おすすめのクラウド型POSシステム7選|選ぶ際のポイントも解説
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- クラウド型POSシステムとは、データをクラウド上に保存して利用できるPOSシステム
- クラウド型POSシステムは複数店舗のデータを一元管理し、アップデートも自動で行う
- クラウド型POSシステムを選ぶ際は、必要な機能の有無や対応OSなどを確認する
クラウド型POSシステムとは、データをクラウド上に保存して利用できるPOSシステムのことです。タブレット端末などにアプリをインストールするだけで、低コストで導入できます。本記事では、おすすめのクラウド型POSシステムや、選ぶ際の比較ポイントなどを解説します。
目次
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クラウド型POSシステムとは
POSシステムは、日本語では「販売時点情報管理システム」を意味し、販売データの記録や在庫管理などを行うためのシステムです。このシステムは、小売店や飲食店などで広く利用されており、販売効率の向上や顧客データの管理に不可欠なツールとなっています。
クラウド型のPOSシステムは、タブレットやスマートフォンにアプリをインストールするだけで利用開始できます。そのため、初期投資を大幅に削減できるだけでなく、設置スペースの制約も少なくなります。
また、データがクラウド上に保存されるため、場所を選ばずにリアルタイムでの売上管理や在庫確認が可能です。
POSシステムとは、小売業の日々の売上や販売した商品をデータ化して管理するシステムを指します。POSシステムを活用することで、売上管理の効率化や商品在庫の最適化が実現します。この記事では、POSシステムの機能やメリット・デメリット、選ぶ際のポイントを解説します。
クラウド型POSシステムおすすめ7選
クラウド型POSシステムのおすすめ比較一覧表
特徴 | 初期費用 | 月額料金 | |
---|---|---|---|
最短当日導入・決済OK 入金も最短翌営業日とすべてがはやい | 端末料金のみ (スマホでタッチ決済 の場合無料) | 無料 | |
初期コスト無料で端末の修理や交換も無料でサポート | 無料 | 9,900円(税込) | |
飲食店や薬局も幅広い業種・業態に対応できる | 要問合せ | 0円〜 | |
小売業や飲食業・美容サロン向けに特化したPOSシステムを提供 | 420,000円〜(税別) | 14,000円〜(税別) | |
高機能Android型クラウドPOSレジ | 無料 | 0円〜 | |
業種や業態に合わせた豊富な連携・オプション機能 | 要問合せ | 0円〜 | |
NECモバイルPOS | オフラインでも注文・会計・精算等の基本業務ができる | 要問合せ | 要問合せ |
Square株式会社
Square
GOOD
ここがおすすめ!
- Androidスマートフォンの「タッチ決済」にも対応
- 「複数店舗管理」「eギフトカード」「勤怠管理」など、充実した機能数
- 電話やメールでのサポートが受けられ、導入後も安心して利用できる
- 新規のお客様はVISA&・Mastercardの決済手数料が業界最安の 2.5%で導入が可能(2024年11月1日~)※詳細は公式ページを確認※
MORE
ここが少し気になる…
- 払い戻しやオフラインモード時に対応している決済が限られている
SMBC GMO PAYMENT株式会社
stera pack POS
SMBC GMO PAYMENT株式会社
stera pack POS
初期コスト0円!無くなっているお店でのゆとりを取り戻したい企業におすすめ
GOOD
ここがおすすめ!
- 決済端末とPOSレジが1台だけで完結でき、レジ回りもすっきりした状態に
- スマートフォンでバーコードを読み取るだけで、商品管理や棚卸作業の効率化が実現
- 売上・在庫状況がリアルタイムでわかり、売り逃しや過剰在庫の削減が可能に
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ここが少し気になる…
- 初期設定やダッシュボード参照にはパソコンで操作するため、別途パソコンの用意が必要
GOOD
ここがおすすめ!
- 入出荷管理やPL管理・販売管理機能も搭載
- 無料プランや飲食店向けプランを含む5つのプランから目的に合わせて選択可能
- 「免税」や「軽減税率」にも対応
MORE
ここが少し気になる…
- 月額費用が安いプランもあるがかなり機能が限られている
GOOD
ここがおすすめ!
- 「免税機能」や「複数店舗管理」「電子カルテ」など、各業種にあった機能を搭載
- 「モバイルオーダー」「セルフレジ・発券機」「シフト作成・勤怠打刻」といったオプションが豊富
MORE
ここが少し気になる…
- 楽天スマートペイやCoineyといった一部端末との連携は可能だが、クレジット決済端末と連動は不可能
GOOD
ここがおすすめ!
- 基本機能は日々自動でアップデートされカスタマイズ性にも優れている
- オプション機能を豊富に用意し、必要な機能を無駄なく選べる
- ECサイトとも連携が可能で、モバイルオーダープランも搭載
MORE
ここが少し気になる…
- ハードウェアの購入かレンタルが必要で、タブレットに関してはレンタルがなく購入のみ
GOOD
ここがおすすめ!
- 「カンタンがいちばん」をコンセプトにしており、多機能なのに直感的に使える
- 飲食・小売り・サービス業といったさまざまな業種に対応
- 「複数店舗管理」機能を備え、各店の売上がリアルタイムで集計可能
MORE
ここが少し気になる…
- 「在庫管理」や「QRオーダー&決済」「ハンディ」はオプション対応
GOOD
ここがおすすめ!
- 「会計ソフト」や「ポイントシステム」「本部管理システム」といった40以上のサービスと連携が可能
- アップデートや機能の追加が頻繁にあり、実機を用いてのお試しもできる
MORE
ここが少し気になる…
- 機能追加やアップデートが多い分、最新の機能一覧については問い合せが必要
クラウド型POSシステムのメリット
クラウド型POSシステムは、低コストでの導入が可能であり、初期投資を大幅に削減できます。また、システムのアップデートが自動で行われるため、常に最新の機能を利用でき、セキュリティ面でも安心です。
その他にも、売上データの一元管理や省スペースでの運用ができるなど、さまざまなメリットがあります。
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クラウド型POSシステムのメリット
初期投資を抑えられる
従来のPOSレジ・POSシステムは、高価な専用ハードウェアやソフトウェアの購入を必要としていました。しかし、クラウド型POSシステムは、既存のタブレット・スマートフォン・PCなど、インターネットに接続できる端末を活用します。
そのため、従来のPOSレジと比べて大型・大量の機器を購入する必要がなく、大幅に初期投資を抑えることが可能です。
また、多くのクラウド型POSシステムは、比較的安価な月額料金で利用できるプランを提供しており、場合によっては無料で基本機能が利用できるサービスも存在します。
売上データを一元管理できる
クラウド型POSシステムを使用すると、売上データが即座にクラウドサーバーに反映されます。そのため、常にリアルタイムで最新の売上情報を確認することが可能であり、迅速な意思決定をはじめ、効果的な在庫管理・売上分析を行えます。
従来のシステムでは、各店舗のデータを集めて統合するのに時間と労力が必要でした。しかし、クラウド型POSシステムでは、全ての店舗データが1つのプラットフォームで統合され、簡単にアクセスして確認できます。
したがって、複数の店舗を運営している場合でも、各店舗の売上データの一元管理が可能です。
自動でアップデートされる
法改正や市場の変化に伴い、POSシステムに求められる要件は常に進化しています。クラウド型POSシステムでは変更が行われる際、提供元が対応を行い自動でシステムに反映されるため、ユーザーは常に最新の機能を利用できます。
また、自動アップデートは、システムのセキュリティを維持する上でも重要です。セキュリティに脆弱性を備えていると、新しい脅威に対処できません。したがって、定期的なアップデートによって、セキュリティ強化にもつながります。
省スペースでの導入が可能
従来のPOSシステムは、専用のハードウェアや広範囲にわたる大きな設備を必要としていました。一方、クラウド型POSシステムは、タブレット・スマートフォン・パソコンなど、既存の端末にアプリケーションをインストールするだけで利用できます。
そのため、店舗の限られたスペースを有効に活用できるだけでなく、インターネット環境があれば設置場所を選ばず、どこにでも簡単に導入可能です。
また、イベントや出張販売など、店舗外での販売活動においても、インターネットに接続できれば、その場で販促活動を行えます。
豊富な会計方法を選択できる
クラウド型POSシステムは持ち運びのしやすいモバイル端末を使用し、クレジットカード決済・タッチ決済・QRコード決済などを行うため、スムーズな会計処理が実現します。
そして、顧客が豊富な会計方法から選択できることにより、顧客満足度の向上にもつながります。ワイヤレス化でレジに並ぶ手間と時間を削減しつつ、自社の業務体系に合わせて柔軟な対応を行うことが可能です。
売上の向上につなげられる
クラウド型POSシステムは、他システムとの連携が可能である点も大きな特徴として挙げられます。例えば、顧客の端末から行うモバイルオーダーに対応したり、デリバリーサイトとの連携をしたりすることで売上の向上につなげられます。
また、セルフレジとの連携で人件費の削減に貢献し、公式LINEとの連携でリピート顧客の獲得に期待できるなど、さまざまな施策が行えます。このように、店舗型運営に加え、オンラインを活用した事業展開が行える点も大きなメリットといえるでしょう。
クラウド型POSシステムのデメリット
クラウド型POSシステムの利用には、インターネット環境が不可欠です。このシステムは、データをクラウド上に保存して処理するため、インターネット接続ができないと、システムの機能制限が発生したり、全く使用できなくなったりします。
特に、インターネット接続が不安定な地域や災害時などの非常事態では、POSシステムが正常に機能しないリスクが高まります。また、インターネットに依存したシステムは、サイバー攻撃から守るセキュリティ面の観点でも懸念があります。
したがって、クラウド型POSシステムを利用する際には、万が一のデータ漏洩やサイバー攻撃のリスクも考慮しなければなりません。
クラウド型POSシステムを選ぶ際の比較ポイント
クラウド型POSシステムを選定する際には、必要な機能を備えているかどうかを確認し、他システムとの連携能力も比較することが大切です。ここでは、クラウド型POSシステムを選ぶ際の比較ポイントを解説します。
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クラウド型POSシステムを選ぶ際の比較ポイント
必要な機能があるか
クラウド型POSシステムは、従来のレジ機能だけでなく、商品管理や在庫管理、顧客管理などの機能が含まれていることが多いです。よって、自社の業種や運営スタイルに合わせて、必要な機能がシステムに組み込まれているかどうかを確認しましょう。
主な機能として挙げられるのは以下のとおりです。
機能 | 詳細 |
---|---|
商品管理 | ・商品のカテゴリー・価格・在庫状況などを管理 ・商品の追加・変更・削除が容易で、売れ筋商品の分析も可能 |
在庫管理 | ・在庫レベルのリアルタイム追跡と自動更新 ・過剰在庫や品切れのリスクを減らし、在庫コストを最適化 |
顧客管理 | ・顧客の購買履歴や好みを追跡する ・パーソナライズされたマーケティングの実施 |
予約管理 | ・顧客の予約を管理 ・サービス業では顧客満足度の向上に寄与 |
セルフレジ | ・顧客が自分で商品のスキャンと決済を行う ・店舗の待ち時間を短縮し、効率を高める |
オーダーシステム | ・顧客からの注文をデジタル化する ・注文の正確性を高め、オペレーションの効率化を図る |
従業員の勤怠管理 | ・従業員の出勤、退勤、休憩時間などを追跡する ・人事管理の効率化と労働法規の遵守が可能 |
自社の業種に適したシステムか
POSシステムのタイプは、大きく分けて「汎用型」と「業種特化型」の2種類に分類されます。汎用型とは、幅広い業種で活用できるように一般的な機能を網羅して搭載したタイプです。企業ごとの要件に合わせられるように、カスタマイズやオプションを柔軟に行えます。
一方で、業種特化型は、美容サロン向け・飲食店向け・小売店向けといったように特定の業種に特化して開発されたタイプです。痒い所に手が届くような特定の業種のニーズを細かく満たす機能が搭載されています。
両者の違いを把握して、自社の業種や業務プロセスに適したシステムを選定しましょう。
他システムと連携できるか
多くのPOSシステムは、標準で商品管理・在庫管理・顧客管理といった基本機能を搭載しています。また、必要な機能が備わっていない場合、すでに使用しているシステムと連携させることで、拡張できる場合もあります。
そのため、すでに使用しているシステムや、今後導入を考えているシステムとの互換性を確認しておきましょう。
具体的には、提供されるAPIの種類や連携可能なアプリケーションの範囲を確認し、自社の既存システムや将来的なビジネスの拡大に合わせて、最適なPOSシステムを選ぶことが重要です。
対応している端末・OSを確認
クラウド型POSシステムには、iOSデバイスに特化しているものもあれば、Android端末・Windowsベースのデバイスに対応しているものもあります。よって、すでに使用している端末を利用する場合は、POSシステムと互換性があるかどうかを確認しましょう。
なお、特定のOSにのみ対応しているPOSシステムを選択した場合、将来的に端末を変更する際にも、同じOSを搭載した端末を選ぶ必要があります。したがって、将来的な拡張や変更の可能性も視野に入れ、幅広い端末・OSに対応しているシステムを選びましょう。
トラブル時の対策が講じられているか
前述したように、クラウド型POSシステムにはインターネット環境が不可欠であり、接続に障害が発生した際にはPOSシステムが正常に動作しなくなるリスクがあります。そのため、そのようなトラブル時の対策が講じられているかも重要なポイントです。
例えば、オフラインモードで販売業務を行えたり、会計中に接続が切れても再起動すれば情報を復元できたりする機能を備えたシステムがあります。
また、SLAと呼ばれる品質保証レベルの取り決めがあるシステムであれば、より安心して導入できるでしょう。その際は、品質が規定に達しなかった場合にどのような保証が受けられるかも合わせて確認しておくことをおすすめします。
その他のPOSシステムの選び方
小規模な店舗から大規模なチェーン店まで、ビジネスの規模は多種多様です。そのため、自社における現在の規模だけでなく、将来的な拡張計画も考慮して選びましょう。また、自社と同じ業種・業界での導入実績があるPOSシステムを選ぶことも重要です。
同業種での実績があるシステムは、業界特有のニーズや課題に対応している可能性が高く、導入後の運用がスムーズに行えます。その他にも、以下のようなポイントを総合的に考慮し、自社に最適なPOSシステムを選びましょう。
【重要なポイント2つ】
- 自社の規模や将来性に合っているか
- 自社と同じ業種・業界の導入実績を確認
【その他の比較ポイント】
- 使いやすい操作性か
- 登録できる商品数を確認
- サポート体制は充実しているか
まとめ
クラウド型POSシステムは、低コストで導入が可能です。タブレットやスマートフォンなど既存のインターネット接続可能な端末に、アプリをインストールするだけで利用できるため、従来のPOSシステムに比べて初期投資を大幅に削減できます。
また、売上データのリアルタイムな管理や、複数店舗のデータを一元管理できる機能が備わっています。さらに、法改正などは自動でアップデートされるため、常に最新の機能を利用することが可能です。
ただし、クラウド型POSシステムの利用にはインターネット環境が必須です。導入を検討する際には、自社のニーズに合った機能が備わっているか、他システムとの連携が可能かなど、さまざまなポイントを考慮しましょう。