おすすめの法人向けETCカード16選!選び方や個人との違いを解説|年会費無料カードも
法人ETCカードを導入すれば、立て替えによる後日精算や現金払いによる経費精算の手間を解消できます。ETCカードって法人で作った方がいいの?個人のカードと何が違うの?などよくある疑問点に向けて、法人でETCカードを作る理由や選び方、法人向けおすすめカードを紹介します。
目次
開く
閉じる
開く
閉じる
厳選3枚!おすすめ法人カード付帯ETCカード
社用車が多くETCカードが複数枚必要|JCB法人カード
JCB法人カードは初年度年会費無料、2年目以降も1,375円(税込)と安い年会費で、ETCカードを無料で複数枚発行できます。維持費が抑えられており、法人も個人事業主も発行が可能です。
JCB
【PR】JCB法人カード
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- ETCカードを複数枚無料で発行できる
- 請求書支払いサービスが利用できるので、カード払いに対応していない取引先への支払いも決済できる
- 初年度無料で、2年目以降も安価な年会費
- サイバーリスク保険が最大50万円
- 豊富な種類の会計ソフトと連携できる
- 「弥生会計オンライン」利用料2年間無料・「やよいの青色申告 オンライン」利用料1年間無料(キャンペーン対象期間:2024年4月1日(月)〜2025年3月31日(月))
MORE
ここが少し気になる…
- 国内の買い物にはショッピング保険がつかない
- 分割払いはできないのでその点を念頭に置いておく必要がある
- 利用限度額が大きくない
維持費を低コストで抑えたい|セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
徹底的に維持費を抑えたいなら、年会費が無料のセゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードがおすすめです。ETCカードが無料で9枚まで発行できます。登記簿謄本や決算書の郵送がなく、申し込みに手間がかかりません。
クレディセゾン
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
クレディセゾン
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
対象のビジネスサービスを利用し、マイルを効率的にためたい方におすすめ
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 年会費が無料で追加カードも9枚まで発行できる
- さまざまなビジネスサービスで永久不滅ポイントがお得に貯まる
- 永久不滅ポイントとマイルの返還率が高く、効率よくマイルを貯めることができる
- エクスプレス予約サービス(プラスEX会員)を利用し、1年中同じ会員価格で東海道・山陽・九州新幹に乗車可能
- 最大5枚まで無料でETCカードを発行できる
- 小規模法人・フリーランス・個人事業主に最適
- ビジネスシーンで利用が多い一部サイトでカードを使用すると永久不滅ポイントが通常の4倍(1,000円ごとに4ポイント)貯まる
MORE
ここが少し気になる…
- 対象サービスを利用しない場合、他カードと比べてメリットが少ない
- 国内・海外旅行傷害保険とショッピング保険がない
ハイステータスの代名詞アメックス|アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
ステータスカードの代名詞アメックスカードでも、基本カード会員1名につき20枚まで、追加カードも1枚につき1枚、無料でETCカードが発行可能です。ステータス性はさることながら、付帯サービスにも優れた法人向けETCカードをお探しの方におすすめです。
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
ステータス性が高いカードで充実したサービスを受けたい個人事業主におすすめ
【新規入会特典】最大年会費4年分相当*のポイント付与
加盟店利用で+100,000ボーナスポイント
*利用額に応じた通常加算ポイントを含む
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 旅行サービスが充実しており、空港ラウンジは同伴者1名まで無料で使える
- 手荷物ホテル当日宅配サービスで宿泊先に荷物を届けてもらえる
- 国内外を問わず保険が充実している
- ETCカードを20枚まで無料で発行できる
- ワインクラブやレストランの優待などのハイクラスな優待サービスがある
- アメックスのゴールドというステータス性とメタルカードにより所有欲が満たされる
MORE
ここが少し気になる…
- 年会費が36,300円と高く、割引などもない
- 追加カードの年会費も年会費13,200円/枚と高い設定
- ポイント還元率を上げるためには「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録(3,300円)が必要
なぜ法人向けETCカードは作った方がいい?法人向けETCカードと個人ETCカードの違いは?
法人向けETCカード | 個人ETCカード | |
---|---|---|
名義 | 法人名義 | 個人名義 |
請求先 | 会社 | 利用した自分自身 |
対象になる割引 | 休日割引・平日朝夕割引・深夜割引・大口・多頻度割引(※) | 休日割引・平日朝夕割引・深夜割引 |
※大口・多頻度割引は個人でも対象になりますが、適用条件が異なります
法人向けETCカードと個人ETCカードでは、機能的には管理者が違う程度で大きな違いはありません。ただし、法人向けに揃えることで、割引対象となったり、経費生産の手間が削減されます。
\クリックで詳細にジャンプ/
一般的に個人ETCでは受けにくい割引が受けられる
ETCカードの割引には「大口・多頻度割引」という割引があります。これは個人ETCカードでも申し込みをすれば受けられるサービスですが、事業届を提出していない個人が申し込む場合には4ヶ月分の保証金・最低10万円が必要になります。法人用ETCカードだからこそ受けられる割引といっても過言ではありません。
【大口・多頻度割引とは】
- 1ヵ月分の利用金額の合計に、「車両単位割引」と「契約単位割引」の割引を組み合わせて割引が適用される
- 「高速国道の大口・多頻度割引」と「一般有料道路の大口・多頻度割引」がある
- 高速国道と一般有料道路で合計料金は別々に計算される
車両単位割引と契約単位割引の割引率を詳しく説明します。
【車両単位割引の割引率|高速国道・一般有料道路共通】
1ヶ月の利用額(自動車1台) | ETC1.0の割引率 | ETC1.0の割引率 |
---|---|---|
5千円~1万円まで | 10% | 20% |
1万円~3万円まで | 20% | 30% |
3万円超 | 30% | 40% |
【契約単位割引の割引率|高速国道の場合】
契約単位割引を受けられるのは、契約者単位で1ヵ月の高速国道の利用額の合計が500万円を超えていることが条件です。
1ヶ月の利用額(自動車1台) | 割引率 |
---|---|
平均利用額が3万円超 | 10% |
【契約単位割引の割引率|一般有料道路の場合】
高速国道と同様に、契約単位割引を受けられるのは契約者単位で1ヵ月の高速国道の利用額の合計が500万円を超えていることが条件です。
1ヶ月の利用額(自動車1台) | 割引率 |
---|---|
平均利用額が3万円超 | 5% |
交通費の経理管理がしやすくなる
会社で有料道路を多用する場合は、法人でETCカードを作ることで交通費の経理管理が各段に便利になります。仕事で社員個人のETCカードを使ったり現金で立て替えたりすると、経費精算の際に領収書や申請書を提出してもらわなければなりません。余分な事務作業が増え、手間もかかります。高速道路や有料道路の支払いを法人のETCカードで一括管理することで、会社で行う処理が減り業務の効率化・ミスの削減に繋がります。
また全体管理が会社で可能になるので、利用した金額を確認しやすくなります。それによって必要のない費用を抑えられ、経費節約にも役立ちます。
利用金額が大きい分ポイント還元される額も大きい
ETCカードの種類によっては、利用金額に応じてポイントが還元されます。法人でETCカードを作ると、個人カードよりも利用金額が大きくなると予想できます。その金額がポイント還元され、さらに支払いに充てられるので会社全体の経費削減も可能です。
【法人向けETCで貯められるポイントの種類】
- ETCカード発行元のポイント
- クレジットカード付きであれば法人カードの独自のポイント
- ETCマイレージサービスのポイント
カード発行元のポイント還元が受けられるのは有名ですが、「ETCマイレージサービス」については知らない方が多いのが現状です。
ETCマイレージサービスとは、ETCカードの発行元とは別にETCマイレージサービスに登録することでポイントの還元が受けられるサービスです。「マイレージ」と聞くと航空会社のマイルの印象がある方もいると思いますが、そのETCバージョンとイメージしてください。
【ETCマイレージサービスの登録方法】
- ETCマイレージサービスの公式HPまたは郵送で申し込みをする
- マイレージIDとパスワードが掲載された書類が郵送で届く
- ETCマイレージサービスが利用可能になりポイントが貯まり始める
ETCカードを無料で発行!おすすめ法人カード8選
JCB
【PR】JCB法人カード
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- ETCカードを複数枚無料で発行できる
- 請求書支払いサービスが利用できるので、カード払いに対応していない取引先への支払いも決済できる
- 初年度無料で、2年目以降も安価な年会費
- サイバーリスク保険が最大50万円
- 豊富な種類の会計ソフトと連携できる
- 「弥生会計オンライン」利用料2年間無料・「やよいの青色申告 オンライン」利用料1年間無料(キャンペーン対象期間:2024年4月1日(月)〜2025年3月31日(月))
MORE
ここが少し気になる…
- 国内の買い物にはショッピング保険がつかない
- 分割払いはできないのでその点を念頭に置いておく必要がある
- 利用限度額が大きくない
主要スペックと発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- ETCカードが複数枚無料で発行可能
- Amazonやスタバ、ビックカメラなど優待店での利用でポイント最大20倍
- 出張時にうれしい空港ラウンジサービスや、接待に便利なゴルフサービスが豊富
- 「弥生会計オンライン」利用料2年間無料・「やよいの青色申告 オンライン」利用料1年間無料(キャンペーン対象期間:2024年4月1日(月)〜2025年3月31日(月))
MORE
ここが少し気になる…
- 法人確認書類の郵送が必要で発行に時間がかかる
- 貯めたポイントのマイル移行不可
クレディセゾン
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
クレディセゾン
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
対象のビジネスサービスを利用し、マイルを効率的にためたい方におすすめ
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 年会費が無料で追加カードも9枚まで発行できる
- さまざまなビジネスサービスで永久不滅ポイントがお得に貯まる
- 永久不滅ポイントとマイルの返還率が高く、効率よくマイルを貯めることができる
- エクスプレス予約サービス(プラスEX会員)を利用し、1年中同じ会員価格で東海道・山陽・九州新幹に乗車可能
- 最大5枚まで無料でETCカードを発行できる
- 小規模法人・フリーランス・個人事業主に最適
- ビジネスシーンで利用が多い一部サイトでカードを使用すると永久不滅ポイントが通常の4倍(1,000円ごとに4ポイント)貯まる
MORE
ここが少し気になる…
- 対象サービスを利用しない場合、他カードと比べてメリットが少ない
- 国内・海外旅行傷害保険とショッピング保険がない
三井住友カード
三井住友カード ビジネスオーナーズ
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 年会費が永年無料で追加カードも18枚まで発行できる
- 指定の個人カードと合わせて保有することでETCなど特約店利用のポイント還元率が最大1.5%*になる(※対象の個人カードとの2枚持ちが条件です。)
- 「請求書支払い代行サービス」が利用できるので、カード払いに対応していない取引先への支払いも決済できる
- ナンバーレスカードなのでセキュリティ面も安心できる
MORE
ここが少し気になる…
- ETCカードが1枚しか発行できない
- 国内旅行傷害保険とショッピング保険がない
- 最大利用可能枠が500万円*なので大きな金額の決済はできない(※所定の審査がございます。)
【新規入会特典】初年度年会費が実質0円
対象期間内の申し込み・発行でポイント加算
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- Airメイトとの連携で収支管理が楽になる
- 光熱費などの支払いでもポイントが貯まる
- リクルートサービス(ホットペッパー、じゃらん、など)でポイントを使える
- dポイントやPontaポイントに交換可能
- ETCカードを複数枚無料で発行できる
MORE
ここが少し気になる…
- Airメイトを利用していないならば、あまりメリットが大きくない
株式会社オリエントコーポレーション
EX Gold for Biz S
GOOD
ここがおすすめ!
- ビジネスカードに少ないキャッシング利用や分割払いに対応
- 初年度は年会費無料!2年目以降も安価な年会費でマスターもしくはVISAの優待サービスが受けられる
- 最大2,000万円の海外旅行保険と空港ラウンジ利用サービスで海外出張にも便利
MORE
ここが少し気になる…
- 利用上限額が300万円と低め
- 追加カードが発行できないため家族カードを必要としない個人事業主向け
- 書類の郵送が必要なため、発行に手間と時間がかかる
Black Card I株式会社
ラグジュアリーカード ブラック
GOOD
ここがおすすめ!
- 金属製のブラックカードで高いステータス性を示せる
- LCオーナーズコミュニティに所属することが可能
- 国内外を問わず保険が非常に充実している
- 高額になりがちな納税でもポイントが貯まる
- リムジンでの迎えやコンシェルジュのチャット対応などハイクラスなサービスを受けられる
- カード番号や名前は裏面印字なのでセキュリティ対策もされている
MORE
ここが少し気になる…
- 年会費が110,000円と非常に高い
- 追加カードの年会費も年会費27,500円/枚と他カードと比較して非常に高い
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
ステータス性が高いカードで充実したサービスを受けたい個人事業主におすすめ
【新規入会特典】最大年会費4年分相当*のポイント付与
加盟店利用で+100,000ボーナスポイント
*利用額に応じた通常加算ポイントを含む
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 旅行サービスが充実しており、空港ラウンジは同伴者1名まで無料で使える
- 手荷物ホテル当日宅配サービスで宿泊先に荷物を届けてもらえる
- 国内外を問わず保険が充実している
- ETCカードを20枚まで無料で発行できる
- ワインクラブやレストランの優待などのハイクラスな優待サービスがある
- アメックスのゴールドというステータス性とメタルカードにより所有欲が満たされる
MORE
ここが少し気になる…
- 年会費が36,300円と高く、割引などもない
- 追加カードの年会費も年会費13,200円/枚と高い設定
- ポイント還元率を上げるためには「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録(3,300円)が必要
【比較表】法人むけおすすめETCカード
サービス | 年会費 | 追加カード 年会費 | ポイント還元率 | |
初年度無料 | ¥1,375/枚 | 0.5%〜10.0%* | ||
初年度無料 | ¥3,300/枚 | 0.5%〜10.0%* | ||
無料 | 永年無料 +9枚まで | 0.5%〜2.0% | ||
永年無料 | 永年無料 | 0.5%〜1.5% | ||
¥5,500 | ¥3,300/枚 | 通常1.5% | ||
初年度無料 | ¥3,300/枚 | 0.60% | ||
¥110,000 | ¥27,400/枚 | 1.25% | ||
¥36,300 | ¥13,200/枚 | 0.3%〜 |
※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
法人向けETCカードは3タイプ|メリット・デメリットで選ぶ
法人向けETCカードには3種類あり、維持費や発行可能枚数・発行手順に差が出ます。複数枚の発行を想定している方は、導入しやすさの点からも法人カード付帯ETCカードがおすすめです。
▼法人カード付帯ETCカードがおすすめの法人
- 維持費をなるべく抑えたい
- ETCカードを利用したい車両が多い
- ポイント還元を重視したい
- 申し込みを簡単に済ませたい
>>法人カード付帯ETCカードのメリット・デメリットをチェック
▼法人用ETCカードがおすすめの法人
- クレジットカード審査が通らなかった
- 開業したてで審査に不安がある
- 毎月の走行料金が3万円ほどで高額にならない
- 発行枚数の制限があっても不便でない
▼ETCコーポレートカードがおすすめの法人
- 車両1台でのETCの利用料金や利用頻度が高い
- 法人用ETCカードより維持費を抑えたい
>>ETCコーポレートカードのメリット・デメリットをチェック
法人カード付帯ETCカードの審査が通らなかった場合は法人用ETCカード、法人カード付帯ETCカードを使っていて、維持費を抑えたい・社用車1代のETC料金が高い方はETCコーポレートカードを検討しましょう。
ここからはもっと詳しく知りたい方向けに、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
ETCカードを無料で発行!おすすめ法人カード8選法人カード付帯ETCカードのメリット・デメリット
法人カード付帯ETCカードのメリット
法人で申し込んでいるクレジットカードに付帯しているETCカードが、法人カード付帯ETCカードです。メリットは以下が挙げられます。
- クレジットカード機能が付いている
- ETCカードの費用以外の経費も支払い窓口をまとめられる
- 年会費無料があり低コストで導入できる
- ポイントが貯まる
- 複数枚発行が可能
- 既に法人カードを作成済みであればETCカードの申し込みだけで発行できる
法人でETCカードを作るメリットに「交通費の経理管理がしやすくなる」と前述しましたが、法人カード付帯ETCカードであれば交通費以外の経費も、同じクレジットカードを支払い窓口にすることができます。経費ごとに支払い窓口が違うと、管理も複雑になり大変です。法人カードを持っているだけでETCカードも作れて、クレジットカード自体はさまざまな場面で活躍すること間違いなしなので一石二鳥以上の便利さを実感できるはずです。
さらにクレジットカードは利用金額に応じてクレジットカード会社独自のポイントが付きますが、ETCカードの利用料金もポイント対象です。法人でETCカードを使えば利用金額が大きいので、ポイント還元を受けられる金額も大きくなります。そのポイントを支払いに充てることも可能なので、かなりお得になります。法人カード付帯ETCカードを選ぶのであれば、ポイント還元率も注目ポイントですね。
法人カード付帯ETCカードのデメリット
クレジット機能が付いているからこそのデメリットもあります。
- クレジットカードの審査が通らないと使えない
- 開業したての法人は審査が通りにくい
- ETCカードとクレジットカードで年会費が別
- 年会費が高額なカード会社もある
ご存じのように、クレジットカードを作るにはクレジットカード会社の審査が必要です。法人カード付帯ETCカードはまず法人カードを持っていることが前提なので、同じように審査が通らないと使えません。開業したての法人は実績を証明するのが難しいので、審査が通りにくいと言われています。すでに法人カードを持っていて、そのカード付帯のETCカードがあれば、審査は不要で申し込みなしでETCカードが発行できるので手間を省けます。
また、年会費についてはETCカードと法人カードで別料金のケースがあります。ETCカードの年会費自体は数百円と比較的安いですが、法人カードは高いと数万円する場合があるのでコストがかさむのがデメリットです。しかし法人カードの年会費が高いと、その分受けられるサービスが充実していることがほとんどです。これをメリットと捉えられる方もいるでしょう。
法人カード付帯ETCカードの作り方>>ETCカードを無料で発行!おすすめ法人カード8選をチェック!
法人用ETCカードのメリット・デメリット
法人用ETCカードのメリット
法人用ETCカードのメリットは以下が挙げられます。
- 審査がないのでどの会社も発行してもらえる
- 車両登録が必要だがそれ以外の車両にも使える
- 複数枚発行可能
- ETCマイレージサービスへ登録すればポイントが貯まる
- 法人用ETCカードを利用して実績が詰めたら法人カード付帯ETCへ移れる
法人用ETCカードはクレジットカード機能がないため、審査もありません。法人カード付帯ETCカードで述べた、開業したばかりの法人が審査が通りにくいという問題も解消されます。最初は法人用ETCカードを使い、ある程度実発ができてきたら法人カード付帯ETCカードへ移行する方法もあります。
カード自体にポイントが貯まる制度はありませんが、ETCマイレージサービスが対象なので、ETCカードが発行されたら登録手続きをしましょう。ポイントが溜まってさらにお得に使えます。
審査なしで法人ETCカードは発行できる?ETC協同組合の法人ETCカードをチェック
ETC協同組合の法人ETCカードなら、クレジット審査なしで法人ETCカードが発行できます。ただし、1枚発行するごとに発行手数料¥880と、年間手数料¥880の¥1,760がかかります。
出資金:¥10,000円 ※脱退時返金
カード発行手数料:¥880(税込)/枚
年間手数料:¥880/枚
法人用ETCカードのデメリット
法人用ETCカードのデメリットは以下が挙げられます。
- 申し込みに手間がかかる
- 出資金と毎月手数料がかかる
- 発行枚数に限りがある
法人用ETCカードは、入会時に組合に支払う出資費が1万円ほどかかります。さらに毎月の利用手数料は走行料金で決まるので、月々の料金が高額になる場合はあまり向いていません。出資費は脱退時には返金されるものですが、法人カード付帯ETCカードよりもトータルの維持費が高くつきます。おすすめできる目安の走行料金は、毎月3万円以下ほどの方です。
法人用ETCカードの作り方ETCコーポレートカードのメリット・デメリット
ETCコーポレートカードのメリット
ETCコーポレートカードのメリットは以下が挙げられます。
- 審査がないのでどの会社も発行してもらえる
- 大口・多頻度割引が受けられる
法人用ETCと同様に、クレジットカード審査がないためどの会社でも発行できるETCカードです。さらに一番のメリットは大口・多頻度割引が受けられる点です。
ETCコーポレートカードは登録車両のみでしか使えないので、1台での利用料金・利用頻度が高い場合にメリットになりますが、高速道路を頻繁に使う法人であればかなりのお得になる割引制度です。
ETCコーポレートカードのデメリット
ETCコーポレートカードのデメリットは以下が挙げられます。
- ETCカードに車両ナンバーが記載され他の車両では使えない
- 少額だが年に1回取扱手数料がかかる
- ポイント還元制度がない(ETCマイレージサービス対象外)
- 申し込みに手間がかかる
- 申し込み方法次第では保証金が必要
ETCコーポレートカードには、カード自体に車両ナンバーが記載されています。登録車両以外で使用した場合は「車両不一致」となり、ペナルティが科せられます。台車やレンタカーで使用した場合も車両不一致も対象です。
【車両不一致のペナルティ】
- 全ての割引が適用外になる
- 割引停止
- 利用停止
また、他のカードのような利用料金に応じて貯まっていくポイント制度がなく、ETCマイレージサービスも対象外のため登録ができません。さらに年会費としての徴収はないものの、取扱手数料が年に1回かかります。
ETCコーポレートカードの作り方をこの後解説しますが、申し込む窓口次第では保証金が必要になります。これは後払い料金を保証するためで、1ヵ月の利用金額の4倍が設定金額です。初めての申し込みの場合は最低10万円と高額です。
ETCコーポレートカードの作り方【ポイントは4つ】法人向けETCカードの選び方
カードによっては年会費や高額な保証金が必要なETCカード。もっと慎重に選びたい方もいますよね。ここでは法人向けETCカード選びに重要なポイントを解説します。
各見出しの最初にチェックリストをまとめているので、細かい文章が苦手な方は要点だけでもチェックして、導入後の後悔を防ぎましょう。
年会費を含む維持費は予算内か
【チェックリスト】
☐初期費用
☐年会費
☐手数料(1回のみか・毎月支払いか)
☐利用金額に応じて支払い額の変動はあるか
割合的には年会費や手数料など維持費が必要なETCカードがほとんどです。ETCカード自体の会費は無料でも、その他で料金が発生するケースもあります。
維持費は支払い金額が一律か、利用料金によって変動があるのかチェックが必要です。変動がある場合は、だいたいの利用料金を予め算出しておくことも必要です。割引やポイントなどに惑わされず、検討しているETCカードの維持費が予算内に収まるか必ずチェックしてください。
発行可能枚数は社用車の台数分を満たしているか
【チェックリスト】
☐発行可能枚数
☐ETCカードの使いまわしは可能か
ETCカードを利用したい車両が少なかったり、1枚のETCカードでやりくりが可能な法人であればさほど問題が起きない点ですが、社用車の台数が多い法人は要注意です。
まず、自分の法人では何枚ETCカードが必要なのか確認してから法人向けETCカードを選びに入りましょう。
併せてETCカードの使いまわしが可能かもチェックしましょう。ETCコーポレートカードのように、登録車両以外で使うとペナルティが科されるカードもあります。気兼ねなく使いまわしができる個人ETCカードでは意識しない点なので、法人で作るETCカードの落とし穴でもあります。必ず確認するよう注意しましょう。
還元率の高さで選ぶなら1.0%以上
【チェックリスト】
☐ポイント還元があるか
☐ポイント還元率はどのくらいか
☐支払いにポイントが充てられるか
せっかくETCカードで利用料金を支払って有料道路に乗るからには、その金額がポイントに還元されるかされないかは重要です。そのポイントが月々の支払いに充てられる場合が多いので、大きな経費削減にも繋がります。
そこで注目すべきポイントは還元率です。ポイント還元の有無だけで決めてしまうと、他社と比較して還元率が低かった。ということが起こってしまいます。還元率が低いカード会社は0.5%ほどですが、高いと1.0%ほどの還元率のカード会社もあります。
前半で紹介したETCマイレージサービスは、道路事業者によるものの基本は10円に1ポイント貯まります。かなり還元率のいいサービスなので、ETCカードが発行されたら登録することをおすすめします。ただし、ETCコーポレートカードはサービス対象外なので登録できません。
審査の通過対象か
【チェックリスト】
☐法人の実績を示す書類提出が必要か
☐審査通過に不安があるなら審査対象が「個人与信」か
法人カード付帯ETCカードを検討している場合は、法人カードの審査を通過できるかが1番の問題です。法人カードが作れなければ、もちろん付帯しているETCカードも作れません。審査には事業実績を示すものが必要なので、開業したての法人や個人事業主は審査が通りづらい傾向にあります。
カード会社によっては、公式HPに個人与信で審査する旨が記載されている場合があります。個人与信審査の法人カードであれば、会社の決算情報は審査項目から除外されるため実績がなくても審査が通る場合もあります。
しかし審査が確実に通るか事前に確認する方法はありません。
審査を待っていたけど結局通過できず、他のカードに申し込みが必要になりETCカードが手元にくるまで時間がかかってしまう場合もあります。必要なときにETCカードの用意ができないなんてことがないよう、審査が必要な法人カード付帯ETCカードに申し込む場合は日にちに余裕を持って申し込みましょう。
その他の法人向けETCカードを紹介
ここからは紹介しきれなかった、法人カード付帯のETCカードを紹介します。ETCのほかにも、お得な特典サービスがついた法人カードがたくさんあります。
ライフカード
ライフカードビジネスライトプラス スタンダード
ライフカード
ライフカードビジネスライトプラス スタンダード
最短3日で発行できる年会費無料のカードが欲しく、付帯サービスに魅力を感じる方におすすめ
GOOD
ここがおすすめ!
- 追加カードも含め年会費が永年無料
- 基本カード1枚につき1枚のETCカードを発行することができる
- ホテル、旅館、ジム、映画館など、豊富な優待がある
- タイムズカーの会員カード発行手数料が無料
- 提携弁護士に1時間無料で法律相談ができる
MORE
ここが少し気になる…
- 追加カードの発行が3枚までなので、利用者が多い企業には不向き
- 国内・海外旅行傷害保険とショッピング保険がない
- 付帯サービスに魅力を感じない場合、他カードと比べてメリットが少ない
三井住友トラストクラブ株式会社
ダイナースクラブ ビジネスカード
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 追加カード2枚まで年会費無料、3,4枚目もカード維持手数料5,500円で利用できる
- 2名以上の予約で1名分無料になるレストランサービスはダイナースの「エグゼクティブ ダイニング」が店舗数NO.1!
- 無料のコンパニオンカードでMastercard加盟店でも利用可能
- プライオリティパスラウンジが年間10回無料(家族カードも同様)
- 自動付帯の海外旅行保険を含め保険が充実
- 高いステータス性を誇るカードながら、今なら27,500円の年会費が初年度無料!さらに発行後1年以内に300万円以上の決済で翌年の年会費も無料!※詳細は公式サイト参照
- 会計ソフトの業界シェアNO.1「freee」の有料プランが通常より2ヵ月分お得!
MORE
ここが少し気になる…
- 会食が多くない場合メリットを活かしきれない
- 27歳以上でないと発行できない
クレディセゾン
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
クレディセゾン
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
初年度年会費無料!低価格で質の高いコンシェルジュサービスを受けたい方に
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 年会費22,000円でプラチナカードを持てる
- 年200万円以上の利用で次年度の年会費が半額になる
- マイルの還元率が高い
- 空港ラウンジを無料で使えるプライオリティ・パスに無料で登録できる
- 充実した保険が受けられる
MORE
ここが少し気になる…
- 200万円利用できないと年会費が22,000円かかる
- ステータスを強く気にする場合、そこまでステータス性が高くない
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの口コミを紹介
普段からマイルを貯めており、クレジットカードの利用でもマイルをしっかり貯めたかったので、プラチナビジネスを作成したときにセゾンマイルクラブ※にも同時に加入しました。
だいたい月に50万円ほど利用するのですが、JALマイルが年間で60,000マイル以上は貯まっています。
※SAISON MILE CLUBは「JALのマイル」と「永久不滅ポイント」が同時に貯まるサービスです。(サービス年会費5,500円/税込)
truck LLC様 最強のコスパとマイル還元率の高さで選択|クレディセゾン for ビジネス
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
高額な年会費も払える、圧倒的なステータス性を手に入れたい方におすすめ
【新規入会特典】最大195,000ポイント*付与
*利用額に応じた通常加算ポイントを含む
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 誰もが憧れるアメックスのプラチナカード
- 専任コンサルタントのサービスを受けることが可能
- 空港で専用ラウンジを利用することができる
- 対象ホテルグループの上級会員プログラムに無条件で登録可能
- シェアオフィスやコワーキングスペースの自由席を利用できる(登録制)
- 追加カードが4枚まで無料
MORE
ここが少し気になる…
- 年会費が165,000円と非常に高い
- ポイント還元率を上げるためには「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録(3,300円)が必要
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード
国内外問わず、出張が多い個人事業主におすすめ
【新規入会特典】最大年会費3年分相当のポイント付与
+加盟店利用で+50,000ボーナスポイント
*利用額に応じた通常加算ポイントを含む
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 旅行サービスが充実しており、空港ラウンジは同伴者1名まで無料で使える
- ETCカードを20枚まで無料で発行できる
- 国内外を問わず保険が充実している
- 一律で上限が定められておらず、柔軟な高額決済も可能
- アメックスというステータス性がある
MORE
ここが少し気になる…
- 一般カードであるにもかかわらず年会費が1万円を超える
- 旅行、出張が多くない場合あまりメリットを享受できない
- ポイント還元率を上げるためには「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録(3,300円)が必要
出光クレジット株式会社
apollostation PLATINUM BUSINESS
出光クレジット株式会社
apollostation PLATINUM BUSINESS
税金の支払いや広告費など、ビジネスシーンにあわせて柔軟に限度額を設定したい方
【新規入会特典】10,000円相当のポイントプレゼント
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 審査のもと、希望の利用額で使用可能なため、大きな支払いにも対応可能
- 法人名義・個人名義のどちらの口座も設定でき、従業員またはご家族分のカードを9枚まで発行
- ネットワーク管理や情報セキュリティなど、万が一のサイバー保険が充実
MORE
ここが少し気になる…
- キャッシング金利が最大18%と高め
- 次年度の年会費無料に年間300万のショッピング利用が必要
GOOD
ここがおすすめ!
- 2枚目以降2,200円(税込)でゴールドカードを発行できる
- ETCカードを複数枚無料で発行できる
- 一般カードと比較して、付帯する保険サービスが充実している
- 利用可能金額の上限を1,000万円まで引き上げることが可能
- ※ご利用枠は三井住友カードにて設定させていただきます。ご希望に沿えない場合もございます。
MORE
ここが少し気になる…
- 法人以外の個人事業主ではカードの発行ができない
- 保険以外の面で一般カードと比べたメリットが多くない
▼楽天ビジネスカードの発行には楽天プレミアムカードが必須!
楽天ビジネスカードの発行には、楽天プレミアムカード(年会費:税込11,000円)の保持が必須です。楽天プレミアムカードを持っていない方も、楽天ビジネスカードと同時に申し込みができます。
GOOD
ここがおすすめ!
- 楽天市場の利用で最大ポイント還元率が3%
- 楽天プレミアムカードの特典である空港ラウンジや旅行保険が利用可能
MORE
ここが少し気になる…
- 楽天プレミアムカードとの2枚持ちが条件なので実質年会費が13,200円
- 追加カードの発行ができない
NTTファイナンス
NTTファイナンスBizカード レギュラー
GOOD
ここがおすすめ!
- 年会費が永年無料でポイント還元率が1%
- 年会費が永年無料で国内外の旅行保険が付帯する
- 専用モールの利用で還元率が最大26倍
- 出光系列でののガソリン給油でキャッシュバックがある※所定の条件あり
MORE
ここが少し気になる…
- 利用限度額が低い
- 法人は申込に書類郵送が必要で手間
GOOD
ここがおすすめ!
- ETCカードを複数枚無料で発行できる
- 締め日・支払日を2パターンから選択することができる
- 空港ラウンジサービスを利用することができる
- 海外キャッシュサービスを利用できるので、外貨を準備する手間が省ける
- 年会費が低いにもかかわらず高額な海外旅行保険が適用される
- 2枚目以降の追加カードを440円(税込)で発行できる
MORE
ここが少し気になる…
- 法人以外の個人事業主ではカードの発行ができない
- 国内の買い物にはショッピング保険がつかない
おすすめの最強法人カード・ビジネスカード18選を比較|人気の高還元率カードや選び方を紹介
どうせなら最強の法人カード・ビジネスカードを選びたい。けれど、さまざまなクレカ会社から出ていて、どれがいいか選び方もわからない。そんな経営者や経理担当者の方も多いですよね。本記事では、人気のカードを比較して、おすすめの法人カード・ビジネスカードを紹介します。中小企業や個人事業主の方は必見です。
【タイプ別】法人向けETCカードの作り方
3種類の法人向けETCカードですが、発行フローや必要種類にも違いがあります。あらためてそれぞれの違いを以下の表にまとめました。
法人カード付帯 ETCカード | 法人用ETCカード | ETCコーポレートカード | |
---|---|---|---|
発行会社 | クレジットカード会社 | 組合(例:ETC協同組合・高速情報協同組合) | 西日本/東日本/中日本高速道路株式会社 |
手数料 | 無料~約1,000円 | ・出資金:約1万円(脱退時には返却される)・利用手数料:走行料金の5~8%/月 | 出資金:約1万円(申込時に組合に入会する場合・脱退時には返却される)取扱手数料:600~800円/年 |
年会費 | ETCカード:無料~数百円 クレジットカード:無料~数万円 | 無料〜数百円 | なし |
審査の有無 | クレジットカードの審査有 | なし | なし |
発行可能枚数 | 1枚~無制限(クレジットカード会社によって上限あり) | 登録車両1台につき上限4枚まで | 登録車両1台につき1枚 |
ポイント制度 | ・有・別途ETCマイレージサービスに登録可能 | ・カード自体にはなし・別途ETCマイレージサービスに登録可能 | なし |
特徴 | ・クレジットカード会社によっては利用金額に比例してポイント還元率の上昇 | ・登録車両以外でも利用可能・クレジットカード機能は付いていない | ・大口・多頻度割引が対象・クレジットカード機能は付いていない |
より工数を減らして発行したいなら、法人カード付帯ETCカードがおすすめです。ここからはそれぞれの作り方を解説します。
法人カード付帯ETCカードの作り方
法人カード付帯ETCカードの作り方を説明します。クレジットカード会社によって多少異なる部分はありますが、一般的な流れを紹介します。
【法人カードをまだ持っていない場合】
- クレジットカード会社の公式HPにある申し込みフォームへ必要事項を入力する
- 「ETCカードを申し込む」欄にチェックを入れる
- 本人確認書類を郵送または申し込みフォームに添付する
- カード審査
- クレジットカードとETCカードが郵送で送られる
審査にかかる期間は3営業日〜3週間ほどです。さらにカード会社によっては、クレジットカードとETCカードが別に届く場合があるので覚えておきましょう。
【法人カードをすでに持っている場合】
- 公式HPよりETCカード申し込み書類を用意
またはETCカード申し込みフォームへ必要事項を入力する - ETCカードが郵送で送られる
法人カードとETCカードの申し込みが別の場合も、この流れのパターンが基本です。すでに持っている法人カードがETCカードを申し込めるか事前に確認しておきましょう。
法人用ETCカードの作り方
法人用ETCカードを作るには、ほかのカードの申し込みより手間がかかります。
- 組合へ加入する
- 法人用ETCカードの申し込みフォームへ必要事項を入力する
- 組合から必要書類が届く
- 必要書類に記入・捺印して返送する
- 出資金を振り込む
- ETCカードが郵送で送られる
申請には以下の書類が必要です。
- 履歴事項全部証明(コピー可):発行から6ヶ月以内
- 代表者の運転免許証
- 登録する車両の車検証のコピー
- 登録する車両のETC車載器セットアップ証明書のコピー
※個人事業主は履歴事項全部証明でなく税務署印のある所得税確定申告書または開業届
書類に不備があるとカードの発行までに時間がかかってしまうので、必要書類の用意や記入に漏れがないよう注意しましょう。
ETCコーポレートカードの作り方
ETCコーポレートカードの作り方は、各高速道路株式会社(NEXCO)に申し込む方法と業協同組合を経由して申し込む方法があります。
【各高速道路株式会社(NEXCO)に申し込む方法】
- 該当する窓口会社の公式HPから申し込み用紙をダウンロードする
- 申し込み用紙を記入する
- 必要書類と併せて該当する支社へ送付する
- 支払い保証の案内が届く
- 支払い保証の書類を送付する
- ETCコーポレートカードが郵送で送られてくる
- カード受領書を提出する
申請には以下の書類が必要です。
- 法人登記簿
- 申請者と保証人の印鑑証明
- 登録する車両の車検証のコピー
- 事業免許証のコピー
- 金融機関発行の保証書または指定銀行口座への保証金の預託
自分の法人がどの支社・窓口会社に該当するかは下記の表をご参照ください。
窓口会社 | 支社 |
---|---|
東日本高速道路株式会社 | 北海道支社・東北支社・新潟支社・関東支社 |
中日本高速道路株式会社 | 東京支社・八王子支社・金沢支社・名古屋支社 |
西日本高速道路株式会社 | 関西支社・四国支社・中国支社・九州支社 |
【事業協同組合を経由して申し込む方法】
- 組合へ加入する
- 出資金を振り込む
- 組合へETCコーポレートカードへ申し込みたい旨を問い合わせる
- 組合が代理で申し込み手続きをしてくれる
- ETCカードが郵送で送られる
事業協同組合を経由する場合は保証金が必要ありません。しかし組合へ加入するための出資金、1万円ほどの支払いが生じます。
企業でETCカードを使うなら会社に合ったカードを選ぼう
企業でETCカードを使うと、個人で使うよりも利用金額がはるかに大きくなります。いろいろな条件やカードの特徴を理解し、自分の会社に合ったETCカードを使うことは経費削減に繋がります。各法人に合ったETCカードを選びましょう。