エンジニア向けタスク管理ツールおすすめ7選|選び方も解説
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- 納期や工数など管理すべき業務の多いエンジニアには、タスク管理ツールが便利
- タスク管理ツールの導入で、スムーズなチーム連携やタスクの優先順位の可視化ができる
- タスク管理ツールを選ぶ際は、必要な機能の有無や操作のしやすさなどに注目する
納期や工数など管理すべき業務の多いエンジニアには、タスク管理ツールが便利です。チーム内の連携をスムーズにし、タスクの優先順位を可視化させて業務効率化に貢献します。この記事では、おすすめのエンジニア向けタスク管理ツールや選び方などを解説します。
目次
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エンジニアのタスク管理の重要性
エンジニアは、ソフトウェア開発だけでなく、システム設計や問題解決などの複雑なタスクやプロジェクトに取り組むため、納期や工数など多くの要素を管理しなければなりません。
そのため、タスク管理はプロジェクトを計画・実行するほか、必要に応じて調整を行ったりすることなども含まれる、目標を達成するための重要な業務です。
また、タスクが計画通りに進行しているかどうかを確認し、問題が発生した場合に迅速に対処するために進捗管理も行われます。進捗管理によって、プロジェクト全体の進行状況を把握し、スムーズに目標を達成することができるのです。
このように、エンジニアにとってタスク管理はプロジェクトにおいて不可欠であり、期日の遵守や仕事の品質などに大きく関わります。本記事では、エンジニアにとってのタスク管理の重要性を詳しく解説します。
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エンジニアのタスク管理の重要性
チーム内の連携に必要
プロジェクトをチームで協力して進める際、チーム全体が連携し、進捗状況を定期的に報告し合うことは非常に重要です。また、この円滑なチーム内連携を支えるために、個々のタスク管理が欠かせません。
個別のタスクが適切に計画され、実行され、進捗が適時に監視されることで、プロジェクト全体が効率的に進行し、目標達成がスムーズになります。
逆に、タスクが漏れたり、適切に進捗が管理されなかったりすると、プロジェクトの進行に混乱が生じ、遅延や品質の低下などの問題が発生する可能性が高まってしまいます。そのため、タスク管理の重要性は計り知れません。
個人ではマルチタスクが増える
チームではない場合、個人が単独で複数のタスクを同時に管理し、期限内に実行しなければなりません。その際にも、タスク管理は非常に重要です。このような状況では、自分自身の仕事を整理し、優先順位を設定し、進捗状況を追跡するスキルなどが求められます。
優先順位を正しく設定することで、どのタスクが最も重要で緊急かを判断し、取り組むべき順序を判断することができます。さらに、進捗を追跡して各タスクの進行状況を記録することで、現状をスムーズに把握できるため、課題や遅延が発生した際にも早めに対処できます。
管理すべきタスクが多い
エンジニアがプロジェクトに取り組む際、単にコーディングだけでなく、納期の管理やミーティングのスケジュール調整など、多くの細かいタスクが同時に発生します。
これらのタスクは、締め切りが厳しいことがあるため、適切なタスク管理がなければプロジェクトの進行が混乱し、品質や納期に影響を及ぼす可能性が高まります。
エンジニアにとって、タスク管理は単なる作業の計画や進捗管理だけでなく、プロジェクト全体を組織化し、優先順位を設定し、リソースを最適に活用するための重要なスキルです。
また、納期を逃すことやクライアントとのコミュニケーション不足を防ぐ役割も果たします。
過去のタスクデータを利用することがある
過去の実績データを参考にして、案件の工数見積もりを行うことは非常に重要です。そのためには、タスク管理でデータを適切に記録・保存しておく必要があります。
過去のプロジェクトで実際にかかった時間やリソースを記録しておけば、次回のプロジェクトにおいて、より正確な工数見積もりが可能となり、タスクの計画やスケジュールをより現実的に立てることができます。
エンジニアのタスク管理のポイント
エンジニアがタスク管理を行う際、いくつかの重要なポイントを押さえることが必要です。ここからは、そのポイントについて注目してご紹介します。
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エンジニアのタスク管理のポイント
進捗報告の要らない業務を適切に管理する
締め切りがあるにも関わらず、進捗の報告が必要ない業務の場合、作業が後回しにされがちですが、これらのプロセスを見落とすと問題が発生する可能性が高まります。
そのため、自己管理の観点から、自身で締め切りを設定してこれらの業務を効果的に管理することがおすすめです。
まず、これらの業務をリストアップし、明確な期限を設定することで、どの業務がどの時点で完了する必要があるのかを把握しやすくなります。進捗の報告が不要な業務でも、自身で進行状況を定期的に確認し、適切な進捗をキープできるようになります。
重要なタスクは2段階で納期を設定する
重要なタスクの管理において、実際の納期をそのまま締め切りとして設定することは、修正や予期せぬ遅延などのリスクを招く可能性があります。そのため、余裕を持たせ、仮納期を設定しましょう。
重要なタスクに対して2段階で納期を設定することには、いくつかのメリットがあります。まず、予定よりも早くタスクを完了できた場合、余裕時間が確保されているため、次のタスクに移行できます。
また、予期せぬ問題が発生した際に、その対応に時間を割り当てる余地が生まれます。さらに、クオリティを高めるための改善作業に時間を割くことも可能です。
タスク・ToDo管理に役立てたい機能紹介
タスク管理ツールには、タスク・ToDo管理をはじめとした便利な機能が備わっており、業務を幅広くサポートする機能もアップデートされています。今回は多忙なエンジニアの業務に沿った便利な機能を一部ご紹介します。
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タスク・ToDo管理に役立てたい機能紹介
タスクスケジューラ機能
特定の曜日から時間まで細かく指定しタスクを発生させるタスクスケジューラは、手動でタスクを設定する手間を省いてくれる便利な機能です。タスクが綿密に詰まっているエンジニアの日常ルーティンまで可視化し、負担を軽減してくれます。
リマインド機能
手元の作業に集中していても、事前にリマインド機能でアラームや通知が出るように設定することで、決められた作業時間を確保できます。マルチタスクに追われがちなエンジニアでも、計画的なタスク管理を促せます。
タイムトラッキング機能
より綿密にタスク管理をしたい方は、タイムトラッキング機能がおすすめです。個人・チーム単位で、タスクごとにかかる時間を記録し、次の作業時間の見積もりデータとしても活用できます。
オープンリスト・クローズドリスト
膨大なタスクの中にも優先順位が存在し、それらを適切に峻別して実行しなければなりません。その場合、オープンリスト・クローズドリストでの管理が有効です。
- オープンリスト:全体把握に適したリスト、際限なく項目が追加できる
- クローズドリスト:確実に実行していくリスト、一度線を引いたら項目の追加をしない
性質の異なるタスクが混在していると、タスク管理が破綻しかねません。どちらのリストも長所・短所が存在するので、状況にあわせて使い分けましょう。
レビュー
実行済みのタスクや記録を振り返り、改善につなげることも重要です。普段から業務を繰り返す中で、チェックや入力が乱雑になってきた場合も、見直しや整理を行います。これら全般がレビューと呼ばれます。
アナログなタスク管理では、膨大な完了済みタスクをレビューするだけでも大変な時間を要します。そこでタスク管理ツールを活用することで、完了した業務を全てデータとして蓄積し、今後の業務の改善へもつなげていくことができます。
エンジニアがタスク管理ツールを利用するメリット
エクセルなどでは手間がかかってしまうタスク管理ですが、タスク管理ツールを使うことで効率的に行うことが可能です。タスク管理ツールは、タスクの追加・編集・削除が簡単にでき、タスクの進捗状況も一目で把握できます。
さらに、チームでの連携がスムーズになります。リアルタイムでタスク情報を共有し、プロジェクト全体の進行状況を把握することで、重複作業やタスクの漏れを防ぎ、効率的な協力が可能になります。
また、優先度の設定もサポートできるため、重要なタスクに焦点を当てるのに役立ちます。
エンジニア向けタスク管理ツールおすすめ7選
GOOD
ここがおすすめ!
- 世界190か国・100万以上のチームが導入している豊富な実績
- コミュニケーションがとりやすく、タスク単位で紐づけが可能
- 目標と因果関係が可視化でき、問題の早期発見やモチベーションアップにつながる
MORE
ここが少し気になる…
- チュートリアルやガイドが少なく、慣れるまでに時間がかかる
GOOD
ここがおすすめ!
- シンプルかつ分かりやすいデザインで苦手意識が強い方でも慣れやすい
- メンバーが増えても利用価格が変わらない「スペース課金」方式を採用
- 業務管理に欠かせない機能が揃っており、セキュリティも強固
MORE
ここが少し気になる…
- 画像添付を頻繁に使う場合、プロジェクトが長期化すると数制限に引っ掛かって新たにプロジェクトを作成し直す必要がある
GOOD
ここがおすすめ!
- プロジェクトもグループも複数作成可能
- プロジェクトごとに権限を変更できるため、情報管理の強化にも効果的
- 「依頼ボタン」を搭載し、進捗遅れや確認が手軽に行える
MORE
ここが少し気になる…
- 複数のプロジェクト管理ができる反面、使用画面がやや見にくく反映にも時間がかかる場合がある
GOOD
ここがおすすめ!
- カンバン方式を採用して視覚的にも分かりやすく、操作も簡単
- 「ガントチャート」機能を搭載しており、工数管理にもうってつけ
- 無料プランをはじめ、個人向けにもぴったりな4つのプランから選べる
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ここが少し気になる…
- 標準的な機能しか搭載していないため、シンプルに使いたい場合には便利だが多機能性を求める場合はやや物足りない
GOOD
ここがおすすめ!
- 関連のあるタスクの紐づけが行え、コメントの追加も可能
- 議事録やマニュアルにもぴったりな「Wiki」機能を搭載
- リポジトリ内のファイル内容やコミットの履歴などの確認がしやすい
MORE
ここが少し気になる…
- 子チケットを追加すると親チケットの特定項目が更新できない
GOOD
ここがおすすめ!
- あらゆるワークフローに対応しているため、プロジェクトの大小を問わず活用可能
- 毎週・年次計画といった幅広い範囲でスケジュールを把握できる
MORE
ここが少し気になる…
- グローバルに展開している分、価格は日本円ではなく米ドルでの設定となる
GOOD
ここがおすすめ!
- 多くのAPI連携が可能で、場合によっては双方同期が可能
- チームの作業負荷が可視化でき、タスクの再振り分けや燃え尽き症候群を防げる「リソース管理」
MORE
ここが少し気になる…
- グローバルに展開している分、価格は日本円ではなく米ドルでの設定
その他のタスク管理ツールの選び方
タスク管理ツールを選ぶ際は、重要なポイントとその他のポイントについて、注目し比較しましょう。ツールのタイプや使いやすさ、自社に必要な機能が備わっているかなどを必ず確認することが大切です。
【重要な3つのポイント】
- ツールのタイプを確認(カンバン方式 or ガントチャート)
- タスクを簡単に登録できるか
- 自社に必要な機能が揃っているか
【その他の比較ポイント】
- 導入形態を確認
- マルチデバイスに対応しているか
- 従業員が扱いやすい操作性か
- サポート体制が充実しているか
まとめ
エンジニアのタスク管理は、プロジェクトや業務を効率的に進めるために必要です。エンジニアはコーディングやシステム開発において高度なスキルを発揮する一方で、納期・優先度・進捗状況など多くのタスクを同時にこなす必要があります。
タスク管理により、プロジェクトの全体像を把握して優先順位を設定できるだけでなく、過去のデータを活用して工数の見積もりを行い、リソースを最適に活用することができます。
さらに、タスク管理ツールを使用することで、チーム全体での連携がスムーズになり、タスクの進捗状況をリアルタイムで共有できます。エンジニアにとって、タスク管理は生産性向上とストレス軽減につながります。