サイト内検索とは?メリットや検索機能導入のやり方、注意点も解説
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- サイト内検索とは、特定のWebサイト内でキーワード検索できる機能のこと
- 検索機能を搭載することでUXが向上し、商品の購入やサービス契約に繋がりやすくなる
- Googleカスタム検索やサイト内検索ツールの導入で、サイト内検索機能を実装できる
サイト内検索とは、特定のWebサイト内でキーワード検索できる機能のことです。検索機能を搭載することでUXが向上し、商品の購入やサービス契約に繋がりやすくなります。この記事ではサイト内検索をする方法や機能の導入メリット、注意点などを解説します。
目次
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サイト内検索とは
サイト内検索とは、ウェブサイトの訪問者がウェブページやコンテンツを直接検索する手段を提供するものです。ウェブサイトのナビゲーションメニューやリンクだけでは探しにくい情報を迅速に見つけるための機能で、ユーザーの利便性や満足度を向上させます。
サイト内検索の仕組みとして、ウェブサイトの右上などの場所に虫メガネマークの付いた検索ボックスが配置され、ユーザーはここにキーワードやフレーズを入力します。検索エンジンは、インデックスを検索してそのキーワードに関連するコンテンツを探します。
検索結果として、タイトルや要約と共に該当ページの一覧が表示され、特定の結果をクリックすると、対応するページにリダイレクトします。
本記事では、サイト内検索の方法や注意点、メリット、導入する際のポイントなどについて解説します。
サイト内検索のやり方
サイト内検索は、ウェブサイトを使用する際に、利便性向上などに重要な役割を果たします。そのため、ユーザーが特定の情報を迅速に見つけるために、さまざまな方法が用意されています。ここでは、その中から以下の5つの方法について解説します。
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サイト内検索のやり方
Webサイト内の検索窓にキーワードを入れる
サイト内検索の基本的な方法の1つとして、ウェブサイト内の検索ボックスに探したいキーワードや情報を入力する方法があります。この方法は、ユーザーが特定の情報を迅速に見つけるためによく利用される一般的なアプローチです。
多くのウェブサイトでは、ウェブページの上部やヘッダー部分に虫眼鏡マークの付いた検索窓が配置されています。このアイコンは検索を象徴しており、ユーザーは探したい情報の文字列やキーワードを入力し、検索ボックスをクリックして検索を起動します。
ブラウザの検索機能を使う
サイト内検索の一つの方法として、ウェブページ内で探したい特定の文字列を検索する方法があります。この方法は、対象となるサイトが文字数などの情報が多く、ページ数も多い場合などに特に有効となります。
対象となるウェブページを開いて、 Windowsの場合は「Ctrl+F」、Macの場合は「Command+F」を押すと、検索ボックスが表示されます。ここに、探したい文字列やKWを入力します。例えば、特定の単語やフレーズ、数字などを入力し、Enterを押します。
入力したキーワードに一致するテキストが全部カラーでハイライトされ、ボックス内に一致した総数が表示されます。最初に表示されたキーワードが別のカラーでハイライト表示されます。Enterを押すと、次の対象のテキストに別のカラーのハイライトが移ります。
検索コマンド「site:」を使う
Googleの検索窓を使用して、特定のドメイン内でキーワードを検索する方法があります。ウェブブラウザを開いて、Googleのホームページ(www.google.com)にアクセスし、検索窓が表示されていることを確認します。
そこに「site:」の後にURLと、その後ろに半角スペースを開けて、調べたいキーワードを入力し、Enterを押します。例えば、site:https://ja.wikipedia.org/ テクノロジーと入力してEnterを押すと、Wikipediaの「テクノロジー」に関連する記事のURL一覧表が表示されます。
また、スマホを使用する場合でも、画面から「キーワード+半角スペース+site:WebサイトのURL」で同様の検索ができます。
Googleの検索オプションを使う
Googleの検索オプションを使用して、詳細な検索を行う方法があります。ユーザーが、特定の条件に合った項目を検索し、結果を見つける場合などに役立ちます。以下にその手順を解説します。
- Googleトップページの右下にある「設定」をクリック
- 「検索オプション」をクリックし、検索ページを表示
- 検索したいキーワードを入力
- 検索結果を絞り込みたい場合は、特定の言語や地域、期間などを指定
- 「詳細検索」クリックの後、検索結果として、該当する記事の一欄が表示される
これらの詳細検索オプションを使うことで、ユーザーは特定の要件に合ったアイテムを絞り込んで、結果を見つけやすくなります。特に、特定の言語や国/地域、期間などに関連する情報を絞って探す場合に有効です。
Google Chromeのプラグインを使う
Google Chromeを使用している場合には、プラグイン機能として「Search the current site(サイト検索)」を使用して、選択中のタブ内でサイト内検索する機能が追加できます。
以下の手順でインストールすることにより、検索が可能となります。
- 設定アイコン(三本線のアイコン)をクリックし、「拡張機能」を選択
- 拡張機能ページの右上の検索バーに「Search the current site」と入力して検索
- 検索結果から、「Search the current site」の横にある「追加」ボタンをクリック
- ウェブページ上のメニューから「Search the current site」を選択するか、拡張機能のアイコンをクリック
参考:Search the current site (サイト検索)|chrome ウェブストア
サイト内検索に関する注意点
サイト内検索では、サイト内の表面上に見えるテキストのみが検索対象となります。そのため、検索の対象として、HTML(HyperText Markup Language)ソースコード内の特定のメタタグや記載されたコードの内容は含まれません。
例えば、HTMLソースコード内の実際に存在する特定のタグや記述されているコード内の文字列などを検索窓に入れて検索しても、結果として見つからないことになります。サイト内の検索で対象となるのは、可視化されたイメージのみとなりますので、注意しましょう。
Webサイトにサイト内検索機能を導入する方法
自社のWebサイト内に検索機能を導入する場合には、いくつかの方法があります。ここでは、その中の以下の3つの方法について、それぞれ機能やメリットなどを解説します。
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Webサイトにサイト内検索機能を導入する方法
Googleカスタム検索を表示させる
検索機能を自社のWebサイト内に設置する場合には、Googleが提供するカスタム検索を利用することができます。以下の手順により、カスタム検索が設定できます。
- 下記の「検索エンジン作成画面」にジャンプhttps://programmablesearchengine.google.com/controlpanel/create
- 「検索エンジンの名前」を入力
- 「検索するサイト」にWebサイトのURLを入力し、「追加」をクリック
- 「作成」をクリック
- 「コードを取得」をクリックまたはコピー
- 生成されたコードを自サイトの表示したいところに貼りつけます
以前、企業向けに有償提供されていた「Google Site Search」は2018年にサービスが終了し、現在はこのカスタム検索に切り替わっています。
Googleカスタム検索は無料で容易に導入できる点がメリットになっています。一方、ユーザーインターフェースやデザインが最低限であることや、Google広告が配信されてしまうことがある点などがデメリットになっています。
WordPressの標準機能やプラグインを使う
WordPressを使っている場合には、標準機能としてサイト内検索が利用できます。また、標準機能以上の細かな検索設定や、カテゴリ別での絞り込みなどの検索をする場合には、プラグインを活用して検索機能をカスタマイズすることができます。
サイト内検索ツールを使う
サイト内検索ツールにより、ウェブサイト内のコンテンツを効果的に検索し、関連性の高い結果を表示できます。これにより、ユーザーは目的の情報を迅速に見つけることができるので、ユーザー満足度の向上にもなり、サイトのユーザー数の増加にもつながります。
また、多くのサイト内検索ツールはカスタマイズが可能なので、画面のデザインや広告の表示や非表示などのコントロールができます。これにより、ウェブサイトに訪問するユーザーに対して広告を表示しない場合や、逆に特定の広告を強調する場合などに有効です。
さらに、サイト内検索ツールは多くは、基本的な機能として無料で利用できる点も便利です。ただし、より高度で細かい指示が可能な検索機能に関しては、有料のサイト内検索ツールを導入したり、自作した機能を実装するといった選択肢もあります。
サイト内検索機能を導入するメリット
サイト内検索機能は、ユーザーがウェブサイト内のコンテンツを簡単に検索し、必要な情報を素早く見つけるのに役立つメリットがあります。ここでは、その中の以下の項目について解説します。
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サイト内検索機能を導入するメリット
UX・CVRの向上
UXとは、ユーザーエクスペリエンスを指す言葉で、ユーザーがウェブサイトを使用する際の体験の状況を示します。質の高い検索機能は、ユーザーがサイトを好意的に評価し、満足度を高め、利用し続ける可能性があり、コンテンツの普及や売上向上が期待できます。
一方、CVRとは、コンバージョン率のことです。例えば、ユーザーがウェブサイトを訪れて、商品を購入する割合を表します。CVRの向上は、マーケティングキャンペーンや広告キャンペーンの効果的な運用につながり、投資収益率を向上させます。
UXの向上とCVRの向上は、それぞれ、ウェブサイトやアプリケーションのパフォーマンスを向上させ、ユーザーエクスペリエンスを最適化するために重要な指標となります。良いUXは通常、CVRの向上に寄与し、ビジネスの成功につながることが多いです。
Webサイトの改善に役立つ
サイト内検索を導入することにより、サイト内検索の利用の際のデータや履歴が分かります。このデータを分析することにより、ユーザーのニーズを満たすための対策が構築できるようになり、Webサイトの改善に役立ちます。
例えば、検索回数の多いキーワードは、ユーザーが欲しい情報といえます。そのため、キーワードに関連する商品をトップページの目につく場所に表示するなど、常にWebサイトを改善し、最新の情報を掲載することによりビジネスの成功につながります。
また、Webサイトの改善を行った後にも、ユーザーの検索行動データや履歴を引き続きモニタリングし、改善の効果を評価します。必要に応じて追加の調整や改善を行い、PDCAサイクルを回します。
サイト内検索機能を導入する際のポイント
サイト内検索を導入する際のポイントとしては、ユーザーが何を検索し、どのような情報やコンテンツを見つけることを期待しているのかを理解することが重要です。ここでは、その中の以下の2項目について解説します。
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サイト内検索機能を導入する際のポイント
自社サイトでの必要性を再確認する
自社サイトにおいて、サイト内検索を導入する際には、必要性を確認することが重要です。まず、サイトを訪れたユーザーが特定の情報を探すために、サイト内検索を利用する傾向があるかどうかを分析し、確認します。
アクセスログやユーザーのフィードバックを調査することで、サイト内検索の需要を判断できます。現在、コンテンツの量が少なくても、テーマやトピックが多様である場合、ユーザーは特定の情報を迅速に見つけるために、サイト内検索を使用することがあります。
例えば、商品カタログサイトで、ある商品を検索する場合にサイト内検索は便利です。また、将来的にコンテンツが増加する場合にも対応できます。小規模なサイトでも成長の可能性を考慮し、スケーラブルなサイト内検索機能を利用できることが重要です。
サーバーへの負荷を考慮する
サイト内検索では、ユーザーの検索項目に応じてサーバーがデータベースを検索し、関連する結果を返す必要があります。検索項目の複雑さやデータベースの大きさによって、サーバーの負荷が増加し、ユーザーの表示速度が低下する可能性があります。
また、多くのユーザーが同時に検索を行う場合、サーバーに大きな負荷がかかり、ユーザーサイドの応答時間が遅くなり、離脱率が上がることもあります。そのため、負荷が少ないツールを選ぶのがおすすめです。
例えば、キャッシュ機能を備えている場合には、キャッシュを使用することにより頻繁にアクセスされる検索結果を事前に保存し、サーバーの負荷が軽減できます。サイト内検索の導入に際しては、システムの最適化や監視と調整などの対策が重要になります。
サイト内検索をサイト改善に活用するには
メリットの項目で解説したように、サイト内検索を導入することで、顧客がどのようなキーワードに興味を持っているのかが詳細に把握できます。ここからは、サイト内検索のデータを活用したサイト改善のポイントを紹介します。
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サイト内検索をサイト改善に活用するには
多く検索されたキーワードのコンテンツを強化する
当然ながら多く検索されているキーワードは、ユーザーが最も興味のあることと言えます。その情報が知りたくてサイトに訪れたにもかかわらず、コンテンツの情報が古かったり内容が薄かったりすれば、ユーザーはすぐに他へ移ってしまうでしょう。
そのため、検索数の多いキーワードに関するコンテンツは、常に内容を見直して新しい情報を加筆するなどの強化が必要です。
多く検索されたキーワードは目立つようにする
何度も同じキーワードが検索されている場合は、そもそも情報が分かりづらいことも考えられます。検索エンジンでサイトにたどり着いたユーザーが、知りたい情報を見つけられず、サイト内で文字検索している可能性があります。
そのため、サイトに訪れたユーザーがすぐに見つけられるように、検索数の多いキーワードをサイトの上部に配置したり、太字で強調したりといった工夫が必要です。
キーワードが重複していないかチェックする
サイト内検索は「キーワードカニバリゼーション」の防止にも活用できます。「キーワードカニバリゼーション」とは、同様のキーワードに対してサイト内に異なるページが競合している状態を指します。
例えば、「メイク 方法」「メイク やり方」という2つの記事がある場合、それぞれのニーズは重複してます。すると、検索エンジンはどのページを優先して表示すべきか判断しにくくなり、サイト全体の検索ランキングが低下してしまう可能性があります。
また、ユーザーもどの記事を読むべきか迷ってしまうため、サイト内検索を活用して、こういったキーワードの重複をチェックすることが大切です。
まとめ
サイト内検索は、ウェブサイトやアプリケーションにおいて、ユーザーエクスペリエンスを向上させる重要なツールです。検索機能を搭載することによりUXが向上し、商品の購入やサービス契約など、CVRアップにも繋がりやすくなります。
また、コンテンツの多様性やユーザーの要求に応じたカスタマイズ、負荷の問題などに対処する必要があります。今後、サイト内検索を導入する際には、自社の検索に対する要件やコンテンツ量などを考慮し、最適なツールを選択し導入しましょう。