オンライン商談に適した服装とは|考え方とポイント・マナーを解説
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- オンライン商談での服装の考え方は、対面商談と同じと考えてよい
- オンライン商談は画面越しで行うため、対面商談より色味やサイズ感に気を配る
- オンライン商談では、服装以外にも話し方や顔の位置などのマナーを意識する
オンライン商談での服装の考え方は、男性・女性共に対面での商談と基本的には同じですが、オンライン商談ならではの留意点もあります。本記事では、オンライン商談における服装選びのポイント・気を付けることの他、服装以外で気を付けたいマナーについても解説します。
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オンライン商談の服装の考え方は対面商談と同じ
商談に限らず初めて会ったときの第一印象は重要ですが、印象を左右する要素の1つが身だしなみです。悪い印象を与える身だしなみは顧客からの信用をなくし、これから始める商談がマイナスからのスタートになってしまいます。
一方、身だしなみで顧客にいい印象を与えられれば、営業をプラスから始めることができます。これは、対面の商談であってもオンラインの商談であっても同じです。そのため、オンラインの営業の場合でも、服装は対面で行う商談と同じにするのが基本です。
したがって、基本的にカジュアルな服装はNGです。しかし、何度か会っていて常にカジュアルスタイルの商談相手であれば、ジャケットを羽織る程度のカジュアルな演出の方が相手に好印象を与える場合もあります。
オンライン商談は自社で行う場合が多く気が緩みがちですが、油断せずに対面商談を行う気持ちで望むことが大切です。本記事では、オンライン商談における服装選びのポイントやオンラインならではの配慮事項、そして失敗しないための商談マナーについて解説します。
オンライン商談での服装選びのポイント
ここでは、オンライン商談で第一印象をよくし、商談をスムーズに進めるための身だしなみについて解説します。オンライン商談では、対面ではあまり意識していなかったことに配慮しなければならない部分もあるため、注意しましょう。
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オンライン商談での服装選びのポイント
服の色味
オンライン商談の場合、原色に近い赤や黄色などは画面上で思った以上に目立ってしまうため、派手な色は避けましょう。オンライン商談でもっとも無難なのは、黒やネイビー・紺色・グレーなどの落ち着いた色味です。
女性だと白やパステルカラーなどの落ち着きのある淡い色を選ぶ場合も多いですが、淡い色はカメラを通すと白飛びして本来の色が出なかったり、背景と同化してしまったりします。このような場合は、照明を調整したり上に何かを羽織ったりするなどの一工夫が必要です。
オンライン商談前に、背景も併せて実際にカメラを通した映り具合を確認しておくと安心です。
サイズ・しわ
オンライン商談の場合でも、第一印象は非常に大切です。オンラインだからといってだらしのない服装で商談に臨むと、初めから拒否の姿勢を取る顧客も少なくありません。そのため、清潔感があり体のシルエットがきれいに見える服装がおすすめです。
特に、画面には上半身が映るため、肩周辺や首元のサイズ感に注意し、できる限りフィットしたものを選びましょう。
また、最近のカメラは性能が優れているため、スーツやワイシャツ・ブラウスなどのシワも鮮明に映ります。商談が始まる前に、シワができていないか確認しましょう。
アクセサリー・メイク
服装と同じで身に着けるアクセサリーやメイクも、顧客を商談に集中させることを考えて選ぶ必要があります。そのために、派手なアクセサリーや個性的なアクセサリーは目立ちすぎて商談の邪魔になることも少なくありません。
メイクも同様で、画面を見て顧客がメイクに目が行ってしまうのを避けるために、ナチュラルメイクがおすすめです。メイクの映り方は実際の見た目と違うため、画面上で確認しておきましょう。
また、髪型にも注意が必要です。基本はだらしなく見えずに清潔感があることです。特に前髪の長い方は、商談中に髪を触らなくていいような処理をしてから望みましょう。
ネクタイ・ヒゲ
スーツを着用する場合のネクタイの太さは、ジャケットの下襟と同じにするのが基本です。色は悪目立ちするものは避けましょう。ビジネスシーンでのネクタイの定番は、原色を避けたブルー系やレッド系です。
無地を選んだつもりでも、細かな柄が入っていて画面上でチカチカする場合があります。特にネクタイの柄は細かいものが多いため、小さな柄がないか入念に確認する必要があります。
また、ヒゲにも気配りが必要です。ヒゲを伸ばしていない場合は、剃り残しがないようしっかりとヒゲを剃りましょう。伸ばしている場合は、無精ひげと間違われないようにしっかりとした手入れが必要です。
オンライン商談の服装で気を付けること
オンライン商談では、服装などの身だしなみ以外にも注意すべき点が複数あります。ここでは、下半身の服装と柄について解説します。
下半身の服装も整える
オンライン商談で画面上に映るのは上半身だけですが、下半身もしっかりと整えることが重要です。下半身の服装を整えないのは、オンラインだからという気の緩みがあるからです。その気の緩みは、商談の中でも表れてしまいます。
また、カメラが倒れる・資料を探す・インターホンが鳴るなどで下半身が映ることもあります。もしも上半身とはまったく異なるラフな下半身を見た顧客は、自分はその程度で見られていると感じ、商談の打ち切りもあり得ます。
柄物は避けて無地を選ぶ
オンライン商談では、サイズを問わず柄物の服は選ばないようにしましょう。オンライン商談は対面での商談よりも集中力を保ちにくいため、洋服の柄に意識が向く状態は避けるべきです。
小さな柄は目立たないように思われがちですが、カメラ越しでは細かな柄が波打って見え、チカチカすることがあります。人によっては気分が悪くなることもあるため、大きさを問わず柄物は避けましょう。
オンライン商談で服装以外に気を付けたいマナー
ここまで、オンライン商談を行う際の服装について解説してきましたが、それ以外にもオンライン商談にはマナーがあります。ここではオンラインだからこそ注意しなくてはならない下の3つについて解説します。
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話し方
オンライン商談では、対面の商談とは異なり、聞きやすさや話しやすさに配慮する必要があります。その1つがオンライン会話でのタイムラグです。相手の話が終わりこちらが話し始めたタイミングで、すでに相手が話し始めている場合があります。
相手は、自分の話を止められたと感じてしまう場合があるため、オンラインの場合は相手が話を聞く状態になるまでの間を取る必要があります。また、話し終えたら「以上です」や「質問はございませんか」などの言葉で、相手が話すタイミングを与えることも大切です。
オンラインでは、無意識の内に早口になりやすいです。 相手にとって聞き取りにくい上に自信がなさげな印象を与えるため、一言ずつはっきりと丁寧に話すことに心がけましょう。特に、オンライン商談では一方的な説明になりがちになるため、注意が必要です。
顔の位置
基本的に顔は画面中央で、顔と体が同じ比率で映るようにします。カメラにもよりますが、普段パソコンを操作しているときよりも、若干離れた位置関係になります。画面から頭が切れないこと・首から切れないことは鉄則で、顔が大きすぎると相手に圧迫感を与えます。
また、カメラの位置にも気を配る必要があります。商談は相手の顔を見て行いますが、オンライン商談で見る場所はカメラです。したがって、カメラを顔より下に置くと、相手を見下ろすように映り、相手に不快感を与える場合があります。
理想は、自分の正面で目線の高さにカメラを置きます。正面に置けない場合は横にずらして置きますが、カメラを見て話さないと相手と目線が合いません。それの解消法として、カメラを少し離れた位置に置くことが考えられます。
退出時
商談が終了してもすぐにオンラインを終了させずに、顧客がオンラインから退出するのを待ってから退出するのがマナーです。相手より先の退出は、相手に不快な印象を与えかねません。
中にはなかなか相手が退出しない場合もあります。そのような場合は、先に退出することを相手に伝えてから退出します。相手が退出しないのは、まだ聞きたいことが残っている場合もあるため、慎重に退出が必要です。
まとめ
オンライン商談での服装の考え方は、男性・女性共に対面商談と同じです。しかし、オンライン商談の場合、自分の姿はカメラを通した映像になり、実際の姿とは異なっている場合が多くあります。
オンライン商談では、服装以外にもアクセサリーやメイク・話し方・映り方など、配慮すべき事柄が多くあります。相手が安心して商談に望め、商談への満足度が高まるように配慮しましょう。
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