無料のWebアンケートツールおすすめ5選|選ぶ際のポイントも解説

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  • インターネット上でアンケートを作成できるWebアンケートツールには無料のものもある
  • 無料のWebアンケートツールはコストをかけずに利用できるが、機能は制限されている
  • 無料のWebアンケートツールを選ぶ際は、作成できる設問数やセキュリティを確認する

Webアンケートツールとは、インターネット上でアンケートの作成・配布・集計などができるツールのことで、中には無料で使えるものもあります。 本記事では、無料で使えるおすすめのWebアンケートツールや、選ぶ際にチェックしたいポイントなどを解説します。

目次

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  1. Webアンケートツールは無料で利用できる
  2. Webアンケートツールの基本機能
  3. 無料で使えるWebアンケートツールのメリット
  4. 無料で使えるWebアンケートツールのデメリット
  5. 無料で使えるWebアンケートツールの選定ポイント
  6. おすすめの無料Webアンケートツール5選
  7. その他のWebアンケートツールの選び方
  8. まとめ

Webアンケートツールは無料で利用できる

Webアンケートツールとは、アンケートの作成・分析・管理をWeb上で行えるツールのことです。アンケートの作成から分析まで一貫して行い、Webで手軽に答えてもらえるため、作業ごとに異なるツールを使用する手間がなく、回答しやすいという利点もあります。

アンケート結果はリアルタイムで収集され、回答期限前の途中データも確認可能です。また、統計分析やレポート作成機能が備わっているため、分析結果が見やすく表示され、迅速な意思決定につなげられます。

Webアンケートツールの基本機能

Webアンケートツールにはさまざまな機能がありますが、自社に必要なツールを見極めるためには、基本機能について知ることが重要です。以下では、Webアンケートツールの基本的な機能について紹介します。

アンケート項目作成

基本機能として、簡単にアンケートの項目を設定できる機能が搭載されています。アンケートには自由回答が可能な記述式をはじめ、単一選択・複数選択から選べる選択式など、さまざまな形式が用意されています。

また、プルダウン・スライダー・評価スケールを活用した5段階評価、表で複数項目を一括評価できるマトリクス形式のアンケートを作成可能なツールもあります。

さらに、画像付き設問や条件分岐付き設問など、ユーザーが回答しやすい仕組みが取り入れられているツールも多いです。

配信・回収・集計

作成したアンケートを配信する機能を使用することにより、アンケートツールからそのまま対象者にアンケートを送付可能です。そのため、工数の削減に役立ち、アンケートフォームに回答した内容は自動的に保存されます。

従来のように、返送されたアンケート結果を記入する必要がなく、入力ミスなどが発生しづらいです。そして、アンケートの結果を自動で集計でき、一目でわかりやすくまとめられるため、迅速な動向のチェック・分析が可能です。

条件分岐

条件分岐によって、ユーザーの回答に応じて質問内容やフローを変えられます。例えば、特定の回答に合わせて次に表示される設問を変更したり、条件を満たすことで新たな設問が出現するように設定したりできます

その他、AND/OR条件の組み合わせやページ分岐を使い分ければ、回答の無駄を減らしながら条件に満たない回答者を適切に振り分けることが可能です。対象者を絞ったアンケート、法人・個人で柔軟に切り替えたい場合にも便利です。

カスタマイズ

アンケートの見た目は回答率に影響します。配色・レイアウトをプリセットから選べたり、ブランドのイメージに沿ったカスタマイズができたりすると、信頼性の向上にもつながります。

独自性のあるアンケートページでインパクトを与えられれば、視覚的な誘導とユーザー体験の最適化を図ることが可能です。なお、無料のツールよりも有料のツールの方がカスタマイズ性に優れていることが多いです。

無料で使えるWebアンケートツールのメリット

無料のWebアンケートツールでは、調査したいデータに付随する質問を設定するだけでアンケートが作成でき、レイアウトやデザインを考える手間を省けます。

小規模なプロジェクトや個人利用においても、費用をかけずにアンケートを実施できるため、予算が限られている場合でも有効です。

紙ベースのアンケートでは、回答の集計や分析に時間と手間がかかりますが、アンケートツールを利用することで回答をデータとして集積できるため、集計や分析が短時間で行えるというメリットもあります。

無料で使えるWebアンケートツールのデメリット

無料のWebアンケートツールにはメリットがありますが、デメリットも存在します。有料のツールの使用が向いている場合もあるため、デメリットを把握した上で無料と有料どちらを利用するか検討しましょう。

機能や作成できる設問数に制限がある

無料で使えるWebアンケートツールでは、機能や作成できるアンケートの設問数に制限が設けられている場合があります。特に、アンケート結果の配信や分析、レポート作成機能といった高性能な機能が備わっていないケースが多いです。

また、設問数の制限は限られた質問しかできないため、一度のアンケートで多くの回答を得たい場合や、「Aを選んだ人は設問2へ、Bを選んだ人は設問3へ」といった回答に合わせて誘導するアンケートの実施には適していません。

広告が表示される

無料のWebアンケートツールの中には、アンケートフォーム上に広告が表示されるものがあります。利用者に不快感を与える内容の広告が含まれることも考えられ、操作の妨げになる位置に広告が表示されるといったケースが少なくありません。

「広告くらい気にしない」と軽視しがちですが、想像以上にストレスを感じ、作業に集中できないといった状況に陥りやすいのがデメリットです。

無料で使えるWebアンケートツールの選定ポイント

無料で使えるWebアンケートツールを利用する際は、適切なツール選びに必要なポイントがあります。無料版のWebアンケートツールは、予算を抑えながらアンケートを実施できる一方で、機能の不足や制限などが想定されます。

そのため、ツールを選定する際は重要なポイントを押さえて、運用に最適なツールを選ばなくてはなりません。ここでは、ツール選定のポイントを解説します。

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設問数や回答数の制限をチェック

無料版ツールでは、一度に設定できる質問の数に制限がある場合が多いです。ツールごとに10問まで、100件までといったように制限されており、詳細まで調査したい場合は制限によって十分なデータが収集できないこともあります。

そのため、アンケートの調査目的や詳細度に応じて、設問数が充分かどうか確認しましょう。また、アンケートの回答数にも制限が課せられることがあります。回答数に上限がある場合、上限以上のデータを収集することはできません。

設定したい質問の数や何人程度に回答して欲しいのかを事前に明確にし、実施するアンケートの規模に適したツールを選びましょう。

データの集計やダウンロードは可能か

アンケートを行う場合は、回答データの集計やダウンロードが必要になるため、アンケート終了後に行うデータ分析に活きる機能が搭載されたツールを選びましょう。

アンケートツールには、データのダウンロードや回答データを簡単に集計できる機能が搭載されています。しかし、無料のツールではこれらの機能に制限が設けられている場合もあるため、選定の際には機能の有無を充分に確認することが重要です。

回答データの集計やダウンロードがスムーズに行えると、アンケートの成果を最大限に引き出せます。データを有効活用して意思決定プロセスをサポートするために、これらの機能をしっかりとチェックしましょう。

セキュリティ対策は万全か

無料のアンケートツールを選定する際は、セキュリティ対策が十分に行われているかどうか確認しましょう。特に、収集したデータやアンケート結果などの流出は、ユーザーとの信頼関係に大きな影響を与えるだけでなく、企業の信頼性を低下させる恐れがあります。

そのため、ツールを選定する際は、ベンダーが採用しているセキュリティ対策の確認が必要です。例えば、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格としてのISO/IEC 27001に準拠しているか、リスク対策の内容について確認しましょう。

また、無料ツールがデータの転送や保存に対して、SSL(Secure Sockets Layer)やTLS(Transport Layer Security)などの暗号化プロトコルを使用しているかも大切です。これらが使用されていることにより、データの傍受や改ざんから保護できます。

無料で使える期間を確認

無料で使えるWebアンケートツールを選ぶ際は、無料で利用できる期間や条件を確認しましょう。一部のツールは、無料トライアル期間が終了すると自動的に有料プランに移行する仕組みになっています。

利用規約を入念に確認し、無料提供の条件や期間に関する情報を把握しておきましょう。また、複数の無料版Webアンケートツールを比較し、それぞれの無料の提供条件や機能を検討することが大事です。

これらを十分に考慮することで、実施するアンケートの要件に最も適したツールを見つけられます。

おすすめの無料Webアンケートツール5選

SCAVE

リアルタイムアンケートオンライン

リアルタイムアンケートオンライン
出典:realtime-enquete.jp

SCAVE

リアルタイムアンケートオンライン

商用利用可◎面白い機能で盛り上げ重視の方にもおすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 「投票」「クイズ」「大喜利」の3つのモードを備え、効果的にイベントを盛り上げられる
  • 参加人数が30人までは無料で利用でき、広告表示や機能制限もない
  • アンケートはリアルタイムで収集可能

MORE
ここが少し気になる…

  • 商用利用をする場合は「STANDARD」以上のプラン契約が必要

株式会社マクロミル

Questant

Questant
出典:questant.jp

株式会社マクロミル

Questant

直感的な操作ができ初めてツールを導入する方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 年間30,000件を超える調査実績のノウハウが詰まったツール
  • 70種類以上の豊富なアンケートテンプレートが利用可能
  • 無料プランがあるため導入しやすい

MORE
ここが少し気になる…

  • 無料プランの場合は、大規模なデータ処理に制約がある

Momentive Global Inc.

SurveyMonkey

SurveyMonkey
出典:jp.surveymonkey.com

Momentive Global Inc.

SurveyMonkey

テンプレートが豊富で効率的な調査を行いたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 簡素なものから本格的で高機能なアンケートまで作成できる
  • 簡単なドラッグ&ドロップによる操作でアンケート作成が可能
  • 社内から顧客へのヒアリングまでさまざまなシーンで役立つツール

MORE
ここが少し気になる…

  • カスタマイズ性が低く、複数さまざまなアンケートを作成したい方には不向きな場合も

エクスウェア株式会社

MOMONGAアンケート

MOMONGAアンケート
出典:www.it-momonga.com

エクスウェア株式会社

MOMONGAアンケート

オフラインや野外など幅広い範囲で利用したい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • アンケートの集計はもちろん名刺やその場で手書きしたメモのデータ化も!
  • リアルタイムでアンケート集計できるため、動向も素早く把握

MORE
ここが少し気になる…

  • 無料プランの回答件数上限は1万件で、大きな反響があった場合は対応しきれない可能性も

有限会社ディアイピィ

DIP Survey

DIP Survey
出典:www.dipsurvey.com

有限会社ディアイピィ

DIP Survey

回答数の制限がなくコストパフォーマンス重視の方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 利用目的や要望に応じてカスタマイズ開発が可能
  • 設問形式やアンケートの実施・終了期間などを細かく設定できる
  • 案内メールや催促メール、解答御礼メールなどを配信でき、回答率の向上に役立つ

MORE
ここが少し気になる…

  • 問い合わせや申し込み方法が分かりにくい

その他のWebアンケートツールの選び方

Webアンケートツールを選ぶ際には、重要なポイントとその他の比較ポイントを確認しておきましょう。

アンケート設計のアドバイスはデータの収集に影響するため、アンケートの実施経験が少なく、質問の作り方などに不安がある場合はアドバイスがあるツールがおすすめです。

【重要なポイント2つ】

  1. アンケート設計のアドバイスがあるか
  2. 自社に必要な機能が備わっているか

【その他の比較ポイント】

  1. 提供形態を確認
  2. 対応端末を確認
  3. サポート体制は充実しているか

まとめ

無料で使えるWebアンケートツールは、予算などに制約がある場合のアンケート実施に適した手段です。しかし、ツールによっては期間や機能に制限が設けられており、利用前にいくつかの確認すべき項目があります。

基本的には、データの集計や分析、ダウンロードなどの機能の有無、セキュリティ対策が万全であるかどうかの確認が必要です。また、設問数や回答数の制約にも注目し、アンケートの規模や要件に適した柔軟性を持つツールを選択しましょう。

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