居酒屋におすすめのPOSシステム5選|選ぶ際のポイントも解説
Check!
- 居酒屋でPOSシステムを導入すれば、メニューの管理が楽になり会計ミスも防止できる
- 居酒屋には、滞在時間管理機能や割り勘機能などがあるPOSシステムがおすすめ
- 導入の際は、キャッシュレス決済サービスやデリバリーサービスとの連携性も確認する
レジ業務を効率化させるPOSシステムは、メニュー数が多い居酒屋にも導入が推奨されます。POSシステムがあればメニューや価格を1つずつ覚える必要がなく、会計ミスも防止できます。この記事では、居酒屋におすすめのPOSシステムや選ぶ際のポイントを解説します。
目次
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居酒屋におけるレジ業務の課題
居酒屋におけるレジ業務には、次のような課題が指摘されています。
- メニューの数が多く、手打ちレジでは会計ミスが発生しやすい
- 大人数の割り勘に対応できない
- オーダー数が多いと、会計時の計算に時間がかかる
- 手書き伝票を利用しており、書き間違いや注文漏れが頻繁に起こる
上記のような課題を解決する方法として、POSシステムの導入が有効です。本記事では、居酒屋にPOSシステムを導入するメリットや、最適なPOSシステムの選び方を解説していきます。
居酒屋向けPOSシステムおすすめ5選
居酒屋向けPOSシステムおすすめ比較一覧表
特徴 | 初期費用 | 月額料金 | |
---|---|---|---|
最短当日導入・決済OK 入金も最短翌営業日とすべてがはやい | 端末料金のみ (スマホでタッチ決済 の場合無料) | 無料 | |
初期コスト無料で端末の修理や交換も無料でサポート | 無料 | 9,900円(税込) | |
飲食店や薬局も幅広い業種・業態に対応できる | 要問合せ | 0円〜 | |
小売業や飲食業・美容サロン向けに特化したPOSシステムを提供 | 420,000円〜(税別) | 14,000円〜(税別) | |
誰でも直感的に操作できる使いやすさが魅力 | 端末費用のみ | 無料 |
Square株式会社
Square
GOOD
ここがおすすめ!
- Androidスマートフォンの「タッチ決済」にも対応
- 「複数店舗管理」「eギフトカード」「勤怠管理」など、充実した機能数
- 電話やメールでのサポートが受けられ、導入後も安心して利用できる
- 新規のお客様はVISA&・Mastercardの決済手数料が業界最安の 2.5%で導入が可能(2024年11月1日~)※詳細は公式ページを確認※
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ここが少し気になる…
- 払い戻しやオフラインモード時に対応している決済が限られている
SMBC GMO PAYMENT株式会社
stera pack POS
SMBC GMO PAYMENT株式会社
stera pack POS
初期コスト0円!無くなっているお店でのゆとりを取り戻したい企業におすすめ
GOOD
ここがおすすめ!
- 決済端末とPOSレジが1台だけで完結でき、レジ回りもすっきりした状態に
- スマートフォンでバーコードを読み取るだけで、商品管理や棚卸作業の効率化が実現
- 売上・在庫状況がリアルタイムでわかり、売り逃しや過剰在庫の削減が可能に
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ここが少し気になる…
- 初期設定やダッシュボード参照にはパソコンで操作するため、別途パソコンの用意が必要
GOOD
ここがおすすめ!
- 入出荷管理やPL管理・販売管理機能も搭載
- 無料プランや飲食店向けプランを含む5つのプランから目的に合わせて選択可能
- 「免税」や「軽減税率」にも対応
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ここが少し気になる…
- 月額費用が安いプランもあるがかなり機能が限られている
GOOD
ここがおすすめ!
- 「免税機能」や「複数店舗管理」「電子カルテ」など、各業種にあった機能を搭載
- 「モバイルオーダー」「セルフレジ・発券機」「シフト作成・勤怠打刻」といったオプションが豊富
MORE
ここが少し気になる…
- 楽天スマートペイやCoineyといった一部端末との連携は可能だが、クレジット決済端末と連動は不可能
GOOD
ここがおすすめ!
- レジに必要な基本機能はもちろん売上管理や分析機能も備え、月額費用も無料で利用できる
- 「Freee会計」や「出前館」といった各種会計ソフトやさまざまなサービスとの連携が可能
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ここが少し気になる…
- 初期費用や月額費用は無料だが、利用するには周辺機器を購入する必要がある
POSシステムで居酒屋のレジ業務を効率化
POSシステムとは「Point of Sale」の略称で、日本語では「販売時点情報管理」を意味します。その名前の通り、商品やサービスを販売した時点で、販売商品の種類・単価・数量や会計金額などの販売情報を管理できるシステムです。
上記のような機能に加え、在庫管理・顧客情報管理・勤怠管理などの機能を有したPOSシステムもあり、居酒屋を始めとする飲食店や、小売店・美容サロンなどの運営に大きく貢献しています。
POSシステムとは、小売業の日々の売上や販売した商品をデータ化して管理するシステムを指します。POSシステムを活用することで、売上管理の効率化や商品在庫の最適化が実現します。この記事では、POSシステムの機能やメリット・デメリット、選ぶ際のポイントを解説します。
居酒屋にPOSシステムを導入するメリット
居酒屋にPOSシステムを導入することで、さまざまなメリットが期待できます。主なメリットを6つ解説します。
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居酒屋にPOSシステムを導入するメリット
メニューの管理が楽になる
POSシステムはメニューを登録することができるため、メニューや価格を全て覚える必要がなく、メニューの管理が楽になります。
居酒屋のメニューは多岐にわたることが多く、スタッフが全てのメニューを記憶するのは大変な作業です。また、スタッフがメニューを記憶していない状態では、オーダーや会計に手間取ってしまい、顧客にストレスを与えてしまいます。
一方、POSシステムは全てのメニューを登録できるため、スタッフの記憶力に頼る必要がありません。オーダーや会計の際も登録されたメニューを選択するだけで良いため、新人スタッフでもスムーズに対応できます。
会計ミスを防止できる
POSシステムでは、メニューと単価を紐付けて登録できます。メニューと数量を登録するだけで、自動で合計額が算出されるため、会計ミスの防止になります。
手書き伝票などを使った会計には、計算ミスのリスクがつきまといます。会計上のミスが起こると、店舗の正確な収支の把握が困難になるほか、顧客から「不当な料金を請求された」と見なされて、店としての信用を失う恐れもあります。
POSシステムを導入し、正確な会計を実現することで、このようなリスクを回避できます。
顧客満足度の向上に繋がる
POSシステムの導入は、顧客満足度の向上にも繋がります。たとえばPOSシステムの中には、ホールからのオーダーを直接厨房に伝えられるものがあります。
これにより、料理の提供時間を短縮できるため、顧客満足度が向上しやすくなります。また、前述のようにPOSシステムによってスムーズで正確な会計を実現できる点も、顧客満足度の向上に貢献します。
詳細な分析が行える
POSシステムは売上に関するデータを自動で収集できるため、メニューごとの売上傾向など詳細な分析が行えます。曜日や時間帯、天気、季節など、あらゆる要因で変動する顧客ニーズを分析する際に必要なデータを自動で収集・記録します。
個人で経営している小規模店舗の場合、POSシステムなしでの分析は経験や体感に左右されやすい上に、分析できるようにデータをまとめるのに時間がかかります。
POSシステムであればデータの集計が自動で行われるため、分析のための準備時間をカットできます。また、明確な数字を基にした分析が行え、その分析から適正在庫の設定や効果的なキャンペーンの立案が可能になります。
従業員の残業が減る
POSシステムの導入により売上が随時データとして計上されるため、閉店後のレジ締め作業の負担を大幅に軽減でき、従業員の残業を減らせます。
従来のその日の売上を集計するといった手作業のほとんどをPOSシステムが自動で行うため、飲食店の残業の原因の1つと言われているレジ締め作業を簡素化できます。また、POSシステムでは会計ミスも起きにくく、ミスの原因究明などの時間もかからなくなります。
レジ締め作業の負担軽減やミスの防止などにより残業が減り、不必要な人件費の発生も防ぎます。
従業員の教育コストが減る
POSシステムは、直観的に操作できるため、新しい従業員でも迅速に学習し、業務に取り組むことが可能です。そのため、繁忙期に単発で従業員を雇う場合などにも役立ちます。
また、セルフオーダーやセルフレジなどの機能を利用することで、従業員が注文を取る必要がなくなり、教育時間や人手を削減できます。さらに、前述のようにメニューと単価を紐づけて登録できるため、従業員がメニューの価格を覚える必要がありません。
このようなことから、従業員の入れ替わりが激しい傾向のある居酒屋においては、POSシステムの導入が非常におすすめであるといえます。
居酒屋向けPOSシステムの選定ポイント
居酒屋向けPOSシステムを選ぶ際は、機能・連携性・サポート体制に注目するのがおすすめです。各ポイントについて具体的に解説します。
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居酒屋向けPOSシステムの選定ポイント
居酒屋に必要な機能があるか
POSシステムを選ぶ際は、自店が必要とする機能が揃っているかどうかに注目しましょう。特に次のような機能があるPOSシステムは利便性が高く、居酒屋の運営に役立ちます。
オーダーエントリーシステム
オーダーエントリーシステムとは、専用端末にオーダーを入力すると、その内容が自動で厨房に伝達される仕組みのことで、専用端末の種類によって2つに大別できます。
主流なのは「ハンディターミナル型」で、ホールスタッフが「ハンディ」と呼ばれる携帯型端末を操作して、オーダーを通すタイプです。もう1つは「セルフオーダー型」といい、各テーブルに設置されたタブレットなどの端末を顧客が直接操作する形態です。
セルフオーダー型はオーダーを取った時点で注文内容が厨房に伝達されるため、ホール・厨房のスタッフ間での人的な伝達を削減できる点がメリットです。具体的には、注文から料理提供までの時間を短縮できるほか、伝達漏れ・伝達ミスの防止が期待できます。
予約の管理
予約の管理機能は、顧客の予約情報を一元管理し、従業員が容易にアクセスできる機能です。顧客側は、オンラインで空席状況を確認したうえで、24時間予約することが可能です。
予約が入ると、POSシステムが自動的に予約確認を行い、必要に応じて顧客に通知を送信します。このような機能により、予約の重複やキャンセルのリスクを減らす効果が期待できます。
また、予約データを蓄積し分析を行うことで、需要予測やマーケティング戦略の策定に役立てることも可能です。
メニューの残数表示
メニューの残数表示機能とは、提供可能なメニューの残数を自動で表示する機能です。手元の注文用端末でメニューの売り切れ状況を確認できるため、スムーズなオーダーを実現できます。
たとえば、注文をとった後に売り切れが発覚すると、注文の取り直しの手間が発生します。これにより、オペレーションが悪くなったり、顧客満足度が低下したりする恐れがあります。
メニューの残数表示機能があるPOSシステムの導入により、このようなリスクを回避できます。また、再注文の手間を省けるだけでなく、その場ですぐに代替メニューを提案できるため、売り上げ損失を防げる点もメリットです。
滞在時間・飲み放題等の制限時間管理
滞在時間・飲み放題等の制限時間管理機能では、テーブルや団体ごとに、ファーストオーダーからの経過時間を管理できます。時間制限の飲み放題・食べ放題を利用する顧客の場合、スタッフが手動で時間を計測せずとも、正確なラストオーダーの案内が可能です。
また、顧客の滞在時間を正確に管理することは、店舗の回転率を改善する上でも役立ちます。混雑時に店舗の回転率を上げるには、1組ごとの滞在時間を制限する方法が有効ですが、制限時間管理機能により、規程の滞在時間を超えた顧客から順番に退店を促せます。
顧客の入れ替えがスムーズになり、入店待ちの行列を効率よく解消できるほか、売上の拡大も期待できます。
割り勘機能
割り勘機能とは、複数名の顧客が同一のテーブルについている際、支払いを個別に行える機能です。
たとえば、注文したメニューの中から、支払いを希望するメニューだけを自由に組み合わせて個別に清算できます。中には、現金とクレジットカードを組み合わせた割り勘に対応しているPOSシステムもあります。
面倒な割り勘の清算もスムーズに行えるため、レジ業務の簡略化を図れます。会計に関するさまざまなニーズに柔軟に対応できることは、顧客満足度の向上にも繋がります。
顧客ごとの来店履歴・注文履歴管理
POSシステムによっては、顧客ごとに来店・注文の履歴を管理できます。たとえば、来店履歴を管理することで、リピート率が特に高い顧客にのみデザートをおまけするなどのサービスが可能です。このようなサービスは、顧客を「得意顧客」に育てるために有効です。
また、注文履歴を管理することで、顧客ごとの食の嗜好を把握できるため、顧客が好みそうなメニューの提案が可能になり、売上の拡大が狙えます。さらに、アレルギーがある顧客に対して安全な料理を提供するためにも、注文履歴の管理は欠かせません。
このように、来店履歴や注文履歴を管理することで、顧客の好みやニーズに沿った接客が可能になります。また、POSシステムにアクセスできるスタッフであれば、誰でも同一の情報に触れられるため、提供サービスの均一化を狙える点もメリットです。
複数店舗の管理
複数店舗の管理とは、複数の店舗を持つ飲食店において、各拠点の情報をクラウド上で一括管理できる機能です。
たとえば、メニューの入れ替え時には、本店のPOSシステムのデータを更新するだけで、同一の内容が各支店に共有されます。自動で共有されることにより、各店舗で個別にメニューの設定をする手間を省け、スタッフの負担を軽減できます。
また、本部が支店の売り上げを集計する場合でも、従来のように手動でデータを回収・集計する必要はなく、システムを確認するだけで済みます。なお、POSシステムでは、販売情報がリアルタイムで更新される点にもメリットがあります。
遠方の店舗であっても、最新の売上状況を確認できるため、売上が伸び悩んでいる店舗にはいち早いサポートを行えます。このように、POSシステムは複数店舗の運営を効率的に行ううえでも欠かせないシステムといえます。
従業員の勤怠管理
POSシステムによっては、従業員の出退勤時間・遅刻・早退などの勤怠状況の一元管理が可能です。勤怠管理データをもとに給与計算を自動で実行するPOSシステムもあり、月末の煩雑な勤怠締め・給与計算業務を大幅に簡略化できます。
また、シフト作成機能を備えたPOSシステムであれば、毎月の従業員の勤務パターンなどを基準にしたシフトを自動で作成できます。シフト作成を効率的に行えるだけでなく、人的なバイアスを排除することで、シフトの公平化を図れる点もメリットです。
売上分析機能
売上分析機能は、日々の売上データをさまざまなフィルターで分析し、数値・表・グラフなどで分りやすく表示する機能です。
たとえば、日別・月別のメニューの出数などを分析することで、メニュー設計や仕入れの適正化が可能になり、売上の拡大や廃棄ロスの削減を図れます。
システムによっては、時間・天候・季節ごとの売れ筋商品の把握や、顧客の属性ごとの売上傾向といった細かい分析も可能で、多角的な観点から経営戦略を立案できます。
導入費用が適切か
居酒屋向けのPOSシステムを選ぶ際は、導入費用が予算内に収まるかどうか確認しましょう。POSシステムは、システムのみでは使用できず、POSレジやレシートプリンターなどが必要です。
POSレジとは、POSシステムと同じ意味で使用されることもありますが、厳密にはPOSシステムの一部であり、ソフトウェアがインストールされている端末を指します。POSシステムはシステムの総称であり、レジがなければ決済ができません。
また、レシートをプリントするにはレシートプリンターが、キャッシュレス決済に対応するには決済端末が必要です。周辺機器を含めると導入費用はどうしても高額となるため、予算内で必要な周辺機器も揃えられるPOSシステムを選びましょう。
他システムと連携できるか
居酒屋向けのPOSシステムは、他システムと連携することで、利便性がさらに向上します。たとえば、次のようなシステムとの連携が可能かどうか確認しましょう。
キャッシュレス決済サービスとの連携
POSシステムを選ぶ際は、キャッシュレス決済サービスとの連携可否を必ず確認しましょう。居酒屋を含めた飲食店の会計では、キャッシュレス決済のニーズが高い傾向があり、キャッシュレス決済への対応は必須とも言えます。
ただし、連携できるキャッシュレス決済サービスの種類は、POSシステムによって異なるため、自店に必要なキャッシュレス決済サービスと連携可能なPOSシステムを導入しましょう。
また、連携するサービスの種類によっては、決済用端末の購入・決済手数料が必要であり、連携の可否と共に確認が必要です。以下に、対応すべき決済をまとめました。
- クレジットカード
- 電子マネー(Pay系・交通系・その他)
- QRコード決済
- 共通ポイント決済
デリバリーサービスとの連携
世間一般的に、デリバリーサービスのニーズが高まっていることから、POSシステムを選定する際は、デリバリーサービスとの連携可否を確認しておくことも大切です。
デリバリーサービスとの連携で、新たな顧客層の獲得・売上拡大に繋がるメリットがあります。このようなメリットを狙う居酒屋は、デリバリーの注文受付・料理の提供・会計までをシステム上で一元管理できるようなPOSシステムを導入するのがおすすめです。
ただし、複数のデリバリーサービスを併用する場合、注文の管理が煩雑になる恐れがあります。注文を効率よく捌くためにも、複数サービスの一括管理に対応しているかどうか必ず確認しておきましょう。
サポート体制が充実しているか
居酒屋向けPOSシステムを選ぶ際は、サービス提供会社のサポート体制にも注目しましょう。新しいシステムの導入後は、操作や利用方法に戸惑うことも多いためです。
緊急時にすぐに問い合わせができるよう、電話・メール・チャットでの問い合わせが可能かを確認しましょう。システムトラブルの際には、店舗を訪問して技術的に支援してくれるサービスがあると安心です。
また、サポートの対応日時(営業中・深夜・休日)についても必ず確認しておきましょう。提供会社によっては、サポートごとに手数料が発生することがあるため、この点も要チェックです。
居酒屋にPOSシステムを導入するステップ
ここでは、居酒屋にPOSシステムを導入する際のステップを紹介します。これらのステップを順番に進めることで、スムーズな導入・運用へと繋がるでしょう。
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1.ニーズの確認
まず、自店のニーズを明確にしましょう。オーダー管理を重視するのか、在庫管理を重視するのかによって、選ぶべきPOSシステムは異なります。
オーダー管理に特化したシステムは、注文の迅速な処理や料理の提供時間の短縮に役立ちます。一方、在庫管理に重点を置くシステムは、在庫の追跡や発注の最適化に役立ちます。
2.ベンダーの選定
次に、適切なベンダーを選びます。価格・機能・サポートなどを比較して、自店に最適なものを選びましょう。信頼性のあるベンダーを選ぶことが重要です。
3.導入準備
POSアプリケーションソフトをインストールし、メニューなどの情報を登録します。必要に応じて、レジスター・スキャナー・プリンターなどのハードウェアも準備しましょう。従業員がスムーズに操作できるようにするため、トレーニングの期間も必要です。
4.運用と改善
導入後は、売上データを活用して経営改善を行いましょう。定期的にシステムをアップデートすることや、従業員からのフィードバックを効率的な運用に活かすことも大切です。運用中に問題が発生した場合は、迅速に対処し、改善策を検討しましょう。
その他のPOSシステムの選び方
居酒屋向けPOSシステムは、製品によって特徴や機能が異なります。自店にあったPOSシステムを選定するには、次のようなポイントに注目するのがおすすめです。
【重要なポイント3つ】
- 利用可能な端末を確認
- 自社の規模や将来性に合っているか
- 自社と同じ業種・業界の導入実績を確認
【その他の比較ポイント】
- 使いやすい操作性か
- 登録できる商品数を確認
まとめ
居酒屋における会計業務には、メニューが豊富で会計に時間がかかる・会計ミス・割り勘に対応できないなどの課題があります。これらの課題の解決に役立つのが、居酒屋向けに特化したPOSシステムです。
オーダーエントリーシステムや割り勘機能により、正確でスムーズな会計を実現できます。また、顧客情報の管理や複数店舗・従業員の勤怠などを管理できるPOSシステムも多く、接客サービスの質向上や店舗の効率的な運営に役立ちます。
近年はキャッシュレス決済やデリバリーサービスの需要が増えていることから、このような機能を備えたPOSシステムを選定するのがおすすめです。レジ業務を効率化できるPOSシステムを導入し、戦略的な居酒屋運営に活かしましょう。