
- 気になるシステムは資料請求をして比較検討しよう
従業員の多い大企業や大手企業ほど、勤怠管理システムの導入は必須です。本記事では大企業向けおすすめ勤怠管理システムを徹底比較。カスタマイズ性の高い勤怠システムや、中小企業でも使えるソフト、導入シェアの高い人気の勤怠管理ソフトも紹介します。
勤怠管理を行う人事担当者や経営者の方にとって、自社に最適な勤怠管理システムを判断するのは容易ではありません。勤怠管理は企業運営において極めて重要な業務であり、正確かつ効率的に行うことが求められます。
目次
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勤怠管理システムの始め方
勤怠管理ソフトの多くは資料請求をすることで、運用を開始できます。これは公式サイトから検討した場合も同様です。本サイトでは複数のサービスをまとめて比較・資料請求できます。資料請求は無料なので、複数の製品を比較して自社に最適な勤怠管理ソフトを選びましょう。
大企業向けおすすめ勤怠管理システム13選
ここでは、数ある勤怠管理システムを比較して分かった、大企業向けおすすめ勤怠管理システムを紹介します。 製品の特徴も紹介しているので、資料請求と合わせて自社に最適なサービスを検討しましょう。
大企業向け勤怠管理システムおすすめ13選
人事労務もカバー|大企業向け勤怠管理システム6選
人事労務もカバー|大企業向け勤怠管理システム比較一覧表
特徴 | 直感的な操作性で初心者でも簡単に使える | シリーズ連携でバックオフィス全体を支える | 大企業シェアNo.1の勤怠管理システム | 従業員本人が休暇の取得状況を把握できる | 複数の拠点の勤怠管理にも対応 | 専門スタッフによる丁寧なサポート体制 |
月額料金 | 月額300円 ×利用者数 | 月額 2,980円〜 | 要問合せ | 月額350円 ×利用者数 | 要問合せ | 要問合せ |
お試し | 30日間
| 30日間 | – | – | – | 体験版 |
jinjer株式会社
ジンジャー勤怠
詳しい料金プランや利用イメージは
「サービス詳細」をClick!
GOOD
ここがおすすめ!
- 初期設定から定着まで電話・チャット・WEBなどでサポート
- 24時間365日お問い合わせ可能
- スマホアプリ対応で場所を問わず簡単に打刻ができる
- 月末の締め日に見直すだけで簡単に勤怠管理ができる
- 個人だけでなくチーム全体の勤怠管理ができる
MORE
ここが少し気になる…
- スマホアプリだと申請や修正画面がわかりにくい
サービスの料金や評判・口コミは
「サービス詳細」をクリック!
GOOD
ここがおすすめ!
- 直感的な操作がしやすく管理側・従業員側ともに使いやすい
- マネーフォワードシリーズを利用している企業は連携が非常に楽
MORE
ここが少し気になる…
- 申請画面がわかりにくい
- メールでの通知機能がなくホーム画面でしかアラートが出ない
株式会社ネオレックス
キンタイミライ(旧:バイバイタイムカード)
詳しい料金プランや利用イメージは
「サービス詳細」をClick!
GOOD
ここがおすすめ!
- 企業の就業形態にに合わせて柔軟な勤怠管理が可能
- 複数の拠点からアクセスしても操作の遅延が少ない
- 勤務時間の過不足や残休暇数などがひと目で把握出来る
- 導入後も万全のサポート体制で、トラブルが起きた際の対応もスムーズ
MORE
ここが少し気になる…
- 拠点ごとの管理がわかりづらい
- スマホやタブレットでの操作は不向き
株式会社 ソリューション・アンド・テクノロジー
WiMS/SaaS
GOOD
ここがおすすめ!
- 従業員の勤務時間や雇用形態に柔軟に対応できる豊富な機能
- プロジェクト工数管理機能により部署の業務改善や、残業時間の短縮に
- 過重労働アラート機能により適切な勤務管理と従業員の健康管理に
- スマホ対応
MORE
ここが少し気になる…
- エラー解消時の対処方法がわかりにくい
- スマホ版は操作できるメニューが制限されている
株式会社Works Human Intelligence
COMPANY 勤怠管理システム
詳しい料金プランや利用イメージは
「サービス詳細」をClick!
GOOD
ここがおすすめ!
- シンプルな設計で、申請や管理の際も直感的に使えるUI
- 勤怠管理から給与・評価まで一貫して行えて作業の効率化に有効
- 社員数や業種に関わらず使いやすい柔軟性のよさ
MORE
ここが少し気になる…
- 目安の金額でも問い合わせる必要がある
アマノビジネスソリューションズ株式会社
CYBER XEED 就業
GOOD
ここがおすすめ!
- 担当SEつきで導入前後のサポートが手厚く、経験が浅くても柔軟に規模拡大の対応ができる
- 働き方改革に力を入れていて従業員の勤怠を漏れなく管理しやすい
MORE
ここが少し気になる…
- PC操作前提でスマホでの操作性が悪く、打刻エラーにも気付きにくい
勤怠管理に特化|大企業向け勤怠管理システム3選
勤怠管理に特化|大企業向け勤怠管理システム比較一覧表
特徴 | 登録人数無制限の定額制勤怠管理システム | 豊富な打刻方法で業種や雇用形態を問わない | 独自のタイムレコーダーで安定したシステム稼働 |
月額料金 | 月額〜9,800円 (人数無制限) | 月額300円 ×利用者数 | 月額300円 ×利用者数 |
お試し | ◯
| 30日間 | 30日間 |
株式会社庚伸
Dr.オフィスLookJOB2
GOOD
ここがおすすめ!
- 登録人数無制限の定額制勤怠管理システム
- 退社した従業員のアカウントも削除する必要がなく、永久に保持できる
- 雇用形態や従業員数が多い飲食店や、従業員の入れ替わりが多い医療・介護業界にもおすすめ
- 導入時や導入後のサポートが丁寧
- 「奉行シリーズ(OBC)」との連携が可能
MORE
ここが少し気になる…
- 導入後1年間は途中解約ができない
- マニュアルやQ&Aが充実しておらず担当者への問い合わせが必要になる
株式会社ヒューマンテクノロジーズ
KING OF TIME
詳しい料金プランや利用イメージは
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GOOD
ここがおすすめ!
- 20種類の豊富な打刻方法と5カ国の言語・タイムゾーン対応で就業形態を問わず使える
- シンプルなUIと機能性で従業員への教育コストがかからない
- アラート機能や自動通知機能で労基法違反を防げる
- 残業などの時間外労働や休日勤務の把握がしやすい
- サポート体制やサービスが手厚く、企業や担当者に合わせたサポート体制を作れる
MORE
ここが少し気になる…
- 起動の速さや操作性はPCのスペックに左右される
サービスの料金や評判・口コミは
「サービス詳細」をクリック!
GOOD
ここがおすすめ!
- スマホやPC・ICカード・指紋認証等で簡単に打刻ができる
- 画面がシンプルで操作が簡単にできる
- サポートやオペレーターの対応が丁寧
MORE
ここが少し気になる…
- 各種申請後の通知や打刻漏れ等の通知機能がない
- 打刻ミスの修正は管理者側で行う必要がある
- 特殊な勤務形態の場合設定が複雑
中小企業などさまざまな規模に対応した勤怠管理システム4選
中小企業などさまざまな規模に対応した勤怠管理システム比較一覧表
特徴 | 低コストで人事労務全体をカバーしたい企業に | 必要な機能をカスタマイズして使える | 多様化する働き方や労務リスクに対応 | 高いカスタマイズ性で大企業への導入実績も多い |
月額料金 | 月額300円 ×利用者数 | 月額200円 ×利用者数 | 要問合せ | 月額400円 ×利用者数 |
お試し | –
| 30日間 | – | 体験版 |
freee株式会社
freee勤怠管理Plus
詳しい料金プランや利用イメージは
「サービス詳細」をClick!
GOOD
ここがおすすめ!
- 小規模法人や中小企業向けのシンプルな機能を不自由なく使える
- 1時間1分単位での時間休取得が可能
- GPSの勤怠管理に対応し直行直帰やテレワークでの打刻にも
- 給与計算もできるfreee人事労務と連携することで人事労務全般がカバーできる
MORE
ここが少し気になる…
- 低コストで導入できるが初期設定に手間がかかる
- 連携できるサービスが少ない
詳しい料金プランや利用イメージは
「サービス詳細」をClick!
GOOD
ここがおすすめ!
- プランが豊富で「出勤管理・シフト管理・休暇申請管理・工数管理」の4つの機能から組み合わせて選べるカスタマイズ性の高さ
- 「工数管理機能」を備えており、自社にあった納期の把握と共有の簡素化ができる
- Slack対応で打刻と合わせて始業や就業のタイミングを把握できる
- 医療機関の業種に特化した打刻方法を搭載
MORE
ここが少し気になる…
- 打刻ミスの修正は管理者側で行う必要がある
- シフト変更の管理が難しい
詳しい料金プランや利用イメージは
「サービス詳細」をClick!
GOOD
ここがおすすめ!
- クラウド型とオンプレミス型対応で企業のニーズに合わせて柔軟に導入できる
- TOP画面で必要な情報とやるべき業務が把握でき直感的な操作に繋がる
- 専門SEによる導入サポートでストレスフリーな運用へ
MORE
ここが少し気になる…
- 有給休暇申請など申請機能のメニューがわかりにくい
- UIが気になるなどの口コミも
GOOD
ここがおすすめ!
- あらゆるサービスと連携が行えて、より便利に活用できる
- 入退館・PCログなどの「客観ログ連携」機能を搭載
- リモートワークや英語にも対応し、幅広く利用可能
MORE
ここが少し気になる…
- 連携や有償オプションを利用しないと使えない機能も多い
【比較表】おすすめの大企業向け勤怠管理システム
サービスの特徴を詳しく見る その他のおすすめ勤怠管理システム勤怠管理システムとは
勤怠管理システムとは、従業員の出退勤や労働時間を正確に記録・管理できるソフトウェアです。主な機能として、出退勤の打刻や記録・休暇の申請や管理・残業計算・シフト管理などが含まれます。
従来の勤怠管理は、タイムカードや紙の勤務表・Excelなど手作業によるものが一般的でした。しかし、近年ではコロナによるテレワークの普及や働き方改革の促進により、多様化した働き方に対応できる正確で柔軟な勤怠管理システムが求められるようになりました。
※ 出典:総務省 情報流通行政局情報通信政策課情報通信経済室『デジタル・トランスフォーメーションによる経済へのインパクトに関する調査研究の請負』
実際にテレワークなどの多様な働き方に対応するため、多くの企業で勤怠管理システムの導入が進んでいます。総務省が公表した調査*によると、2020年度に勤怠管理ソリューションを導入している企業は29.6%と、前年度よりも1.6%上昇し、今後も上昇する見込みです。
勤怠管理システムとは?機能やメリット・デメリット、導入手順も解説
勤怠管理システムは、従業員の出退勤の時間や労働時間を適切に管理できるシステムです。給与計算など他システムとも連携でき、業務の効率化や不正打刻の防止にも役立ちます。本記事では、勤怠管理システムの機能やメリット・デメリット、選び方などを解説しています。
大企業における勤怠管理の課題
勤怠管理業務は複雑で、管理担当者にとっては大きな負担になりがちです。特に、大企業は従業員数や会社規模の大きさから、勤怠管理において抱える課題が多いでしょう。ここでは、大企業の勤怠管理の課題を解説します。
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大企業における勤怠管理の課題
大規模な企業は勤怠状況が把握しにくい
大規模な企業は、従業員数や部署の数も多く、それだけ勤怠状況が把握しにくくなります。例えば、従業員全員が毎日必ず同じ時間に勤務するとは限らず、想定外の遅刻や早退、欠勤がある場合が考えられるでしょう。
よって、従業員の健康管理のため、時間外労働にも細心の注意を払うことが求められます。大規模な企業であるほど、従業員数が多いことで業務が煩雑になり、一人ひとりの勤務状況の把握が困難になることが大きな課題の1つです。
人事の業務負担が大きい
大企業・大手の企業は重要な取引先が多く、正確かつ膨大な作業が発生するため、勤怠管理を担当する人事にとっては業務負担が大きくなります。1つのミスが、従業員の賃金や健康管理、法令の遵守にまで影響するため、小さなミスも許されません。
人的な作業量が多い場合、その分業務に対するプレッシャーも大きく、勤怠管理に関しても苦労する人事担当者も多いでしょう。
大企業向け勤怠管理システムのメリット
大企業の勤怠管理には、勤怠管理システムの導入がおすすめです。多くの従業員を抱える企業にとって、正確かつ作業効率の上がる勤怠管理方法の一つの解決策です。ここでは、大企業に勤怠管理システムの導入がおすすめな理由を紹介します。
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大企業に勤怠管理システムの導入がおすすめの理由
適正な勤怠管理を行える
勤怠管理システムの導入により、従業員が打刻した勤怠データをもとに勤務時間が自動的に計算されます。それにより、遅刻や欠席者の正確な把握や時間外労働の管理まで、正確かつ簡単に行うことができます。
特に、時間外労働は従業員の健康管理として36協定に労働時間の上限が定められているため、規定内の労働時間に収めなければなりません。そこで、勤怠管理システムを活用することにより、法令を遵守して健全な労働環境を作ることが可能です。
参考:36協定で定める時間外労働及び休日労働について留意すべき事項に関する指針|厚生労働省
多様な働き方に対応できる
勤怠管理システムは、近年浸透しているテレワークや、フレックスタイム制などの多様な働き方に対応できます。働き方が多様化した分、勤怠管理は複雑になりましたが、従業員の勤務形態に関する情報を登録しておけば、勤務形態に合わせて自動計算が可能となります。
業務を効率化する
勤怠管理システムは、勤怠管理に関わる様々な機能が備わっていることで、業務の効率化が行えます。ここでは、管理者側と従業員側に分けて、業務の効率化ができる部分を解説します。
管理者側
管理者側は、一人ひとりの従業員の勤怠状況を把握してExcel(エクセル)などのソフトに入力する作業が省略できます。また、入力作業のほかにも、有給などの各種申請に関する承認作業をオンライン上で完結できる手軽さがあります。
なお、法改正に関しても、勤怠管理システムに法改正のアップデート機能が備わっています。よって、管理者側の移行作業が不要となるため、この点でも作業が簡略化できるメリットだと言えるでしょう。
従業員側
従業員にとっては、自身のタイムカードの管理が不要で、簡単に出退勤ができます。出社までの動線が簡略化されることで、余裕を持って出勤できるでしょう。
また、勤怠に関して正確なデータを記録できることによる安心感を得られるだけでなく、テレワークにおいても、時間を遵守して規則正しい勤怠管理を行えます。その結果、業務への取り組みに対する意欲も高まり、生産性の向上にも期待できます。
勤怠データが活用できる
記録された勤怠データを、給与計算ソフトや労務管理システムなどの外部のソフトと連携し、勤怠データを活用できます。給与の計算の作業も省けるため、大幅な業務効率の向上が期待できます。
また、勤務データを可視化することで、残業が多い部署を特定し、人材配置の見直しや採用活動の参考にできます。
大企業向けおすすめ勤怠管理システムを見る大企業向け勤怠管理システムを選ぶ際の注意点
勤怠管理システムの導入を検討する際、いくつかの注意点があります。特に、大企業の場合はコスト面でも大きな出費となるため、ここで解説する注意点を認識しておきましょう。
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大企業が勤怠管理システムを選ぶ際の注意点
大勢の従業員が使いやすいシステムか
勤怠管理システムに限らず、大企業の場合はシステムを利用する人数が多く、その一人ひとりが使いやすいシステムでなければ、導入後の混乱を招く場合があります。よって、誰でも使いやすいシステムであるかを、無料トライアルなどを活用して確認しましょう。
また、近年ではリモートワークの推進などにより、勤務形態も著しく変化し、それに対応した勤怠管理システムの導入が求められています。そのような背景からも、従業員がどこにいても使いやすいシステムかどうかを比較検討する必要があります。
他のシステムと連携可能か
検討する勤怠管理システムが、現行の他のシステムと連携が可能かも確認しましょう。給与計算ソフトや労務管理システムなど、現在運用しているシステムと連携することで、さらなる業務の効率化を図ることができます。
管理する従業員やデータが多い大企業であるほど、日頃の業務で運用するシステムの数は多くなります。それらのシステムと連携することで、大きな費用対効果を得られるでしょう。
カスタマイズ性が高いか
勤怠管理システムを運用する上で、導入時はこれで良いと思っていた機能でも、業務の方針によって新たに必要な機能が増えてくる場合があります。そこで、できる限り導入後のカスタマイズ性が高い勤怠管理システムを選ぶことをおすすめします。
カスタマイズ性が高い製品は、それだけコスト面でも高くなってしまう傾向にありますが、大企業であるほど企業の経営方針は変わりやすいです。よって、システム自体の変更がしにくい導入後より前から、将来の経営ビジョンも見据えながらシステム選びを行いましょう。
サポート体制が十分に備わっているか
システム選びの際は、サポート体制が十分に備わっているかもしっかりと確認しておきましょう。例えば、急なトラブルが発生した際、大企業であるほどその混乱は大きくなり、他システムと連携している場合はさらに業務被害が大きくなってしまいます。
大企業であれば、専門的な知識を持った人材を有している可能性は高いですが、その人材が常に在籍しているとは限りません。よって、休日・時間外でも対応可能であったり、有料版の場合はどのようなサポート体制を備えているかだったりを、入念に確認しましょう。
勤怠管理システムの選び方
勤怠管理システムを選ぶ際には、まず勤怠システム導入に対する効果や解決したい自社の課題を明確にしてから、システムを選びましょう。
勤怠管理システムを選ぶポイント
前提|勤怠管理に関する自社の課題を整理する
勤怠管理システムを比較する際に、まずは勤怠管理に関する自社の課題を整理しましょう。
一口に勤怠管理システムと言っても「対応している打刻方法」や「機能の柔軟性」「連携できるシステム」などが各社の製品で異なります。そのため自社の勤怠管理に関する課題を整理することで、必然的に必要な勤怠管理システムの特徴が見えてきます。
提供形態
勤怠管理システムの提供形態は「クラウド(SaaS)型」と「オンプレミス型」の2種類に分けられます。
クラウド型は、インターネット経由でシステムにログインできる勤怠管理システムです。インターネット接続があればどこからでもアクセス可能なため、テレワークにも対応しやすいです。導入コストが低く手軽に始めやすいので、近年主流の勤怠管理システムになっています。
オンプレミス型は自社のサーバーにソフトウェアをインストールして管理する勤怠管理システムです。初期費用や導入コストがかかるものの、セキュリティが高く機能性にも優れているので、長期的に見てコストが安い勤怠管理システムとも言えます。
クラウド型とオンプレミス型がどちらに適しているかは、企業規模や就業形態・予算・セキュリティ対策などによって異なります。基本的に初めて勤怠管理システムを導入するという企業はクラウド型からの運用をおすすめします。
打刻の方法やツール
従業員の勤怠状況に適した打刻方法を採用している対応しているシステムを選ぶことも重要です。例えば、店舗での接客業や工場などは決まった時刻に出社するため、入退室方式の打刻が適しています。
一方、現場への直行直帰が多い場合やリモートワークを導入している場合は、社外での打刻にも対応していることが必須条件となります。スマホなどでログインして出退勤打刻を行うものや、GPS機能を備えたものなどさまざまな打刻方法の中から自社に適したものを選ばなければなりません。
打刻方法が合っていないと正確な勤務状況を記録できず、確認作業や個別対応が発生し労務管理の負担が増えてしまいます。また、打刻の不正にも繋がるため、よく確認してから導入しましょう。
モバイルGPS打刻
モバイルGPS打刻とは、従業員がスマートフォンなどの端末を使って出退勤打刻を行う際、GPSの位置情報を同時に取得できる機能です。出退勤の情報だけでなく、打刻した時点でどこにいたかの情報を記録できるのが特徴です。
外回りなど社外での勤務を行う機会が多いと、実際に何時から勤務を開始しているか把握しにくい場合があります。モバイルGPS打刻機能のあるシステムを使うと、打刻の時点で取引先に到着しているかなどの情報を把握できます。
モバイルGPS打刻は、直行直帰型のサービスや長距離ドライバーなどの勤怠管理が難しいとされてきた業種にも対応できる新たな勤怠管理方法として注目を集めています。一方で、従業員が心理的な負担を感じやすい面もあり、配慮が必要となる場合もあります。
生体認証打刻
生体認証打刻とは、スマートフォンの顔認証や指紋認証と同様に、体の一部を認証に使用して勤怠打刻を行うことです。IDカードやタイムカードのような紛失リスクがなく、他人が代わって打刻を行うなどの不正を防止できます。
瞳の虹彩や網膜に加え、指や掌の静脈で認証を行うものなどさまざまな種類があります。パスワードの入力などに比べて高い認証効果を得られる一方で、従業員側が生体情報を取得されることに抵抗を感じる場合もあります。
ICカード打刻
ICカード打刻とは、専用のカードリーダーとICカードを用いて勤怠打刻を行うシステムです。ICカードをかざすだけで打刻が完了する非接触タイプのものが多く、スムーズに出退勤打刻を行えます。
ICカード打刻はカードを配布するだけで手軽に導入できますが、カードの紛失には注意が必要です。
入退室管理システム連動打刻
入退室管理システム連動打刻とは、入退室の記録と出退勤の打刻を連携できる打刻方法です。出退勤の打刻を行う前後にサービス残業を行うなど、実労働時間と申告内容の乖離を防ぐ効果があります。
入退室管理システムはオフィスの扉などに設置されるものや、扉の施錠・解錠で記録が行われるものなど種類が豊富です。建物や設備の状況によっては取り付けが難しい場合もあるので、事前の確認をおすすめします。
必要な機能とカスタマイズ性
勤怠管理システムによって搭載されている機能は大きく異なります。勤怠管理に関する自社の課題を解決してくれる機能があるか、またその機能が就業規則に沿って細かく設定できるのか、必要な機能とカスタマイズ性を確認しましょう。
給与計算など他システムとの連携
勤怠管理システムは給与計算や労務管理システムと連携させることで、更なる効率化に繋がります。現在利用している他サービスがある場合は、それらのサービスとなるべく加工をせずに連携できるものを選びましょう。
法改正への対応
勤怠管理システムを導入するには、労働関連の法改正に対応していることも必須の条件となります。常に最新の法改正にアップデートしてくれるシステムなら、超過勤務のルールや残業単価の計算方法などに変更があった場合も自動で対応してくれます。
働き方改革によって勤怠管理に求められる条件が厳しくなり、残業時間の超過によって罰則が課される場合もあります。残業時間超過アラートなどの機能を備えたシステムを選ぶことで、リスクを事前に回避できます。
システムのセキュリティ
勤怠管理システムは従業員の個人情報を管理します。安全で安定した稼働をするためにも、データ通信の暗号化や自動バックアップの有無など、セキュリティ対策を確認しておきましょう。
操作性とサポート体制
勤怠管理システムは使用頻度が高いため、従業員や担当者にとって使いやすいかどうかも重要なポイントです。全く同じ機能を備えていても、表示がわかりにくく打刻を間違えてしまっては管理に負担がかかってしまいます。
出退勤時刻の打刻だけでなく、勤怠データの取り込みやシステム連携などの複雑な操作が簡単にできるかどうかも確認しておきましょう。休暇の申請や残業時間などの確認をスムーズに行えるかどうかもチェックするべき項目です。
また、通常と異なる操作や対応が必要になったとき、サポート体制が充実しているシステムならスムーズに問い合わせできます。万が一の故障や不具合があったとき、どのようなサポートが受けられるのかを事前に確認しておくと安心です。
無料トライアルがあると操作性を確認しやすい
一度導入した勤怠管理システムを変更する場合、従業員への周知や業務フローの変更など多くの労力がかかります。慎重に導入を進めたいなら、実際のシステムをお試しで利用できる無料トライアルがおすすめです。
無料トライアルの期間はシステムによって異なりますが、1ヶ月や2ヶ月などのものを選ぶと月次の処理を一通り体験できます。トライアル期間の長さにも注目して選んでみましょう。
大企業向けおすすめ勤怠管理システムを見る勤怠管理システムの導入費用・相場
勤怠管理システムの費用相場は、システムのタイプによって異なります。以下では、初期費用や運用費用など導入にかかる費用相場をタイプ別に紹介します。
初期費用 | 運用費用 | |
---|---|---|
オンプレミス型 | 300,000円~1,500,000円程度 | 300,000円〜350,000万円/月 |
クラウド型 | 0~500,000円程度 | 200円から10,000円/月 (従業員1人あたり) |
オンプレミス型の場合
オンプレミス型の初期費用は、300,000円~1,500,000円程度とかなり高額です。イチからシステムを開発しなければならないため、人件費もかかります。運用費も月額300,000円〜350,000万円程度ですが、クラウド型と違いオンプレミス型は、従業員数に関わらず運用費用は一定なため、使用する人数によっては高額とならない場合もあります。
オンプレミス型の多くは買い切りため、システム利用に関する料金はかかりません。しかし、あくまでもシステムを利用するための料金がかからないだけで、運用にはコストがかかります。費用対効果を加味しながら、導入を検討しましょう。
クラウド型の場合
クラウド型の初期費用は、0~500,000円程度です。オンプレミス型よりも安い費用で、中には初期費用をかけずに利用できるシステムもあり、予算を抑えたい企業に向いています。しかしクラウド型は、従業員の数に応じて運用費用が決まる従量料金制のため、場合によっては費用が高額になるケースもあります。
機能の自由度も低い傾向にあるため、初期費用だけでなく導入費用も加味した上で検討しましょう。
勤怠管理システムの費用相場は?オンプレミス型・クラウド型の違いとは
勤怠管理システムには多種多様な種類があるため、自社に適したものをどう選ぶべきかわからない方や、価格面に関する疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。この記事では、勤怠管理システムの費用相場について、種類による違いや費用対効果などを詳しく解説します。
業界シェアが高い勤怠管理システム人気ランキング
ここでは、株式会社PIGNUSが行った調査結果*を元に、業界シェアの高い勤怠管理システムをランキング形式で紹介します。勤怠管理システムを検討する際に、ぜひ役立ててください。
※株式会社PIGNUS「クラウド勤怠管理システム市場シェア調査」
1位:ジンジャー勤怠
jinjer株式会社
ジンジャー勤怠
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ここがおすすめ!
- 初期設定から定着まで電話・チャット・WEBなどでサポート
- 24時間365日お問い合わせ可能
- スマホアプリ対応で場所を問わず簡単に打刻ができる
- 月末の締め日に見直すだけで簡単に勤怠管理ができる
- 個人だけでなくチーム全体の勤怠管理ができる
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ここが少し気になる…
- スマホアプリだと申請や修正画面がわかりにくい
ジンジャー勤怠はシンプルなUIと画面表示で誰でも簡単に勤怠管理が行えます。勤務実績や申請等を一覧で確認できるため、従業員の未打刻や遅刻・早退・申請の承認漏れに対して迅速に対応できます。
株式会社PIGNUSの調査によると、勤怠管理システムを導入している企業の9.8%はジンジャー勤怠を利用しています。個人事業主や中小企業・大企業の利用率も高く、企業規模を問わず幅広く利用できる人気の勤怠管理システムです。
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シリーズ累計登録社数 18,000社!
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2位:ジョブカン勤怠管理
詳しい料金プランや利用イメージは
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ここがおすすめ!
- プランが豊富で「出勤管理・シフト管理・休暇申請管理・工数管理」の4つの機能から組み合わせて選べるカスタマイズ性の高さ
- 「工数管理機能」を備えており、自社にあった納期の把握と共有の簡素化ができる
- Slack対応で打刻と合わせて始業や就業のタイミングを把握できる
- 医療機関の業種に特化した打刻方法を搭載
MORE
ここが少し気になる…
- 打刻ミスの修正は管理者側で行う必要がある
- シフト変更の管理が難しい
ジョブカン勤怠管理システムは、シリーズ累計導入実績25万社を超える勤怠管理システムです。出勤管理やシフト管理など4つの機能から自由にカスタマイズして利用できるほか、無料プランも提供しているので、企業規模や勤務形態を問わず利用できます。
株式会社PIGNUSの調査によると、勤怠管理システムを導入している企業の9.5%はジョブカン勤怠管理を利用しています。中でも中堅企業の利用率が高く、シリーズ連携やSlack連携など豊富な連携機能でバックオフィス全体をサポートできるため、法人向けの勤怠管理システムとして特におすすめです。
3位:TimeProシリーズ
詳しい料金プランや利用イメージは
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GOOD
ここがおすすめ!
- クラウド型とオンプレミス型対応で企業のニーズに合わせて柔軟に導入できる
- TOP画面で必要な情報とやるべき業務が把握でき直感的な操作に繋がる
- 専門SEによる導入サポートでストレスフリーな運用へ
MORE
ここが少し気になる…
- 有給休暇申請など申請機能のメニューがわかりにくい
- UIが気になるなどの口コミも
アマノビジネスソリューションズ株式会社
CYBER XEED 就業
GOOD
ここがおすすめ!
- 担当SEつきで導入前後のサポートが手厚く、経験が浅くても柔軟に規模拡大の対応ができる
- 働き方改革に力を入れていて従業員の勤怠を漏れなく管理しやすい
MORE
ここが少し気になる…
- PC操作前提でスマホでの操作性が悪く、打刻エラーにも気付きにくい
GOOD
ここがおすすめ!
- 初期費用0円かつ1名あたりの費用が安く、無駄がないシンプルな機能
- スマホやタブレットから打刻ができ、出張・外回り先でも対応可能
MORE
ここが少し気になる…
- 費用が安くシンプルな分管理画面はPCのみで、カスタマイズやweb明細機能には対応していない
「TimePro-VG」や「CYBER XEED」「CLOUZA」など複数の勤怠管理システムを展開するTimeProシリーズは、企業規模や費用に合わせて複数のラインナップから選択できるのが特徴です。
株式会社PIGNUSの調査によると、勤怠管理システムを導入している企業の8.3%はTimeProシリーズを利用しています。TimeProシリーズは特に大企業や中堅企業など法人での利用率が高く、正社員やパート・アルバイトなどの雇用形態や、変形労働時間制・フレックス勤務などの複雑な就業管理にも対応しています。
大企業向けおすすめ勤怠管理システムを見るその他のおすすめ勤怠管理システム
GOOD
ここがおすすめ!
- 初期費用0円かつ1名あたりの費用が安く、無駄がないシンプルな機能
- スマホやタブレットから打刻ができ、出張・外回り先でも対応可能
MORE
ここが少し気になる…
- 費用が安くシンプルな分管理画面はPCのみで、カスタマイズやweb明細機能には対応していない
GOOD
ここがおすすめ!
- 5名から使えて無料トライアルも60日と長く、機能や使い心地をじっくり検討できる
- CSVやExcel出力だけでなく、サイボウズ社やコラボスタイル社との外部連携も充実
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ここが少し気になる…
- 最低5名の縛りがあり、最大料金の設定もないので人数によっては割高になる
GOOD
ここがおすすめ!
- 「楽楽清算」との連携が可能で、勤怠管理から旅費交通費精算などの経費管理を一貫して行える
- サポート体制が手厚く、初期設定はもちろん、運用後も見直しや改善の提案をしてくれる
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ここが少し気になる…
- 1ユーザーごとの価格ではなく、利用人数が少ないと割高になる
GOOD
ここがおすすめ!
- 「入室・退室時刻連携」や「パソコンログイン・ログアウト時刻記録」が使える
- 法令や働き方改革にも対応し、打刻との乖離チェックにより人件費削減とコンプライアンスの両立を目指せる
MORE
ここが少し気になる…
- 打刻方法・機能のオプションや金額は問い合わせをしないと分からない
株式会社ニッポンダイナミックシステムズ
e-就業OasiS
詳しい料金や利用イメージは
「サービス詳細」をClick!
GOOD
ここがおすすめ!
- 環境構築はマスタ設定のみのため、短期間で素早い運用ができる
- 固定勤務・フレックス勤務・時給勤務に対応し、社員ごとに勤務パターンの設定が行える
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ここが少し気になる…
- 英語表示切替機能・プロジェクト工数管理機能はオプション扱いとなる
まとめ
会社規模が大きく従業員数が多い大企業は、従業員の勤務状態が把握しづらく、管理が複雑になります。毎日膨大な作業や正確さが求められる中で、従業員の役職だけでなく、賃金や時間外労働は法令の規定を守らなければならず、業務へのプレッシャーも大きいはずです。
しかし、勤怠管理システムを導入することで、従業員数の多い大企業でも、一人ひとりの勤務状況が把握でき、正確な計算や法改正への対応まで行えます。その結果、管理側と従業員双方の作業効率が上がり、生産性の向上が期待できるでしょう。
勤怠管理システムを導入する際は、本記事で紹介した内容やポイントを参考に、自社に適切な勤怠管理システムを選びましょう。さらに、紹介した内容以外にも、他社でどのくらい使用されているか、シェア率などを確認し、信頼性の高いシステム選びをすると安心です。
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