おすすめのウェビナーツール5選|選ぶ際の重要なポイントを解説
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- ウェビナーツールは、参加者の使いやすさや機能、人数や開催頻度に合うか比較する
- 他ツールやSNSと連携できるか、多言語への対応可否も確認すると選びやすい
- ウェビナーツール導入の際は、無料トライアルやデモ体験でテスト運用する
ウェビナーツールとは、視聴者に向けてWeb上でセミナーを配信できるツールのことです。リモートワークの普及もあり、ウェビナーツールのニーズが高まっています。本記事では、おすすめのウェビナーツールの紹介と共に、ツールの選び方や導入時の注意点を詳しく解説しています。
目次
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ウェビナーツールで時間・コストを抑えてセミナーを開催
ウェビナーツールとは、インターネット回線を使用し、映像配信にてセミナーを行うツールです。通信環境があればどこからでも参加できるため、気軽に参加できるというメリットがあります。
参加者のカメラやマイクはミュート状態で、主催者主体で進行することが多いため、音声や映像によるコミュニケーションはできませんが、ツールによってはチャット機能が搭載されており、参加者の反応を把握することが可能です。
配信する主催者は、生放送のリアルタイム配信・収録映像を配信するオンデマンド配信のいずれかの方法でセミナーを配信できます。オンデマンド配信は、配信時間の縛りがないため、参加者は好きなときにどこからでも視聴でき、利便性が高いです。
ウェビナーツールとは、Webとセミナーを合わせた造語である「ウェビナー」を配信するツールです。この記事では、ウェビナーツールの配信方式や機能、導入のメリット・デメリットだけでなく、ツールを選定する際の比較ポイントなどについても詳しく解説していきます。
ウェビナーツールは使いやすさ・機能・人数と頻度で選ぶ
ウェビナーツールを選ぶ際は、セミナーの規模や求める機能が備わっているか、参加者が使いやすいものであるかの3つが重要な選定ポイントになります。そのほかにも、他ツールとの連携や多言語に対応しているかなども確認が必要です。
また、サポートの充実さやセキュリティ対策も重視したい事項です。導入前に、無料トライアルやデモ体験を行っている場合は、実際に使い心地や操作性を確認できるため、導入後の失敗が少なくなります。
【重要なポイント3つ】
- 参加者が使いやすいか
- 必要な機能が備わっているか
- 参加人数や開催頻度が合っているか
【その他の比較ポイント】
- 他ツールやSNSと連携できるか
- 多言語に対応しているか
- セキュリティ対策は万全か
- サポート体制が充実しているか
- 無料トライアルやデモ体験ができるか
ウェビナーツール選びで重要な3つのポイント
ウェビナーツールを選ぶ際は、セミナーの規模に見合ったもので参加者が使いやすいか、必要な機能が備わっているかなど、以下の3つのポイントに注目して選定するとよいでしょう。
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ウェビナーツール選びで重要な3つのポイント
参加者が使いやすいか
ウェビナーは、参加者がストレスを感じないように、参加者が使いやすいツールを選ぶ必要があります。ウェビナーに参加するには、アカウント登録を行う必要がありますが、登録方法が簡単にできるものが好ましいです。
また、どこからでも参加できるメリットを生かすためには、パソコン以外にもスマホやタブレットなど、マルチデバイスに対応しているかも重要なポイントです。さらに、視聴中に参加者が操作する、コメントやチャット機能の使いやすさもチェックしましょう。
参加者が使いにくいと感じた場合、ウェビナーの参加が面倒に感じて離脱に繋がり、主催者自身のイメージを壊す要因になる可能性もあります。主催者は参加者側の目線でツールを選ぶことが、セミナーの質を高めるポイントです。
必要な機能が備わっているか
ウェビナーツールを選ぶ際は、必要な機能が備わっているか確認が必要です。ウェビナーツールには、映像の加工や切替機能、資料共有機能などさまざまな機能があります。必要な機能を備えることで、質の高いセミナーを開催できます。
ウェビナーツールの中には、自社のウェビナーには不要な機能が搭載されているものもあります。不要な機能は利便性を損なうため、必要な機能のみが備わっているもの、または、設定で無効にできるツールがおすすめです。
ここからは、利便性が高くなる機能を3つ解説します。ウェビナーの成功にも貢献する機能なため、これらが搭載されているか確認しましょう。
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利便性が高くなる機能
コミュニケーション機能
リアルタイム配信を行う際、参加者の環境音などに進行を阻害されるのを防ぐため、基本的には配信側からの一方的な配信になります。参加者のカメラやマイクがオフの状態で進行するため、音声でのコミュニケーションはとれません。
そのため、参加者の反応がわかりにくいというデメリットが発生しますが、チャットやコメントのコミュニケーション機能を活用することで解決します。ほかにも、気軽に使用できるリアクションボタンなども、参加者の反応を確認できる機能です。
チャットを非公開にしたり、公開範囲を指定したりもできます。参加者が気軽に質問やディスカッションができるような配慮が可能です。ただし、オンデマンド配信の場合は使用できない機能もあるため、リアルタイム配信でのタイムテーブルに組み込む必要があります。
映像や音声を記録する機能
ウェビナーツールには、セミナーやイベントの映像や音声を記録する機能があります。リアルタイム配信の際、配信と同時に録画機能を使用できます。リアルタイム配信を見逃してしまった方へ、動画ファイルで共有して視聴してもらうことも可能です。
録画しておけば、議事録代わりにもなるため議事録作成の手間が省けます。記録した映像や音声は、必要に応じて編集や加工を加えられます。編集した映像や音声は、オンデマンド配信に活用するほか、映像資産として記録が可能です。
画面共有機能
画面共有機能は、配信中の画面上に資料・画像・映像をスライドのように表示できる機能です。わかりやすい説明には表やグラフの使用が効果的であり、画面を共有することにより、進行にメリハリを加えられます。
ウェビナーの質を高めるには、講師の話している姿だけでなく、進行に動画や資料を入れ込むのがポイントです。一方的な配信がウェビナーの特徴ではありますが、参加者を飽きさせない工夫をするには、画面共有機能を活用するのがおすすめです。
参加人数や開催頻度が合っているか
ウェビナーツールには、ウェビナーの規模に適した少人数向けと大人数向けがあります。大人数向けになると、10,000人ほどの参加が可能です。そのため、ウェビナーを開催する場合、参加人数に合わせたツールを選定する必要があります。
また、ツールの料金体系は従量課金制や月額定額制があります。ウェビナーを頻繁に開催する場合は、ランニングコストを考えると月額定額制がおすすめです。ウェビナーの開催頻度に合わせた料金プランを選定しましょう。
ウェビナーツール選びのその他の比較ポイント
ウェビナーツールを選ぶ際は、他ツールとの連携や多国語に対応しているか、セキュリティ対策やサポート体制の充実度など、以下のような比較ポイントに注目して選びましょう。
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ウェビナーツール選びのその他の比較ポイント
他ツールやSNSと連携できるか
ウェビナーツールは、他ツールと連携することでさらに利便性が高まります。MAツールと連携した場合は、ウェビナーの集客メールや、ウェビナー後のフォローメールを一括配信し、顧客情報を一元化管理できます。集客はSNSとの連携でも可能です。
また、決済サプリとの連携により、ウェビナーの参加費を配信中のウェビナー画面上で決済できます。参加者もQRコードを読み取るだけで、簡単に決済することが可能です。そのため、ウェビナーを収益ツールとして活用しているケースも見られます。
多言語に対応しているか
ウェビナーツールを選ぶ際は、国内利用だけか、日本語が苦手な参加者がいないか確認することが重要です。ウェビナーでのセミナーは、どこからでも参加できるのがメリットですが、参加者すべてが国内からアクセスするとは限りません。
ウェビナーツールには、多国語に対応したものがあり、同時通訳や翻訳機能により言語の壁は、ほとんどなくすことが可能です。多国語に対応すれば、国外の顧客へのプレゼンやミーティングが可能になり、リードの幅が広がります。
セキュリティ対策は万全か
ウェビナーツールは、セキュリティ対策の不備により、ウェビナーの盗み見・配布資料の流出・配信障害などのリスクが発生します。競合他社に顧客情報などが流出すると、損害を招く要因にもなるため、情報セキュリティ対策は重要です。
それらのセキュリティの脆弱性をカバーする対策として、参加者へのID付与や、アクセスの暗号化などがあります。導入を検討しているツールのセキュリティ対策が十分であるか、必ず確認しましょう。
サポート体制が充実しているか
ウェビナーツールを利用するにあたり、設定方法や操作方法などをサポートしてくれるサービスがあるのかを把握しておきましょう。また、映像や音声にトラブルが起きるケースも考えられるため、トラブルが発生した場合、迅速に対応してくれるかも確認が必要です。
特に、まだウェビナーの経験が浅い企業や、準備期間が足りない場合はサポートが必要になるシーンが多くなるため、できるだけサポート体制が充実したツールがおすすめです。また、休日のサポートに対応可能か、問い合わせ方法も把握しておきましょう。
無料トライアルやデモ体験ができるか
ウェビナーツールを導入する際は、無料トライアルやデモ体験ができると、実際の使い心地や操作性を体験することが可能です。配信方法や機能の活用が複雑な場合は、スムーズな配信が難しいため、導入前に使用感を確認することは非常に重要です。
また、参加者側からの映像の見え方や、コミュニケーションツールの使い方など、参加者目線でも確認しましょう。導入前に使い心地を確認することで、導入の失敗が少なくなります。
おすすめのウェビナーツール5選
GOOD
ここがおすすめ!
- 「企画」「集客」「準備」「運営」までワンストップで支援を受けられる
- 日本市場はもちろん、東南アジア市場の集客や配信代行サービスも提供
- 15万件のリストと独自サイトを活用した動員力で参加者を効率よく獲得
MORE
ここが少し気になる…
- セミナー内容には制約があり、持ち込みによる動画配信には対応していない
GOOD
ここがおすすめ!
- 総合的なWebツール支援を行っており、構成が分からない方や不慣れな方でも扱いやすい
- ツールを持っていなくても各種設定や資料更新などのサポートをしてくれ、効果的なオンラインイベントを実施できる
MORE
ここが少し気になる…
- トータルしての支援になるため、それなりの予算が必要
GOOD
ここがおすすめ!
- 初期費用やオプション費用なしで多彩な機能を存分に利用できる
- CRMやMAツールとの連携ができ、イベントの回数も制限がない
- 1アカウントで複数組織のイベント管理が行え、ライブ配信にもオンデマンド配信にも対応している
MORE
ここが少し気になる…
- 契約期間は必要に応じて3・6・12か月から選べるものの、1か月単位は要相談となる
株式会社Bizibl Technologies
Bizibl
GOOD
ここがおすすめ!
- アーカイブに対応しており、コンテンツの二次利用にも
- CRMや分析ツールと自動で統合でき、参加ログをもとに効率的なデータ分析が行える
- 必要な機能や実績を備えているため運用工数を大幅に削減できる
MORE
ここが少し気になる…
- 登壇者や主催者はスマホではなくパソコンでしか利用できない
GOOD
ここがおすすめ!
- ライブ投票やアンケート・チャットといった配信中の機能も充実
- ハイブリッドイベントの開催が行え、よりスムーズな開催と管理が可能
- 「個別商談機能」を搭載しており受注にもつなげたい場合に効果的
MORE
ここが少し気になる…
- 機能が豊富で充実している反面、細かな設定が行えない・足らない場合がある
ウェビナーツールの導入の仕方と注意点
ウェビナーツールの導入の仕方によっては、デメリットが発生する可能性があります。そのため、導入する際は、以下のような事項に注意しなければなりません。
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ウェビナーツールの導入の仕方と注意点
導入目的とツールが合っているか
ウェビナーツールは、導入目的とツールが合っているか確認して選定しましょう。ウェビナーツールには、無料と有料のものがあります。無料ウェビナーツールには開催時間や参加人数に制限のあるツールもあるため、手軽に利用したい小規模ウェビナーに向いています。
また、機密性の高いウェビナーや、大人数に向けて開催したい場合は、セキュリティ機能が万全な有料ウェビナーツールを選ぶことが重要です。このように、導入目的とツールが合っているか確認して選びましょう。
料金体系や費用対効果が適切か確認
ウェビナーツールを選ぶ際は、料金体系も確認が必要です。従量課金制の場合、1アカウントや機能ごとに料金が異なるため、開催するウェビナーの頻度と規模の費用対効果が適切か確認しましょう。
ウェビナーの頻度が多い場合は、従量課金制よりも月額定額制の料金体系のほうが、ランニングコストを抑えられる可能性があります。
無料トライアルやデモ体験を利用して導入を検討
ウェビナーツールを選ぶ際は、無料トライアルやデモ体験を利用してから導入を検討するのがおすすめです。導入前に使い勝手やUI、機能などを実際に体験することで、操作性や機能について、目的と合うツールなのか判断しやすくなります。
無料トライアルを利用しないまま導入した場合、求めていた要素や使いたかった機能が実際になかったり、操作が難しく配信をスムーズに行えなくなったり、選定の失敗を招く可能性があります。
配信代行サービスに相談する
ウェビナーのために配信代行サービスを利用する場合は、どのシステムが自社に適しているかアドバイスをもらいましょう。サービス内容にもよりますが、ウェビナーに関するサポートを受けられるため、ツール選びの助言も得られます。
ウェビナーツールは代行業者も使用するため、あらゆるツールの使用経験がある場合があります。実際の使用感などをもとにしたアドバイスが得られ、自社に適したウェビナーツール選びにも貢献してくれます。
まとめ
ウェビナーツールは、インターネット環境がある場所なら離れた地域や、どんな場所からでもオンラインセミナーに参加できる便利なツールです。配信側も会場準備やコストを抑えながら、効果的なウェビナーを目的に合わせて小規模・大規模で開催できます。
配信はリアルタイム配信のほか、参加者が好きなときに視聴できる録画配信も行えるなど、便利な機能も搭載しています。しかし、一方的な配信になるため、参加者の反応がわかりにくいというデメリットもあります。
ウェビナーツールの導入を検討する際は、利用するツールの選定や準備を行い、効率化やコスト削減といったメリットを実感できる環境を作りましょう。