eラーニングコンテンツ作成におすすめ13選(全20選)を徹底比較!作り方から学習効果を高めるポイントも

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  • 厳選したeラーニングコンテンツ作成におすすめツール13選をご紹介
  • 自作するなら「PDF・PowerPoint・動画」の教材が手軽でおすすめ
  • 効果的な教材のポイントは「シンプルかつ分かりやすいショートコンテンツ」

eラーニングで自社独自のノウハウを共有・研修したい場合、教材制作をアウトソーシングする他に自社制作するというのも一つの手段です。本記事ではeラーニングコンテンツの作成手順とおすすめ13選をご紹介。ツールを活用すれば動画やスライド式コンテンツで、簡単に自社オリジナル教材が作成できます。

目次

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  1. eラーニングの始め方
  2. おすすめのeラーニングコンテンツ作成ツール13選
  3. 【比較表】おすすめのeラーニングシステム
  4. eラーニングシステムとは
  5. eラーニングの教材の種類
  6. eラーニング教材コンテンツの作り方・手順
  7. eラーニングの自社制作で押さえておくべきポイント
  8. eラーニングコンテンツを自社制作する際の注意点
  9. その他のeラーニングシステム一覧
  10. まとめ

eラーニングの始め方

感染症の拡大や働き方に関する考えの推移に伴い、変化した「学び」のスタイルにも対応するため、自社の研修形式やスキルアップに適応したeラーニングシステムの選定が求められます。

eラーニングシステムの多くは資料請求をすることで、運用を開始できます。これは公式サイトから検討した場合も同様です。本サイトでは複数のサービスをまとめて比較・資料請求することができます。資料請求は無料なので、複数の製品を比較して自社に最適なeラーニングシステムを選びましょう。

おすすめのeラーニングコンテンツ作成ツール13選

本記事では、対象や目的別におすすめのeラーニングアプリをご紹介しています。気になるところからチェックしてみましょう。

迷ったらこれ!おすすめeラーニングアプリをピックアップ

リーズナブルな価格設定で
少人数から大企業まで幅広く対応

「動画×トレーニング」で
現場で通用する実践力が身に付く
月2万円から始められる手軽さと
シンプルな機能が教育・研修現場にマッチ

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タイプ別|eラーニングコンテンツ作成ツール比較

  1. 自社制作に対応した汎用タイプ
  2. 動画教材特化タイプ
  3. マニュアル作成特化タイプ

自社制作に対応した汎用タイプ

リーズナブルな料金設定で動画教材に必須の飛ばし見防止機能も搭載「LearnO」

Mogic株式会社

LearnO

Mogic株式会社

LearnO

規模に合わせた料金体系!少人数から大人数の企業におすすめ

業界最安値とも言われるリーズナブルな価格設定で、誰でも使いやすくカスタマイズ性の高いeラーニングシステムなら、LearnOの導入がおすすめです。

出典:LearnO

GOOD
ここがおすすめ!

  • 企業の規模に合わせた料金体系があり、どれだけ費用が掛かってくるか予算を立てやすい
  • 年に4回以上のアップデートが行われており、PCの最新のOSにも対応できる
  • デザインの選択やロゴの登録が可能で、オリジナル感ある資料が作れる
  • 独自の教材をアップロードし、自由に設定した価格でエンドユーザーへ再販売することができる「OEM制度」も展開している

MORE
ここが少し気になる…

  • 教材は自社で作成する必要があるため、1から始める場合は時間や労力が掛かる可能性も

サービス内包の動画をミックスしてハイブリットな研修コースを作成できる「Smart Boarding」

株式会社FCE

Smart Boarding

株式会社FCE

Smart Boarding

目指したい社員教育を実現!OJTや研修など社員教育に悩んでいる企業におすすめ

出典:Smart Boarding

GOOD
ここがおすすめ!

  • 内定者・新人教育からリーダー・管理職育成まであらゆるシーンで活用
  • 属人化を防いでいつでも何回でも学習できる環境を実現
  • 自社オリジナルコースの作成や学習進捗管理も行える

MORE
ここが少し気になる…

  • 電話やメール相談、教育プログラム設計といった手厚いサポートを受けられるのは「充実サポートプラン」のみ

動画教材をアーカイブ配信して繰り返し受講できる「Pholly」

Mogic株式会社

Pholly

Mogic株式会社

Pholly

月額2万から!保管場所にも悩んでいる教育機関におすすめ

学修記録をシステムのクラウド上で可視化し、さまざまな教育現場・企業研修で煩雑化する作業の利便性を高めるなら、Phollyの導入がおすすめです。

出典:Pholly

GOOD
ここがおすすめ!

  • 共有機能やコミュニケーション機能なども備え、オールインワンで使える
  • 100ユーザーまで月額2万円からと、低コストで導入できる
  • 学生から教員まで、年齢問わず扱いやすいシンプルな機能と画面

MORE
ここが少し気になる…

  • 動画配信はオプション扱いで、ライトプランでは一部利用できない機能がある

エデン株式会社

eden LMS

エデン株式会社

eden LMS

初期費用0円で無料体験◎柔軟な料金形態重視の方におすすめ

出典:eden LMS

GOOD
ここがおすすめ!

  • 無料トライアルがあり初期費用も無料かつ、利用プランは月単位で変更できる柔軟な契約形態が魅力
  • 手軽に学習コンテンツが作成でき、幅広い人材育成プロセスに対応している

MORE
ここが少し気になる…

  • 大量に動画がある場合は別途料金が追加になる場合がある

株式会社サイバー大学

Cloud Campus

株式会社サイバー大学

Cloud Campus

ユーザ登録無制限!高セキュリティ重視の方におすすめ

出典:Cloud Campus

GOOD
ここがおすすめ!

  • 月額固定・ユーザー登録無制限で従業員が多いほど割安になる
  • 初心者でも簡単に作れる「動画・スライド」コンテンツを搭載し、自由に作成可能

MORE
ここが少し気になる…

  • 機能が1番少ないEntryプランでもある程度の価格になるため、受講者数が少ない場合は割高になる可能性も

エスエイティーティー株式会社

学び~と

エスエイティーティー株式会社

学び~と

PowerPoint資料をそのまま教材・ノウハウ共有したい大企業におすすめ

出典:学び~と

GOOD
ここがおすすめ!

  • 手持ちのPowerPointや資料のドラック&ドロップで簡単に教材が作成できる
  • 独自の「親子機能」で複数のグループ会社も一元管理できる
  • ITと教育の技術を兼ね備えた専任担当者が、研修フロー全体を伴走サポート

MORE
ここが少し気になる…

  • 法務や著作権などの汎用教材は別途購入する必要あり

株式会社4COLORS

PIP-Maker

株式会社4COLORS

PIP-Maker

既存資料でアバターを活用できる動画教材作成ツールをお探しの方におすすめ

出典:PIP-Maker

GOOD
ここがおすすめ!

  • 自社資料+アバターの高品質な動画教材作成に特化したツール
  • 撮影や音声録音は不要、PowerPointにアバターを組み合わせて没入感の高い教材作成が可能
  • 動画内にクイズやアンケートを組み込み理解度アップも図れる

MORE
ここが少し気になる…

  • 学習管理には別途LMSが必要

動画教材特化タイプ

株式会社soeasy

soeasy buddy

株式会社soeasy

soeasy buddy

スマホで撮影した動画をマニュアルとして共有したい方におすすめ

出典:soeasy buddy

GOOD
ここがおすすめ!

  • 知識や技術をすぐに共有できて、リアルタイムにコミュニケーションが取れるSNS機能付き
  • 一目でわかる管理画面は、スタッフのモチベーション・エンゲージメントの低下にいち早く気付ける

MORE
ここが少し気になる…

  • 動画マニュアルスターターキットや大規模組織向けサポートはオプション対応

TANREN株式会社

TANREN

TANREN株式会社

TANREN

社員のスキルアップに力を入れたい企業の方におすすめ

出典:TANREN

GOOD
ここがおすすめ!

  • アップロードが簡単で、研修動画を迅速に共有できる
  • 「視聴実績機能」により受講者がどこまで動画を視聴したかの把握ができ、受講管理もしやすい

MORE
ここが少し気になる…

  • 月単位での契約ではなく、6ヶ月単位または12ヶ月単位の契約となる

株式会社 ガルフネット

GBeeM

株式会社 ガルフネット

GBeeM

社内で動画マニュアルやファイルを共有したい方におすすめ

出典:GBeeM

GOOD
ここがおすすめ!

  • スマホで撮影した動画をそのまま教材に、業務指示やファイル共有にも活用できる
  • コンテンツへの評価・コメントで社内コミュニケーションを取りながら教材の見直しも最適化

MORE
ここが少し気になる…

  • 1動画5GBまでなので教育コース作成には複数の動画作成をする必要がある

株式会社キバンインターナショナル

SmartBrain

株式会社キバンインターナショナル

SmartBrain

マルチデバイス対応!動画教材がメインの企業におすすめ

出典:SmartBrain

GOOD
ここがおすすめ!

  • 作成した教材を販売できる「コンテンツ販売」を標準装備
  • WordやExcelなどの電子データを教材としてそのまま利用できる
  • eラーニングを使って無料で利用方法を学べ、専門家によるサポートも受けられる

MORE
ここが少し気になる…

  • コンテンツ販売をしたい場合は「コンテンツ販売プラン(ECプラン)」の利用が必要

マニュアル作成特化タイプ

株式会社MKT-SYSTEM

Simple Manual

株式会社MKT-SYSTEM

Simple Manual

スマホ・タブレットで手軽にマニュアル作成をしたい方におすすめ

出典:Simple Manual

GOOD
ここがおすすめ!

  • パソコンを使わず、スマホやタブレットだけで手軽にマニュアルや情報を共有
  • 権限設定でマニュアルの共同編集も可能

MORE
ここが少し気になる…

  • 学習管理機能はないため、マニュアルや知識共有向け

株式会社スタディスト

Teachme Biz

株式会社スタディスト

Teachme Biz

動画マニュアルを効果的に活用して生産性を向上したい方におすすめ

出典:Teachme Biz

GOOD
ここがおすすめ!

  • 一つの動画を工程順に切り取りマニュアル化して、人材育成・スキル共有が手軽に行える
  • 情報共有方法が豊富で、PDF・QRコード・動画などマニュアルに合ったシェア手法が取れる

MORE
ここが少し気になる…

  • テストやアンケート機能はないため、実務で習熟度を測る必要がある

【比較表】おすすめのeラーニングシステム

タイプ機能マルチデバイス無料トライアル
自社制作に対応した汎用型汎用型
汎用型
汎用型
コンテンツ活用型
運用重視型
運用重視型
運用重視型
動画教材特化コンテンツ活用型
運用重視型
コンテンツ活用型
コンテンツ作成型
マニュアル作成特化コンテンツ活用型
運用重視型

eラーニングシステムとは

eラーニングシステムとは、インターネットを用いて学習や研修を行えるシステムのことです。パソコンやスマートフォンなどの端末を利用し、オンライン環境下で学習や研修を行います。

企業におけるeラーニングシステムの代表的な利用例として、社内研修が挙げられます。新入社員に対して行われる新人研修に加え、ビジネスマナー研修やコンプライアンス研修など、さまざまな場面でeラーニングシステムが活用されています。

\詳しくはこちらの記事をチェック/

eラーニングとは?機能やメリット・デメリット、選び方を解説

eラーニングとは、パソコンやタブレット、スマートフォンを使ってインターネットを利用して学ぶ学習形態です。本記事では、eラーニングをよく知らない方のために、eラーニングのメリット・デメリットやeラーニングシステムの機能、選び方を解説しています。

eラーニングシステムを構成する2つの要素

eラーニングシステムは「学習管理システム(LMS)」と「学習教材」の2つの要素で構成されています。2つの主な機能について、簡単に解説していきます。

学習管理システム(LMS)

LMSは、eラーニングを実施するためのプラットフォームであり、受講者・仕様教材の広報管理や受講状況、学習の成果を一括で管理できます。「学習管理システム」「eラーニングシステム」「教育管理システム」などと呼ばれ、一般的にはGoogle ChromeやMicrosoft EdgeをはじめとするWebブラウザを利用します。

下記のように、eラーニングを幅広く運用するための機能が搭載されています。

受講者向けの機能・システムログイン
・コースや成績などコンテンツの閲覧
・インプット・アウトプット学習機能
・テスト・レポート機能
・質問機能
管理者向けの機能・受講者登録・管理機能
・履修登録機能
指導機能・受講履歴閲覧機能
・レポート管理機能
・質問管理機能
教材管理機能・コースの作成・編集
・学習素材割り当て機能

学習教材

eラーニングの教材には写真や文章、動画、問題集など様々なコンテンツがあります。教材の質は受講者の満足度や学習効果を左右するため、eラーニングの重要な要素です。

  1. 資料配布型
  2. アニメーション型
  3. 動画配信型
  4. VRやゲームなど体感型

上記のようなさまざまな形式が用いられ、近年では教材を作成する機能が備わったLMSも登場しています。

eラーニングコンテンツ作成の方法は2つ

eラーニングコンテンツを作成する方法は、自社制作もしくは専門家へのアウトソーシングの2つに大別されるでしょう。それぞれの方法に長所があり、研修の規模・題材・リソースなどでその都度選択するのがベターです。

eラーニングコンテンツ作成サービス(アウトソーシング)

eラーニングコンテンツ作成サービスは、専門知識を持つプロフェッショナルが教材を制作するサービスです。特徴として、高品質な教材の制作が可能であり、多様なコンテンツ形式やインタラクティブな要素を組み込めます。

専門家のアドバイスにより、学習効果を最大化するためのデザインや構造が考慮され、時間と手間を節約できます。また、カスタマイズや最新の教育技術の導入も行われ、専門的なサポートが受けられる点もメリットです。

以下のような点が思い当たる場合はアウトソーシングを利用するのが効果的です。

  • 教材制作のリソース不足
  • 教材制作に多大な時間を要する
  • 学習者が段階的・継続的に受講できる基盤が整っていない

eラーニングシステム(自社制作)

eラーニングシステムは、オンラインで学習を提供するプラットフォームです。特徴として、時間や場所に縛られずに学習が可能であり、自己ペースで進行できる柔軟性があります。

eラーニングシステムでは、多様なコンテンツ形式やインタラクティブな要素を組み込むことができ、学習効果を高められます。また、進捗管理や評価機能が備わっており、学習者の進度や理解度を確認できます。

企業や教育機関は、多様なコンテンツ形式や柔軟なカスタマイズを通じてニーズに合わせた教育プログラムを提供し、効果的なスキル向上や知識伝達を実現できます

以下のような点に当てはまるのなら、eラーニングシステムで教材の自社制作がおすすめです。

  • 教材に自社独自の技術や知識を盛り込みたい
  • 教材内容の更新頻度が高い
  • 導入費用を抑えたい
  • 教材制作のリソースが豊富

管理者側がeラーニング実施のために用意するもの

eラーニングを実施する管理者は、提供・管理するためのプラットフォームや学習教材などの準備が必要です。ここでは、管理者としてeラーニングを実施するために必要なものを詳しく解説します。

学習管理システム(LMS)

LMSは、eラーニングを実施するためのプラットフォームであり、受講者・仕様教材の広報管理や受講状況、学習の成果を一括で管理できます。受講者がアクセスし、ログインしてして学習することが多いです。

LMSは「学習管理システム」や「eラーニングシステム」、「教育管理システム」などと呼ばれ、一般的にはGoogle ChromeやMicrosoft Edge、SafariなどのWebブラウザを利用します。

eラーニングにはSCORMと呼ばれる世界規格があり、eラーニングを共通化するための標準規格が定められています。使用しているLMSと学習教材に互換性がない場合、eラーニングの利用ができないなど弊害が生じることがあります。

SCORMは学習教材とLMSとの通信を統一化し、運用性を高める役割を果たします。そのため、SCORMの規格を満たすLSMシステムを選ぶことで、eラーニングの運用の幅が広がります。

教材・学習材

eラーニングの教材には写真や文章、動画、問題集など様々なコンテンツがあります。教材の質は受講者の満足度や学習効果を左右するため、eラーニングの重要な要素です。

学習教材は編集用のソフトで各自が作成したものをLMSに登録し、コンテンツとして提供する方法が主流でしたが、近年は教材を作成する機能が備わったLMSもあります。

メンターや学習支援体制

eラーニングは学習教材任せにせず、学習者に助言する学習支援者(メンター)・アドバイザーや、質問に回答するチューターを配置する学習支援体制も大切です。学習を進める中で、理解できない箇所や教材自体の不備があることも考えられます。

学習者のモチベーションを保つためにも、eラーニングの足りない部分をカバーできる人材の配置が必要です。

受講者はデジタルデバイスの準備が必要

受講者はスマートフォン・PC・タブレットなどのデジタルデバイスがあれば、いつでもeラーニングを始められます。OSや機器によっては、eラーニングシステムをはじめとする提供教材に対応していない場合もあるため、受講前に確認しましょう。

eラーニングの教材の種類

eラーニングの進化により、さまざまな教材が利用されるようになりました。ビデオ講義やオンラインクイズ、インタラクティブなシミュレーション、アニメーション型、PDF教材など、多彩な学習手段が提供されています。

教材コンテンツを自社制作するとなれば、PDF・PowerPoint・動画の3種類が手軽でしょう。それぞれの特徴から、題材を学ぶために最適なシチュエーションをイメージしていきましょう。

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eラーニングの教材の3つの種類

  1. PDF
  2. PowerPoint
  3. 動画

PDF

PDFは、eラーニングの教材として広く活用されており、静的なコンテンツを柔軟な形式で提供します。テキスト・図表・画像を組み合わせてわかりやすい教材を作成可能な上に、プリンタブルなためオフラインでも学習可能です。

また、多くのデバイスで表示可能なためアクセスの制約が少なく、ダウンロードして学習できる利便性もあります。PDFはコンパクトな形式でバラエティ豊かなコンテンツを提供し、学習者それぞれの異なるスタイルやペースに合わせた効果的な学習をサポートします。

PowerPoint

プレゼンテーションでもよく使用されるPowerPointは、ビジュアルとテキストを組み合わせたスライド形式コンテンツを作成できます。豊富なレイアウトやアニメーションを活用して、情報をわかりやすく伝えることができ、インタラクティブな要素も追加可能です。

テキストだけでなく、図表や画像、動画を盛り込んで魅力的な教材を作成できます。学習者は、ビジュアル情報を通じてコンセプトを理解しやすく、視覚的なインパクトによって情報の定着が促されます

さらに、編集や更新が容易で、柔軟なカスタマイズができるため、変化するニーズに合わせた効果的な学習体験を提供します。

動画

eラーニングの動画コンテンツでは、映像と音声を組み合わせて情報を伝えることができます。リアルなデモンストレーションや具体的な事例の紹介、専門家の解説などを視聴者に提供することで、抽象的な概念も視覚情報として正確に得られます。

視覚と聴覚を同時に刺激するため、情報の定着度が高まります。また、動画のテンポやスタイルを工夫することで、学習者の興味を引きつけやすく、モチベーションの向上にも貢献します。

動画はリアルな学習体験を提供するため、手順の説明や技術の習得、複雑なプロセスの理解に適しています

eラーニング教材コンテンツの作り方・手順

eラーニング教材の作成は、効果的な教育コンテンツを提供するために重要で、適切な手順と戦略を持つことが成功のポイントです。ここでは、効果的なeラーニング教材の作り方について段階を踏みながら詳しく解説します。

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STEP.1 情報を整理・分析する

eラーニング教材を作成する際は、情報やコンテンツを整理し、効果的に内容を伝えられるよう工夫することが求められます。

以下の項目を整理することで肝心なポイントを把握しやすくなり、より効果的な教材に仕上がります。教材で一番に伝えたいことをキーワードとしておさえておくのも効果的でしょう。

項目
目的教材作成の目的・内容を明確にする
対象者教材を提供する部署や部門を明確にする
学習目標と評価方法学習のゴールを共有し、評価方法を設定する
学習時間と受講環境1回当りの学習時間を設定し、使用するツールを決定する
スケジュールトータルの学習期間を設定し、カリキュラムを作成する

STEP.2 学習内容を目次レベルに落とし込む

eラーニング教材を効果的に構築するためには、学習内容を明確に整理し、学習者にとってわかりやすい構造を提供することが重要です。学習内容を目次レベルに落とし込むことで、学習の方向性や進め方が明確になります

学習者は目次を通じて全体の概要を把握し、自身のニーズに合わせて効率的に学習できます。目次を作成するポイントについては、以下の通りです。

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学習の構造化

目次を作成する際は、学習内容を階層的に整理して構造化します。学習の流れや関連性が分かりやすくなり、混乱を避けることができます。

学習目標の反映

各目次項目には明確な学習目標が必要です。学習者は何を学ぶのかをあらかじめ知り、学習の焦点を絞ることができます。

学習者の導線

目次は学習者がどの順序で学習すべきかを示します。適切な順序に従って進むことで、基礎から応用までスムーズに学習できます。

学習者の興味・関心の喚起

興味を引くトピックを目次に配置することで、学習者の関心を喚起し、学習のモチベーションを高めます。

学習レベルの把握

目次により教材の概要が把握でき、学習者は自身の知識レベルを正しく評価し、必要な項目を重点的に学習できます。

STEP.3 教材の仕様書を作成する

仕様書を作成することで、学習内容、進行計画、評価方法などが詳細に記載され、教材制作の方針が明確になります。これにより、制作チーム間での共通理解が確立され、一貫性のある教材が作成できます。

また仕様書の共有は、途中過程での手戻り防止や不明点の解消を容易にし、制作プロセスがスムーズに進行します。教材の改訂やアップデートも手軽に行え、効率的な管理が可能です。

STEP.4 教材を開発・作成する

前ステップで作成した仕様書に従い、eラーニング教材の開発・作成段階に入ります。この段階では以下の4つのポイントに注意を払いながら教材作成を行います。

  1. 学習者のスキルレベル・ニーズ・理解度に合わせた表現を取り入れる
  2. 画像・動画・グラフなどの視覚的要素を多用する
  3. 扱いやすいUI・プラットフォームを採用する
  4. 定期的にフィードバックを行い改良を継続して行う

ステップ2の段階で明確化した学習者のスキルレベル・ニーズに合わせて、教材を制作することを心掛けましょう。レベルに合わせた文言や表現方法も、学習の理解度に直結する大切な要素です。

また、教材の理解度を高めるために、視覚的な要素を活用しましょう。画像・動画・グラフ・アニメーションなどを組み込み、視覚的な理解をサポートします。学習者のモチベーション維持を考慮した、ゲーミフィケーションなども効果的で多く取り入れられています。

教材内容だけでなく、教材そのものが学習者にとってアクセスしやすいかも重要です。適切なプラットフォームを選び、デバイスの違いに対応したデザインを行うことで、学習体験を向上させます。継続的な改善とフィードバックの取り入れも大切なポイントです。

STEP.5 品質検査・評価を行う

高品質な学習体験を提供するためには、品質検査と評価が必要となります。品質検査では、教材内の誤りや情報の正確性、技術的な問題をチェックします。

文法や誤字脱字のチェック、リンクやメディアが正常に動作しているか、また、内容の論理的な組み立てや学習の流れを検証し、学習者の理解をサポートできるよう工夫します。

一方評価は、学習者の視点で教材を評価し、理解度や興味を引く要素を把握することで、改善の方向性を示す役割を果たします。また、学習者のフィードバックを収集することも、教材の理解度や興味深さ、わかりやすさの評価になります。

品質検査と評価を行うことで、教材の誤りや不備を修正し、学習効果と満足度の向上に期待できます。定期的な評価を通じて、改善の機会を見つけ、学習者のニーズに合った質の高い教材を提供することができます。

eラーニングの自社制作で押さえておくべきポイント

eラーニングを自社制作するには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。これらのポイントを理解し、適切に実践することで、効果的な教材を制作できるでしょう。以下、eラーニングの自社制作で押さえておくべきポイントについて解説します。

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シンプルなショートコンテンツにする

eラーニング教材のわかりやすさは、学習者の理解と学習効果を高めます。シンプルでわかりやすい内容であることは、モチベーション維持にも直結するからです。実用的な具体例や図解、誰でも理解できる明確な表現でポジティブな学習体験を提供しましょう。

また、コンテンツの長さも非常に重要です。60分の動画の中にキーコンテンツをいくつも詰め込むよりも、3~5分の動画で1コンテンツを解説する方が効果的で、情報も定着します。何よりも従業員が長期的に学習し積み重ねていくためには、負担が少なくすきま時間を活用できるコンテンツの方が最適といえます。

モチベーションを高める仕組みを取り入れる

モチベーションを高める仕組みは、学習の成果に大きな影響を与えます。学習の意義や実用性を示す事例や、クイズやゲーミフィケーション要素の導入などが効果的です。また、進捗の可視化や学習の達成感を強調するバッジや認定証の提供も励みとなります。

学習者の関与度を高めるために、興味を引く内容やスキルの実践を取り入れ、双方向性のあるコミュニケーションも設計に含めることが大切です。

更新しやすい教材にする

学習内容や業界動向の変化にあわせ、教材は定期的なアップデートが必要です。あらかじめトピックごとのショートコンテンツとして作成すれば、更新の際も手間取ることはありません。素材やグラフィックは項目ごとに固定化するなど、コンテンツに一貫性を持たせることで担当者の属人化も防げるでしょう。

このような小さな取り組みがあってこそ、常に最新情報が学べる学習環境を実現します。

eラーニングコンテンツを自社制作する際の注意点

eラーニング教材の自社制作において、著作権侵害には注意が必要です。他人の著作物(テキスト、画像、動画など)を無断で使用することは法的な問題を引き起こす可能性があります。

そのため、自社で使用するコンテンツでは著作権を確認し、使用許可を取得するか、公開されているフリー素材やライセンス許諾された素材を選ぶことが大切です。また、引用や参照をする際には出典を明示し、著作権情報を表示することも重要です。

参考:音楽の著作権とは – JASRAC

その他のeラーニングシステム一覧

本記事では、対象や目的別におすすめのeラーニングシステムをご紹介しています。ここでは、記事冒頭では紹介しきれなかったサービスをご紹介しています。気になるところからチェックしてみましょう。

アルー株式会社

etudes Plus

アルー株式会社

etudes Plus

階層・テーマ別の教材セットでカリキュラム設計を短縮したい方におすすめ

出典:etudes Plus

GOOD
ここがおすすめ!

  • 階層やテーマに合わせて学ぶべき教材があらかじめセットになっているため、受講コース決定がスムーズ
  • 自社教材のアップロード数は無制限で、動画やテストを組み合わせたオリジナルコース作成も可能

MORE
ここが少し気になる…

  • 階層・テーマ別セットなど提供教材を利用するには「etudes Plus」プランを契約する必要がある

株式会社プロシーズ

プロシーズ

株式会社プロシーズ

プロシーズ

ライブ配信対応!自社で教材を作りたい企業にもおすすめ

出典:プロシーズ

GOOD
ここがおすすめ!

  • ビジネスに役立つ講座や資格対策講座の提供があり、研修のライブ配信にも対応
  • 「VR動画」による体験型教材や、映像・マンガ教材の取り扱いも
  • 分析レポーティングサービスの提供や、ユーザーサポートの代行も可能

MORE
ここが少し気になる…

  • 別途LearningWareの利用料が必要になる

株式会社イー・コミュニケーションズ

SAKU-SAKU Testing

株式会社イー・コミュニケーションズ

SAKU-SAKU Testing

初心者にも◎受講者の管理をスムーズに行いたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 不慣れな方でも作成・登録しやすいコンテンツ機能を多数搭載
  • ユーザー管理機能を備えているため、より細かな対象でカテゴリーやグループを紐づけられる

MORE
ここが少し気になる…

  • 事務局運営やカスタマーデスクを利用する場合はオプション扱いとなる

関西ビジネスインフォメーション株式会社

Learning Tracker

関西ビジネスインフォメーション株式会社

Learning Tracker

多彩な教材が魅力◎組織内教育に力を入れたい企業におすすめ

出典:Learning Tracker

GOOD
ここがおすすめ!

  • シンプルかつカスタマイズ性がよく、企業規模や業種を問わず利用できる
  • 1ヶ月の無料トライアルがあり、商用利用も可能
  • レポートやコメント回答、受講免除の設定などが行える「成績管理」機能を搭載

MORE
ここが少し気になる…

  • 料金プランは問い合わせて確認する必要がある

learningBOX株式会社

learningBOX

learningBOX株式会社

learningBOX

学校からビジネスまで◎価格重視の企業にもおすすめ

出典:learningBOX

GOOD
ここがおすすめ!

  • 10種類以上のクイズや問題を作成でき、楽しく学習が行える
  • 学習管理機能を搭載し、最適なフィードバックが可能に
  • 無料プランの提供があり、さまざまなシーンに活用できる

MORE
ここが少し気になる…

  • 1ユーザーあたりの価格は安いが、利用は100IDからで人数が必要

株式会社テラ

エムスタ@ラボ

株式会社テラ

エムスタ@ラボ

スマートフォンを主体に学習管理を行いたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • クイズ形式の出題を手軽にスマホへ配信、ゲーム感覚で学習できる
  • コミュニケーションを促進する機能が豊富で、内定者やアルバイトの教育・フォローにも

MORE
ここが少し気になる…

  • 51名以上での利用や、出題時の画像添付を行いたい場合は「エムスタ」の契約が必要

ロゴスウェア株式会社

STORM Xe

ロゴスウェア株式会社

STORM Xe

PowerPointからの教材作成に特化したツールをお探しの方におすすめ

出典:STORM Xe

GOOD
ここがおすすめ!

  • 搭載されたレイアウト・デザインをカスタマイズして簡単に動画教材を作成
  • PowerPointのノート部分からナレーション音声を自動生成、アニメーションの再生タイミングもPowerPointから指定できる

MORE
ここが少し気になる…

  • 契約プランにより機能制限あり

まとめ

eラーニングの自社制作には、カスタマイズ性やコスト削減などのメリットがあります。作成ポイントとして、わかりやすいコンテンツ構成や視覚的な要素の活用、学習者のニーズを反映した教材設計、インタラクティブな要素の導入が重要です。

また、正確な情報提供や著作権の遵守も欠かせません。教材の品質検査と評価を通じて、学習効果の向上を図り、学習者のモチベーションを維持しながら質の高いeラーニングを実現しましょう。

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