監視カメラとは?防犯カメラとの違いやメリット・デメリットを解説

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  • 監視カメラとは、特定の場所や人物を監視し、映像の記録を残すためのものである
  • 監視カメラの導入で、犯罪や従業員の内部からの不正の防止に役立つ
  • 監視カメラ導入の際は、設置場所や自社に必要な機能を確認して検討する

監視カメラとは、特定の場所や人物を監視し、映像の記録を残すためのものです。犯罪やトラブルの防止・情報収集にも役立ちます。本記事では、監視カメラについてよく知らない・導入を検討している方のために、監視カメラのメリット・デメリット、種類や選び方を解説しています。

目次

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  1. 監視カメラとは
  2. 監視カメラの種類・形状
  3. 監視カメラの機能
  4. 監視カメラのメリット
  5. 監視カメラのデメリット
  6. 監視カメラの選び方
  7. ダミーカメラに意味はないのか
  8. まとめ

監視カメラとは

監視カメラとは、特定の場所や人物の様子などを監視する目的で用いられるカメラのことです。天候の変化や地震などの災害、交通量の調査など多岐に渡り利用されています。テレビで目にすることが多いお天気カメラも、監視カメラの一種です。

監視カメラは、事件や事故の証拠映像など、犯罪の立証にも役立てられています。そのため、防犯目的のカメラに比べると、比較的小さいカメラを目立たない場所に設置することが多いです。

リアルタイムの監視に加えて、録画機能の性能も高くなっているため、犯罪の証拠や犯人の顔が鮮明に記録されているのも監視カメラの特徴です。

監視カメラと防犯カメラの違い

監視カメラと防犯カメラは、設置する用途や目的が異なります。防犯カメラは、犯罪を未然に防ぐ目的で使用されることが多いため、人目に付きやすい場所に設置されることが多いです。

監視カメラは、カメラの存在自体で犯罪抑制効果を期待するものなので、ダミーのカメラを設置しているケースもあります。一方で、監視カメラは監視を目的として使用されることが多いため、人目に付きにくい目立たない場所に設置されることが多いです。

また、監視が目的のため、ダミーの設置は基本的にありません。自然災害・交通量計測・水量計測など、多岐に渡る用途で使用されています。

監視カメラの分類

監視カメラには、アナログカメラとネットワークカメラがあります。ここでは、この2種類のカメラについて性能や機能を解説します。

アナログカメラ

アナログカメラは、一般的に主流とされるカメラです。同軸ケーブルでモニターや録画する機械を直接繋ぎ、映像データを送ります。

映像の質がネットワークカメラよりも劣る点が懸念されていましたが、最近では、アナログハイビジョンカメラといったものが普及していて、アナログカメラでも200万〜500万画素程度のフルハイビジョンレベルの画質の機器が多く見られます。

アナログカメラの利点は、安価な点です。アナログカメラは、設置する場所が複数で離れた場所の場合、配線が複雑になります。その点の工事費を加味しても、ネットワークカメラよりコストを抑えられることが多いです。

ネットワークカメラ

ネットワークカメラは、近年認知度が高まったこともあり、導入希望の件数が広がってきているカメラです。ネットワークカメラは、LANケーブルを使用してネットワーク経由で映像データを送ります。

ネットワークカメラの利点は、画質の良さにあります。データの圧縮が可能なため、4Kや8Kの高解像度にも対応可能です。また、夜間などの暗い場所や、逆光が強い場所でも鮮明に見ることができる機器も展開されています。

アナログカメラよりもコストが高い傾向にありますが、録画機などがなくても遠隔での監視が可能で撮影範囲が広い機器も多いため、複雑な配線工事の必要がありません。

監視カメラの種類・形状

監視カメラには、バレット(ボックス)型カメラ・ドーム型カメラ・全方位カメラ・PTZカメラの4種類の形状があります。それぞれ特徴が異なるため、用途に合わせて選びましょう。

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バレット(ボックス)型カメラ

バレット(ボックス)型カメラは、見た目からいかにもカメラと分かる形状をしているタイプのものです。バレットとは、銃弾や弾丸を意味する「bullet」からきているとされ、威圧感を感じさせる見た目から、犯罪の抑止効果が期待できます。

バレット型カメラは単体でも防水・防塵に優れたものが多く、ハウジング(屋根付きのケース)がなくても屋外で使用しやすいのが利点です。そのため、コンビニやスーパーなどの店舗に加えて、駐車場や電柱などの屋外まで幅広く設置することが可能です。

ドーム型カメラ

ドーム型カメラは、レンズ部分が円形のドームで覆われていて、監視する方向が分かりにくい構造のカメラです。バレット型のような威圧感がないため、カメラを目立たせたくない場合に使用されます。

また、風景に溶け込ませる場合にも適しているため、景観を重視したい場合にも使用しやすいのが利点です。レンズ部分が覆われているため、耐水・耐塵性に加えて、耐衝撃性を備えている機器が多くあります。

全方位カメラ

全方位カメラは、魚眼レンズが搭載されているため、ひとつのカメラで360度監視が可能です。コンビニ程度の広さであれば、店舗の中心部分に設置することで店舗内を1つのカメラで監視することができます。

この全方位カメラの性質を利用して、店舗内にいる客数を把握したり、どのエリアに人が集まりやすいかなどを確認することもできます。

PTZカメラ

PTZカメラのPTZとは、P(パン)が水平回転、T(チルト)が垂直回転、Z(ズーム)が望遠・広角の切り替えを指します。水平回転・垂直回転・望遠・広角の切り替えを、遠隔で操作できるカメラをPTZカメラと呼びます。

アナログカメラとネットワークカメラの両モデルを展開していますが、近年PCやスマホから遠隔操作できるネットワークモデルのPTZカメラが普及しています。専用のコントローラーやマウスを使用してPTZを操作することにより、PTZカメラ1台で広範囲の監視を可能としています。

さらに、自動追尾機能が搭載されている機器もあり、使用者が操作をしなくても自動で視点を変えることができます。一方で、常に撮影場所が固定されているカメラとは違い、視点を変えながら広範囲を監視するため、同じ場所を監視し続けることはできません。

監視カメラの機能

監視カメラには、多彩で便利な機能が搭載されています。撮影に関する機能に加えて、カメラ自体の耐久性にも期待できる機能があります。

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機能主な内容
夜間撮影機能夜間でも鮮明な映像を撮影できる
WDR(ワイドダイナミックレンジ)機能録画映像の明るさの調整や補正がされて被写体を鮮明に撮影できる
デフォッグ(霧除去補正)機能霧などの悪天候下でも鮮明な映像を撮影できる
光学ズーム機能映像を拡大しても画素数が低下せず鮮明な映像を確認できる
防塵・防水機能耐久性が高いため屋外でも有効的に運用できる
顔認証機能撮影・録画映像の中で事前に登録された顔を識別する
双方向音声機能電話のようにお互いの声が通じる

夜間撮影機能

夜間撮影機能では、少しの光を拾うことで、夜間などの暗い場所をカラー撮影することができる「微光監視型」と、完全な暗闇でも撮影ができる「赤外線暗視型」の2つがあります。

白色のLEDが搭載されている機器であれば、暗い場所でもフルカラーで鮮明に映像を撮影することができます。そのため、電灯のない暗い道や、夜間は電気を消すオフィス内などへの設置が有効的です。

WDR(ワイドダイナミックレンジ)機能

WDR(ワイドダイナミックレンジ)機能では、明暗差が大きい映像の場合でも、録画映像の明るさの調整や補正がされて被写体を鮮明に撮影することができます。

シャッタースピードを変化させて撮影した2枚の画像を合成することで、明るい場所を適度に暗く、暗い場所は適度に明るくして映像を鮮明に映し出します。

窓の外が明るい室内をカメラで撮影するとき、明るい部分が白くなってしまったり、暗い部分が黒くなってしまうことがあります。その際にWDRを使用することで、問題を解消できます。

デフォッグ(霧除去補正)機能

デフォッグ(霧除去補正)機能では、低下したコントラスト比を自動的に補正して、霧などの悪天候下でも鮮明な映像を撮影することができます。

雨や霧の発生が多い地域では、肝心な映像が鮮明に映し出されていないケースが少なくないですが、天候によるトラブルも軽減できる魅力的な機能と言えます。

光学ズーム機能

カメラの焦点距離を変化させて、被写体を拡大するズームのことを指します。光学ズームでは、映像を拡大しても画素数が低下せず鮮明な映像を確認することができます。

そのため、従来のような電子ズームを使用した場合の映像のように、画像が荒く見えにくいといったトラブルを解消できます。

防塵・防水機能

防塵・防水機能は、雨や風に強く耐久性が高いことから、屋外でも安心して使用することができます。IP規格といった国際電気標準化会議や、日本工学規格で採用されている規格があり、IP00〜IP68まであります。

1の位が防水の指標を、10の位が防塵の指標を表していて、屋外用のカメラの場合IP66以上が望ましいとされています。

顔認証機能

撮影・録画映像の中で、事前に登録された顔を識別します。オフィスでの来客や、出社などで主に利用されています。

顔認証には、顔を平面的に捉える2D顔認証と、立体的に捉える3D顔認証の2種類がありますが、3D顔認証の方が精度やセキュリティ性が高いシステムです。

また、使用者が目視で確認することも可能で、不正抑止効果が高いことが利点です。パスワードやIDの発行も不要なため、手軽に利用することができます。

双方向音声機能

双方向音声機能は、マイクとスピーカーがついていることで、電話のようにお互いの声が通じ合う機能です。防犯目的で双方向音声機能を使用する場合、スピーカーでの声掛けによって犯罪を未然に防ぐ効果が期待できます。

注意点として、プライバシーの侵害になる恐れがあるため、防犯目的でカメラを設置し映像と音声を録画・録音していて、それ以外の目的では使用しない旨を告知するようにしましょう。

監視カメラのメリット

監視カメラには、存在自体に犯罪の抑制効果が期待できることなど、多くのメリットがあります。以下で、5点のメリットについて解説します。

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犯罪を未然に防止

監視カメラを設置することで、犯罪を未然に防ぐことが期待できます。空き巣や窃盗は、監視カメラを設置していない家や店舗を中心に狙う傾向があります。

監視カメラを目立つ場所に設置することによって、早い段階で不審者を発見することができて、犯罪を未然に防げる頻度が上がります。

また、監視カメラを設置する際には、防犯カメラ作動中と記載のあるステッカーなどを併せて貼っておくと、より犯罪抑止力の向上が期待できます。

犯罪の記録が可能

監視カメラを設置しておけば、犯罪の瞬間を記録することが可能です。犯人が監視カメラの存在に気付いていない場合には、犯行の一部始終が録画されていることがあり、犯人特定の手がかりとして大きな活躍が期待できます。


一方で、犯人が監視カメラの存在に気付いた場合でも、犯人の特定につながる重要な情報を記録することができるケースもあります。

最新の監視カメラでは、録画の記録をクラウド上に保存できる製品もあります。このような製品では、万が一、カメラ自体が壊されたり持ち去られたりなどのアクシデントが起きた場合でも、直前までの情報は保護されるためカメラに記録された映像を確認できます。

状況検証が可能

監視カメラの機能によって、状況の検証が可能です。マイク機能付きの監視カメラの場合、リアルタイムの音声を録音できることから、顧客と従業員のトラブルなどが発生した際にも役立ちます。

たとえば、会計時のトラブルなどでありがちな、言った・言わない、やった・やってないなど、より正確な状況証拠を残すことが可能です。証拠を残すことにより、悪質なクレーマー対策などにも有効です。

従業員のマナー向上・不正防止

監視カメラを店舗やオフィスなどに設置しておけば、スタッフ・社員の管理にも役立ちます。監視カメラが設置されていることで、スタッフ・社員の「見られている」といった意識が芽生えます。その意識から、勤務態度の向上や、問題行動の抑制につながります。

また、社会問題とも言えるパワハラ・セクハラの防止にも効果が期待できます。スタッフ・社員の目につかないところで行われがちなハラスメントを、監視カメラの存在によって未然に防ぐことが可能です。


また、万が一トラブルが起きてしまった際にも、証拠を確認できることで誤解や誤認を防ぎます。

外出先からの監視が可能

ネットワーク機能が搭載されている監視カメラの場合、スマホやタブレットなどを使い、外出先からでも自宅や店舗内の様子を手軽に確認することができます。そのため、自宅で留守番している子供やペット、一人暮らしのお年寄りなどの様子を見ることが可能です。

また、自宅や店舗以外の路上などに設置されていることで、子供の見守りや徘徊してしまうお年寄りの捜索などにも役立ちます。

監視カメラのデメリット

監視カメラには、メリットが多くある一方で、導入の仕方や使用方法によってはデメリットを感じる場合もあります。ここでは、監視カメラのデメリットとなる可能性がある点と対策方法などを紹介します。

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導入・運用にコストがかかる

監視カメラを導入する場合、本体代や設置のための工事費など初期費用がかかります。また、毎月の電気代・通信費、故障などで機器の部品を交換する際などのランニングコストもかかります。

監視カメラの設置を検討している場合には、まず初期費用やランニングコストがどのくらいかかるのか、事前に計算しておくと予想外の費用に頭を悩ませる心配がありません。

導入するカメラによって撮影範囲が異なる

監視カメラを設置しても、すべての場所が撮影できるとは限りません。設置場所が少しずれているだけで、見えない死角ができてしまう場合があります。

また、普段は撮影範囲に入っている場所でも、日時によってトラックが停車して死角になっていたり、樹木が植えられて見えにくくなるケースもあります。

監視カメラを設置する際には、あらかじめ映したい場所がきちんと撮影されるか、カメラ台数、周りの交通状況なども併せて確認しておくと良いでしょう。

プライバシーの侵害になる可能性がある

監視カメラを設置していると、周囲からプライバシーの侵害を疑問視する声があがるケースがあります。たとえ設置した本人に悪気がなくても、監視カメラの撤去を求められたり、訴えられる可能性もあります。

監視カメラを設置する際には、事前に地域のガイドラインを確認して正しい手順を踏み、法律に触れないようしっかりと調べておくとトラブルが防げます。前もって正しい情報や、法律を把握しておけば、万が一トラブルが起きた場合でも対処できます。

監視カメラの選び方

監視カメラを選ぶ際には、どこに設置するか、どのような機能が使えるか、コスト面などポイントとなる点がいくつもあります。ここからは、監視カメラを選ぶ際に確認しておくと良い点を解説します。

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設置箇所を確認

監視カメラは、自宅や店舗などの屋内に設置する場合と、玄関や駐車場など屋外に設置する場合があります。どこに設置するかによって必要な機能や性能が異なります。

屋外に設置する場合

玄関や駐車場など、屋外に監視カメラを設置する場合には、防水・防塵の性能がしっかりと備わっているカメラが便利です。

雨や風にさらされる環境下でも、問題なく使用できるよう、国際電気標準化会議や日本工学規格で採用されている規格であるIPが、66等級以上ある商品が望ましいです。

また、電源の確保が困難な場所に監視カメラを設置したい場合には、ソーラー充電機能が搭載されたモデルが便利です。

屋内に設置する場合

自宅や店舗など、室内に監視カメラを設置する場合、動作検知機能があると便利です。動作検知機能があると、外出中や閉店後など、離れた場所にいても異常を検知することができます。

また、ネットワーク機能が搭載されている監視カメラの場合、スマホやタブレットなどを使い外出先からでも自宅や店舗内の様子を手軽に確認することができます。そのため、自宅で留守番している子供やペット、一人暮らしのお年寄りなどの様子を見ることができます。

自社に必要な機能を確認

夜間は真っ暗になるオフィスなどで、不審者対策をするために監視カメラの設置を検討している場合、夜間撮影機能を搭載したモデルを選ぶと便利です。

赤外線撮影機能を備えたモデルでは、光の少ない暗い場所でも、不審者の顔や服装を確認できるほどの画質で撮影ができます。

空き巣対策のために玄関に設置する場合や、車の盗難防止のために駐車場に設置する場合には、センサーライトが搭載されているモデルが便利です。近くに来た人を感知して点灯するため、不審者に対して「監視している」と警告できるメリットがあります。

コストを確認

監視カメラを設置する場合、本体代や、設置のための工事費などの初期費用がかかります。また、毎月の電気代・通信費、故障などで機器の部品を交換する際などのランニングコストも必要になります。

監視カメラの設置を検討している場合には、本体代・工事費などの初期費用や、ランニングコストがどのくらいかかるのかを事前に計算しておくと予想外の出費などの心配も軽減されます。

記録方式を確認

監視カメラで撮影する映像を記録しておくためには、HDDやSDカードなどの記録媒体を使用するか、クラウドを使用する必要があります。記録方式によって、必要なものやコストが変わります。

記録媒体に保存

監視カメラの映像を記録媒体に保存する場合には、HDDやSSD、SDカードが必要です。PCなどで使用されていることが多いHDDは、監視カメラの記録媒体として広く普及しています。HDDはほかの記録媒体よりも容量あたりの単価が安価で、長時間の録画が可能です。

SSDは、HDDに比べて衝撃や振動に強く、動作音が静かで消費電力が少ない、といったメリットがあります。衝撃に強いことからも、屋外に設置するカメラに適しています。容量あたりの単価は、HDDに比べて高い傾向にあります。

SDカード・microSDカードは、コストパフォーマンスが高いのがメリットです。コンパクトなため、カメラに直接挿し込んで使用するタイプであれば、レコーダーを併用しなくても映像を保存・確認することが可能です。

HDDやSSDに比べると容量が少ないため、使用する際には定期的に交換する必要があります。

クラウドに保存

監視カメラで撮影した映像を、インターネット上にあるクラウドに保存する方式です。レコーダーをカメラの近くに設置する必要がなく、ネット環境が整った場所であれば、外出先などからも映像を確認できます。

サービスの利用にランニングコストが発生する点がデメリットとなりますが、HDDやSDカード、専用モニターなどは不要なため、導入する際の費用は抑えられます。

ダミーカメラに意味はないのか

ダミーカメラでは意味がないのか、防犯効果は薄いのかとお悩みの方も多いでしょう。ここからはダミーカメラのメリット・デメリットをご紹介します。

ダミーカメラのメリット

ダミーカメラを防犯目的に使用する場合のメリットは以下の通りです。

  1. 低コストで設置可能で運用にもコストがかからない
  2. 配線や設置が非常に簡単
  3. 監視カメラと見た目が同じで犯罪・防犯の一助を担うことができる

このように低コストで使えるため、予算をかけずに防犯したいという方にもおすすめできるのがダミーカメラです。

ダミーカメラのデメリット

一方で、ダミーカメラには明確なデメリットも存在します。

  1. ダミーカメラでは録画録音はできない
  2. 犯罪のプロには見分けられてしまう可能性がある

ダミーカメラには、当然ながら録画録音ができないため、万が一犯罪行為が行われた場合はデータを証拠として残すことはできません。また専門的な犯罪者の中にはダミーカメラであることを見破ることができる人も存在します。

以上の理由から、「意味がない」と言われることがあるのがダミーカメラです。そのためダミーカメラを使用する場合は他のセキュリティシステムを併用して使うことをおすすめします。

まとめ

監視カメラは、犯罪を未然に防いだり、社内で起こる問題行動の抑制など、多岐に渡って活躍します。大雨による川の増水・地震の被害状況など、近年増えている自然災害を監視する目的でも利用されています。

音声データが保存されている監視カメラでは、店舗などでの顧客とスタッフ間の「言った・言わない」といったトラブルが起きた際にも、証拠の音声が確認ができるため、トラブル対策にも役立ちます。

設置に際し機器の購入費用やランニングコストはかかりますが、屋外に設置すれば街の治安維持が期待できたり、自宅や店舗に設置すると、「見られている」といった危機感を与えられて、窃盗などの犯罪を未然に防げることもあります。

監視カメラには、多種多様なモデルがあるため、目的に合った監視カメラを選びましょう。

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