おすすめの製造業向けERPシステム3選|メリットや活用方法を解説

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  • 製造業における課題には、人材不足や二重入力によるヒューマンエラーなどが挙げられる
  • 製造業にERPシステムを導入すると、生産管理や在庫管理業務の一元化などに繋がる
  • ERPシステムを導入する際は、こまめなシステム更新などセキュリティ対策が重要

ERPシステムとは、生産管理や在庫管理などの業務を一元化できるシステムのことを言います。人材不足など製造業の課題を解決するには、ERPシステムの導入がおすすめです。本記事では、おすすめの製造業向けERPシステムや導入の際の注意点、活用方法などを解説しています。

目次

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  1. 製造業における課題
  2. 製造業の課題を解決するならERPシステムがおすすめ
  3. 製造業において必要なERPの機能
  4. 製造業にERPを導入するメリット
  5. 製造業にERPを導入する際の注意点
  6. 製造業でERPを活用する方法
  7. おすすめの製造業向けERPシステム3選
  8. その他のERPパッケージの選び方
  9. まとめ
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製造業における課題

製造業は、競争の激化による人材不足や旧態依然としたシステムからの脱却など、さまざまな課題を抱えています。近年では、これらの課題を解決する有効な手段としてERPシステムの導入に注目が集まっています。

ここでは、製造業が抱える課題のうち代表的なものを4点取り上げ、詳しく解説していきます。

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人材不足

製造業に従事する労働者の数は減少傾向にあります。人材不足の原因は多岐にわたりますが、高齢化による退職者の増加や、企業と求職者のマッチングが難しいことなどが挙げられます。

また、昨今の働き方改革などの導入により、従業員1人あたりの労働時間も減少を続けています。少ない人的資源で従来と同じ業務を行っていては、労働力の不足を解消することは困難です。

人材不足によるデメリットは大きく、品質と価格のバランスをとることが難しくなります。また、人材が不足すると生産ラインが停滞し、生産性が下がるため企業の競争力低下に繋がります。

業務の煩雑化

製造業の現場では商品の生産効率を優先させる傾向があるため、管理業務の改善に必要な時間的余裕を確保できない場合があります。また、部門担当者が固定されているために業務が属人化しやすく、全体的な管理が困難になることも多いです。

これらの要因により、製造業における業務の煩雑化が起こります。業務の煩雑化が起こると生産プロセスの透明性が低下し、部門間の情報共有や業務の一元化が難しくなります。このことが、生産計画や在庫管理の効率低下を招きます。

レガシーシステムからの脱却

レガシーシステムとは、古くから使用されてきた旧式のシステムのことです。レガシーシステムは過去の技術やプラットフォームを使用しているため、新しい技術への対応や他システムとの連携が困難な場合があります。

レガシーシステムの状態によってはOS更新やシステム障害への対応が難しく、最悪の場合はシステムを利用できなくなるリスクがあります。また、セキュリティ対策が不十分なシステムも多く、データ漏洩やサイバー攻撃への脆弱性も懸念されます。

さらに、レガシーシステムの利用を長く続けている企業では、一部の担当者しかシステムを管理できないケースも少なくありません。業務の属人化や業務効率の低下を招くため、レガシーシステムからの脱却は重要な課題と言えるでしょう。

ヒューマンエラーの発生

製造業では、部門ごとに異なる業務システムを使用しているケースがあります。システム同士の連携機能が備わっていない場合、部門間のデータを手入力によって共有しなければなりません。

ヒューマンエラーはさまざまな要因によって引き起こされますが、このように人の手で重複作業を行う場面では発生の確率が高くなります。また、非効率な業務によって作業時間が圧迫され、業務負荷が増加することもミスの発生に繋がります。

海外との価格競争

近年では、多くの製造会社が海外との価格競争に悩まされています。日本よりも人件費の安い新興国で製造された製品は安価なため、日本製品がシェアを奪われることも少なくありません。

また、日本の企業がより人件費の安い海外に工場を移転する事例も多く見られます。こうした中で日本国内の企業が競争力を保ち続けるためには、各工程における製造コストの削減、品質の維持、在庫の適正化といった製造管理により力を入れる必要があります。

製造業の課題を解決するならERPシステムがおすすめ

ERP(Enterprise Resource Planning)は統合的な管理システムであり、さまざまな企業資源を一元管理するための機能を備えています。ERPとは日本語で「企業資源計画」を意味し、企業全体の資源を一元管理し、有効活用することを目的としています。

ERPは、製造業における各部門や業務のプロセスを結びつけることで情報の断片化を解消し、各部門における管理業務を効率化します。

製造業においては、需要を予測し過剰在庫や欠品を防ぐことが求められます。また、適切な生産スケジュールの設定によってリードタイムを短縮し、生産効率を向上させなければなりません。

ERPシステムには、このような製造業の基幹業務管理に必要となる多様な機能が備わっています。リアルタイムでの情報取得や部門間の迅速なデータ連携によって、品質の向上と利益の最大化が期待できます。

基幹システムとの違い

基幹システムとERPシステムの役割はよく似ていますが、取り扱う業務の範囲に違いがあります。基幹システムとは、生産管理・販売管理・在庫管理などの部門単位ごとの基幹業務データを管理するシステムです。

一方で、ERPシステムは、基幹部門の業務データを統合的に管理するシステムを指します。ERPシステムは、部門ごとに独立している基幹システムを一元化させたイメージです。

製造業において必要なERPの機能

製造業でERPを活用する場合、製造業に適した機能が必要です。ここでは、製造業の業務改善に役立つ以下の機能を取り上げ、詳しく解説します。

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機能内容
需要予測機能過去の実績をもとに需要を予測する
生産計画機能現場での生産計画を策定する
購買管理機能適切な量の原材料を調達する
在庫管理機能原材料や商品の入出庫管理を行う
部品構成管理・設計変更管理機能部品の組み合わせや数量を管理する
製造原価管理機能品目別の原価計算を行う
その他の機能多言語対応・マルチデバイス対応

需要予測機能

需要予測機能は、将来の需要を予測し、適切な生産計画を行うための機能です。この機能では過去の売上データや需要の傾向に基づいた計算を行い、将来の需要を予測します。

ERPは、ほぼリアルタイムでのデータ取得が可能なため、需要予測に用いられる実績データが随時更新されます。これにより、常に需要予測がアップデートされ、最新の予測に基づいて生産計画を立てられます。

生産計画機能

生産計画機能とは、製品の生産を計画し、生産プロセスを最適化するための機能です。この機能は需要予測機能をはじめとするさまざまな機能と密接に関連しており、多くのデータをもとに生産の計画を行います。

また、単なる数値的な生産量の計画だけでなく、必要に応じて製品の生産から出荷までにかかるリードタイムの計算や人員計画などの、複合的な要素を加味して計画を策定できます。

購買管理機能

購買管理機能は、生産計画機能によって算出されたデータを用いて原材料や部品の調達プロセスを管理し、購買業務の最適化を支援する機能です。

この機能では、製品の生産に必要な部品や原材料などを適切に調達するために必要な情報を取得し、過剰在庫や商品のロスを防ぎます。また、必要に応じて発注処理までを一貫で行えるものもあります。

在庫管理機能

在庫管理機能は、正確な在庫情報の取得と管理を行い、適切な在庫レベルを維持するための機能です。在庫には、購買発注によって購入された部品や原材料の有高に加え、仕掛品や完成品などが含まれます。

この機能によって、製品や部品の在庫状況をリアルタイムで把握することが可能になり、適切な在庫量を維持できます。また、在庫状況を可視化することで適切な在庫レベルを維持しやすくなり、生産スケジュールの適正化にも役立ちます。

部品構成管理・設計変更管理機能

部品構成管理機能は、製品を仕上げるために必要となる部品の構成や数量の管理を行う機能です。また、設計変更管理機能により、製品設計の変更や改善などが行われた際も設計情報をスムーズに変更できます。

部品構成管理・設計変更管理機能によって、不具合の発生や設計の見直しなどによる部品構成の変更を効率的に行えます。部品構成や製品設計の正確な管理は、製品の品質や生産効率の向上に貢献します。

製造原価管理機能

製造原価管理機能とは、製品の製造にかかるコストを計算する機能です。製造業における原価計算には標準原価・実際原価・直接原価などがありますが、ERPではこれら全ての原価計算に対応できます。

製造原価は品目ごとに算出され、原価率の変動や理論値との差異を迅速に検出できます。また、これらのデータをレポート形式で分析することによって、予測と実績の現状を把握でき、効率的なコスト管理に役立ちます。

その他の機能

上記以外にも、企業によっては以下のような機能があるとより利便性が高まります。特に製造業においては、多言語対応やマルチデバイス対応は重要な機能です。

多言語対応

製造業では、諸外国と取引がある企業や海外に拠点を持つ企業も多いでしょう。英語はもちろん、中国語やタイ語、ベトナム語など多言語に対応したERPなら、外国人の従業員も難なく扱えます。

また多言語対応しているERPの多くは、様々な外国通貨での取引にも対応しています。輸入仕入を行っているメーカーや、外貨建て取引を円建てに換算する必要がある企業などにおすすめです。

スマホアプリ・タブレット対応

スマホアプリやタブレットに対応したERPなら、場所を選ばずシステムの利用が可能です。製造現場にいながら原価をチェックしたり、外出先から在庫や納期を確認したりできます。

またERPで勤怠を管理すれば、社員は打刻のために会社へ戻る必要もなくなり、テレワークにもスムーズに対応できます。

製造業にERPを導入するメリット

製造業にERPを導入することで、製造業が抱えるさまざまな課題の解決が期待できます。業務の効率化による人材不足の解消や生産管理業務の一元化に加え、スムーズな現場管理やトレーサビリティの確保にも繋がります。

ここでは、ERPがもたらす多くのメリットの中から特に効果の大きいものを6点取り上げ、詳しく解説していきます。

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人材不足の解消

ERPシステムの導入によって、異なる部門間でスムーズにデータを共有できます。そのため、他部門のシステムに同じデータを複数回入力する必要がなくなり、入力ミス発生のリスクが軽減されます。

データの正確性が向上することで、重複作業に伴う確認・修正にかかっていた時間が不要になり、業務効率が向上します。業務効率の向上によって、限られた人員でも適切な管理を行えるため、人材不足の解消に繋がります。

生産管理業務の一元化

ERPシステムには異なる部門のデータを集約する仕組みが備わっています。在庫や需要の状況に加え、製造の進捗や原価に関する情報がリアルタイムで共有されるため、生産管理を一元化できます。

管理業務の一元化は企業の競争力を維持するためにも重要なポイントです。部門を横断して管理を行うことで、コストの削減や余剰在庫の発生防止も実現しやすくなります。

リードタイムの短縮

ERPシステムは、ヒト・モノ・カネといった企業資源を一元管理するため、過去の実績データに基づいた最適な生産工程を導き出せます。生産工程だけでなく、在庫や物流まで適切に一元管理できるため、受注から出荷までのリードタイム短縮が可能です。

リードタイム短縮により、スムーズな納品が可能となるため、顧客満足度が向上し、自社の競争力を高めます。また、在庫管理コストの削減やキャッシュフローの改善により、安定した資金繰りを実現します。

在庫管理の適正化

ERPシステムの生産計画機能や在庫管理機能を活用することにより、在庫管理の適正化が期待されます。まず、生産計画機能により、過去の実績データから適切な生産計画を立てることで、余分な過剰在庫が削減されるでしょう。

また、在庫管理機能では、在庫状況を可視化して、過不足がないよう在庫数をコントロールします。ERPでは、従来は人の手で行っていた在庫管理業務をシステムで効率化できるため、人為的なミスや作業時間を大幅に減らし、適正な在庫管理を実現します。

リアルタイムで現場管理が可能

部門単位で異なるシステムを使用している場合、リアルタイムでのデータ共有が困難でした。そのため、在庫状況や需要の把握が遅れ、機会損失に繋がることがありました。

ERPシステムでは各部門の情報をリアルタイムで取得し、関連データの更新が迅速に行われます。これによって現場の状況を的確に把握し、対応に活かすことができます。

トレーサビリティの確保の容易化

トレーサビリティとは、製品や原材料の生産から供給までの過程を追跡する仕組みです。トレーサビリティの確保によって商品不良が発生した際の原因特定がスムーズになり、迅速な問題解決に繋がります。

また、商品リコール対応を行う場合は対象ロットの追跡が必要ですが、トレーサビリティの確保によって簡単に追跡できます。迅速で的確なリコール対応は企業の信頼性を向上させる効果をもたらします。

従来のシステムでは部門単位で管理が行われていたため、どの段階で不良が発生し、どの商品に影響をもたらしたかの特定が困難でした。ERPシステムでは各製造工程のデータを可視化できるため、トレーサビリティの確保が容易になります。

製造業にERPを導入する際の注意点

製造業にERPシステムを導入することで、業務の効率化や品質の向上が期待できます。ただし、システムの効果を最大限に活かすためには、導入時の注意点も把握しておく必要があります。ここでは、ERPシステムの導入における注意点について解説します。

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製造業にERPを導入する際の注意点

  1. 導入にコストや手間がかかる
  2. セキュリティ対策が必要

導入にコストや手間がかかる

ERPシステムはサービスの種類が多く、自社に合ったものを選ぶためにはさまざまな商品の比較検討が必要です。機能や特徴を把握するだけでも多くの時間がかかってしまうため、導入までに時間的な余裕が必要になります。

またERPシステムは基幹業務を統合する機能を備えているため、関連部署における業務フローに大きな変化をもたらします。さらに、新しいシステムの導入による操作方法の教育が必要となり、従業員への周知や研修の実施に多くの時間を要します

システムの導入は広範囲の業務効率を向上させますが、新しいフローが定着するまでは一時的に業務負荷が上がります。事前の研修や十分な移行期間を設け、スムーズなシステム運用を目指しましょう。

また、提供形態によっても異なりますが、一般的にERPシステムは基幹業務システムよりも費用が高額になります。導入後のカスタマイズや保守が必要になる場合もあるため、中長期的な費用を見積もっておきましょう。

セキュリティ対策が必要

ERPシステムには、企業の経営に関わる重要なデータが蓄積されています。これらのデータが流出することは企業にとって大きなダメージとなるため、適切なセキュリティ対策を行いましょう。

外部からのサイバー攻撃や不正アクセスに関しては、こまめなシステム更新が有効です。多くのシステムは更新によって最新のセキュリティパッチを配布し、新たな脅威への対策を行います。

また、社内の従業員による不正なデータの取得にも注意が必要です。アクセス権限の設定や操作ログの取得によって、社内の不正行為を防止する効果が得られます。従業員に対してセキュリティに関する研修を実施することも有効です。

製造業でERPを活用する方法

ERPは製造業の管理業務に必要な多くの機能を備えていますが、異なるシステムと連携させることでさらなる効果を生み出せます。ここでは、特にERPと相性の良いPSIとMESについて取り上げ、活用方法を解説します。

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製造業にERPを活用する方法

  1. PSIとの連携
  2. MESとの連携

PSIとの連携

PSIとは「Production, Sales, Inventory」の頭文字をとった言葉で、製造業における生産管理・販売管理・在庫管理などのプロセスを一体化させるシステムを指します。

PSIは、生産計画・需要予測・在庫管理などを統合的に管理し、製造業の生産性を向上させる役割を担っています。PSIの活用によって生産から流通までの流れがスムーズになり、適切な生産状況を維持する効果があります。

ERPでリアルタイムに取得した情報をPSIに共有することで、生産計画の精度が大幅に向上します。また、在庫管理や生産ラインの効率化にも繋がります。このように、PSIとERPを連携させることで、双方の機能による相乗効果が生まれます。

ERPとPSIの違い

先述したように、ERPは統合型のシステムで、PSIのような生産管理機能も含まれています。しかし、ERPはあくまで「ヒト」「モノ」「カネ」といった組織全体の資源を管理し、最適化するためのシステムであるため、生産管理に特化しているわけではありません。

一方でPSIは生産販売在庫の最適化に特化したシステムです。PSIとERPを連携させることで、ERP単体で管理を行うよりも高精度な管理が可能になり、さらなる生産性アップにも期待が持てるでしょう。

MESとの連携

MESとは「Manufacturing Execution System」を略した言葉で、製造実行システムとも呼ばれます。MESは、製造業における管理業務の中でも、特に製造工程における「QCD(品質・コスト・納期)」を改善する役割を担っています。

MESとERPを連携させることで、MESから得られる稼働率・各種機器のデータ・在庫情報といった多くの製造現場データがERPに共有され、精緻な資源管理の実現が可能になります。

ERPとMESの違い

ERPが組織全体をカバーし、経営判断を支援するのに対して、MESは製造工程を集中的に管理し、現場の実績データの収集と改善を行います。MESを利用することで、秒単位で製造ラインの実績値を収集・分析することができます。

詳細なデータをリアルタイムに収集できることで具体的な改善策に繋げやすく、データ連携によってERPによる生産管理についても精度が上がります。ERPのMESの併用は、現場と経営層、どちらにとってもメリットが大きいと言えます。

おすすめの製造業向けERPシステム3選

株式会社マネーフォワード

マネーフォワード クラウドERP

システム連携◎企業の成長にあわせて利用したい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 電子マネーやPOSレジはもちろん、勤怠や人事といったさまざまなサービスとの連携が可能
  • AIを搭載しており、「自動入力」「自動仕訳」でらくらく
  • 会計・確定申告・請求書・経費など、自社にあわせたニーズで使える

MORE
ここが少し気になる…

  • 会計や人事メインであれば使いやすいが、その他の機能をメインで扱いたい場合には連携や他サービスを併用する必要がある

株式会社日立システムズ

Infor SyteLine

多言語対応◎プロジェクトや計画管理を行いたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 英語だけでなく中国語や日本語をはじめ約20か国語に対応
  • 全世界6,000拠点以上の実績がありグローバルな業界業種にも扱いやすい

MORE
ここが少し気になる…

  • 中堅かつ組立製造業向けのシステムのため、それ以外の企業の場合扱いにくさがある可能性も

株式会社日立システムズ

SAP Business One

分析やマーケティングもマルチに利用したい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 銀行報告書・支払・照合といった「銀行業務」も行える
  • 見込み客を「顧客」に変えられるようなマーケティング活動の管理や分析が可能
  • レポート作成のカスタマイズ性がよく、多方面から分析できる優れた機能が魅力

MORE
ここが少し気になる…

  • 初期費用や月額費用は問い合わせる必要があり、価格帯をすぐに知りたい方には不便

その他のERPパッケージの選び方

ERPパッケージの商品展開は多岐に渡るため、自社に合ったシステムを導入するためにはポイントを抑えて検討することが重要です。費用や特徴を把握した上で自社に合ったものを選別し、詳細な条件による比較を行って選びましょう。

以下に、ERPパッケージを選ぶ上で注目するべきポイントをご紹介します。

【重要なポイント3つ】

  1. システムのタイプが自社に合っているか
  2. 提供形態を確認
  3. カスタマイズ性が高いか

【その他の比較ポイント】

  1. UIや操作性を確認
  2. セキュリティ対策は万全か
  3. サポート体制は充実しているか
  4. 無料トライアルがあるか

まとめ

製造業は、人材不足や業務の煩雑化などさまざまな課題に直面しています。これらの課題を解決に導くためには、基幹業務を一元化し、生産効率を向上させるERPシステムの導入がおすすめです。

ERPシステムは製造業の管理に必要な機能を多く備えています。需要予測・生産計画・在庫管理などを総合的に行うことで、ヒューマンエラーの軽減や人材不足の解消に繋がります。

また、ERPは、PSIやMESとの連携によってメリットを最大化できます。導入の際には時間的なコストや費用を把握し、十分なセキュリティ対策を行いましょう。

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