おすすめのEFOツール4選|選び方のポイントや導入フローも解説
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- EFOツールとは、Webサイトなどの入力フォームを最適化するソフトウェアを指す
- EFOツールを選ぶ際は、入力補助機能・分析の精度・スマホ対応可否を確認する
- EFOツールを活用した改善方法がわからない場合は、サポート体制の充実度も重要
EFOツールとは、Webサイトなどの入力フォームを最適化するためのツールです。コンバージョン向上に効果的ですが、多数のツールがあるため、自社に適したツール選びは困難でしょう。本記事では、おすすめのEFOツールや選び方のポイント、導入フローなどを解説します。
目次
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EFOツールでコンバージョン向上を実現
EFOとは、「Entry Form Optimization(入力フォーム最適化)」の略称で、Webサイトなどの入力フォームを使いやすく最適化するためのソフトウェアが、EFOツールとなります。簡単な操作で入力フォームの最適化が図れることから、導入する企業が増加しています。
自動通知機能や統計機能を搭載しており、データ収集や処理をスムーズに行え、業務プロセスを円滑にする効果にも期待できます。EFOツールの活用により、柔軟で安全なデータ管理が可能となることで、生産性の向上も見込めます。
EFOツールとは?ツールの機能やメリット・デメリット選び方も解説
EFOツールとは、WEBサイトの離脱率を解析し、入力フォームを最適化することでコンバージョン率を上げるツールを指します。本記事では、EFOツールをよく知らない方に、EFOツールの機能やメリット・デメリット、選び方を解説します。
EFOツールの導入メリット
EFOツールを自社のWebサイトなどに導入することにより、入力フォームのコンバージョン率の向上を図れます。その他にも、以下のようなメリットが挙げられます。
離脱を防いで関心度を高められる
EFOツールの導入目的は、主にユーザーの入力負担を軽減することにあります。そして、ユーザーが短時間で必要な情報を得られるようにすれば、ページの離脱を防ぎつつ、Webサイト内の情報に対する関心度を高めることができます。
特に、ユーザーの名前や住所など個人情報に関わる部分は、都度入力することに大きなストレスを感じやすいです。そこで、さまざまなアカウント情報を自動で反映できるような機能を搭載したEFOツールの導入により、手入力の負担を軽減することも可能です。
改善すべきポイントがわかりやすい
自社内にWebサイト運営に精通した専門のITエンジニアがいる場合には、EFOツールを活用せずに入力フォームの改善が行えます。しかし、改善すべきポイントは把握しづらく、どこで離脱が発生しているのか、必要な情報が網羅されているのかが判断できません。
その点、EFOツールのレポート機能などを活用すれば、離脱につながる原因の詳細分析が可能です。どの部分を改善するべきかが迅速に把握できることにより、効果的な対策の実行にもつなげられます。
EFOツールは入力補助機能・分析の精度・スマホ対応で選ぶ
最適なEFOツールを選ぶには、入力補助機能の充実度・分析の精度・スマートフォンに対応しているかの3点に注目することが重要です。入力補助機能は、データの正確性と効率性に直結し、分析の精度は戦略的な意思決定に深く関わります。
また、ビジネスの柔軟性を高めるためには、スマートフォンでの利用がスムーズであることも重要です。次の章から、各ポイントについて詳しく解説していきます。
【重要なポイント3つ】
- 入力補助機能の充実度を確認
- 分析・レポートの精度をチェック
- スマホに対応しているか
【その他の比較ポイント】
- ABテストの範囲
- サポート体制を確認
- 他ツールと連携できるか
- 費用対効果があるか
- 自社の業界での導入実績があるか
EFOツールの選び方で重要な3つのポイント
EFOツールを選ぶ際は、入力補助機能の充実度・分析の精度・スマートフォンの対応性の3つを確認しましょう。ここでは、EFOツール選びにおいて重要な3つのポイントを解説します。
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EFOツールの選び方で重要な3つのポイント
入力補助機能の充実度を確認
EFOツールを選ぶ上で、入力補助機能の充実度は大きなポイントです。入力補助機能の充実度は、使いやすく効果的なEFOツールの選定につながり、データ入力のプロセスを迅速かつ効率的に行うことができます。
EFOツールの主な入力補助機能を、以下の表にまとめました。ツールの選定時は、これらの機能から必要なものが搭載されているかを確認しましょう。
ガイドメッセージ | 入力案内を提供し、フォーム入力を効果的にサポート |
リアルタイムアラート | 入力ミスを即座に検知し、効率的なデータ入力を支援 |
住所入力サポート | 郵便番号の入力で、自動的に正確な住所を入力 |
フリガナ自動入力 | 名前入力でフリガナを自動入力し、正確にフリガナを補完 |
全角・半角の自動変換 | 文字の形式を自動的に変換し、正確なデータ入力をサポート |
必須項目のカラーリング | カラーリングで必須入力項目を視覚的に明示 |
送信ボタン制御 | 入力完了時にのみ送信可能にし、送信前の確認をサポート |
分析・レポートの精度をチェック
EFOツールを選ぶ際は、分析・レポートの精度を確認しておきましょう。EFOツールは集計データをグラフの形で出力でき、特定の期間内の応募数や各フォームの入力傾向を把握可能です。
また、フィルタリングやセグメンテーション機能により、特定の条件や属性に基づいた分析も行えますが、分析やレポートの精度が低ければ別途分析作業が必要となり、ツールの分析・レポート機能が不要になります。
そのため、意思決定に貢献する信頼性の高い分析・レポート機能を持つEFOツール選びが、ビジネスプロセスの最適化にもつながります。
スマホに対応しているか
スマホとパソコンでは入力動作が大きく異なるため、運営しているWebサイトがスマホからの訪問者が多い場合は、スマホに対応しているEFOツールを選ばなければなりません。
スマホに対応しているツールは、スマホからのアクセスに特化したEFOを支援する機能を多く搭載しています。運営しているWebサイトの傾向からスマホ対応が必要かどうか見極め、適切に選択しましょう。
EFOツールのその他の比較ポイント
EFOツールを比較する際には、スマホ対応や入力補助機能だけでなく、その他にもいくつか確認すべきポイントが存在します。
さまざまな面から総合的に考慮することで、組織のニーズに最適なEFOツールを選択できます。以下では、各ポイントを詳しく解説します。
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EFOツールのその他の比較ポイント
ABテストの範囲
ABテストは、2つのバージョン(AとB)を比較して、ユーザーの反応や効果を評価する手法です。ABテストにより、EFOツールの効果的な利用と最適化が可能となり、ユーザー体験やデータ収集プロセスの向上に貢献します。
EFOツールがABテストをサポートするかどうかだけでなく、テスト範囲などを細かく設定できるかも確認しておきましょう。
サポート体制を確認
EFOツールを比較する際には、サポート体制を確認しておきましょう。専門知識を持つ人材が自社におらず、改善方法がわからない場合、迅速で適切なサポートが求められます。確実なサポートがあれば、ユーザーは問題を解決し、ツールの効果的な活用が期待できます。
また、継続的なサポートがあれば、ユーザーは問題が生じた際にも素早く対処でき、ツールの最適な利用が可能となります。したがって、EFOツールの導入を検討する際には、サポート体制についての詳細な確認が必要です。
他ツールと連携できるか
EFOツールの比較ポイントとして、他のツールとの連携性も重要です。特に、EFOツールがMA(マーケティングオートメーション)ツールやカートシステムと連携できるかは、優先的に注目すべきポイントです。
MAツールとの連携により、フォーム入力データをマーケティングキャンペーンに活用でき、効果的な見込み客の獲得につながります。また、カートシステムとの連携により、購買フォームとのシームレスな統合が可能となり、スムーズな購買プロセスが実現します。
EFOツールが、他の重要なビジネスツールと効果的に連携できるかどうかを確認することで、組織の全体的な業務効率の向上に期待できます。
費用対効果があるか
市場には月額1万円程度から数十万円まで、さまざまな価格帯のEFOツールが存在するため、EFOツールの比較において費用対効果は重要なポイントです。
組織のニーズや規模によって適した価格帯が異なり、検討する際には利用目的・機能・提供されるサポートと合わせて、コストとのバランスを見極める必要があります。その際、総合的にコスト効率が良く、組織の目標達成に貢献するEFOツールを選ぶことが重要です。
自社の業界での導入実績があるか
EFOツールの比較では、自社の業界における導入実績を確認しておくことが大切です。同業種での実績があれば、業界独自のニーズや課題に対する理解があると判断でき、スムーズな導入と問題解決への対応が期待されます。
また、導入実績はベンダーの信頼性を示す指標ともなります。EFOツールの比較においては、同業他社の導入実績を検討することが、信頼性を確認する上で有用です。
おすすめのEFOツール4選
株式会社SHIFT
Visual Website Optimizer
GOOD
ここがおすすめ!
- ABテストだけでなく「スプリットURLテスト」「多変量テスト」での検証が可能
- VWOプラットフォーム内の連携により、本番反映や分析も行える
- サポートが手厚く、導入初期のトレーニングも受けられる
MORE
ここが少し気になる…
- ABテストがメインで、入力補助機能は非搭載
GOOD
ここがおすすめ!
- 連携できるカート数が多く、申し込みをすればらくらく導入できる
- 26種もの「入力補助機能」を備え、ユーザー離脱防止にも
- 項目ごとにユーザーのエラーや離脱率を取得し、フォーム改善にも有効
MORE
ここが少し気になる…
- Flashで作成したフォームには非対応
GOOD
ここがおすすめ!
- 利用中の入力フォームは変更する必要がなく、タグを設置するだけで使える
- 豊富な入力補助機能で、離脱率防止にも効果的
- 「チャットフォーム」「ポップアップ機能」を標準装備
MORE
ここが少し気になる…
- 契約期間は6ヶ月からで、経過後は6ヶ月ごとの更新
GOOD
ここがおすすめ!
- ストレスなく直感的に使えるフォームでユーザーの離脱率を防止
- カゴ落ち率を軽減にも効果的な「ステップ型」フォーム
- フォームの訪問数や離脱率・所要時間などの分析・レポートを標準装備
MORE
ここが少し気になる…
- スマホサイトに特化しており、PCサイトを最適化する場合は価格が高くなる
EFOツールの導入フローと注意点
EFOツールは、ビジネスプロセスの効率化やデータ収集の最適化を目指す際に必要なツールです。しかし、スムーズな導入を実現するためには、適切なフローと注意点の理解が不可欠です。ここでは、EFOツールの導入フローと注意点について解説します。
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EFOツールの導入フローと注意点
見積もり依頼・比較検討
EFOツールを比較するには、見積もり依頼をして比較検討をしましょう。まず、自社のニーズを明確にし、必要な機能やサポート体制を洗い出します。次に、複数のベンダーに見積もりを依頼し、価格だけでなくサポートの充実度も比較します。
契約前に利用規約を十分理解しておくことで、導入後に不都合な点が発覚するというトラブルを避けつつ、スムーズに導入を進められます。
比較検討には無料トライアルが有効
見積もりを基に比較することも重要ですが、可能であれば無料トライアルやデモなどを活用して使い勝手も比較しましょう。挙動や操作性は実際に使ってみなければわからないことも多く、カタログや見積もりだけではツールについてしっかりと理解できません。
また、ページの遷移が遅ければ業務の効率化は見込めず、扱いにくい操作性ではツールを活用することが困難となり、導入に失敗する可能性もあります。そのため、導入を検討しているツールが無料トライアルなどを提供している場合は、積極的に活用しましょう。
ベンダーからのタグ発行・埋め込み
ASP型のEFOツールでは、タグを埋め込むことでフォームを作成します。ベンダーから発行されたタグを適切に埋め込む必要はありますが、HTMLソース内にタグを貼り付けるだけでツールを利用できるため、高度なIT知識は不要です。
ただし、ASP型はFLASHやJavascriptなどでフォームページを表示している場合は利用できないため、注意が必要です。
動作確認・利用開始
EFOツールの導入作業が完了したら、動作確認を行い利用を開始しましょう。まず、ベンダー提供の動作確認ガイドに従い、フォームの正確な動作を確認します。異常があればベンダーに報告し、サポートを受けることが大切です。
利用開始の際には、ツールの基本操作や機能を十分に理解した上で、ユーザーに適切な研修やトレーニングを行いましょう。適切な動作確認と利用開始に向けたフローを踏むことで、EFOツールの円滑な導入と効果的な活用が実現します。
分析・改善
EFOツールの導入フローにおいて、分析と改善は必須です。まず、一定期間の運用後に、ツールがどのように機能しているかを詳細に分析します。収集されたデータを検証し、フォームの効果やユーザーの反応を確認しましょう。
この際の注意点は、分析の正確性と適切な指標の選定です。分析結果に基づき、ユーザビリティやデータ品質の向上などの改善策を講じます。改善は継続的なプロセスであり、定期的な分析サイクルを確立してツールの性能向上を図ることが、持続的な成功につながります。
まとめ
EFOツールは、入力フォーム最適化を目指し、フォームの使いやすさとデータ収集を向上させるツールです。EFOツールを選定する際は、入力補助機能・分析の精度・スマートフォンに対応しているかなどを確認しましょう。
その他にも、ABテストの範囲・サポート体制の確認・他ツールとの連携性・費用対効果の検討も重要です。また、自社の業界での導入実績も要確認事項となります。
最適なEFOツールを導入して入力フォームを最適化することで、コンバージョン率の向上が見込めます。自社に適したEFOツールを導入し、コンバージョン率の向上を図りましょう。