CSVデータ出力ができるPOSレジおすすめ4選|選び方も解説
Check!
- POSレジには、会計と合わせてCSVデータを出力したり取り込んだりできるものもある
- CSVファイル対応のPOSレジなら、売上分析や商品情報などの取り込みも容易に行える
- 出力できるデータ内容はサービスごとに異なるため、導入前に確認する必要がある
POSレジには、CSVデータの出力や取り込みができるものもあります。POSレジに蓄積されたデータをCSV出力すれば、売上分析や検証なども容易に行えます。本記事では、CSVデータ出力ができるおすすめのPOSレジや選ぶ際のポイントなどを解説します。
目次
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POSレジのCSVデータ出力を活用しよう
POSレジとは、POSシステムを搭載したレジ端末のことです。POSレジには、商品販売時点におけるさまざまな情報を管理する機能が備わっており、会計と合わせて在庫状況や顧客データなどを取得できます。
POSレジの中には、取得したデータをCSV形式で出力できる機能を備えたものがあります。また、利用するサービスやレジの種類によっては、出力する項目のカスタマイズや集計期間の設定なども可能です。
POSシステムとは、小売業の日々の売上や販売した商品をデータ化して管理するシステムを指します。POSシステムを活用することで、売上管理の効率化や商品在庫の最適化が実現します。この記事では、POSシステムの機能やメリット・デメリット、選ぶ際のポイントを解説します。
CSVとは
CSVとは「Comma Separated Values」を略した言葉で、テキスト形式のデータファイルを指します。CSVデータは、行と列がそれぞれ異なる情報を表しており、各フィールドがコンマで区切られているという特徴があります。
テキスト形式のデータであることから、可読性に優れているため、データファイルに関する知識がなくても直感的な編集が可能です。また、プレーンテキストで保存されるため、多様なプログラムから開くことができます。
CSV形式のファイルは容量が小さく、データの転送や取り込みが容易です。これらの特徴から、CSVは汎用性の高いデータフォーマットとして、さまざまな場面で活用されています。
CSVデータ出力ができるPOSレジおすすめ4選
CSVデータ出力ができるPOSレジおすすめ比較一覧表
特徴 | 初期費用 | 月額料金 | |
---|---|---|---|
最短当日導入・決済OK 入金も最短翌営業日とすべてがはやい | 端末料金のみ (スマホでタッチ決済 の場合無料) | 無料 | |
初期コスト無料で端末の修理や交換も無料でサポート | 無料 | 9,900円(税込) | |
飲食店や薬局も幅広い業種・業態に対応できる | 要問合せ | 0円〜 | |
LINEと連携してデジタル会員証の発行やポイント運用ができる | 254,000円〜(税別) | 5,000円〜 |
Square株式会社
Square
GOOD
ここがおすすめ!
- Androidスマートフォンの「タッチ決済」にも対応
- 「複数店舗管理」「eギフトカード」「勤怠管理」など、充実した機能数
- 電話やメールでのサポートが受けられ、導入後も安心して利用できる
- 新規のお客様はVISA&・Mastercardの決済手数料が業界最安の 2.5%で導入が可能(2024年11月1日~)※詳細は公式ページを確認※
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ここが少し気になる…
- 払い戻しやオフラインモード時に対応している決済が限られている
SMBC GMO PAYMENT株式会社
stera pack POS
SMBC GMO PAYMENT株式会社
stera pack POS
初期コスト0円!無くなっているお店でのゆとりを取り戻したい企業におすすめ
GOOD
ここがおすすめ!
- 決済端末とPOSレジが1台だけで完結でき、レジ回りもすっきりした状態に
- スマートフォンでバーコードを読み取るだけで、商品管理や棚卸作業の効率化が実現
- 売上・在庫状況がリアルタイムでわかり、売り逃しや過剰在庫の削減が可能に
MORE
ここが少し気になる…
- 初期設定やダッシュボード参照にはパソコンで操作するため、別途パソコンの用意が必要
GOOD
ここがおすすめ!
- 入出荷管理やPL管理・販売管理機能も搭載
- 無料プランや飲食店向けプランを含む5つのプランから目的に合わせて選択可能
- 「免税」や「軽減税率」にも対応
MORE
ここが少し気になる…
- 月額費用が安いプランもあるがかなり機能が限られている
GOOD
ここがおすすめ!
- お客様専用ページ機能つきのサポートは無料で利用できる
- クラウド連携が可能で、一元管理や在庫や顧客情報の共有もしやすい
- リサイクルショップ向けのオプションも用意
MORE
ここが少し気になる…
- 土日祝・365日の電話サポートは「有料」サポートになる
CSVデータ対応のPOSレジのメリット
CSVデータ対応のPOSレジを利用することで、データの分析や検証が容易になり、データの取り込みが簡単に行えます。ここでは、CSVデータ対応のPOSレジのメリットについて解説します。
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CSVデータ対応のPOSレジのメリット
データ分析・検証が容易になる
CSVデータ出力が可能なPOSレジでは、蓄積されたデータをExcel(エクセル)などに取り込み、分析や検証を行えます。CSVデータは、コンマで区切られたテキストが羅列されている状態であり、一見しただけでは内容を把握することが困難です。
そこで、ExcelでCSVのデータを表・グラフなどに加工します。そうすることで、データの推移や詳細な内容を視認しやすくなります。また、日時順・数量順などの並び替えも容易に行えるため、販促に必要なデータ分析に役立つでしょう。
データの取り込みも簡単にできる
CSVデータの出力に対応しているPOSレジでは、CSVによるデータの取り込みも可能です。Excelなどで商品情報や顧客情報を管理している場合、そのままではレジにデータを登録できません。
しかし、CSVデータに変換することで、CSV対応のレジにデータを取り込むことができます。CSVデータをレジに取り込むと、レジ端末でのデータ登録作業が不要になるため、データ登録にかかる時間や手間を削減し、入力ミスの防止にもつながります。
売れ筋・死に筋商品を把握できる
POSレジに蓄積されている売上データをCSVデータに出力することで、各商品の売れ行きを確認できます。これは、売上金額でデータを並び替えすれば簡単に行えます。
売れ行きの確認により、売れ筋・死に筋商品を容易に把握でき、データに基づいて適切なアプローチを実行可能です。さらに、CSVデータ出力によって、販促キャンペーンを行う前と行った後のデータを比較できるため、簡単に効果検証が行えます。
POSレジのCSVデータ分析でできること
POSレジのCSVデータ分析には、Excelを使った手法がよく用いられます。ここでは、Excelを使用した代表的な分析手法と、それによって分かることを解説します。
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ABC分析
ABC分析は、商品を売上高やコスト、在庫などの評価軸に基づいてA・B・Cのグループに分類する手法です。
- Aランク:重要度が高くよく売れる商品
- Bランク:中程度の商品
- Cランク:あまり売れない商品
この分析でアイテムの優先度を可視化できるため、Aランクのものは仕入れ数を増やし、Cランクのものは仕入れ数を減らすなど、結果を基に効率的な在庫管理や仕入れ判断ができます。
バスケット分析
バスケット分析は、セットで売れる商品の組み合わせを分析する手法です。例えば、一緒に購入されやすい商品を特定して、セット販売を促進するために活用します。バスケット分析には、以下の指標が用いられます。
- 支持度:調査対象人数のうち両方の商品を買った人数
- 信頼度:片方の商品Aを買った人がもう一つの商品Bを同時に買う確率
- リフト値:商品Aの購入が商品Bの購入率をどの程度持ち上げるかの値
- 期待信頼度:商品Bを単独で購入する割合に対しての信頼度の割合
セット購入されやすい商品が把握できると、売り場の位置を近くに配置したり、同じ日にセールを実施したりするなどの販売戦略を最適化することが可能です。
CSVデータ対応のPOSレジを導入する際の注意点
現在では、さまざまな種類のPOSレジが存在していますが、CSVデータ対応のPOSレジを導入する際には、いくつかの注意点を把握しておくことが大切です。主に、以下のような注意点が挙げられます。
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CSVデータ対応のPOSレジを導入する際の注意点
入力漏れを防ぐ対策が必要
CSVデータ対応のPOSレジの活用を検討している際は、欠損値の発生に注意が必要です。欠損値とは、存在しない・欠落している空白の値を指します。
例えば、会計時に顧客の年代や性別などのデータを収集したい場合、データ入力を忘れるとその会計時のデータは欠損値となります。本来得られるはずだったデータが得られなくなるため、欠損値が多くなるほどに正確なデータ分析が困難になります。
したがって、CSVデータ対応のPOSレジを導入する際は、入力漏れを防ぐための対策や従業員への周知を行うなどの工夫が必要です。
定期的なデータ分析を行う
CSVデータ対応のPOSレジを導入しても、データを蓄積するだけで全く分析を行わないのでは、導入における十分な効果を発揮しません。そのため、どのようなタイミングでデータを取り込むのか、誰がデータ分析を行うのかなどを明確に定めておきましょう。
また、導入時には率先してExcelへの取り込み・データ分析を行っていた場合でも、時間経過とともに作業が疎かになることがあります。よって、社内での定期的な周知も心掛け、CSVデータ対応のPOSレジを有効活用していくことが大切です。
CSVデータ出力ができるPOSレジを選ぶ際のポイント
CSVデータ出力が可能なPOSレジを選ぶ際は、出力できるデータの種類や項目に注意しましょう。例えば、商品別売上・従業員別売上・決済方法別売上などの分析を個別に行いたい場合、これらのデータ出力に対応しているものを選ぶ必要があります。
必要なデータを出力できないと、POSレジのデータを分析に活用することが不可能です。また、データの加工に多くの手間がかかってしまう可能性もあるため、導入前にどのようなデータ出力ができるかを確認しておきましょう。
その他のPOSレジの選び方
POSレジを選ぶ際は、まず利用可能な端末の種類を確認しましょう。また、自社の規模や将来性を考慮し、自社と同じ業種・業界における導入実績を確認するのもおすすめです。これらは、POSレジを選ぶ上で特に重要なポイントとなります。
その他にも、重要なポイントと合わせて、操作性・外部システムとの連携機能・登録可能な商品数・サポート体制にも注目しましょう。これらのポイントを考慮することで、自社のニーズに合ったPOSレジを選ぶことができます。
【重要なポイント3つ】
- 利用可能な端末を確認
- 自社の規模や将来性に合っているか
- 自社と同じ業種・業界の導入実績を確認
【その他の比較ポイント】
- 使いやすい操作性か
- 登録できる商品数を確認
- 外部システムと連携できるか
- サポート体制は充実しているか
まとめ
POSレジには、CSV形式でデータを出力できるものがあります。POSレジに蓄積されたデータを分析や検証に役立てたい場合は、CSVによるデータ出力が可能なものがおすすめです。
CSVはテキスト形式のデータであり、Excelをはじめとするさまざまなシステムとの互換性に優れています。そのため、Excelによるデータの加工が容易であり、販促などの施策に役立つ分析を簡単に行えます。
CSVデータ出力ができるPOSレジを選ぶ際は、自社で利用可能な端末のものを選びましょう。また、サービスによって出力できるデータの種類や内容が異なるため、自社が求める機能を備えたものを選ぶことが重要です。