レンタルサーバーとは|仕組みや種類を初心者にもわかりやすく解説

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  • レンタルサーバーとは、Webサイトやブログ立ち上げ時にレンタルできるサーバーのこと
  • レンタルサーバーには種類があり、それぞれにメリット・デメリットがある
  • 個人向けと法人向けのレンタルサーバーでは、利用価格やサポート体制に違いがある

レンタルサーバーとは、 Webサイトやブログを立ち上げるときに必要なサーバーをレンタルできるサービスのことです。本記事では、レンタルサーバーの仕組みやできること、種類の他、個人向けと法人向けの違いや、選定・比較ポイントを初心者の方にもわかりやすく解説します。

目次

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  1. レンタルサーバーとは
  2. レンタルサーバーの仕組み
  3. レンタルサーバーを利用してできること
  4. レンタルサーバーの種類
  5. レンタルサーバーにおける個人向けと法人向けの違い
  6. レンタルサーバーの選定・比較ポイント
  7. まとめ

レンタルサーバーとは

レンタルサーバーとは、インターネット上に自社のブログやWebサイトを公開するために必要な「サーバー」をレンタルできるサービスです。サーバーはインターネット上で情報を保管して送受信するコンピューターであり、ブログやWebサイトの公開には欠かせません。

ブログやWebサイトを公開する際は、自社でサーバーを用意することもできますが、その場合はサーバー機器の購入や設置に大きな手間と費用がかかります。費用を抑えて短時間でブログやWebサイトを公開したいなら、レンタルサーバーの利用がおすすめです。

専門知識がなくても扱うことができるレンタルサーバーも多くあるため、ブログやWebサイトを公開したい方は導入を検討しましょう。

レンタルサーバーの仕組み

レンタルサーバーは、サーバーをレンタルできるサービスです。サービスによってレンタルできるサーバーは、メールやWebサイト内のデータを保管・送受信するためのコンピューターとなります。

例えば、「美味しいご飯のレシピ」とWebブラウザの検索窓に入力すると、サーバーからブラウザ側に情報が送信されます。送信されたデータがブラウザ上に表示され、その中から欲しい情報を探せる仕組みです。

そのサーバーを用意し、管理してくれるのがレンタルサーバーとなります。ベンダー側が設置したサーバーをインターネットに接続し、その一部を借りる仕組みです。レンタルしたサーバーにデータをアップロードすると、インターネットを介して各端末に配信されます。

レンタルサーバーを利用してできること

レンタルサーバーを利用すると、Webサイトやブログを公開できるほか、アフィリエイトサイトやECサイトの運用も可能です。ここでは、レンタルサーバーを利用してできることを3つに分けて解説します。

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Webサイト・ブログの公開

レンタルサーバーを利用すれば、気軽にWebサイトやブログを公開できます。自社でサーバーを用意すると費用や時間がかかりますが、レンタルサーバーの場合は契約して簡単な設定を行うだけで利用可能です。基本的には、メンテナンス費用もほとんどかかりません。

レンタルサーバーを利用したブログやWebサイトの公開は専門知識不要で行えるほか、セキュリティ対策が万全な点がメリットです。ベンダー側でセキュリティ対策を行っているため、自社で行う必要性は少ないでしょう。

アフィリエイトサイト・ECサイトの運用

レンタルサーバーを利用すれば、アフィリエイトサイトやECサイトの運用も可能です。アフィリエイトサイトやECサイトを運用する際はターゲット層を明確にし、良質なコンテンツを作成してユーザーの興味や関心を惹きつけましょう。

レンタルサーバーを利用すれば、サイト開設にかかる時間や手間を削減でき、サイト運用に重要なコンテンツ作成やSEO対策に集中することができます。ECサイトにおいては、インターネットを通じて全世界に向けた販売が簡単にできる点もメリットです。

アフィリエイト広告とは?初心者向けに仕組みや費用、運用方法を解説

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独自メールアドレスの利用

レンタルサーバーを活用すれば、独自メールアドレスの利用も可能です。独自メールアドレスを利用するためには、まずドメインを取得する必要があります。ドメインとは、インターネット上の住所のようなもので、自分のWebサイトやブログのURLに使用するものです。

ドメイン取得後はレンタルサーバーにドメインを追加した上でメールサービスの契約を行い、メールアドレスを作成しましょう。メールアドレスは、ドメインとユーザー名を組み合わせて作成するのが一般的です。

独自メールアドレスは、自分のWebサイトやブログのドメインと同じドメインを使用するため、信頼性が高いとみなされます。また、メールアドレスのデザインや機能を自由に変更できたり、セキュリティ対策が充実していたりする点もメリットです。

レンタルサーバーの種類

レンタルサーバーには、共用サーバー・専用サーバー・VPS(仮想専用サーバー)・クラウドサーバーなど複数の種類があります。それぞれ特徴が異なるため、以下を参考にしながら自社に合った種類を選びましょう。

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共用サーバー

共用サーバーは、複数のユーザーが同じサーバーを利用するタイプです。共用サーバーのメリットとしては、初期費用や月額費用が比較的安価な点が挙げられます。サーバー管理の知識や技術がなくても、簡単にWebサイトやブログを公開できるのもメリットです。

ただし、共用サーバーは性能や安定性に制限がある可能性があります。そのため、大規模なWebサイトやシステムの運用には向きません。他のユーザーが大量のアクセスを受けた場合、自社サイトも影響を受ける可能性がある点にも注意が必要です。

さらに、共用サーバーはサーバー管理の権限が制限されているため、自由度が低いというデメリットがあります。カスタマイズ性や安定性には欠けるものの、初期費用が安価なものが多いため、個人や小規模のWebサイトにはおすすめです。

専用サーバー

専用サーバーは、各ユーザーが専用のサーバーを利用するタイプです。共用サーバーとは異なり、自社専用のサーバーをレンタルできるため比較的通信が安定しています。また、性能や安定性が高い点も大きなメリットであり、大規模なWebサイトの運用にもおすすめです。

サーバー管理の権限が各ユーザーに付与されるため、自由度が高い点もメリットと言えるでしょう。他のユーザーの影響を受けにくく、環境が整いやすい点も特徴です。

ただし、月額費用や初期費用が高額な傾向にあり、予算が少ない場合には向きません。さらに、サーバーの管理をある程度自社で担う必要があるため、専門的な技術や知識を持ち合わせていない場合には利用が難しい可能性があるでしょう。

VPS(仮想専用サーバー)

VPS(仮想専用サーバー)は1つのサーバーを複数のユーザーで利用しますが、1つの物理サーバーを仮想的に分割して利用するのが特徴です。そのため、実質専用サーバーのような形で、自社専用のサーバーとして使えるのが大きなメリットです。

実際には1つのサーバーを複数のユーザーで共有しているため、初期費用や月額費用も安価な傾向にあります。仮想的に分割したサーバーを使うので、費用を抑えながらも、通信の安定性や性能が高い点もメリットと言えるでしょう。

ただし、専用サーバーほど通信の安定性や性能が高いわけではありません。また、サーバーの管理や運用には多少の専門知識が必要です。

クラウドサーバー

クラウドサーバーは、インターネット上で仮想化されたサーバーを利用する仕組みです。共用サーバーやVPSサーバーとは異なり、物理サーバーを所有する必要はありません。必要なリソースを必要なときに利用できるのが大きな特徴です。

初期費用や月額費用が比較的安価であり、柔軟に利用できる点もメリットと言えるでしょう。決められた大きさのサーバーしか利用できないVPSサーバーとは異なり、クラウドサーバーは容量やスペックをユーザー自身が決められます。

ただし、パフォーマンスが低下する可能性がある点やネットワークの遅延が発生するケースがある点には注意が必要です。また、データ管理が複雑化する場合もあるため、専門知識が求められるケースもあるでしょう。

レンタルサーバーにおける個人向けと法人向けの違い

レンタルサーバーには、個人向けと法人向けがあります。それぞれサーバーの強度やディスク容量に違いがあるため、自社の目的に合わせたものを選ぶのがおすすめです。ここでは、個人向けと法人向けのレンタルサーバーの違いを解説します。

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サーバーの強度・安定性の違い

個人向けと法人向けのレンタルサーバーでは、サーバーの強度や安定性に大きな違いがあります。個人向けのレンタルサーバーやプランにおいては、転送量制限を設けているケースがほとんどです。そのため、転送量を超えると制限がかかってアクセスできません。

一方で、法人向けのレンタルサーバーやプランでは転送量制限を設けていないケースがほとんどであり、快適な速度でのページ表示が可能です。アクセスが集中したとしても、エラーが起こることは少ないでしょう。安定した通信を求めるなら、法人向けがおすすめです。

ディスク容量の違い

個人向けと法人向けでは、ディスク容量にも差があります。個人向けのディスク容量は比較的少なく、法人向けのディスク容量は多い傾向にあります。個人向けのディスク容量は数百GB程度であることが多い一方、法人向けは1TBを超えるものも多くあります。

そのため、大規模なWebサイトやブログを運営する場合には、法人向けのレンタルサーバーやプランを選ぶのがおすすめです。選ぶプランによってディスク容量が異なるケースもあるため、目的に合うものを選びましょう。

データ転送量の違い

個人向けと法人向けでは、データ転送量に違いがあります。個人向けではデータ転送量が少ない傾向にありますが、個人で利用するようなWebサイトやブログはもともと転送量がそれほど多くはありません。そのため、特別気にする必要はないでしょう。

一方で、法人向けは個人向けと比べると1日あたりや1月あたりの転送量上限が多い傾向にあり、中には無制限のものもあります。大規模なWebサイトやブログは転送量が多くなりやすいため、法人向けの中でも転送量の多いものを選ぶ必要があります。

利用価格の違い

個人向けと法人向けのレンタルサーバーは、利用価格にも違いがあります。一般的には、転送量やディスク容量の多い法人向けの方が料金が高額です。個人向けは月額1,000円前後のプランが多く、法人向けは2,000円前後から10,000円程度のものまであります。

法人向けは利用料が高額なものの、その分だけサービス内容が充実しており、大規模なサイトでも安定して使うことが可能です。アクセスの多いWebサイトやブログを運営したい場合には、法人向けの利用を検討しましょう。

サポート体制の違い

法人向けの場合には、ほとんどのレンタルサーバーに電話サポートやメールサポートがついています。一方で、個人向けは選ぶプランやベンダーによってサポート体制に違いがあるため、事前に確認する必要があるでしょう。

万が一、トラブルやエラーが発生した際にサポート体制が充実していないと、復旧までに時間がかかってしまいます。個人向けを選ぶ場合には、必ずサポートの内容を確認しましょう。

データバックアップ体制の違い

レンタルサーバーを利用する際にはデータのバックアップを行いますが、個人向けと法人向けではデータバックアップ体制にも大きな違いがあります。法人向けでは、ほとんどのプランでバックアップ体制が整っているでしょう。

しかし、個人向けの多くは有料オプションを契約しなければデータバックアップが行えないケースが多いです。大切なデータを失わないためにも、バックアップ機能は非常に重要です。個人向けを利用する場合でも、オプションの契約を検討しましょう。

レンタルサーバーの選定・比較ポイント

レンタルサーバーにはさまざまな種類があり、自社の目的やWebサイトの規模に合うものを選ぶ必要があります。ここでは、レンタルサーバーの選定・比較ポイントを詳しく解説します。

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サーバーの種類

レンタルサーバーには、共用サーバー・専用サーバー・VPS(仮想専用サーバー)・クラウドサーバーの4種類があります。共用サーバーは小規模のWebサイトやブログの運営に適しており、初期費用や月額料金も抑えられるでしょう。

専用サーバーは大規模なWebサイトやブログの運営に適しており、大量のアクセスがあっても問題なく動きます。そのほか、VPSやクラウドサーバーなどがあり、それぞれに特徴があるため自社の目的やWebサイトの規模にあわせたものを選びましょう

サイトの規模や目的に合わない種類を選ぶと余計なコストが発生したり、サーバーがパンクしてエラーが発生したりする可能性があります。スムーズな運営を行うためにも、自社に合った種類のサーバーを選びましょう。

サーバー性能

レンタルサーバーを選ぶ際には、サーバー性能を確認することが非常に重要です。サーバー性能を確認する際は、CPU・メモリ・ディスク容量・ドメイン数・データベース数などに注目しましょう。以下で、詳しい内容を解説します。

CPU

CPUとは「Central Processing Unit」の略で、コンピューターの頭脳にあたる部分です。Webサイトやブログの表示や処理を担うため、レンタルサーバーの選び方において重要なポイントとなります。CPUの性能が高いほど、サーバー処理が高速になるのが特徴です。

CPUが同時に処理できる数を示すコア数や、CPUが1秒間に処理できる命令の数を示すクロック周波数、データを一時的に保存するメモリを指すキャッシュメモリなどに注目しながら選びましょう。

メモリ

メモリとは、CPUが処理するために必要なデータを一時的に保存する場所です。メモリの容量が大きいほどCPUが処理できるデータ量が多くなるため、Webサイトやブログの表示や処理が高速になります。

安定したデータ処理を行いたい場合には、CPUとあわせてメモリにも注目しましょう。メモリの容量は、「GB」または「MB」の単位で表されます。プランを選ぶ際に必ず確認しましょう。

ディスク容量

ディスク容量とは、Webサイトやブログのコンテンツを保存できる容量を指します。ディスク容量が多いほど、多くのコンテンツを保存できるのが特徴です。コンテンツ数が少ない場合は、ディスク容量が少なくても問題ありません。

しかし、ディスク容量に見合わないコンテンツ量を保存しようとすると、エラーやトラブルが発生してしまう可能性があります。

ドメイン数・データベース数

ドメイン数やデータベース数は、運営するWebサイトやブログの規模によって必要な数が異なります。ドメインには独自ドメインとマルチドメインがあり、独自ドメインを利用するとWebサイトやブログのURLを自由に設定できるのが特徴です。

一方で、マルチドメインは1つのレンタルサーバー上で複数のWebサイトやブログを運用でき、それぞれドメインを取得する必要があります。独自ドメインは無料で取得できるものもあるため、用途や予算に応じて選びましょう。

ページ表示速度

ページ表示速度は、Webサイトやブログの快適性に直接影響します。ページの表示速度が遅い場合には、閲覧するユーザーがストレスを感じる可能性があるでしょう。

特に、商品購入やサービス契約を訴求するWebサイトの場合、表示速度が遅いとユーザーに離脱され、売上に大きな影響を与えてしまいます。自社ページから離脱されないようにするためにも、表示速度が早いものを選ぶのがおすすめです。

最大稼働率

最大稼働率とは、レンタルサーバーが故障やメンテナンスなどの理由で停止する時間を除いた稼働時間の割合です。最大稼働率が高いほど、サーバーダウンのリスクが低いことになります。最大稼働率は、サーバーダウンのリスクを判断する指標の1つです。

最大稼働時間が低い場合、サーバーダウンが起こるリスクが高くなり、運用に支障をきたす可能性があるでしょう。

転送量

各レンタルサーバーには、転送量の上限が設定されています。データ転送量とは、Webサイトやブログを訪れたユーザーがコンテンツをダウンロードする際に必要なデータ量です。中には、転送量を無制限としているものもあるため、チェックしてみましょう。

設定されている転送量を超えると、アクセスに時間がかかったり、アクセスできなくなったりするケースもあるため注意が必要です。

自動バックアップ機能

自動バックアップ機能があれば、万が一サーバー障害が発生してもデータを復旧することができます。普段、作成しているコンテンツなどを自動でバックアップしてくれるため、自身でバックアップをしなくてもデータを保管しておいてくれるのが特徴です。

法人向けのプランには備わっていることが多いですが、有料のオプションとなるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。

初期費用・月額料金

レンタルサーバーを利用する際には、導入時の初期費用と毎月支払う月額料金がかかります。予算に合った料金のものを選ぶのはもちろんですが、初期費用や月額料金に見合った機能があるかどうかを確認することも大切です。

個人の趣味で運営するようなブログであれば料金が安いもので十分ですが、ビジネスで利用するようなWebサイトやECサイトではディスク容量や転送量も気にしなければなりません。

安価なものは機能が制限されていたり、ディスク容量が少なかったりする可能性があります。そのため、初期費用や月額料金を確認するのはもちろん、費用対効果を確認することも大切です。用途に合う機能や性能があり、予算に合うものを探しましょう。

無料のレンタルサーバーは要注意

レンタルサーバーの中には、費用がかからない無料のサービスもあります。しかし、安価なサービスと同じように利用可能な機能やディスク容量が少なかったり、さらに広告が表示されるといったデメリットもあります。

そのため、法人はもちろん、個人で利用する場合でもビジネス目的の本格的なサイトでは、有料サービスの導入を念頭に置いてレンタルサーバーを選定することをおすすめします

導入のしやすさ

レンタルサーバーは手軽に導入できるのがメリットですが、最初に初期設定を行う必要があります。また、ドメインの設定を行うケースも多くあるため、導入のしやすさや使いやすさに注目して選ぶことも重要なポイントです。

Webサイトやブログの運営においては、WordPressを用いることが多いでしょう。そのため、WordPressのインストールのしやすさに注目して選ぶのがおすすめです。1クリックで導入できるものや簡単な手順でインストールできるものを選びましょう。

管理画面の見やすさ

レンタルサーバーは、管理画面の見やすさも重要な選定ポイントです。契約すると専用の管理画面にアクセスできるようになりますが、管理画面のメニューが見づらく操作に戸惑う場合、運用時のストレスになります。

レンタルサーバーには無料トライアルが用意されているものも多いため、一定期間利用してみて、管理画面が使いやすいかも確認しましょう。特に初心者の場合は、シンプルで直感的に操作できるか、マニュアルページが充実しているかなどをチェックしてください。

サポート体制

レンタルサーバーを利用する際には、初期設定が必要です。最初の設定の段階で躓いてしまうと運用がスタートできないため、特に初心者の場合にはサポート体制の整ったレンタルサーバーを選ぶのがおすすめです。

メールや電話で設定のサポートをしてくれたり、トラブルの際に復旧のサポートをしてくれたりするベンダーを選びましょう。また、その際はサポート対応時間や土日・夜間でも対応してもらえるかどうかなどを確認しておくと、後で困ることがありません。

可能であれば、メールと電話の両方でサポートしてくれるレンタルサーバーを探しましょう。電話非対応の時間はメールで、緊急の場合は電話で問い合わせるなど臨機応変に対応できます。

セキュリティレベル

レンタルサーバーを利用する際は、必ずセキュリティレベルを確認しましょう。セキュリティについては多くのベンダーが強固なセキュリティ体制を用意していますが、中にはセキュリティレベルが低いレンタルサーバーもあるので注意が必要です。

サーバーには多くのデータを送信するため、セキュリティ対策が万全ではない場合、データの漏洩や改ざんが起こる可能性があります。そのような事態を防ぐためにも暗号化やWAF、アップロードファイルのチェックなどセキュリティ対策の整ったものを選びましょう。

SSL化は特に重要

サーバー側で行えるセキュリティ対策の中でも特に重要視したいのが、SSL化です。レンタルサーバーを選ぶ際には、無料でSSL化ができるかどうかを確認しておきましょう。

SSLとは通信を暗号化する技術のことで、サイトとサーバー間のデータのやり取りを盗み見されないようにする効果があります。

SSL化されたサイトは、URLの先頭が「http」から「https」となります。最後の「s」が、暗号化された安全なデータのやり取りであることを意味します。

現在ではGoogleもSSL化を重視しており、SSL化されていないページは保護されていない通信である旨が表示されるようになりました。このことは、SEOの観点からもSSL化が重要であることを意味しています。

まとめ

Webサイトやブログを運営する際は、レンタルサーバーを活用することで初期費用や導入費用を抑えられます。自社でサーバーを設置する場合には、時間と費用がかかるため注意が必要です。短時間で運用を開始したいなら、レンタルサーバーの利用を検討しましょう。

レンタルサーバーには、共用サーバー・専用サーバー・VPS(仮想専用サーバー)・クラウドサーバーなど多くの種類があります。種類によって特徴や向いているWebサイトなどが異なるため、自社の運営したいスタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。

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