SMSとは?送信方法、メリット・デメリット、送信時の注意点を解説

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  • SMSとは、携帯電話番号宛に短いテキストメッセージが送れるサービスのこと
  • SMSは電話番号を知っていれば送信でき、到達率や開封率も高いのがメリット
  • SMSは送信できる文字数に制限があり、超えると届かないことがあるため注意する

SMS(ショートメッセージサービス)とは、携帯電話番号宛にテキストメッセージが送れるサービスです。電話番号を知っていれば送信でき、開封率も高いですが、文字数には制限があります。この記事では、SMSのメリット・デメリットや送信方法、注意点などを解説します。

目次

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  1. SMSとは
  2. スマホ・携帯でSMSを送信する方法
  3. PCでSMSを送信する方法
  4. SMSをビジネス利用するメリット
  5. SMSをビジネス利用するデメリット
  6. SMSを送信する際の注意点
  7. まとめ

SMSとは

SMS(Short Message Service:ショートメッセージサービス)とは、スマートフォンの電話番号を利用してテキストを送受信するメッセージサービス機能です。相手のメールアドレスを確認したり、アドレスを入力する必要がないため、メールよりも手軽に利用できます。

また、SMSアプリはスマートフォンに標準搭載されているため、別途専用アプリをインストールする必要がありません。異なるキャリア同士でメッセージのやりとりができる点も特徴です。

知人同士のほかにも、ビジネスとして顧客への情報発信などにも利用でき、非常に使い勝手の良いサービスです。

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MMSとの違い

MMSとは、メディアメッセージングサービス(Media Messaging Service)と呼ばれ、キャリア携帯会社が提供している独自のメッセージサービスです。例えば、「@au.com」のように、キャリアのドメインがついた独自のメールアドレスを使用して送信します。

キャリアによって仕様は異なりますが、SMSと違って画像や動画、音声データなど、テキスト以外にも幅広い送受信が可能です。SMSが電話回線を用いるのに対し、MMSはインターネット回線を用いることも大きな違いです。

SMSとMMSの違いとは?iMessageとの違い、注意点も解説

SMSとMMSはどちらもメッセージアプリですが、それぞれ特徴が異なっています。SMSは電話番号を使って送信するのに対し、MMSはメールアドレスを使用する仕組みです。この記事では、SMSとMMSの違い、iMessageとの違い、使用時の注意点などを解説します。

Eメールとの違い

Eメールとは、パソコンやスマホなどの情報機器同士がインターネットなどのネットワークを利用して、メールアドレス宛に相互にメッセージのやりとりができるサービスです。前提として、送信相手が@の付いているメールアドレスを持つ必要があります。

Eメールでは、テキストのほかに画像、映像、文書ファイルなどを添付して送信できることや、一つのメールを複数の宛先に対して同時に送信できることが特徴となっています。

また、SMSには文字数制限がありますがEメールでは文字数の制限がなく、長文の送受信を行う場合に便利です。

スマホ・携帯でSMSを送信する方法

SMSの送信方法は端末ごとに異なりますが、基本的にスマートフォンの場合はプリインストールされている「メッセージ」などのアプリを利用する場合が多いです。

ここでは、SMSの送り方として、iPhone、Android、ガラケー(フィーチャーフォン)の場合に分けて解説します。

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iPhoneの場合

iPhoneでSMSを利用する場合には、特別な設定は不要です。iPhoneの初期設定で行われているSIMカードのモバイル通信回線の認証が完了すれば、特別な設定をしなくてもメッセージアプリでSMSの送受信を行うことができます。

iPhoneからSMSを送信する場合は、次の手順となります。

  1. ホーム画面上の「メッセージ」アプリをタップ
  2. アプリ画面右上の「新規作成(青色のアイコン)」をタップ
  3. アプリ画面上部の宛先に「電話番号を直接入力」または、「電話帳(+のアイコン)」から宛先を選択
  4. アプリ画面下部の文章入力欄をタップして、「本文(メッセージ)の入力」
  5. アプリ画面下部の送信ボタン(矢印↑アイコン)をタップし送信
  6. 「SMS/MMS (送信日時)」「本文」が表示されるとSMSでの送信が完了

*iPhoneからAndroidに向けてメッセージが送信された場合、アイコンとメッセージ欄が「緑色」になり、iPhoneやiPadに向けてメッセージが送信された場合、アイコンとメッセージ欄が「青色」になります。

*「!」マークが表示される場合は、送信エラーですので、宛先・電波(機内モードON)などを確認し再送信します。

*過去にメッセージをやり取りしたことのある宛先に送る場合は、新規作成ではなくメッセージ一覧から選択することができます。

Androidの場合

Androidでも、iPhoneと同様にメッセージアプリがプリインストールされています。ただし、Androidのキャリアが、NTTドコモ、au、ソフトバンクの場合、「+メッセージ」がプリインストールされています。

「+メッセージ」はこの3社間でのみ利用できるSMSアプリです。基本的に、Androidのショートメールは+メッセージで不自由なくメッセージを送信できますが、メッセージアプリを使用することもできます。

ここでは、Androidで「メッセージ」アプリを使う際のSMSの送信方法を紹介します。+メッセージでもほぼ同じ手順となります。

  1. ホーム画面、またはアプリ一覧画面にある「メッセージ」アプリをタップ
  2. アプリ画面右下にある「新規作成(青色のアイコン)」をタップ
  3. アプリ画面上部の宛先に「電話番号を直接入力」または、「電話帳(+のアイコン)」から宛先を選択
  4. アプリ画面下部の文章入力欄をタップし「本文(メッセージ)」を入力
  5. アプリ画面下部の送信ボタン(右下の紙飛行機アイコン)をタップして送信
  6. 「SMS/MMS (送信日時)」「本文」が表示されたらSMSでの送信が完了

*機種により若干手順が異なる場合があります。

*「!」マークが表示される場合は、送信エラーですので、宛先・電波(機内モードON)などを確認し再送信します。

*過去にメッセージをやり取りしたことのある宛先に送る場合は、新規作成ではなくメッセージ一覧から選択することができます。

ガラケー(フィーチャーフォン)の場合

SMSの送信は、ガラケーでも簡単に行えます。タイトルを考えずに済む点やToとCcの違いなどを考慮しなくてもよいので、メールよりも簡単に送信できます。

ガラケー(フィーチャーフォン)のメール機能を使ったSMSの送信方法は、次の手順となります。

  1. メニューからメールを選択
  2. メールからメール作成(新規作成)を選択
  3. 宛先に電話番号の入力または電話帳から宛先を参照
  4. メッセージを入力
  5. 送信ボタンを押下し送信

*機種により若干手順が異なる場合があります。

PCでSMSを送信する方法

SMSは電話番号を使ってメッセージを送信するサービスなので、基本的にはスマートフォンやガラケーを使って送信します。しかし、PCからSMSを送信する方法もあります。ここでは、個人の場合と法人の場合に分けて、その方法を解説します。

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PCでSMSを送信する方法

  1. 個人の場合
  2. 法人の場合

個人の場合

個人がPCでSMSを送信するには、スマートフォンとPCを連携させる必要があります。iPhoneはMacのアプリを使って、AndoroidはWebブラウザからPC版メッセージを利用することで連携させることができます。

iPhoneの場合は、Macでメッセージアプリを開き、iPhoneで使っているApple IDでサインインすると連携が完了します。なお、iPhoneはMacとしか連携できないため注意が必要です。

Andoroidの場合は、MacでもWindowsでも連携ができます。WebブラウザからPC版メッセージを開いてQRコードを表示したら、AndoroidのメッセージアプリでQRコードを読み取ります。これでPCからSMSを送信できるようになります。

法人の場合

ビジネス目的でSMSを利用したい場合は、「SMS送信サービス」を利用するのがおすすめです。SMS送信サービスとは、多人数への一斉送信やSMSの予約配信・自動配信、SMS認証といった機能が提供されている、法人向けのサービスです。

このサービスを利用することで、顧客向けのメルマガをSMSで配信したり、企業からの重要なお知らせを一斉送信したりすることができます。一斉送信の際、送信先番号ごとに異なる情報を差し込んで送ることができる機能を搭載しているサービスもあります。

サービスによって搭載されている機能や料金体系などが異なりますので、自社の要件に合ったサービスを導入しましょう。

SMS送信サービスとは?導入のメリットや選び方のポイントも解説

SMS送信サービスとは、大手携帯キャリアの携帯電話にあるショートメッセージサービスを利用し、メッセージの一斉送信ができるサービスです。この記事では、SMS送信サービスの主な活用方法やシステム導入のメリット・デメリット、選び方のポイントなどを詳しく解説します。

SMSをビジネス利用するメリット

近年、SMSは個人同士のやりとりに加えて、ビジネスシーンでも幅広く利用されています。ここでは、SMSの主な3つのメリットについて、詳しく解説します。

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電話番号だけで送信できる

SMSは、携帯電話番号を使ってメッセージの送受信を行います。そのため、相手の電話番号さえ知っていれば、メッセージを送ることが可能です。顧客情報としてメールアドレスがなくても、メルマガ配信などができます。

近年、MNP(Mobile Number Portability:ナンバーポータビリティ)の普及もあり、機種やキャリアの変更後も同じ電話番号を引き継ぐ人が増えており、本人に確実に送信しやすいというメリットがあります。

到達率・開封率が高い

SMSは、メールなどの他のメッセージサービスと比較して、到達率や開封率が高いと言われています。電話番号宛てに送信するため、ガラケーなどフィーチャーフォンに対してもメッセージが届きやすいです。

また、SMSのオプションの加入により、タブレットを使ってメッセージを送受信することもできます。そのため、スマートフォンを持っていない相手とも連絡ができるので、メッセージの到達率はかなり高くなります。

さらに、SMSでは新しいメッセージを受信すると、プッシュ通知機能により、携帯電話の画面上に音や振動と共に、新着通知が表示されるようになります。そのため、メッセージの到着が認識されやすく、開封率も高まる傾向があります。

SMS認証が利用できる

SMS認証とは、ユーザーがアカウントやサービスにアクセスする際に、事前に登録した電話番号宛てにSMSを送信し、そのメッセージへの返信や受信した認証番号などを使用して、2段階で本人確認を行うセキュリティ手法です。

SMS認証を導入して2段階認証を徹底することにより、サービス登録時の不正やなりすましを防ぐことができます。また、従来のIDとパスワードと併せてログイン時に利用することで不正アクセスの防止ができ、サービスのセキュリティが高まります。

SMS認証とは?言葉の意味やメリットなどわかりやすく解説

SMS認証とは、SMS(ショートメッセージ)を利用して、ユーザーのスマホに認証コードを送信して本人認証を行うシステムのことです。メールアドレスよりもセキュリティ対策を強化でき、様々な場面で活用されています。本記事では、SMS認証のやり方などを解説しています。

SMSをビジネス利用するデメリット

SMSは、スマートフォンなどの普及に伴い広く利用されていますが、いくつかのデメリットも存在します。デメリットを知っておくことで、SMSをより効果的に利用することができます。ここでは、SMSの主な3つのデメリットについて解説します。

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文字数に制限がある

SMSは送信文字数に制限があり、1通につき最大全角で670文字半角英数字のみの場合は最大1,530文字までとなっています。

そのため、文量の多い内容を配信するのには向いていません。文字数を気にしないでメルマガ配信などをしたい場合は、Eメールの方が向いているでしょう。

また、URLなどを添付する場合も注意が必要です。URLは文字数が多くなりがちなため、URLを盛り込んだメッセージは文章の文字数がより制限されてしまいます。SMS送信サービスにはURLを短縮する機能が搭載されていることもあるので、事前に確認しましょう。

件名入力・画像添付はできない

SMSで送信ができるのはテキストメッセージのみで、「件名」は記入することができません。件名が記入できるEメールと比べると、誰が何の要件でメッセージを送ってきたのか、受信者側がすぐに理解できないことがあります。

また、SMSでは、画像、動画などのファイルは送信できません。添付ファイルを付けてメッセージを送るとエラーになります注意が必要です。

どうしても画像ファイルを送りたい場合には、インターネット上に一度ファイルをアップロードして、そのURLをSMSのテキストとして送る方法があります。

SMSを送信する際の注意点

個人でも法人でも、SMSを送信する際には、事前に知っておくべきいくつかの注意点があります。この注意点を把握することによって、より効果的にSMSが利用できます。ここでは、主な注意点として、以下の項目の詳細について解説します。

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70文字以上は正常に受信できないことがある

古い機種では、1回のメッセージが70文字を超えると複数のメッセージに分割されて受信されることがあります。

また、70文字を超えていると一部機種は正常に受信しない可能性もあるので、1回のSMSが70文字を超える場合には注意が必要です。70文字以下に抑えることは、料金面でも有利になります。

文字数制限をオーバーすると届かないことがある

SMSでの1メッセージあたりの上限文字数は、全角で670文字、半角で1,530文字と解説しましたが、これを超えるとメッセージが届かない場合があります。

そのため、SMSでメッセージを送信する際は、できるだけ文字数を抑えることが大切です。特に、ビジネス利用で重要な情報をSMSでお知らせする場合は、きちんと情報が伝わるようにこういった規程をしっかり把握しておくべきです。

通常利用では送信数に制限がある

携帯電話のキャリアでは、大量に送信される迷惑メールなどへの対処として、メール・メッセージ送信件数に制限を設けている場合が多いです。携帯電話会社により異なりますが、大体、1日200件以上のSMSは送信が制限されます。

この件数には、何らかの回線障害や不具合で送信できなかったケースもカウントされることがあり、短時間にSMSを大量に送ることにより、送信数の制限内であっても送るメッセージ数が制限されてしまう可能性があります。

SMS送信サービスを利用せずにSMSを1日に何通も送る場合には、送信の制限数を確認しながら、それを超えないように注意が必要です。

通常利用では1つの宛先にしか送信できない

SMSは、基本的に一つの携帯電話番号に短いテキストメッセージを送信するためのサービスとしてデザインされています。そのため、複数人の電話番号に同じ内容のメッセージを一斉に送信する機能は搭載されていません。

そのため、5人の相手に同じメッセージを送る場合には、同じメッセージを5回、個々の電話番号宛てに送る必要があります。多人数に一斉送信したい場合は、SMS送信サービスの導入を検討しましょう。

個人利用では文字数により料金が変動する

SMSの受信は無料ですが、送信は文字数によって1回あたり通常3.3円〜33円までの範囲で送信料がかかります。

ちなみに、1~70文字の場合で3.3円、71~134文字で6.6円、135~201文字で9.9円、202~268文字で13.2円、403~469文字で23.1円、537~603文字で29.7円、604~670文字で33円となっています。

契約するキャリアやプランなどによって異なりますが、メッセージの文字分割などによって料金が変わりますので、事前に料金の詳細についての確認をおすすめします

なお、SMS送信サービスの場合は「1通〇〇円」というように従量課金制になっていることが多いです。

送信元の名前を明記する

SMSは携帯電話番号により、メッセージを送信するサービスなので、相手先にこちらの電話番号が登録されていない場合、相手は、誰から届いたメッセージなのか確認することができません。

そのため、SMSを送る際には、送信者の名前をテキスト内に明記することが大事です。最近では、SMSを利用した詐欺メールなども出回っているため、各キャリアでは、こうした詐欺メッセージや迷惑メッセージに対して、拒否設定できるようになっています。

もし、相手の電話帳に登録されていないメッセージが届いた場合、迷惑メール扱いとなる可能性もあるので、必ず送信者の名前を明記するようにしましょう。

まとめ

SMSとは、携帯端末の電話番号で短いメッセージを送受信することができるサービスです。基本的に、相手の電話番号を知っていればメッセージを送信できる便利な機能です。

SMSでは、ホーム画面にポップアップ通知が音やメッセージで表示されるので、見逃される可能性が少なくなり、到達率・開封率が高いことも利点となっていて、注目されています。

また、企業向けに有効な機能が搭載されているSMS送信サービスもありますので、自社の要件に合った機能を搭載しているサービスを導入し、効果的なSMS送信サービスを推進しましょう。

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