おすすめのオーダーエントリーシステム4選|選び方を詳しく解説
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- オーダーエントリーシステムは、種類・設定の柔軟さ・操作性を比較検討して選ぶ
- セルフレジ機能の有無や、オフライン時の対応なども確認しておくと選びやすくなる
- オーダーエントリーシステム導入の際は、システムと客層が合っているかを確認する
オーダーエントリーシステムとは、手作業で行われていた注文や連絡をデータ化・自動化するシステムのことです。本記事では、オーダーエントリーシステムの導入を検討している方のために、おすすめのオーダーエントリーシステムと選び方、導入時の注意点などを解説します。
目次
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オーダーエントリーシステムで注文受付や会計業務を効率化
オーダーエントリーシステムとは、飲食店や小売業などで利用される注文プロセスの自動化ツールです。顧客はハンディ端末やスマートフォンを使って注文し、キッチンや在庫管理とリアルタイムで連携することで、提供者は迅速で正確なサービス提供が可能となります。
また、テーブル状況の把握も容易であり、スタッフ間の効率的なコミュニケーションを促進します。そして、POSシステムとの統合により、会計作業も簡素化できます。
このように、オーダーエントリーシステムは業態や規模を問わず、顧客体験向上と運営効率化に貢献しています。
オーダーエントリーシステムとは?導入のメリットや選び方を解説
オーダーエントリーシステムは、従来手書き伝票で行われていた注文・連絡・会計などのフローをデジタル化したシステムです。この記事では、導入を検討している方のために、主なオーダーエントリーシステムの種類やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。
オーダーエントリーシステムは種類・設定・操作性で選ぶ
オーダーエントリーシステムを選ぶ際は、主に3つのポイントに注目しましょう。カスタマイズされたシステムから自社の業態に合ったツールを確認し、メニュー・価格・在庫管理の柔軟な設定ができるか、使いやすい操作性のシステムであるかを選定します。
また、セルフレジ機能やオフライン時の対応などのポイントも考慮することがおすすめです。次の章から、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
【重要なポイント3つ】
- オーダーエントリーシステムの種類を確認
- メニュー形態や会計ルールに対応した設定ができるか
- 操作性を確認
【その他の比較ポイント】
- セルフレジ機能が付帯しているか
- オフライン時の対応を確認
- 基本料金で使用できる機器や機能を確認
オーダーエントリーシステム選びで重要な3つのポイント
ここでは、オーダーエントリーシステムの選択に重要な3つのポイントについて解説します。以下のポイントを参考にしながら、自社の規模やニーズに合ったツールを選定し、業務の効率化を図りましょう。
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オーダーエントリーシステム選びで重要な3つのポイント
オーダーエントリーシステムの種類を確認
オーダーエントリーシステムには、主にハンディターミナル型、スマートフォン型、タッチパネル(タブレット)型の3つの種類があります。ハンディターミナル型は、スタッフが手に持ちながら操作することで注文を受け付け、迅速な対応が可能です。
スマートフォン型は、スタッフがスマートフォンを使って注文を管理するため、手軽に移動しながら操作ができます。タッチパネル型(タブレット型)は、基本的にカウンターやテーブルに設置され、顧客自身がタッチ操作で注文を行うことができます。
店のニーズや運用スタイルに合ったタイプを選ぶことで、スタッフの業務効率化や顧客の利便性向上を実現できます。以下では、それぞれの種類について詳しく解説します。
ハンディターミナル型
ハンディターミナル型のオーダーエントリーシステムは、主に飲食店などで使用され、スタッフが専用端末を持ちながら注文を取りまとめます。注文情報はリアルタイムでキッチンに送信されるため、効率的なサービス提供が可能です。
しかし、専用端末の購入コストやトレーニングが必要であり、操作中は他の業務が制限される可能性があります。よって、ハンディターミナル型のシステムは、効率的なオーダー対応とサービスの品質向上を実現する一方、初期投資とスタッフの適応には注意が必要です。
スマートフォン型
スマートフォン型のオーダーエントリーシステムは、専用アプリをスマートフォンにインストールし、注文や在庫管理を行う仕組みです。操作は使い慣れたスマートフォンで行えるため、操作が覚えやすいという利点があります。
さらに、空席状況や在庫確認も可能なことから、顧客サービス向上に貢献します。また、個人のスマホを使用すれば初期コストを低く抑えられ、専用機器の購入・設置が不要なため導入が容易です。ただし、スマートフォンのセキュリティ面への配慮が必要となります。
タッチパネル(タブレット)型
タッチパネル(タブレット)型のオーダーエントリーシステムは、顧客がテーブルに設置されたタブレット端末を使って自ら注文を行う仕組みです。メニューの選択や特別なリクエストをタッチ操作で行い、注文が即座にキッチンへと転送されます。
顧客体験の向上やスタッフとの対話を促進することで、待ち時間が軽減されます。また、在庫確認や支払いもリアルタイムで行えるため、効率的な運営が可能です。
一方、一部の顧客は操作に慣れる必要があり、従業員とのコミュニケーションが取りづらくなる可能性も考えられます。
メニュー形態や会計ルールに対応した設定ができるか
オーダーエントリーシステムを選ぶ際は、メニュー形態や会計ルールに対応した設定ができるかを確認しておきましょう。
例えば、店舗ごとのメニュー変更やコース料理の設定など、それぞれの特性に合わせたメニュー項目・価格・セットメニューが設定できると、利便性が向上します。そして、変動する需要に応じてスムーズに対応することで、顧客に正確なオプションを提供できます。
また、会計ルールも店舗のポリシーや法規に合わせて調整可能であることが重要です。
操作性を確認
顧客がセルフオーダーする場合や従業員が操作する場合、使い勝手が悪いシステムは混乱や遅延の原因となります。そのため、システム選びの際には操作性の確認も重要です。
例えば、使いやすいシステムでは直感的なインターフェースやわかりやすいアイコンを備えており、注文プロセスをスムーズ化します。セルフオーダー時には顧客がストレスなく注文でき、従業員が操作する場合は迅速なサービス提供と正確なオーダー管理が可能です。
オーダーエントリーシステム選びのその他の比較ポイント
オーダーエントリーシステムを選ぶ際には、重要なポイントだけでなく、その他の比較ポイントも把握しておくことで適切なシステムを選ぶことができます。業種や店舗の規模、顧客ニーズに合わせてポイントを考慮しつつ、システムの導入を検討しましょう。
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オーダーエントリーシステム選びのその他の比較ポイント
セルフレジ機能が付帯しているか
セルフレジ機能は、顧客が自ら商品を選んで会計作業を行い、支払い手続きを自動で完了させるシステムです。主に、スーパーマーケットを含めた小売店や飲食店で利用され、待ち時間の削減、支払いのスムーズ化、従業員の負担軽減といったメリットがあります。
顧客は自分のペースで商品の選択から購入までができるため、レジ会計の待ち時間が短縮されます。そして、従業員は他の業務に集中することで生産性が向上します。
セルフレジは、現代の人材不足の問題や消費者ニーズとも合致し、店舗運営の効率化と顧客体験の向上に貢献します。
オフライン時の対応を確認
オーダーエントリーシステム選びでは、オフライン時の対応を確認しておきましょう。特に、スマートフォン型やタブレット型の場合、通信障害や災害時にはシステム利用が制限される可能性があります。
そのため、システムがオフラインモードをサポートしているかの確認が必要です。オフライン時にも、メニュー閲覧から注文の受付、在庫管理といった基本的な機能が継続可能であるかを確認します。
オフライン対応も備えていることにより、突発的な問題にも対処しつつサービス提供の中断を最小限に抑えることができます。
基本料金で使用できる機器や機能を確認
システムによっては、導入時に自社で機器を用意する必要があったり、基本料金に端末の利用料金が含まれていたりします。導入の手間を省きたい場合には、機器提供のある選択肢が効果的です。
また、コストを抑えたい場合には、自社内で使用可能な機器がないかを確認します。いずれも維持費や保守料を考慮しつつ、導入から長期的な運用にかかるコスト全体を評価することが大切です。
企業のニーズ・リソース・費用に合わせて、費用対効果の高いツールを選びましょう。
おすすめのオーダーエントリーシステム4選
GOOD
ここがおすすめ!
- iPhone・iPadを高性能ハンディとして使えるため、専用端末が不要で低コストで導入できる
- スマレジと連携することで売上分析や会計回りの業務も一本化可能
MORE
ここが少し気になる…
- スマレジ連携による充実した機能は「フードビジネスプラン」のみ
GOOD
ここがおすすめ!
- 飲食・小売・サービス業、店舗数や規模を問わずあらゆる業務に対応
- 「ハンディ」「QRオーダー・決済」「在庫管理」といったオプション機能が豊富で、各業種に合わせて組み合わせられる
MORE
ここが少し気になる…
- プレミアムプランで利用できるのはレジ会計・管理・分析のみで、不足している機能はオプションをつける必要がある
GOOD
ここがおすすめ!
- 集客・予約・会計まで店舗運営に必要な機能がそろっている
- データ連携が可能で、一括管理によりコストも抑えられる
- 「テイクアウト」「デリバリー」にも対応し、そのほかの機能も店舗にあわせて必要なものを選べる
MORE
ここが少し気になる…
- 飲食店向けの機能に特化しているため、それ以外の業種には不向き
GOOD
ここがおすすめ!
- LINE・Googleと連携でき、空席情報もリアルタイムで反映
- 予約時にクレジットカードの登録をすれば対面で決済しなくても済む
- 店舗で配席調整する手間なく、ソーシャルディスタンスにも配慮ができて感染対策にも効果的
MORE
ここが少し気になる…
- グルメサイトに対応した自動更新システムの利用はオプション扱い
オーダーエントリーシステムの導入メリット
オーダーエントリーシステムは、導入する側と利用者側双方にさまざまなメリットを享受します。特に、導入する側は以下のようなメリットを得られることにより、注文業務の効率化につながります。
顧客対応にかかる手間と時間を削減できる
オーダーエントリーシステムによって得られる最大のメリットは、顧客対応にかかる手間と時間の削減です。従来までのレジ会計では、担当者が顧客の注文商品を一つひとつレジに通し、梱包から会計までの顧客対応までを行わなければなりませんでした。
しかし、システムを活用することで多くの作業を顧客に委ねつつ、手作業による打ち間違いなどから生じるトラブルを防止することができます。また、クレジット決済やスマホなどの各種決済方法に対応することで、現金管理における煩雑な作業の削減も可能です。
顧客情報の管理と集客の強化につなげられる
オーダーエントリーシステムでは、注文を受け付ける度に顧客情報を蓄積していきます。その顧客属性ごとのデータを集計し、分析を行うことで新たな集客に向けた施策を考案することができます。
例えば、システムの利用時に簡単なアンケートを行ったりすることにより、年齢や利用人数などが把握できるため、今後のクーポンやメニューに関する新たなアイディアを生み出すことも可能です。その結果、集客の強化につなげられます。
オーダーエントリーシステムの導入の仕方と注意点
ここでは、オーダーエントリーシステムの導入の仕方や注意点について解説します。以下の導入の仕方や注意点を参考にして、スムーズなシステムの導入につなげましょう。
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オーダーエントリーシステムの導入の仕方と注意点
客層や店のコンセプトに合っているか
オーダーエントリーシステムを導入する際は、システムが店の客層やコンセプトに合っているかを確認しておきましょう。例えば、タブレット型やスマホ型のシステムは、高齢の客層には使いにくい可能性が高く、若い世代には受け入れられやすいことが考えられます。
また、店のコンセプトによっても適切なシステムが異なることがあります。フォーマルなレストランであれば、システムが上品で違和感のないデザインであることが重要です。アットホームなカフェならば、気軽に利用できる使いやすさが求められます。
このように、導入前に店の特性やターゲット層を十分に理解し、システム選定を慎重に行うことで運用の成功へと導くことができるでしょう。
最適な費用対効果を確認する
システムの種類によって、端末代やシステム利用料が異なります。そのため、選択したシステムが店のニーズに適合し、発生するコストが見合っているかを確認することが重要です。高価なシステムほど高機能であることが多いですが、無駄な費用が発生してしまいます。
対して、低価格なシステムは必要な機能を欠いている可能性があります。したがって、自社に適したシステムを選び、導入コストと将来の運用コストを総合的に評価しながら、最適な費用対効果を実現することが大切です。
従業員への周知・研修を行う
システムを適切に活用することは、顧客満足度と業務効率に直結します。従業員がシステムの使い方を正しく理解していることにより、オーダーの正確性が向上し、スムーズなサービス提供が可能です。
よって、システムの運用方法や操作方法を従業員に正しく周知することが重要です。研修は導入時だけでなく、新たな機能追加やアップデートの際にも必要で、従業員が最新情報にアクセスし、適切に対応できるようにするためにも、定期的なトレーニングが求められます。
従業員がシステムを適切に操作できることで、店舗の業務効率が向上し、顧客へのサービス提供における品質の向上が期待されます。
まとめ
オーダーエントリーシステムは、顧客の注文プロセスを効率化し、正確なサービス提供を支援します。ハンディターミナル型、スマートフォン型、タッチパネル(タブレット)型の3種類から選び、メニュー設定などへの対応、操作性の確認が重要です。
導入に際しては、店舗の客層やコンセプトに合わせた選定、従業員のトレーニングが求められます。費用対効果やオフライン対応も考慮し、作業の効率化と顧客満足度の向上を目指しましょう。