JCB一般とゴールドカードを比較|優待の差や使いこなすポイントとは

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Check!

  • JCB法人カードはライフスタイルに合わせて一般・ゴールドを相互切替して利用できる
  • JCB法人カードは複数のETCカードの精算を1つに集約でき業務効率化も図れる
  • JCBゴールドの付帯保険内容は数多のゴールドカードの中でもトップクラス

法人カードを導入したいけれど、JCB一般とゴールドに違いはあるのか、今回はその疑問に徹底的にお答えします。2023年3月以降に改正した部分も含め、JCB法人カードだからこそ得られるメリット、お得な優待の使いこなしポイントも解説していきます。

目次

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  1. JCB【一般】と【ゴールド】どんな違いがあるのか
  2. JCB一般・ゴールドの基本情報比較表
  3. JCB法人カードを利用するメリット
  4. 一般・ゴールドカードの違いをピックアップ
  5. ゴールドカードの方が審査難易度が高いとは一概に言えない
  6. 結局どちらが合う?一般orゴールドがおすすめなのはこんな方
  7. JCB法人カードをお得に使いこなすポイント
  8. よくある質問
  9. まとめ

JCB【一般】と【ゴールド】どんな違いがあるのか

国内シェア率が約30%を誇るJCBで法人カードを作りたいと思っているけれど、一般とゴールドにどんな違いがあるのか、年会費がどうしてこんなに差があるのかと気になる方も多いと思います。

今回はそんな「JCB一般法人カード」「JCBゴールド法人カード」を細部まで徹底比較していきます。高額な年会費にどんなメリットがあるのか、またJCB法人カードを使いこなすちょっとしたテクニックもあわせてご紹介していきます。

今回ご紹介するカードはこちら

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  • 国内の買い物にはショッピング保険がつかない
  • 分割払いはできないのでその点を念頭に置いておく必要がある
  • 利用限度額が大きくない

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ここが少し気になる…

  • 法人確認書類の郵送が必要で発行に時間がかかる
  • 貯めたポイントのマイル移行不可

JCB一般・ゴールドの基本情報比較表

まずはJCB一般・ゴールドの基本情報を比較していきましょう。付帯保険の補償内容については「一般・ゴールドカードの違いをピックアップ」で詳しく比較しています。

カード名称JCB一般法人カードJCBゴールド法人カード
年会費(初年度)初年度年会費無料 ※1
(オンライン入会の場合)
初年度年会費無料 ※1
(オンライン入会の場合)
年会費(2年目以降)次年度以降:1,375円(税込)次年度以降:11,000円(税込)
追加・家族カード1,375円(税込)
 ※1枚目のカードの年会費が無料の場合、追加のカードも無料。
3,300円(税込)
 ※1枚目のカードの年会費が無料の場合、追加のカードも無料。
入会資格法人または個人事業主
    ※カード使用者は18歳以上の方が対象。
法人または個人事業主
    ※カード使用者は18歳以上の方が対象。
ポイント還元率0.5~10.0%
※2
0.5~10.0%
※2
ETC無料(複数枚発行可能)無料(複数枚発行可能)
電子マネーQUICPayQUICPay
海外旅行傷害保険最高3,000万円 ※3最高1億円 ※3
国内旅行傷害保険最高3,000万円 ※3最高5,000万円 ※3
国内・国外航空機遅延保険2~4万円限度 ※3
ショッピングガード保険【海外】最高100万円
【国内】-    ※3
【海外】最高500万円  
【国内】最高500万円 ※3
\業界初/
サイバーリスク保険
50万円 ※375万円 ※3
優待・付帯サービス会計ソフト連携会計ソフト連携
空港ラウンジサービス
※1 お切り替えの方は初年度年会費無料の対象となりません。
※2 1,000円で1ポイント、1ポイント=3~5円(所定の審査あり)
※3 2023年4月1日より、一部保険の適用条件が改正となりました。各種保険詳細(保険期間・適用条件など)はカード付帯保険のご案内サイトからご確認ください。

参考:カード自動付帯保険のご案内

JCB法人カードを利用するメリット

JCB法人カードを利用するメリットはさまざまありますが、今回は特に注目したいメリット3点をご紹介します。法人カードを利用するメリットは数々耳にしている方でも、新たな活用法が見つかるかもしれません。

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業界初のサイバーリスク保険でトラブルへも未然に対策

JCB法人カードでは、業界初のサイバーリスク保険が付帯しています。年々増えるサイバー攻撃は手口も巧妙化しており、専門知識を伴った対策が必須です。

リスク診断を行うことで、インシデント前から適切な対策方法を知ることができます。JCB法人カード会員向けに、上乗せサイバーリスク保険も用意されているので、より高度な対策をお考えの方は加入時に問い合わせをしてみましょう。

複数のETCカードの精算を1つに集約してバックオフィスをサポート

JCB法人カードでは、複数枚のETCスルーカードN(ETC専用ICカード)を年会費無料で発行できます。社用車それぞれで発生する利用料金を、1つの法人カードでまとめて精算できます。社用車の経費精算が複数に及んでしまう、というバックオフィスの悩みを解消できます。

※所定の審査により、ご希望の枚数を発行できない場合があります。

豊富な会計ソフトと連携して経費精算を手軽に

JCB法人カードの利用明細を会計ソフトにAPI連携して取り込むことが可能です。連携可能な法人は、以下の対象ソフト・サービスになります。

  • 株式会社マネーフォワード
  • 弥生株式会社
  • freee株式会社
  • ソリマチ株式会社

1つの法人カードに経費を集約していれば、おのずと取引件数も膨大になります。各種会計処理を自動で行い、業務効率化することで職場環境も改善されます。

一般・ゴールドカードの違いをピックアップ

ここではJCB一般カードとゴールドカードの異なる点をピックアップしていきます。利用したい方向性から、法人カードに求める機能はそれぞれでしょう。JCB一般カードとゴールドカードの年会費が大きく異なる分、補償内容や付帯サービスも同様に差異があります

自分が法人カードに求めるメリットは何なのか、またそれを満たせる内容となっているのかを確認していきましょう。

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空港ラウンジサービスの有無

JCBゴールドカードを所有していれば、国内の主要空港に加え、ハワイ・ホノルル国際空港の空港ラウンジを無料で利用可能です。

Wi-Fi環境も整っており、すきま業務やオンライン会議に利用したり、旅行での出発前のちょっとした時間も、同伴者の方と有意義に過ごせます。対象ラウンジは以下のリンクから確認できます。

参考:JCB|空港ラウンジサービス

ポイントの有効期限の違い

JCB一般法人カードJCBゴールド法人カード
獲得月から2年間(24ヶ月)獲得月から3年間(36ヶ月)

JCB法人カードを決済に利用することで「Oki Dokiポイント」が貯まり、1ポイントを3円として支払金額に充当することができます。ですが、Oki Dokiポイントをポイント優待店やポイント移行することで、よりお得にポイントを活用できます。

そのOki Dokiポイントの有効期限が、一般・ゴールドで異なります。しっかり貯めてから使いたいという方には、1年間の差は大きく感じられるかもしれません。ポイント移行先は豊富にあるので、有効期限内に活用していきましょう。

参考:Oki Dokiポイントの交換先|マイルや他のポイントに移行

旅行傷害保険など補償内容比較表

JCB一般とゴールドでは、特に違いがみられるのが付帯保険の補償内容です。出張や旅行が多く、遠方での万が一にしっかり備えたいという方は要チェックポイントです。

補償内容のほかにも、一般カードでは付帯していない項目もあるので、より詳しく知りたい方は公式サイトもあわせて確認しましょう。

なお、ゴールドカードの旅行傷害保険・航空機遅延保険の適用条件が、2023年4月1日より改定となりました。現状ご利用の方、ゴールドカードへアップグレードをお考えの方は公式サイトの改定概要をご覧ください。

参考:JCB|付帯保険|カード付帯保険の適用条件改定のお知らせ

JCBカードの海外旅行傷害保険の内容比較

JCB一般法人カードJCBゴールド法人カード
付帯条件利用付帯利用付帯
傷害:死亡後遺障害最高3,000万円最高1億円
傷害:治療費用1回の事故につき100万円限度1回の事故につき300万円限度
疾病:治療費用1回の病気につき100万円限度1回の病気につき300万円限度
賠償責任1回の事故につき2,000万円限度1回の事故につき1億円限度
携行品損害

自己負担額
 ※1回の事故につき
1旅行中20万円限度
保険期間中100万円限度

自己負担額:3,000円
1旅行中50万円限度
保険期間中(※)100万円限度

自己負担額:3,000円

※毎年4月1日から1年間
救援者費用等100万円限度400万円限度

JCBカードの国内旅行傷害保険の内容比較

JCB一般法人カードJCBゴールド法人カード
付帯条件利用付帯利用付帯
傷害:死亡後遺障害最高3,000万円最高5,000万円
傷害:入院日額
※8日以上の治療から対象
1日につき5,000円
事故日から180日限度
傷害:手術
※8日以上治療から対象
入院日額×倍率(10倍、20倍または40倍)
1事故につき1回限度
通院日額
※8日以上の治療から対象
1日につき2,000円
事故日から
180日以内90日限度

JCBカードのその他保険の内容比較

※以下の項目は全て利用付帯です。

JCB一般法人カードJCBゴールド法人カード
国内・国外航空機遅延保険自動付帯 2~4万円限度
※本会員・家族会員
ショッピングガード保険【海外】100万円限度
【国内】-     
【海外】500万円限度
【国内】500万円限度
ショッピングガード保険
自己負担額(1回の自己につき)
10,000円3,000円
サイバーリスク保険
(損害賠償責任に関する補償)
50万円75万円

ゴールドカードの方が審査難易度が高いとは一概に言えない

JCB一般カード・ゴールドカード共に入会資格は、「法人または個人事業主(カード使用者は18歳以上の方が対象)」となっています。審査には利用可能枠に応じた支払能力や信用が求められます。

審査基準は公表されておらず、申込みした時点でのカードの利用実績や収入、事業環境の状況など要視する項目・審査内容はカード会社でも異なるため、一概にゴールドカードの方が審査が厳しいとは言い切れません。

なお、JCB一般カードとゴールドカードは同時申込が可能です。ゴールドカードが欲しいけれど自信がないという方は検討してみましょう。万が一、ゴールドカードの審査に落ちても、その後の利用実績や事業環境を改善することで審査に通る可能性は高まります。

結局どちらが合う?一般orゴールドがおすすめなのはこんな方

JCB一般カード、ゴールドカードの基本情報から充実した保障内容まで比較してきました。ここからは結局のところ、どちらのカードが、どんな方に合うのかをご紹介します。

手頃な年会費とETCカードを複数持ちたいなら【一般カード】

以下のポイントに合致するものがあるなら、JCB一般法人カードがおすすめです。

  1. 手頃な年会費で利用したい方
  2. ETCカードを複数枚発行したい方
  3. ポイント還元率や優待はおまけ程度に利用したい方

ゴールドカードは、一般カードに比べ高く設定されている年会費に応じた付帯サービスが魅力です。ですが、そもそもその年会費が負担となったり、旅行や出張がないにも関わらず付帯サービスを備えているのは、決して効果的とは言えません。

また、その他の法人カードに比べてJCB一般カードのポイント還元率は0.5%と高い方ではありません。さまざまなポイントに変換できる「Oki Dokiポイント」の幅広さは魅力ではありますが、ポイント還元率を最も重視する方にはおすすめできません。

一方で、社用車や自家用車での遠距離移動が多く、ETCカードを複数持ちたい方には非常におすすめです。複数のETCカードで発生する利用代金をまとめて経費精算できるため、JCB一般カードを通してバックオフィス業務の負担を軽減できます。

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出張や旅行が多く付帯サービスに魅力を感じるなら【ゴールド】

以下のポイントに合致するものがあるなら、JCBゴールド法人カードがおすすめです。

  1. カードにステータス性を求める方
  2. 国内外の出張・旅行が多い方
  3. 優待・付帯サービスに魅力を感じる方

数あるゴールドカードの中でもトップクラスの補償内容は、日頃から旅行や出張が多い方にぴったりです。「ショッピングガード保険」も海外だけでなく、国内の買い物にも安心して備えられます。

国内の空港ラウンジも無料で利用できるほか、JCBクラブオフの優待を利用すると出張先のホテルで宿泊割引を受けたり、レジャー施設でご家族と有意義な休暇を過ごすことができます。オン・オフ共にJCBゴールドカードが頼れる1枚となるでしょう。

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JCB法人カードをお得に使いこなすポイント

カードごとに強み・弱みは異なり、JCB法人カードでもその強みを最大限に活かす使い方があります。普段利用しているお店、会社近くのコンビニなどでも、JCB法人カードのお得な機能が活用できるかもしれません。ライフスタイルに無理なく取り入れていきましょう。

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カード払い不可の請求書も支払い可能・ポイントも貯まる

JCBグループのカード会員の方であれば簡単な申込みを経ることで、カード決済不可の請求書を、JCBカードで支払うことができます。急ぎの決済だけど支払いに行く余裕がない、資金調達までに時間がかかってしまうなど、ビジネスのあらゆるシーンで役立ちます。

支払い期日が月末の請求書だった場合、支払いを実質的に約40日先延ばしにできるので、スタートアップ企業などの事業運営にも寄り添ってくれます。もちろん請求書払いでもポイントは貯まるので、有効に活用していきたいところです。

毎月の経費や出張費の支払いはポイント優待店の利用でさらにお得

ご利用金額1000円(税込)ごとに1ポイントが貯まる「Oki Dokiポイント」は、1ポイントを3円として支払いに充当できますが、マイルや他のポイントに移行して利用する方がよりお得なのをご存知でしょうか。

移行先の一部になりますが、それぞれの交換レートをご紹介します。

Oki Dokiポイント 1ポイントの交換レート

nanacoポイント  4.5ポイントPontaポイント(au) 4ポイント
dポイント 4ポイントビックポイント 5ポイント
楽天ポイント 3ポイントWAONポイント 4ポイント

また、JCB ORIGINAL SERIESパートナーの店舗でのお買い物でJCBカードを利用すると、いつでもポイントが2倍以上で貯められます。パートナー店舗は随時追加され、Amazonや家電・ホームセンター、商談に利用するいつものカフェなど、日頃の経費支払いと同時にポイントが貯められます

詳しいパートナー店舗やポイント倍率は、以下のリンクからご確認ください。

参考:JCB ORIGINAL SERIES|パートナー店舗

ゴールドカードの年会費はClub Off優待で相殺

JCBビジネスカードClub Offでは、国内外で20万か所以上の対象施設が優待利用できます。宿泊施設の料金優待はもちろん、有名ラウンジの特別料金メニューなど幅広いライフサポートメニューが充実しています。

普段の商談・接待をちょっとお得にグレードアップしたり、ご家族との旅行でもプチ贅沢が味わえます。

なお、JCB本体が行っていた対象店舗20%オフのグルメ優待は、2023年3月31日に終了しています。お得な優待を利用するには、別途JCBビジネスカードClub Offの公式サイトをご覧ください。

参考:JCBビジネスカードClub Off(クラブオフ)/会員特典・優待サービス

よくある質問

インビテーションを受けて一般からゴールドへアップグレードはできるのか

一般的に、JCB一般法人カードの所有者が、ゴールドへのインビテーション(招待)を受けることはあまりありません

ゴールドへの入会を考えている場合は、一般カードの利用実績を積む、もしくは一般カードと同時申込みを行うなど自身での手続きが必要です。

ライフスタイルに合わせて一般とゴールドの相互切り替えは可能なのか

JCB一般・ゴールドでは、経費や事業の増減、ライフスタイルの変化にあわせた相互切替が可能です。アップグレード・ダウングレードを行った場合でも、今まで貯めた「Oki Dokiポイント」や「JCB STAR MEMBERS」のランクなどは引き継がれるので安心して利用できます。

まとめ

JCB法人カードは、複数のETCカードの利用料金を1つのカードでまとめて管理できたり、会計ソフトとAPI連携して、利用明細から直接経費精算ができたりと、バックオフィス業務をサポートできるメリットが豊富に備わっています。

なかでも業界初のサイバーリスク保険は、年々手口が巧妙化しているサイバー攻撃への備える窓口にもなります。

旅行傷害保険では、数あるゴールドカードの中でもトップクラスの充実度を誇っている一方で、法人カードのポイント還元率に重きをおいて利用される方には物足りなさを覚える側面もあるかもしれません。

いずれにせよ、法人カードを利用する場合は、自社の事業形態に沿ったメリットを感じられる1枚かを確認した上で取り入れていきましょう。

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