飲食店におすすめのPOSレジ7選|選ぶ際のポイントも解説
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- 会計業務や売上データ管理の効率化が図れるPOSレジには、飲食店に適したものもある
- 飲食店にPOSレジを導入することで、会計ミスの防止やレジ締め業務の短縮化が可能
- 飲食店にPOSレジを導入する際は、必要な機能の有無や操作性などを十分に確認する
会計業務や売上データ管理の効率化が図れるPOSレジには、飲食店に適したものも多いです。飲食店向けPOSレジの導入によって、レジ締め業務の短縮や複数店舗データの一元管理ができます。本記事では、飲食店におすすめのPOSレジや選び方のポイントなどを解説します。
目次
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飲食店におけるレジ業務の課題
飲食店では、人材不足やオーダーミスの発生、閉店後の作業に時間がかかるといったさまざまな課題があります。ここでは、多くの飲食店が抱える課題について解説します。
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飲食店におけるレジ業務の課題
人材不足
少子高齢化による人材不足は、飲食店においても重要な課題です。特に、飲食店ではアルバイトなどの非正規社員が多く、採用も困難な状況が続いています。そのような状況下において、レジ業務でも収益の拡大を妨げるさまざまな課題が発生しています。
例えば、会計時に行列ができてしまうことが挙げられます。原因としては、忙しさから会計作業に手が回らず、レジ担当者の不慣れによって会計に時間がかかり過ぎてしまうなどが考えられます。
そこで、人材不足に対応するための手段として、より短時間で会計処理ができるレジの導入が求められています。
人的ミスが発生しやすい
飲食店では、新人のアルバイトやスタッフのオーダーミス・会計ミスが多いのも課題の1つです。手作業中心の会計や、多忙であることから新人教育の時間が取れないとミスが発生しやすくなります。
人的ミスが多発すると、顧客からの信頼度にも影響し、店舗の評判にも大きく関わります。この課題に対応するためには、慣れないホールスタッフでもミスの起こりにくい工夫やレジの導入を急ぐ必要があります。
閉店後も作業に追われる
飲食店は閉店してからも、レジ締め・精算などのキャッシュカウント業務を毎日行わなければなりません。これは時間のかかる作業であり、金額が合わないといった問題も起こりやすいです。そのため、従業員が残業せざるを得なくなる飲食店も見受けられます。
従業員の負担やストレスの原因にもつながるため、少しでも効率化を図りたいと考える経営者も少なくないでしょう。
飲食店向けPOSレジおすすめ7選
飲食店向けPOSレジのおすすめ比較一覧表
特徴 | 初期費用 | 月額料金 | |
---|---|---|---|
最短当日導入・決済OK 入金も最短翌営業日とすべてがはやい | 端末料金のみ (スマホでタッチ決済 の場合無料) | 無料 | |
初期コスト無料で端末の修理や交換も無料でサポート | 無料 | 9,900円(税込) | |
飲食店や薬局も幅広い業種・業態に対応できる | 要問合せ | 0円〜 | |
誰でも直感的に操作できる使いやすさが魅力 | 端末費用のみ | 無料 | |
業種や業態に合わせた豊富な連携・オプション機能 | 要問合せ | 0円〜 | |
NECモバイルPOS | オフラインでも注文・会計・精算等の基本業務ができる | 要問合せ | 要問合せ |
高機能Android型クラウドPOSレジ | 無料 | 0円〜 |
Square株式会社
Square
GOOD
ここがおすすめ!
- Androidスマートフォンの「タッチ決済」にも対応
- 「複数店舗管理」「eギフトカード」「勤怠管理」など、充実した機能数
- 電話やメールでのサポートが受けられ、導入後も安心して利用できる
- 新規のお客様はVISA&・Mastercardの決済手数料が業界最安の 2.5%で導入が可能(2024年11月1日~)※詳細は公式ページを確認※
MORE
ここが少し気になる…
- 払い戻しやオフラインモード時に対応している決済が限られている
SMBC GMO PAYMENT株式会社
stera pack POS
SMBC GMO PAYMENT株式会社
stera pack POS
初期コスト0円!無くなっているお店でのゆとりを取り戻したい企業におすすめ
GOOD
ここがおすすめ!
- 決済端末とPOSレジが1台だけで完結でき、レジ回りもすっきりした状態に
- スマートフォンでバーコードを読み取るだけで、商品管理や棚卸作業の効率化が実現
- 売上・在庫状況がリアルタイムでわかり、売り逃しや過剰在庫の削減が可能に
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ここが少し気になる…
- 初期設定やダッシュボード参照にはパソコンで操作するため、別途パソコンの用意が必要
GOOD
ここがおすすめ!
- 入出荷管理やPL管理・販売管理機能も搭載
- 無料プランや飲食店向けプランを含む5つのプランから目的に合わせて選択可能
- 「免税」や「軽減税率」にも対応
MORE
ここが少し気になる…
- 月額費用が安いプランもあるがかなり機能が限られている
GOOD
ここがおすすめ!
- レジに必要な基本機能はもちろん売上管理や分析機能も備え、月額費用も無料で利用できる
- 「Freee会計」や「出前館」といった各種会計ソフトやさまざまなサービスとの連携が可能
MORE
ここが少し気になる…
- 初期費用や月額費用は無料だが、利用するには周辺機器を購入する必要がある
GOOD
ここがおすすめ!
- 「カンタンがいちばん」をコンセプトにしており、多機能なのに直感的に使える
- 飲食・小売り・サービス業といったさまざまな業種に対応
- 「複数店舗管理」機能を備え、各店の売上がリアルタイムで集計可能
MORE
ここが少し気になる…
- 「在庫管理」や「QRオーダー&決済」「ハンディ」はオプション対応
日本電気株式会社
NECモバイルPOS
GOOD
ここがおすすめ!
- これまでのノウハウを活かした高機能で柔軟対応のPOSシステム
- 時代の変化やニーズに合わせて無償でバージョンアップが可能
- 24時間365日、導入からトラブル時まで安心のサポート対応
MORE
ここが少し気になる…
- 導入費用や月額利用料を確認するには問い合わせが必要
GOOD
ここがおすすめ!
- 基本機能は日々自動でアップデートされカスタマイズ性にも優れている
- オプション機能を豊富に用意し、必要な機能を無駄なく選べる
- ECサイトとも連携が可能で、モバイルオーダープランも搭載
MORE
ここが少し気になる…
- ハードウェアの購入かレンタルが必要で、タブレットに関してはレンタルがなく購入のみ
飲食店のレジ業務をPOSレジで効率化
POSは「Points of Sales」の略で、日本語で「販売時点情報管理」を意味します。POSレジとは、販売と同時に情報が記録され一元管理できるレジです。レジ会計を行うと、何がどのような価格でいくつ売れたかといった情報が記録され、自動集計もできます。
POSレジの中には、人手不足に悩む飲食店が効果的に利用できる製品も数多く存在します。現在では、レジ業務の課題を抱える多くの飲食店で、自店に適合するPOSレジシステムが導入されており、レジ業務に関わる問題の解決を図っています。
また、最近ではコストを抑えて導入や運用ができるタブレット型のPOSシステムも登場しています。このタイプは、小規模店舗や個人店舗でも比較的導入しやすくおすすめです。
POSシステムとは、小売業の日々の売上や販売した商品をデータ化して管理するシステムを指します。POSシステムを活用することで、売上管理の効率化や商品在庫の最適化が実現します。この記事では、POSシステムの機能やメリット・デメリット、選ぶ際のポイントを解説します。
飲食店にPOSレジを導入するメリット
飲食店に対応したPOSレジの導入は、業務の効率化をはじめ、複数店舗のデータ管理、会計時のミス・不正防止ができるなどのメリットがあります。ここでは、飲食店にPOSレジを導入するメリットについて詳しく解説します。
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飲食店にPOSレジを導入するメリット
会計・レジ締め業務を効率化できる
POSレジシステムでは、事前に各メニューの価格や割引情報を登録しておけます。そのため、会計時にはメニューと割引を選択するだけで金額が表示され、素早い会計処理が可能です。これにより、レジの並びを削減して金額の打ち間違いを防げます。
POSレジシステムは会計時の効率化だけでなく、閉店後のレジ締め作業の効率化もできます。POSレジは、会計と同時に売上情報が記録されるシステムであるため、レジ締め作業の自動化により、手作業よりも正確かつ迅速なレジ締め業務が実現します。
複数店舗のデータを一元管理できる
POSレジは、複数店舗を経営している店舗においても利便性が高いです。POSレジは、離れた場所にある各店舗のPOSレジのデータが一元管理されているため、各店舗でデータ管理を行わなくても、本部でまとめて行えます。
つまり、店舗ごとの顧客管理、メニューや価格の変更、各店舗の売上に合わせた原材料の発注調整などが本部で一括して行えます。その他にも、各店舗の来客数や混雑時間などから、より細かな従業員のシフト作成、他店舗へのヘルプ配置といった調整も可能です。
さらに、保存されているデータから、メニューごとの売上や販売数などを自動算出すれば、人気メニューや売上の悪いメニューなどの把握ができます。これにより、メニュー改善の方向性を明確化できるでしょう。
会計時のミス・不正を防止できる
POSレジは、事前に各店舗のメニュー価格を本部で設定するため、会計時の価格の入力ミスを防止できます。さらに、顧客が自分でメニューを選択してオーダーできる端末を利用すれば、ホール担当者によるオーダーミスや会計時の入力ミスを削減可能です。
また、POSレジによっては、いつ・誰が・どのような会計を行ったかがわかる使用ログ機能も搭載されています。したがって、万が一不正な会計が行われても、ログ分析により個人の特定が可能です。そして、スタッフに周知しておけば、不正の防止にもつながります。
飲食店がPOSレジを導入する際の注意点
飲食店がPOSレジを導入する際は、いくつかの注意点を把握しておきましょう。特に、以下のような注意点には留意が必要です。
操作方法を周知する必要がある
飲食店で初めてPOSレジを導入する場合は、POSレジの操作方法を従業員に周知しなければなりません。そのため、多忙を極める飲食店であっても、開店前に操作方法の研修時間を取る必要があります。
また、導入するPOSレジによっては操作するボタンや機能が多く、従業員が操作ミスや操作に迷うと会計作業の遅延が発生しやすいです。したがって、一度の研修だけではなく、操作方法やトラブル発生時のマニュアルを作成しておくなどの工夫が求められます。
電波状況や機器の故障に左右される
提携形態によって異なりますが、基本POSレジはインターネットに接続してレジ業務の効率化を図ります。そのため、電波状況が悪かったり機器の故障が発生したりすると、業務に支障をきたす可能性があります。
顧客情報や売上データを活用する場合、バックアップなどの対策が必要です。また、インターネットや電力に障害が発生した際の対策についても、導入前にしっかりと把握しておくようにしましょう。
飲食店向けPOSレジの選定ポイント
飲食店向けのPOSレジは多くのベンダーから提供されており、それぞれの製品に特徴があります。ここでは、各製品から自店舗に適合したPOSレジを選択する際のポイントを解説します。
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飲食店向けPOSレジの選定ポイント
飲食店運営に必要な機能があるか
自店舗に適したPOSレジを選ぶ際は、自店舗の飲食店運営に必要な機能を持ったPOSレジの選択が重要です。以下では、飲食店でよく利用されている機能について解説します。
オーダーエントリーシステム
オーダーエントリーシステムは飲食店向けの機能で、ホール担当者が端末でオーダーを受けると同時に、キッチンにあるプリンターからオーダーが印刷されるシステムです。POSレジともデータが共有できるため、会計時の入力が不要で迅速な会計を可能にします。
また、店員の呼出し機能や配膳確認機能などもオーダーエントリーシステムに含められる場合、「ホールスタッフの呼出し→オーダー→受注→調理→配膳→会計」の流れを一括管理して、スムーズな流れを作り出せます。
外部サービスとの連携
POSレジの中には、外部サービスと連携を図れる製品があります。デリバリー・テイクアウトサービスや予約管理システムなどをすでに導入している飲食店は、それらのシステムと連携できるPOSレジを選択すると、より便利に利用できるでしょう。
顧客管理機能
顧客管理とは、顧客の個人情報・来店や飲食の履歴・使用金額などをデータで保管・管理する機能で、予約管理もできます。多くのPOSレジに搭載され、管理データを基に誕生日クーポンを発行したり、忘年会や新年会の案内送付といった営業活動に活かせたりします。
ポイント管理機能
顧客の来店回数や会計金額でポイントを付与するサービスを実施している飲食店には、ポイント管理機能を搭載したPOSレジがおすすめです。ポイントに応じた特典を付与できるサービスは、リピーターを増やすために非常に有効な手段といえます。
また、ポイント制度は顧客の情報を取得するための絶好の機会です。顧客管理機能と連携すれば、見込み顧客を増やして自店舗の売上向上にも期待できます。
個別会計機能
ランチ時などは、1つの伝票で一人ひとりが食べたメニューを支払う個別会計が多くなります。個別会計機能があれば、レジの中で伝票を分けて一人ひとりにレシートを出すことが可能です。また、割り勘を求められる場合も同様に取り扱いができます。
1つの団体で複数テーブルを利用する場合は、複数テーブルの会計を合算して割り勘にするといった会計を希望する顧客もいるでしょう。そのような場合には、合算会計のできるものがおすすめです。
導入前に自店舗で実際に行われている会計方法を分析し、複数の会計方法に対応できる機能が搭載されたものを選ぶのがおすすめです。
分析機能
POSレジの分析機能では、売上状況の分析ができます。例えば、日別・月別・時間別・メニュー別などの分析や、決済方法の分析が可能です。これらの分析は、メニューの見直しや在庫管理に役立てられます。
また、アルバイトを採用することの多い飲食業では、分析結果をアルバイトのシフトの適正化や他店舗へのヘルプ管理にも利用できます。分析機能の利用は、経験や主観による判断から、客観的データに基づいた適正な判断への変化をもたらします。
持ち運ぶ予定ならタブレット型
POSレジには、大きく分けてタブレット型POSレジ・ターミナル型POSレジ・パソコン型POSレジの3種類があります。その中でも注目されているのが、端末を持ち運んで使用できるタブレット型POSレジです。
タブレット型なら、従来のレジスペースは必要なく、客席で会計を行うことができます。また、元のレジスペースを客席にすることで、顧客の待ち時間削減や売上向上につながるでしょう。さらに、キッチンカーやイベントなど、移動を伴う店舗でも利用できます。
以下では、3つのPOSレジタイプの特徴とおすすめの店舗形態をまとめました。自店舗に最も適合するタイプを選択しましょう。
POSレジのタイプ | 特徴 | おすすめの店舗形態 |
---|---|---|
タブレット型 | ・客席で会計が可能 ・レジスペースが不要 ・初期費用を抑えられる ・別途周辺機器が必要 | ・移動販売 ・小規模店舗、個人店舗 ・イベントへの出店 |
ターミナル型 | ・レジ専用で高機能オプション ・機能が豊富 ・導入費用が高額 | ・大規模店舗 ・メニュー数が多い店舗 ・レストラン |
パソコン型 | ・市販PCで対応可能 ・別途周辺機器が必要 ・初期費用が抑えられる | ・小規模店舗 ・個人事業主店舗 |
簡単に操作できるか
POSレジは一般的なレジスターに比べて、機能が豊富で操作ボタンが多くなります。特に、多くの機能を搭載するターミナル型は、操作に慣れるために十分な時間が必要です。一方、タブレット型は直感的に操作できるものが多く、比較的簡単に利用できます。
会計に専門スタッフを配置できれば、多少複雑な操作が必要なPOSレジでも使いこなせるでしょう。しかし、手の空いた慣れないホールスタッフが会計を行う場合は、できる限り簡単に操作できるPOSレジがおすすめです。
その他のPOSレジ・POSシステムの選び方
業務に追われる飲食店でも便利に使えるPOSレジですが、自店舗に適した費用対効果の高い製品を探し出すのは難しい場合もあります。POSレジ選びに迷った際には、上記で解説したポイント以外にも、以下のようなポイントに注目するのがおすすめです。
【重要なポイント3つ】
- 利用可能な端末を確認
- 自社の規模や将来性に合っているか
- 自社と同じ業種・業界の導入実績を確認
【その他の比較ポイント】
- 登録できる商品数を確認
- 外部システムと連携できるか
- サポート体制は充実しているか
まとめ
POSレジは、レジ会計と同時に売上に関するさまざまな情報を記録し、簡単に集計できるシステムです。多くの飲食店で導入されており、複数のPOSレジデータを一括管理できるため、チェーン展開している店舗にも適しています。
飲食店へのPOSレジの導入は、レジ作業の効率化によって短時間で会計が終了できるため、顧客がレジ会計を待つ時間を緩和します。また、集計や分析なども簡単にでき、レジ締め業務の短縮化にもつながります。
少子化などの影響で人材不足が常態化している飲食店では、業務の効率化が重要な課題となっており、課題解決にはPOSレジの導入が効果的です。本記事を参考に、自店舗に適したPOSレジを導入して、効果的な飲食店経営を目指しましょう。