おすすめのPOSシステム14選|選び方のポイントや注意点を解説
Check!
- POSシステムは、利用可能端末や規模・拡張性・導入実績を比較検討して選ぶ
- システムの操作性や外部システムとの連携性も確認しておくと選びやすい
- POSシステム導入の際は、導入目的を明確にしてからシステムを選ぶのがおすすめ
POSシステムとは、商品のバーコードを読み取るだけで、商品の会計作業を自動的にできるシステムのことを指します。本記事では、POSシステムの導入を検討している方に向けて、おすすめのPOSシステムや選び方、導入する際の注意点を詳しく解説しています。
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POSシステムで会計作業や売上集計を効率化
POSとは「Point of Sale」の略で、日本語では「販売時点情報管理」と訳されます。主に小売業や飲食業で導入されており、日々の売上や販売商品、顧客の購買行動についてのデータを一元管理できます。
POSシステムを応用したものに、「POSレジ」があります。POSレジとは、POSシステムを備えたレジスターであり、飲食店や小売店など幅広い業種で利用されています。代金の計算やレシートの印刷といった会計手続きや、売上データの登録・管理も一括して行えます。
本記事では、POSシステムを選ぶ際のポイントや導入時の注意点を解説し、おすすめのPOSシステムをご紹介しています。
POSシステムとは、小売業の日々の売上や販売した商品をデータ化して管理するシステムを指します。POSシステムを活用することで、売上管理の効率化や商品在庫の最適化が実現します。この記事では、POSシステムの機能やメリット・デメリット、選ぶ際のポイントを解説します。
おすすめのPOSシステム14選
おすすめのPOSシステムをピックアップ!
クレジット カード決済 | UnionPay(銀聯) | UnionPay(銀聯) | |
QRコード決済 | PayPay d払い au PAY 楽天メルペイ WeChat Pay AliPay+ | PayPay d払い au PAY 楽天メルペイ WeChat Pay AliPay+ ゆうちょPay UnionPay 他 | PayPay d払い au PAY 楽天メルペイ WeChat Pay AliPay+ ゆうちょPay UnionPay 他 |
電子マネー決済 | ◯ | ◯ | ◯ |
タッチ決済 | ◯ | ◯ | – |
初期費用 | 端末費用のみ (スマホでタッチ決済 の場合無料) | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 9,900円(税込) | 1,980円(税抜) |
カード 決済手数料 | 実質2.5%*1 (VISAとMastercard以外は3.25%) | 2.70% (VISAとMastercard以外は3.24%) | 2.80% (VISAとMastercard以外は3.24%) |
入金 タイミング | みずほ銀行/三井住友銀行は翌営業日 その他金融機関は週1回 水曜日締め金曜日振込 | 選べる3種類の 入金サイクル ・月6回締め2営業日後払い ・月2回締め2営業日後払い ・月2回締め15日後払い | 月2回 ・1回目 当月15日締め:当月未振込 ・2回目 当月末締め:翌月15日振込 |
振込手数料 | 無料 | 三井住友銀行:0円 その他金融機関:220円(税込) | 無料 |
Square株式会社
Square
GOOD
ここがおすすめ!
- Androidスマートフォンの「タッチ決済」にも対応
- 「複数店舗管理」「eギフトカード」「勤怠管理」など、充実した機能数
- 電話やメールでのサポートが受けられ、導入後も安心して利用できる
- 新規のお客様はVISA&・Mastercardの決済手数料が業界最安の 2.5%で導入が可能(2024年11月1日~)※詳細は公式ページを確認※
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ここが少し気になる…
- 払い戻しやオフラインモード時に対応している決済が限られている
SMBC GMO PAYMENT株式会社
stera pack POS
SMBC GMO PAYMENT株式会社
stera pack POS
初期コスト0円!無くなっているお店でのゆとりを取り戻したい企業におすすめ
GOOD
ここがおすすめ!
- 決済端末とPOSレジが1台だけで完結でき、レジ回りもすっきりした状態に
- スマートフォンでバーコードを読み取るだけで、商品管理や棚卸作業の効率化が実現
- 売上・在庫状況がリアルタイムでわかり、売り逃しや過剰在庫の削減が可能に
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ここが少し気になる…
- 初期設定やダッシュボード参照にはパソコンで操作するため、別途パソコンの用意が必要
PayPay株式会社
PayCAS Mobile
GOOD
ここがおすすめ!
- 1台でクレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応
- 有線LANやWi-Fiのない環境でも導入が可能
- モバイル型でスマホ感覚で簡単に操作できる
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ここが少し気になる…
- 4年以内に解約すると違約金がかかる
GOOD
ここがおすすめ!
- 販売やサービス業など、さまざまな業種に特化したPOSレジを提供
- 商品情報・在庫確認・注文確認がアカウントひとつで連携が可能
- iPadがあれば簡単に導入ができる
MORE
ここが少し気になる…
- レジ ベーシックプランは、利用する店舗ごとに契約が必要
GOOD
ここがおすすめ!
- 入出荷管理やPL管理・販売管理機能も搭載
- 無料プランや飲食店向けプランを含む5つのプランから目的に合わせて選択可能
- 「免税」や「軽減税率」にも対応
MORE
ここが少し気になる…
- 月額費用が安いプランもあるがかなり機能が限られている
GOOD
ここがおすすめ!
- レジに必要な基本機能はもちろん売上管理や分析機能も備え、月額費用も無料で利用できる
- 「Freee会計」や「出前館」といった各種会計ソフトやさまざまなサービスとの連携が可能
MORE
ここが少し気になる…
- 初期費用や月額費用は無料だが、利用するには周辺機器を購入する必要がある
GOOD
ここがおすすめ!
- 「カンタンがいちばん」をコンセプトにしており、多機能なのに直感的に使える
- 飲食・小売り・サービス業といったさまざまな業種に対応
- 「複数店舗管理」機能を備え、各店の売上がリアルタイムで集計可能
MORE
ここが少し気になる…
- 「在庫管理」や「QRオーダー&決済」「ハンディ」はオプション対応
GOOD
ここがおすすめ!
- 飲食店向きの機能が豊富で細かいところまでサポート可能
- 自動集計や分析機能を搭載し、売れ筋商品や集客について可視化できる
- 「会計・給与ソフト」と連携が可能で、労務管理や顔認証による勤怠管理も搭載
MORE
ここが少し気になる…
- システムが固まることがあり決済できない場合も
GOOD
ここがおすすめ!
- 「会計ソフト」や「ポイントシステム」「本部管理システム」といった40以上のサービスと連携が可能
- アップデートや機能の追加が頻繁にあり、実機を用いてのお試しもできる
MORE
ここが少し気になる…
- 機能追加やアップデートが多い分、最新の機能一覧については問い合せが必要
GOOD
ここがおすすめ!
- 実績も豊富かつ大規模サービスにも対応し、約4,000台オーバーの同時接続でも耐えられる
- 国内・国外問わずにさまざまな外部・基幹システムと連携が可能
- カスタマイズが不要であれば導入も素早く、もちろんカスタマイズする場合も簡単
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ここが少し気になる…
- 各種機能や料金の詳細は問合せる必要がある
GOOD
ここがおすすめ!
- 「ポータルサイト」との連携でWeb予約が可能に
- 操作はiPadで簡単に行え、カウンセリングや施述後の写真などのカルテ連携も行える
- 失客分析機能によるDMの送信でリターン客の増加にも
MORE
ここが少し気になる…
- 詳細機能や価格は問合せる必要がある
GOOD
ここがおすすめ!
- 「免税機能」や「複数店舗管理」「電子カルテ」など、各業種にあった機能を搭載
- 「モバイルオーダー」「セルフレジ・発券機」「シフト作成・勤怠打刻」といったオプションが豊富
MORE
ここが少し気になる…
- 楽天スマートペイやCoineyといった一部端末との連携は可能だが、クレジット決済端末と連動は不可能
GOOD
ここがおすすめ!
- お客様専用ページ機能つきのサポートは無料で利用できる
- クラウド連携が可能で、一元管理や在庫や顧客情報の共有もしやすい
- リサイクルショップ向けのオプションも用意
MORE
ここが少し気になる…
- 土日祝・365日の電話サポートは「有料」サポートになる
GOOD
ここがおすすめ!
- 基本機能は日々自動でアップデートされカスタマイズ性にも優れている
- オプション機能を豊富に用意し、必要な機能を無駄なく選べる
- ECサイトとも連携が可能で、モバイルオーダープランも搭載
MORE
ここが少し気になる…
- ハードウェアの購入かレンタルが必要で、タブレットに関してはレンタルがなく購入のみ
POSシステムを導入するメリット
POSシステムを導入することで、さまざまなメリットを得られます。ここでは、POSシステムを導入する代表的なメリットについて解説します。
業務の効率化
POSシステムでは売上発生ごとに販売情報を収集するため、従来のように1日の終わりに売上データをまとめて整理する必要がありません。これにより、業務の効率化を図れます。
また、POSシステムではバーコードを読み取るだけで会計処理できるため、手動のレジ打ちが不要になります。入力ミスといったヒューマンエラーを防止できるほか、顧客にとっても会計がスムーズになる点がメリットです。
人件費の削減
POSシステムを導入することでレジ会計業務が効率化できるため、レジ会計のためのスタッフを雇う必要がなくなります。また、近年増えつつある顧客が自身で会計を行う「セルフレジ」を導入することで、さらに人件費の削減に繋がります。
セルフレジには、従業員を1人立たせておくことで、不正防止や顧客の会計作業を支援することができ、ほかの従業員はそれぞれの業務に集中できます。これにより、少ない人員でも効果的に業務を行えるメリットも得られます。
複数店舗の一元管理
複数店舗を経営する大型店舗の場合、各店舗から日報が上がるのを待ったり、各店舗の売上の把握に時間がかかったりといった手間を要します。しかし、POSシステムを導入することで、リアルタイムで各店舗の売上を把握可能です。
また、在庫状況も確認できるため、適切な在庫状況を維持でき、効果的な売上管理や在庫管理が可能になります。
商品や顧客情報の可視化
POSシステムは、販売した商品や商品を購入した顧客情報が全てデータとして残るため、どの商品がどのような客層に人気があるのか、逆に不人気商品などの把握も可能になります。
そのため、有益な情報を可視化して閲覧できます。これにより、それらの情報をマーケティングに活かすことができ、効果的な売上管理に繋がります。
ヒューマンエラーの防止
POSシステムでは、バーコードを読み取って商品を登録し、金額の処理を行うため、商品・金額・数量の入力間違いなど、人為的なミスを防止できます。適切な消費税率に基づいた精算や各種セールなどによる金額変更にも、柔軟かつ正確に対応可能です。
このようなヒューマンエラーの防止は顧客との信頼関係構築に貢献し、クレームの発生を抑制するとともに顧客満足度を向上させます。
POSシステムを導入する際のデメリット
POSシステムを導入する際のデメリットの1つとして、導入費用やランニングコストがかかるケースがあげられます。POSシステムの導入には、初期費用だけで数十万円ほどかかることが多い上に、一部のプランでは月額料金も必要です。
また、高機能なPOSシステムを選択すればするほど、その導入費用は高額になります。そのため、必要のない機能をつけないようシンプルなプランを選択することで、コストを抑えるといった工夫が必要です。
POSシステムは利用可能端末・店舗の規模・導入実績で選ぶ
POSシステムは製品によって特徴や強みが異なるため、自社にとって使いやすいものを選びましょう。選定基準は企業によって異なりますが、まずは利用可能端末、自社の規模や将来性との合致、導入実績の3つのポイントを抑えるのがおすすめです。
その他、自社のニーズや課題に併せて、操作性、登録商品数、外部システムとの連携性、サポート体制などのポイントも考慮しましょう。それぞれのポイントの考え方は次章から解説していきます。
【重要なポイント3つ】
- 利用可能な端末を確認
- 自社の規模や将来性に合っているか
- 自社と同じ業種・業界の導入実績を確認
【その他の比較ポイント】
- 使いやすい操作性か
- 登録できる商品数を確認
- 外部システムと連携できるか
- サポート体制は充実しているか
POSシステム選びで重要な3つのポイント
POSシステムを選ぶ際に、特に重視したいのが次の3つのポイントです。それぞれのポイントの重要性や考え方を適切に理解し、自社に最適なPOSシステムの選定・導入につなげましょう。
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POSシステム選びで重要な3つのポイント
利用可能な端末を確認
POSシステムを選ぶ際は、まず利用可能な端末を確認する必要があります。たとえば、店舗の既存のパソコン・レジなどと連携できるか確認しましょう。
既存デバイスと連携できない場合は、新規端末の導入が必要です。そのため、デバイスやシステムの導入費用と得られるメリットの釣り合いが取れるかも、十分にチェックしましょう。
POSシステムの中には、タブレットなどのモバイル端末と連携できるものもあります。モバイル端末は、レジやパソコンと比較して導入コストを抑えられるうえ、持ち運びしやすく設置も場所を取らない点がメリットです。
デバイス・システムの導入費用やスペースを削減したい場合や、イベントなどでレジ業務をする機会が多い場合は、モバイル端末と連携可能なPOSシステムを検討してみましょう。
自社の規模や将来性に合っているか
POSシステムは、自社の規模・将来性に合致したものを選ぶことも大切です。地域密着型の小規模店舗と全国に複数店舗を展開する企業では、必要とする機能が異なります。
たとえば、小規模店舗に導入する場合、シンプルな機能のシステムでも十分に対応できることが多いです。地域密着型の店舗では、顧客一人ひとりに合わせてきめの細かなサービスを提供したい場合もあるでしょう。その際は、顧客管理機能を備えたものがおすすめです。
一方、複数店舗やECサイトを有する企業の場合は、高機能なPOSシステムの導入が望ましいです。たとえば、店舗間の在庫移動機能や他店舗とのチャット機能、ECサイト連携機能を備えたシステムがおすすめです。
現在は小規模店舗であるものの、将来的に複数店舗の展開を予定している場合も、高機能なPOSシステムの導入が向いています。店舗数に合わせて、機能を柔軟にカスタマイズできるような拡張性のあるPOSシステムを検討してみましょう。
自社と同じ業種・業界の導入実績を確認
POSシステムで必要とされる機能は、業種・業界によって異なります。たとえば飲食業の場合は、予約管理・ランチタイムとディナータイムでの価格変更・割り勘会計などに対応したものが良いでしょう。
美容室やサロンでは、来店記録や施術内容、アレルギーの有無、会話の内容などを記録できる顧客管理機能を備えたPOSシステムが望ましいです。また、アパレルであれば、在庫管理や売上分析機能が搭載されたものが適しています。
このように業種・業界によって、POSシステムに求める機能性は大きく異なります。POSシステム選びに迷う場合は、自社と同業種・同業界で広く利用されているものを選ぶと、失敗するリスクを抑えられます。
ただし、同業種や業界であっても必要とする機能は企業によって異なるため、導入前に実装機能を確認しておくことが大切です。
POSシステム選びのその他の比較ポイント
POSシステムを選ぶ際は、上記の3つのポイントに加え、次のようなポイントにも着目してみましょう。それぞれのポイントについて解説していきます。
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POSシステム選びのその他の比較ポイント
使いやすい操作性か
POSシステムは、現場で使いやすいものを選びましょう。使いにくいものは、当然ながら操作に時間がかかるため、レジ会計業務の効率がかえって低下する恐れがあります。また、システムの使い方を教育するとなれば、教育費や研修費などのコストもかかります。
業務の効率化や教育コストの削減のためにも、POSシステムは使いやすいものを選びましょう。特にアルバイトやヘルプが多い店舗では、人員の入れ替わりが起こりやすいため、初めてでも直感的に操作できるものが望ましいです。
たとえば、バーコードを読み取るだけで処理できるものや、タッチパネル式のものは、誰でも比較的操作しやすいでしょう。
登録できる商品数を確認
POSシステムによって、登録できる商品数は異なります。飲食店や小売店は取り扱う商品数が多い傾向があるため、システムの導入前に、登録できる商品数を必ず確認しましょう。
外部システムと連携できるか
POSシステムは、外部システムと連携しやすいものを選ぶと利便性が高まります。たとえば、CRM(顧客管理システム)とPOSシステムを連携させることで、顧客の購買履歴などをもとにセールスを行えるため、売上の向上が期待できます。
あるいは、券売機やキャッシュレス決済システムと連携させれば、会計処理をより効率化できるでしょう。導入費用・ランニングコストを抑えたい場合も、既存の外部システムと連携できるPOSシステムがおすすめです。
他機能と連携させる場合は、さほど高機能なPOSシステムは必要ありません。機能がシンプルなPOSシステムは利用料金が安い傾向があるため、コストの削減につながります。
サポート体制は充実しているか
ベンダーのサポート体制が充実したPOSシステムを選ぶのもおすすめです。災害・システム障害により、システムが利用できなくなった場合、即座に対応してもらえると、業務を停止する時間が短くなります。
また、新しいシステムの導入直後はトラブルや混乱が起こりがちです。操作方法などをオペレーターが詳しくレクチャーしてくれるシステムであれば、初めてITツールを導入する店舗でも利用しやすいでしょう。
自社の状況に合わせて、必要なサポート体制が備わっているPOSシステムを選びましょう。なお、サポート内容だけでなく、サポート方法(電話・チャット・訪問)やサポート対応日時(早朝・夜間・休日)も確認がおすすめです。
ベンダーによっては、サポート回数に上限を設けています。こちらも併せて確認しておきましょう。
POSシステムの導入の仕方と注意点
POSシステムを円滑に運用する前には、導入前の下準備が大切です。導入前に注意すべき点を4つご紹介します。
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POSシステムの導入の仕方と注意点
導入目的を明確にしてから選ぶ
POSシステムを選ぶ際は、まず導入目的を明確にしておきましょう。あらかじめ導入目的を明確にしておくことで、自社に必要な機能を備えたPOSシステムを選定しやすくなります。
たとえば、POSシステムは大きく分けて「汎用型」と「業界特化型」の2種類があり、それぞれ搭載機能や特徴・強みが異なります。一般的な会計処理を円滑化したい場合には、汎用型が向いています。
一方、業界独自の会計フローを行いたい場合は、業界特化型のPOSシステムが適しています。自社の課題や達成したい目標に合わせて、POSシステムに求める機能や特徴を絞り込みましょう。
費用対効果を確認
費用対効果を確認することも大切です。発生する費用や利用できる機能、期待できるメリットを照らし合わせ、釣り合いが取れているか確認しましょう。
単に料金が安いシステムを選ぶと、使いたい機能が使えない、操作しにくいといったトラブルが発生しやすいです。料金面だけでなく、必ず機能性や操作性にも目を向ける必要があります。
なお、POSシステムの導入には、初期費用とランニングコストの2つのコストが発生します。初期費用としては、ソフトウェアの購入費用や新規デバイスの購入と設置費用などが代表的です。一方、ランニングコストには月々の利用料金・サポート料金が含まれます。
補助金制度の対象か確認する
中小企業・小規模事業者等がITツールを導入する際の支援制度として「IT導入補助金」があり、POSレジの導入も該当します。しかし、対象となる企業やPOSレジには明確な要件が用意されているため、まずは公式サイトで自社が対象となるか確認しましょう。
IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等の労働生産性向上を目的とした制度であり、対象となる場合は活用することで、ツール導入の費用負担を軽減できます。公式サイトの申請フローに沿って申請を行いましょう。
無料トライアルでテスト運用を行う
POSシステムを導入する際は、無料トライアルなどを利用してテスト運用を行いましょう。これは、システムの操作性・費用対効果は、実際に使ってみなければ分からないことも多いためです。
テスト運用せずにいきなり本格導入すると、現場で使いにくい、思ったほど効果がないといった事態が起こるリスクがあります。本当に効果があるシステムを選ぶためにも、テスト運用は必ず行いましょう。
テスト運用でチェックすべきポイントは次のようなものです。
- 操作のしやすさ
- 対応デバイス
- カスタマイズ性・拡張性
- 登録できる商品数
- サポート体制
- 既存の外部システムとの連携性
まとめ
POSシステムは、日々の売上管理を効率的に行えるシステムです。代表的なものに、POSシステムを備えた「POSレジ」があります。POSシステムを選ぶ際は、対応デバイス、自社の規模や将来性との合致、同業種や同業界での導入実績を確認しましょう。
まず導入目的を明確にすることで、自社にとって必要な機能・特徴を備えたシステムを選定しやすくなります。また、操作性や登録できる商品数、外部システムとの連携性、サポート体制などのポイントも考慮しましょう。
POSシステムの円滑な運用のためには、費用対効果の確認や無料トライアルでのテスト運用も必要です。適切なPOSシステムを選定・導入し、会計処理や売上管理業務の効率化を図りましょう。