インターネット銀行のおすすめ4選|選び方や利用時の注意点を解説

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  • インターネット銀行を選ぶ際は、手数料・取引無料回数・金利などを比較する
  • 口座開設にかかる時間やQR決済対応有無、セキュリティ対策を確認すると選びやすい
  • インターネット銀行を利用する際は、IDやパスワードを適切に管理する

インターネット銀行とは、インターネット上で口座開設や取引ができる銀行の総称です。インターネット銀行は数が多く、選択に迷うこともあるでしょう。本記事では、おすすめのインターネット銀行や選び方、比較ポイントなどを詳しく解説します。

目次

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  1. インターネット銀行は手数料を抑えてお得に利用できる
  2. インターネット銀行は手数料や取引無料回数・金利で選ぶ
  3. インターネット銀行選びで重要な3つのポイント
  4. インターネット銀行選びのその他の比較ポイント
  5. おすすめのインターネット銀行4選
  6. インターネット銀行が向いている・向いていない人の特徴
  7. インターネット銀行の利用の仕方と注意点
  8. インターネット銀行への入金方法
  9. インターネット銀行の明細を確認する方法
  10. まとめ

インターネット銀行は手数料を抑えてお得に利用できる

インターネット銀行とは、インターネット上で取引を完結できる銀行を指します。従来の対面型の銀行と比べた場合のメリット・デメリットをまとめると次の通りです。

メリットデメリット
口座開設・振り込みといったほぼすべての取引をネット上で行える対面でのサポートを受けられない
ATMでの入金・出金手数料が安いネット環境がなければ利用できない
振込手数料が安いシステムのメンテナンスや障害発生時は利用できない
金利が比較的高いセキュリティリスクがある

インターネット銀行の最大のメリットは、インターネット上でほぼすべての取引を行える点です。従来の対面型のように店舗やATMに足を運ばずとも、口座開設や振り込みが24時間いつでも行えるため、平日の昼間に銀行へ行く暇がない方でも利用しやすいです。

また、インターネット銀行の多くは、入金・出金手数料や振込手数料が安いです。さらに、普通預金や定期預金の金利も高めに設定されているため、預金を効率的に増やしたい場合にもおすすめといえます。

反対にデメリットとしては、対面でのサポートを受けられない点や、安定した通信環境がなければ利用できない点が挙げられます。その他、インターネット上でお金を動かすため、セキュリティリスクにも留意しなければなりません。

インターネット銀行は手数料や取引無料回数・金利で選ぶ

インターネット銀行は、各種手数料が安く金利が高いことから、預金を増やしたい方にもおすすめです。ただし、手数料や金利の設定はインターネット銀行によって異なるため、申し込み前には次の3つのポイントを必ず確認しましょう。

さらに、より使いやすいインターネット銀行を探すには、+αのポイントもチェックする必要があります。それぞれのチェックポイントについて、次章から詳しく解説していきます。

【重要な3つのポイント】

  1. 入出金手数料・振込手数料の金額や取引無料回数を確認
  2. 普通預金・定期預金の金利を確認
  3. 利用可能な提携ATMの数を確認

【その他の比較ポイント】

  1. 銀行口座開設までにかかる時間を確認
  2. QR決済に対応しているか
  3. 証券口座と連携できるか
  4. 取引に応じてポイントが貯まるか
  5. 優遇サービスやキャンペーンがあるか
  6. セキュリティ対策は万全か

インターネット銀行選びで重要な3つのポイント

まず、インターネット銀行を選ぶ際に重視したいのが、各種手数料・金利・提携ATMの種類の3つです。それぞれの内容を解説していきます。

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入出金手数料・振込手数料の金額や取引無料回数を確認

インターネット銀行の多くは、対面型の銀行に比べて、入出金手数料や振込手数料が安めに設定されています。ただし、具体的な設定金額は銀行によって異なるため、時間帯で変動する手数料を含め申し込み前に確認しておきましょう。

インターネット銀行によっては、「月に○回以下ならATM利用料が無料」といったサービスを提供しています。なるべく手数料を抑えて銀行を利用したい場合や、月々の現金の移動が多い場合は、無料取引回数にも注目するのがおすすめです。

普通預金・定期預金の金利を確認

一般的に、インターネット銀行は対面型の銀行と比べて、普通預金・定期預金の金利が高めに設定されています。預金額を効率的に増やしたい場合は、金利を基準に銀行を決めても良いでしょう。

なお、インターネット銀行によっては、「高金利を利用するには証券口座との連携が必要」といった条件を設けています。そのため、口座の申し込み前には、金利の数値と合わせて金利の適用条件も必ず確認しておきましょう。

利用可能な提携ATMの数を確認

インターネット銀行は、大手銀行などとは利用できるATMが大きく異なるのが特徴です。自分がよく利用するATMでも取引可能かどうかは、インターネット銀行を選ぶ上で重要なポイントとなります。

また、多くのインターネット銀行はコンビニのATMが利用可能です。しかし、自宅や職場の近くにコンビニがない場合、コンビニATMしか利用できないインターネット銀行はやや不便となります。

そのため、自宅や職場近くの銀行のATMが使えるか、あるいはよく買い物をする店舗設置のATMが使えるかなどを考えながら、自身が利用しやすいインターネット銀行を選ぶのがおすすめです。

インターネット銀行選びのその他の比較ポイント

インターネット銀行を選ぶ際は、各種手数料・金利・提携ATMに加え、次のようなポイントにも注目してみましょう。ここでは、各ポイントの内容を解説します。

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銀行口座開設までにかかる時間を確認

インターネット銀行を開設する場合、申し込みから開設にかかる時間は各銀行で異なります。例えば、申し込み当日に開設できる銀行や、申し込みから開設までに1週間以上かかる銀行があるため、自分がいつ銀行を使いたいのかを逆算して申込先を決めましょう。

口座開設までにかかる時間は、銀行が公表している場合がほとんどです。なお、最短○○日と公表されている場合、その日数はあくまで「最短」である点に注意しましょう。

開設まで、実際にはそれ以上日数がかかる場合もあるため、最短だけでなく「最長日数」も確認しておくのがおすすめです。

QR決済に対応しているか

日頃からQR決済の利用頻度が高い場合は、QR決済の対応可否も銀行選びの重要なポイントです。また、クレジットカードがない、アプリとクレジットカードの連携に不安がある場合でも、銀行口座と連携させるとQR決済を利用しやすくなります。

各インターネット銀行によって、連携できるQR決済は異なります。複数のQR決済を利用している場合は、自身が最も利用頻度の高いQR決済と連携している銀行を選ぶと良いでしょう。なお、複数のQR決済に対応しているインターネット銀行を選ぶのもおすすめです。

証券口座と連携できるか

インターネット銀行を投資に利用したい場合は、証券口座との連携可否も確認しましょう。口座を連携させることで、資金の移動がスムーズに行えます。証券口座と連携させる場合は、その証券口座と同グループのインターネット銀行を選ぶのがおすすめです。

同グループ内の口座連携には、各種手数料の優遇・より高い金利の適用といったさまざまな特典が見込めます。また、別グループ同士の連携に比べると、資金の移動が柔軟に行えるため、別々の会社で口座開設するよりもお得になります。

取引に応じてポイントが貯まるか

取引の数に応じたポイント付与の有無もチェックしてみてください。例えば、サービスによっては「振り込み1件につき○○ポイント付与」のようなポイントサービスがあります。

そして、貯まったポイントの利用方法も確認しておきましょう。仮に、貯まったポイント数に応じてステータスが変動する場合、高ステータスになるほど金利や各種手数料で優遇が受けられます。

その他、貯まったポイントを現金やマイルとして利用できる場合もあります。自身のニーズに合致したポイントサービスを展開している、インターネット銀行を探してみましょう。

優遇サービスやキャンペーンがあるか

優遇サービスやキャンペーンの有無を確認するのもおすすめです。例えば、「初月取引手数料無料」のようなキャンペーンがあれば、よりお得にインターネット銀行を利用できます。

さらに、効率的に預金を増やしたい場合は、「新規口座開設で特別金利適用」といったキャンペーンも検討しましょう。

なお、優遇サービスやキャンペーンの実施時期・条件は各銀行によって異なります。中には、不定期・期間限定の場合も多いため、口座開設の予定時期を考慮するのが大切です。

セキュリティ対策は万全か

インターネット銀行は、ネット経由で取引を行う以上、セキュリティリスクが常に潜んでいます。ウイルス感染やパスワード流出といったリスクをできる限り低減させるためには、万全のセキュリティ対策のあるインターネット銀行を選ぶのが重要です。

例えば、ワンタイムパスワードやログイン認証を採用している銀行が推奨されます。さらに、銀行によっては、指紋認証・顔認証といった生体認証を採用しているところもあります。

なお、セキュリティ対策をすべて銀行任せにするのは望ましくありません。自身の管理意識を高めるためにも、すべて銀行任せにするのではなく、定期的にパスワードを変更する・パスワードの使い回しをしない、といった防衛策を実施しましょう。

おすすめのインターネット銀行4選

GMOあおぞらネット銀行株式会社

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行
出典:gmo-aozora.com

GMOあおぞらネット銀行株式会社

GMOあおぞらネット銀行

国庫金受取可能◎口座を使いわけて利用したい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • Pay-easy(ペイジー)に対応しており、国庫金や保険料・地方税の支払いもらくらく
  • 法人口座開設の手続きは手間なくwebで完結でき、同時に法人カードも作れる
  • 対象カード利用で他行宛の振込手数料が「月に最大20回」無料

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ここが少し気になる…

  • 入出金110円の手数料が対象なのは、セブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行のみ

楽天銀行株式会社

楽天銀行

楽天銀行
出典:www.rakuten-bank.co.jp

楽天銀行株式会社

楽天銀行

普通預金金利最大5倍!ポイントを貯めたい方におすすめ

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ここがおすすめ!

  • 楽天証券や楽天市場と連動しており、利用する度にポイントが貯まり有効活用できる
  • 「マネーブリッジ」の利用で普通預金金利が最大5倍の0.10%に
  • 「ハッピプログラム」のエントリーでATM手数料が最大月7回0円で利用できる

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ここが少し気になる…

  • 連動しているサービスが多い反面、お得に使うためには各種エントリーが必要

PayPay銀行株式会社

PayPay銀行

PayPay銀行
出典:www.paypay-bank.co.jp

PayPay銀行株式会社

PayPay銀行

カードレスで入出金◎アプリと連携して使いたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 入出金はもちろん、借入もカードレスで行える
  • 各種ATMでの手数料は3万円以上であれば何度でも無料で使えて、1度にたくさんの金額を入出金する機会が多い方にも便利
  • 急いでいる方にも嬉しい「最短で当日」からできる口座開設

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ここが少し気になる…

  • 金利があまり高くない

住信SBIネット銀行 株式会社

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行

出典:www.netbk.co.jp

住信SBIネット銀行 株式会社

住信SBIネット銀行

手数料は月最大20回無料!高金利口座が欲しい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 口座開設とあわせてスマホでデビッドカードが利用でき、ネットショッピングにも便利
  • カード情報はアプリで管理が行え、セキュリティ面でも安心
  • SBI証券と連携できて金利も高く、さらに低コストで外貨預金も!

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ここが少し気になる…

  • 普通預金金利を0.01%にするためには「SBI証券」の自動振替口座に設定する必要がある

インターネット銀行が向いている・向いていない人の特徴

インターネット銀行は、利便性の高さとコスト面においてメリットが大きいですが、従来の店舗型銀行とは異なる点が多く、利用には向き・不向きがあります。ここでは、インターネット銀行が向いている人・向いていない人の特徴を解説します。

インターネット銀行が向いている人の特徴

スマホやPCを日常的に使いこなしている人なら、インターネット銀行が向いているといえます。インターネット銀行は基本的にオンライン上での取引が中心となるため、ATM操作やスマホアプリの操作が苦にならない人であれば、誰でも利用しやすいでしょう。

また、インターネット銀行は人件費が少なく済むことから、利用者もコストを抑えて繰り返し利用できます。24時間好きなときに利用したい場合や、キャッシュレス決済を含め、各種連携サービスのポイントなど、特典を有効活用したいといった場合にもおすすめです。

インターネット銀行が向いていない人の特徴

銀行員との直接的なやり取りを重要視する場合、インターネット銀行は向いていないといえます。インターネット銀行は実店舗が極端に限られるため、対面での相談が難しく、専門家によるアドバイスは受けにくい傾向にあります。

さらに、大口現金の預け入れ・引き出しも、1つのATMまたはオンライン上で行える取引額が限定されるため、現金取引が多い場合は不向きです。その他、インターネット銀行は地域密着型のサービスが少なく、居住地での限定的な特典を求める場合には期待できません。

インターネット銀行の利用の仕方と注意点

インターネット銀行は、対面型の銀行と利用方法が異なる点が多々あります。次のようなポイントに注意して、インターネット銀行口座を円滑に運用していきましょう。

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引落口座として設定したい場合は対応しているか確認

インターネット銀行によっては、各種の引落に利用できない場合があります。引落口座として利用したい場合は、該当のサービスの引落に対応しているかどうか必ず確認しましょう。

特に、公共料金や税金の口座振替として利用したい場合は確認が必須です。

また、インターネット銀行口座は、BtoB取引に利用できないケースが多いです。そして、ネット銀行はまだ認知度が低いことから、メイン口座に設定すると取引先に信頼されにくいことも考えられます。

事業用の口座としてインターネット銀行を検討している方は、引落口座としての利用価値や取引先との関係なども留意しておきましょう。

IDやパスワードの保管に注意する

インターネット銀行で最も気をつけるべきは、不正ログインです。不正ログインとは、第三者が不正に入手したID・パスワードを利用し、悪意を持って銀行口座にアクセスすることです。不正ログインによって、口座預金をすべて搾取される恐れがあります。

不正ログインを防ぐためには、ID・パスワードの慎重な管理が重要です。例えば、パスワードの使い回しは絶対に止めましょう。また、定期的にパスワードを変更するのも有効な対策です。

詐欺の危険性があることをよく理解する

インターネット銀行の利用時には、フィッシングサイトや偽メールでの誘導といった詐欺に注意しましょう。

例えば、金融機関を装ったメールを送りつけ、記載URLからフィッシングサイト(偽サイト)に誘導し、ログイン情報(ID・パスワード)を盗むのはよくある手口です。あるいは、パソコンやスマホのウイルス感染により、ログイン情報等が流出するケースも多いです。

ログイン情報の流出は、インターネット銀行口座への不正ログインに発展しかねません。そのため、怪しいサイトには自分からアクセスしない、ログイン情報は頻繁に入力しないなど自己防衛の意識が重要です。

インターネット銀行への入金方法

インターネット銀行の初心者には、どのように口座に入金するか知らないという方も多いかもしれません。通常の銀行はATMの他、窓口でも入金できますが、インターネット銀行の場合は窓口を利用できません。主な方法として、以下2種類があります。

  1. 他の銀行口座からインターネット上で送金する
  2. 利用しているインターネット銀行に対応したATMで入金する

1つ目は、他の銀行のインターネットバンキングを利用して振り込む方法です。店舗のある大手銀行でも、ほとんどはインターネット上で送金できます。また、銀行によっては専用アプリを使ってスマホで送金することも可能です。

2つ目は、通常の銀行と同様にATMから預け入れする方法です。ただし、利用できるATMは決まっているため、どこのATMが対応しているか確認する必要があります。

インターネット銀行の明細を確認する方法

インターネット銀行は通常の銀行と違って、紙の通帳がありません。残高がいくらなのか、どのような取引をしたかなどは、インターネット銀行にログインして、PCやスマホなどで確認します。

また、参照できる取引履歴の期間はインターネット銀行によって異なります。会社の通帳は7年間の保存義務があるため、事業用でインターネット銀行を利用する場合は、何年前まで履歴を参照できるのか必ず確認しましょう。

まとめ

インターネット銀行はインターネット上で取引を行える銀行です。従来の対面型銀行と比べて、各種手数料・金利が優遇されているのが特徴です。また、スマホやパソコンを使って、時間・場所を問わずに取引できる点も大きな魅力となっています。

インターネット銀行を選ぶ際は、金利・手数料・提携ATMを必ず確認しましょう。そして、QR決済や証券口座との連携性、ポイントの有無、サービスやキャンペーンといったポイントにも注目するのがおすすめです。

なお、インターネット銀行には、不正アクセスや詐欺といったセキュリティリスクも存在します。IDやパスワードの管理は適切に行う、怪しいサイトはクリックしないなどの自己防衛を心がけながら、安全に口座を運用していきましょう。

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