おすすめのERPパッケージ6選|種類やメリット・選び方なども解説

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  • ERPパッケージとは、財務や人事などの企業の基幹業務を統合化するシステムである
  • ERPパッケージの導入で、開発リソースやコストの削減、業務効率化などに繋がる
  • ERPパッケージ導入の際は、ERPパッケージの種類や他ツールとの連携性を確認する

ERPパッケージとは、財務や会計、人事などの企業の基幹業務を統合化するシステムのことを言います。本記事では、ERPパッケージの導入を検討している方のために、おすすめのERPパッケージやその選び方、導入するメリットや注意点などを解説しています。

目次

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  1. ERPパッケージとは
  2. ERPパッケージの種類
  3. ERPパッケージを導入するメリット
  4. ERPパッケージを導入する際の注意点
  5. ERPパッケージを選ぶ際のポイント
  6. おすすめのERPパッケージ6選
  7. その他のERPパッケージの選び方
  8. ERPパッケージ導入をスムーズに行うポイント
  9. まとめ
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ERPパッケージとは

ERPとは、製造業で効率的な生産管理のために使われているMRP(Material Resource Planning)を多くの業種で利用できるようにしたものです。現在、業務の効率化やコスト削減、労働環境改善を目指す各企業から注目されているのがERPパッケージです

ERPパッケージは、企業の基幹業務を統合化するためのさまざまな機能を備えたソフトウェアパッケージです。一般的に、会計管理・予算管理・販売管理・在庫管理・生産管理・物流管理・人事給与などが一つのシステムに集約されて、統合的に管理されます。

これまでのERPは大きな企業への導入が中心でしたが、近年では低コストで導入できるERPパッケージもあり、中小企業でも導入しやすくなっています。また、種類が多くなり、自社に合ったERPパッケージを見つけやすくなったのも需要が増えている一因です。

ERPとERPパッケージの違い

ERPは「Enterprise Resources Planning」の略で、日本語では「経営資源計画」と呼ばれています。経営資源とは、ヒト・モノ・カネ・情報・時間・知的財産を指し、それらの経営資源を一元的に管理し、効率的に活用するという考え方がERPです。

そして、ERPを実現するためのシステムがERPシステムです。しかし、今ではERPシステムのこと自体をERPと呼ぶこともあります。

システム構築手法には、大きく分けて自社の業務に合わせて作成するスクラッチと、すでに製品化されているパッケージの2種類があります。

ERPパッケージは、スクラッチ型と違って現在の業務と完全一致させることは難しく、企業側で業務の見直しが必要になる場合もありますが、初期費用が抑えられてスムーズに導入できるのが特徴です。

基幹システムとERPパッケージの違い

基幹システムとは、各部門が管理しているシステムです。部門内の業務を効率化するシステムで、受発注管理・販売管理・生産管理・在庫管理・会計業務などの独立したシステムを各部門で運用しています。

それに対してERPパッケージは、各部門にある独立した基幹システムを一元化したものを指します。つまり、ERPパッケージは基幹システムの集合体であり、それぞれのシステムの連携が容易にできるシステムといえます。

ERPパッケージの種類

ERPパッケージを選択する際に、まず初めに考えなくてはならないのは、導入するERPパッケージの種類です。ERPパッケージは「機能による分類」と「導入形態による分類」によっていくつかの種類に分けられます。

機能による分類

ERPパッケージに搭載される機能は、業種や業界、利用目的などに合わせて異なります。ERPパッケージを機能によって分類すると、完全統合型・コンポーネント型・業務ソフト型に大別されます。自社の企業規模や業務形態を考慮した選び方が大切です。

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完全統合型ERPパッケージ

完全統合型ERPパッケージは、企業運営に必要な基幹システムすべてを装備したERPパッケージです。多くの機能を搭載し、企業全体の経営資源を一元管理できるので、一つひとつの経営資源の連携がスムーズにでき、リアルタイムな経営分析を可能にします。

多くの業務システムを内包しているので、非常に大きなシステムとなります。したがって、導入費用は高額となる傾向にあり、ある程度余裕を持った予算立てが必要です。いくつもの海外拠点を持つ企業や、多くの支店を展開している大企業に導入される場合が多いです。

コンポーネント型ERPパッケージ

コンポーネント型ERPパッケージは、自社が必要とする部門の基幹システムだけを選択して、組み合わせられるERPパッケージです。企業規模や業務形態に合わせて柔軟なシステム構築ができ、コストを抑えられるので、中小企業でよく導入されています。

ERPパッケージの費用対効果に不安がある場合などに、価格を抑えた最低限のシステムだけでスモールスタートして、効果を確かめてから順次システムを拡張していくといった導入方法も取れるタイプです。

業務ソフト型ERPパッケージ

業務ソフト型ERPパッケージは、会計管理・生産管理・販売管理などの特定の業務だけに特化したERPパッケージで、基幹システムに近い形態です。自社の弱点になっている部門を効率化して強化したい場合におすすめで、ランニングコストも比較的安価です。

すでにほかの部門でシステムを利用している場合には、それらのシステムと連携が図れるERPパッケージを導入すると、より効果的な利用ができます。価格も他のタイプに比べて低く設定されたものが多いので、中小企業や零細企業にも向いているタイプです。

導入形態による分類

ERPパッケージの導入形態には、クラウド型とオンプレミス型、そしてハイブリッド型があります。それぞれにメリットやデメリットがありますが、中小企業ではクラウド型の導入が主流となっています。ここでは、3つの導入形態について詳しく解説します。

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クラウド型ERPパッケージ

クラウド型ERPパッケージは、自社にサーバーを置かず、インターネットを介してベンダーのサーバーに置かれたシステムを利用します。自社でサーバーを用意してシステムをインストールする必要がないので、初期費用が抑えられて短い期間での導入が可能です。

毎月の利用料が発生しますが、サーバー管理・セキュリティ管理・バージョンアップなどはベンダーが行うので、高度なITツールの知識がなくても利用できます。また、法改正に伴う変更もベンダーが行うため、手間がかかりません。

しかし、オンライン前提のサービスのため、回線障害が起きるとシステムの利用ができなくなります。また、セキュリティ対策もベンダーに依存するため、導入前にどのような対策が施されているかを慎重に確認することが重要です。

オンプレミス型ERPパッケージ

オンプレミス型ERPパッケージは、自社にサーバーを置き、ERPパッケージをインストールして運用します。自社専用のERPシステムであるため、自社用にシステムをカスタマイズでき、自社のセキュリティポリシーに合わせたセキュリティ対策が施せます。

しかし、自社でサーバーとERPパッケージを用意しなければならないため、導入費用は高くなります

また、月々の利用料はかかりませんが、サーバー管理者をおいて、自社でサーバーメンテナンスを行う必要があります。そのため、オンプレミス型は大企業に多い導入形態です。

ハイブリッド型ERPパッケージ

ハイブリッド型ERPパッケージとは、オンプレミス型とクラウド型を組み合わせた形態です。具体的には、一部のアプリケーションの実行はオンプレミス型、その他の実行はクラウド型で担うことができ、さまざまなニーズに対応できます。

例えば、セキュリティ対策を強固にしたい本社ではオンプレミス型を利用し、規模の小さい支店ではクラウド型を利用することが可能です。これにより、規模が小さく人的リソースが限られている支店では、サーバーの管理を行う必要がなく、コスト削減にも繋がります。

一方でハイブリッド型は、2つの形態に対応した導入環境が必要なため、業務フローの複雑化や運用・保守が煩雑化する恐れがあります。

ERPパッケージを導入するメリット

ERPパッケージは部門をまたいで導入できるため、企業にとって大きなメリットがあります。ここでは、ERPパッケージの導入メリットを解説します。

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業務の効率化による生産性向上

ERPパッケージの導入により、業務効率化に繋がります。これは、今まで手作業だったステップを自動化することができるためです。結果として、各部門の業務の効率化による生産性の向上にも期待できます。

各部門でそれぞれのシステムを運用している企業では、同じデータを複数のシステムが保有している場合も少なくありません。そのような企業でERPパッケージを導入すれば、同じデータを入力したり、データの移行をしたりする必要がなくなります

コスト削減

ERPを自社に合わせて作成するスクラッチ方式では、サーバーやネットワーク整備のほかに開発費もかかり、導入までに膨大なコストがかかります。それに対して、すでにシステムが完成しているERPパッケージの導入では、コスト削減が可能です

また、現在各部門で利用しているデータをERPパッケージで一元化すれば、部門をまたいだ情報共有や業務連携が可能となり、業務の効率化が進むため人的コストも削減できます。

属人化の防止

業務の属人化の解消は、企業にとって大きな課題の一つです。業務が属人化していると担当者が転属・退職した場合、その業務が停滞してしまい、企業にとって大きな損失を与える可能性も少なくありません。

属人化の主な原因として、担当者の業務内容が可視化されていないことが挙げられます。したがって、ERPパッケージを導入することで、アクセス権限を付与された人なら保管されているデータをいつでも見ることができ、属人化の防止につながります

属人化を防ぐことは、社員同士のスキル向上にも有効です。たとえば営業部門では、新入社員や営業の仕方に迷っている社員がベテラン社員の営業記録を見ることで、ノウハウを学ぶことができます。また、上司が部下の業務状況を把握し、アドバイスすることも可能です。

内部統制の強化

上場企業や取締役会のある企業には、金融商品取引法や会社法などで内部統制の整備が義務付けられています。整備義務のない企業でも、内部統制を強化することで企業価値を高めたり、取引先に企業運営の透明性をアピールできたりするなどのメリットがあります。

ERPパッケージでは、ログ記録を取るなど正確な記録を残すためのさまざまな対策が施され、入力ミス防止・不正侵入検知・改ざん防止など、企業における内部統制強化の一翼を担っています。また、役職などによるアクセス権限の設定も可能です。

意思決定の精度向上

スピーディーで正確な経営判断は、企業の成長の源です。ERPシステムには、企業内の部署をまたいだデータがリアルタイムに集積されています。そのデータを基に分析をすれば、リアルタイムで自社の経営状態の把握が可能です。

各部署に分散したデータを一から集める必要がないので、分析から意思決定までの流れがスムーズになります。また、各部署のさまざまなデータを多角的に利用し、原因と結果が正確に結びついた分析ができるため、精度の高い経営判断が可能です。

ERPパッケージを導入する際の注意点

業務の効率化や内部統制の強化などメリットの多いERPパッケージですが、自社用に開発したシステムではない分、導入の際に注意しなくてはならない点もあります。その中から特に重要な4つの注意点を解説します。

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業務が変更になる可能性がある

ERPパッケージは、自社の業務の流れにしたがって作成できるスクラッチ型の製品と違って、一般的な業務フローを基に設計されています。そのため、システムに合わせて業務の順序や方法の変更が必要になる場合があります

導入により自動化できる部分や帳簿の電子化ができる部分も多く、今までの業務フローの中で必要がなくなる部分も出てきます。そうした中で、業務削減・工数削減・コスト削減なども期待できます。

メリットは大きいですが、混乱を防ぐためにも導入前にどのような業務の変更が必要かを明確にすることが大切です。

自社に合わせたカスタマイズが必要

ERPパッケージはすでに完成された製品として提供されているので、企業によっては欲しい機能が搭載されていない場合もあります。そこで、機能追加のためにカスタマイズするとその分コストがかかり、ERPパッケージのメリットが失われてしまいます。

低コストでカスタマイズしたい場合は、オプションで機能を追加できるERPパッケージを選ぶ方法が考えられます。導入前に自社に必要な機能を洗い出し、できる限り機能拡張の必要のない製品を選ぶと同時に、オプション機能を持った製品を選ぶことが重要です。

自社に必要な機能が不明なケースでは、初めに最小限の機能を持った製品でスモールスタートして、必要に応じてオプション機能を追加していく導入方法を選択する企業も多くあります。

運用コストがかかる

ERPパッケージの利用には、ライセンス費用が必要です。料金体系は導入形態によって異なり、オンプレミス型では導入時にライセンス料をまとめて払います。一方でクラウド型では、ユーザー数に応じたライセンス料が月額または年額としてかかります。

また、基本導入費、サポート・指導費、保守運用費なども必要となる場合があります。オンプレミス型の場合は初期費用+必要に応じてのサポート費、クラウド型の場合は初期費用+月額または年額といった料金体系になることが一般的です。

情報漏洩のリスクがある

ERPパッケージには、企業におけるさまざまな情報が管理されています。そのため、ERPパッケージがサイバー攻撃を受けたり不正アクセスされたりすると、情報漏洩が発生するリスクがあります。企業の失墜や訴訟に発展する可能性もあり、十分な注意が必要です。

したがって、ERPパッケージを導入する際は、社内のセキュリティを見直し、不安要素をできるだけ取り除くことが重要です。また、外部からの攻撃や不正アクセスを防ぐためのファイアウォールを設置するなど、セキュリティ対策の強化が重要です。

ERPパッケージを選ぶ際のポイント

ERPパッケージは、多くのベンダーからさまざまな種類が提供されています。ここでは、多くの製品の中から、自社に適合したシステムを選ぶための4つのポイントを解説します。

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自社に合ったERPパッケージの種類を確認

ERPパッケージの導入を決めたら、さまざまな機能の中から自社にとって必須の機能とあると便利な機能を洗い出し、優先順位をつけることが重要です。必須機能が数多くある場合は、完全統合型ERPパッケージの導入も視野に入れましょう。

必須機能が少なく、あると便利な機能が多い場合は、コンポーネント型ERPパッケージがおすすめであり、予算の範囲内で優先順位の高い機能から取り入れていくのも有効な方法です。また、業務が広範囲に渡らない企業であれば、業務ソフト型も適しています。

他システム・ツールと連携できるか

すでに一部の部署で基幹システムを運用している場合、コンポーネント型ERPパッケージでその基幹システム以外の機能を導入する方法がおすすめです。その際、既存の基幹システムとデータ連携が図れるERPパッケージを選択しましょう。

もし、直接連携がとれない場合は、基幹システムのデータを変換して取り入れられるERPパッケージを選択して、連携を図ります。

他システムやツールとの連携は、業務の効率化の促進とリアルタイムのデータ分析に重要な役割を果たすので、慎重な検討が必要です。連携には企業内部の連携のほかに外部との連携も図れるAPI連携もあります。

操作性を確認

ERPパッケージは、多くの社員が利用します。したがって、PC操作の習熟度にかかわらず、誰もが使いやすいシステムであることが必要です。複雑な操作は、作業効率や生産性の低下につながります。特に多機能なERPパッケージでは、操作性の慎重な確認が必要です。

操作性は実際に操作して確かめないとわかりません。製品によっては無料トライアル期間を設けている場合もあるので、積極的に活用して操作性を確かめるのがおすすめです。ただし、無料トライアルには機能制限がある場合もあるので注意が必要です。

サポート体制を確認

ERPパッケージ導入後のサポート体制はベンダーによって大きく異なり、すべてのサポートが有料の場合もあれば、無料で24時間365日のサポートが受けられる場合もあります。導入当初は疑問点やトラブルが生じる可能性もあるため、サポート体制の確認は重要です。

サポートを確認する際は、どこまでが無料でどこから有料になるのかなどのサポート範囲や、機能停止時の対応・法改正時のアップデートへの対応などの確認が必要です。中には社員への講習会などを提供しているベンダーもあります。

おすすめのERPパッケージ6選

株式会社マネーフォワード

マネーフォワード クラウドERP

システム連携◎企業の成長にあわせて利用したい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 電子マネーやPOSレジはもちろん、勤怠や人事といったさまざまなサービスとの連携が可能
  • AIを搭載しており、「自動入力」「自動仕訳」でらくらく
  • 会計・確定申告・請求書・経費など、自社にあわせたニーズで使える

MORE
ここが少し気になる…

  • 会計や人事メインであれば使いやすいが、その他の機能をメインで扱いたい場合には連携や他サービスを併用する必要がある

株式会社ビジネス・アソシエイツ

Plaza-i

中堅企業向け◎貿易・流通・物販をはじめマルチにおすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 英語にも対応しており、貿易からIT・家具といったさまざまな業種に導入しやすい
  • 「オールインワンERPパッケージ」で時間もコストも無駄なくスピーディーに完結

MORE
ここが少し気になる…

  • 検索の精度が低く、日本語での検索がうまくヒットしない場合がある

株式会社日立システムズ

Infor SyteLine

多言語対応◎プロジェクトや計画管理を行いたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 英語だけでなく中国語や日本語をはじめ約20か国語に対応
  • 全世界6,000拠点以上の実績がありグローバルな業界業種にも扱いやすい

MORE
ここが少し気になる…

  • 中堅かつ組立製造業向けのシステムのため、それ以外の企業の場合扱いにくさがある可能性も

株式会社日立システムズ

SAP Business One

分析やマーケティングもマルチに利用したい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 銀行報告書・支払・照合といった「銀行業務」も行える
  • 見込み客を「顧客」に変えられるようなマーケティング活動の管理や分析が可能
  • レポート作成のカスタマイズ性がよく、多方面から分析できる優れた機能が魅力

MORE
ここが少し気になる…

  • 初期費用や月額費用は問い合わせる必要があり、価格帯をすぐに知りたい方には不便

株式会社オロ

ZAC

無料デモあり◎少しでも経営管理を楽にしたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 関連コストの紐づけが行えて収益の見える化を実現
  • 受注前の見込み段階からデータを一元管理できるため、売上利益の予測にも便利
  • システムの統合により業務効率もアップ

MORE
ここが少し気になる…

  • 機能の不足を感じたり、操作性の悪さを感じる場合がある

ツバイソ株式会社

ツバイソ

従業員のモチベーションアップにつなげたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 個人のモチベーションを上げて企業の生産アップにもつながる
  • 販売・購買管理や人事労務管理をはじめ、決算会計管理や旅費経費生還管理といった幅広い業務をカバー

MORE
ここが少し気になる…

  • ERP・PSA・CPM・TMの4種類を利用する場合はそれぞれ契約が必要になる

その他のERPパッケージの選び方

ERPパッケージの導入は企業にとって大きな変化です。したがって、慎重な製品選択が必要になります。そこで、ERPパッケージの選択には、以下のようなポイントにも注目することがおすすめです。

【重要なポイント】

  1. 提供形態を確認

【その他の比較ポイント】

  1. セキュリティ対策は万全か
  2. 無料トライアルがあるか

おすすめのERPシステム9選|選び方や注意点を詳しく解説

ERPシステムとは、ヒト・モノ・カネといった企業資源を一元管理し、経営活動に活用するためのシステムのことを言います。本記事では、ERPシステムの導入を検討している方に向けて、おすすめのERPシステムやその選び方、導入時の注意点を詳しく解説しています。

ERPパッケージ導入をスムーズに行うポイント

ERPパッケージの導入は業務フローの変更などを伴うため、社内の混乱を招くおそれもあります。そのため、できるだけスムーズに導入できることが理想です。ここでは、ERPパッケージの選定から本格的に導入するまでのポイントを解説します。

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ERPパッケージ導入をスムーズに行うポイント

  1. 導入の目的と業務プロセスの把握
  2. 新しい業務フローとマニュアルの作成

導入の目的と業務プロセスの把握

まずしなくてはならないことは、ERPパッケージを導入する目的を明確にすることです。すでに課題として認識されていることはもちろん、業務プロセスを棚卸しして把握することで、問題が見えてくることもあります。

どのような課題を解決したいのかを明確にして、システムの要件定義をすることで、ERPパッケージの選定もしやすくなります。導入にあたっては、プロジェクト推進者が各部署の担当者と連携して進めていくとスムーズです。

新しい業務フローとマニュアルの作成

導入するERPパッケージが決まったら、新しい業務フローを構築します。既存の業務フローから必要の無くなる工程をカットしたり、ERPシステムに合わせて変更したりします。

その後、試験運用を経て本格的な運用へ移行します。試験運用の際は他のツールとの連携性を確認しましょう。また、操作性に関して社員からのフィードバックをもらい、必要に応じて調整を行います。

そして、正式に導入する際は、混乱を招かないよう、社内全体に向けてマニュアルを作成しましょう。作成したマニュアルは、状況に応じて適宜ブラッシュアップしていくことが大切です。

まとめ

ERPシステムは、財務や人事などの基幹業務を統合化するシステムであり、ERPパッケージは、一般化された既成のシステムで構築されています。カスタマイズ性は低いですが、開発費やコストの削減・業務の効率化などが図れ、導入しやすいシステムです。

しかし、一口にERPパッケージと言っても、導入形態や搭載する機能の違いによってさまざまな種類があります。導入の際には、本記事を参考に自社の業務に最も適合した導入形態や機能を選ぶことが重要です。

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