【2024最新】CRMツールおすすめ14選(全45製品)を徹底比較!導入事例やメリットも解説
Check!
- CRMツールを導入することで顧客と良好な関係を構築できる
- CRMツールは機能とコストのバランスを比較しよう
- 気になるシステムは資料請求をして検討しよう
CRMツールとは顧客管理や購入履歴など顧客に関する情報を一元管理し、顧客関係を支援するツールのことを指します。本記事ではおすすめのCRMツールを比較表でご紹介。CRMの主要機能や選び方・導入効果や使い方・導入事例などの基本情報や、業界シェアの高い人気の顧客管理ツールも解説します。
CRMツールおすすめ14選を今すぐ見る
目次
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CRM(顧客管理システム)でできること
CRMとは「Customer Relationship Management」の略称で、日本語では「顧客関係管理」や「顧客関係性マネジメント」と呼ばれ、顧客と良好な関係性を構築し、継続・促進していくためのマネジメント手法です。
CRMでは顧客や案件情報の一括管理のほか、顧客との良好な関係を深め営業活動に繋げるデータ分析機能、お問い合わせ内容の保存・管理ができるお問い合わせ機能など、豊富な機能が搭載されています。
CRMを導入するメリット
CRMを導入することで得られるメリットは、顧客情報の一元管理だけではありません。管理された顧客情報は複数の部門や拠点と共有できるので、業務の属人化を防止でき営業活動の効率化にも繋がります。
またCRMにはデータ分析機能やお問い合わせ機能・メール配信機能など、既存顧客の深掘りに欠かせない機能が豊富に搭載されています。これらの機能を活用することで、顧客との関係を深め顧客満足度の向上に繋がります。
▶︎ CRMの基本情報を詳しく見る!(記事内見出しに飛びます)
CRMツールおすすめ14選
CRMツールの多くは資料請求をすることで、運用を開始できます。これは公式サイトから検討した場合も同様です。本サイトでは複数のサービスをまとめて比較・資料請求できます。資料請求は無料なので、複数の製品を比較して自社に最適なCRMツールを選びましょう。
おすすめCRMツールをピックアップ
全国15,000社以上の導入実績!
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・SFA機能を搭載したCRMツールおすすめ6選
・MA機能を搭載したCRMツールおすすめ5選
・無料で使えるCRMツールおすすめ3選
SFA機能を搭載したCRMツールおすすめ6選
SFA機能搭載のCRMツール比較一覧表
\気になるサービスをClick/
全国15,000社以上の不動産会社から選ばれる「いえらぶ顧客管理システム」
株式会社いえらぶGROUP
いえらぶ顧客管理システム
GOOD
ここがおすすめ!
- ポータルサイトからの反響情報を自動で取込み
- 自動物件提案やメール配信予約、LINE連携によって追客効率アップ
- 直感的に使える分かりやすいデザインで初心者でも簡単に扱える
MORE
ここが少し気になる…
- 詳細は問い合わせる必要がある
いえらぶ勤怠管理システムの導入事例
顧客管理システムを活用してメール追客を自動化することで、繁忙期の残業をほとんどなくせています。特に忙しい日でも、残業時間は2時間ほどです。店舗の責任者としては忙しい時こそ早めに帰ってしっかり休んで欲しいので、追客を自動化できて本当に良かったと思っています。
追客を自動化して繁忙期の残業時間をほぼゼロに!それでも来店率は改善!?
世界でも国内でもトップシェアを誇るCRM/SFA「Sales Cloud」
GOOD
ここがおすすめ!
- 顧客情報の分析により、商談管理や営業支援などの業務を効率化できる
- 使える機能が多く、さまざまな営業支援にも活用可能
MORE
ここが少し気になる…
- 機能が多いため使いこなせるまで時間がかかる
Sales Cloudの導入事例
今までは、たとえば架電からのアポイント率が5%という、行動と数字の相関関係は見えていましたが、なぜそうなったのか、という因果関係を突き止めることはできませんでした。(中略)Salesforceによって、その5%が1社1社どういうお客様で、どんなニーズがあるのかという詳細な分析が可能になり、因果関係を1つひとつ明らかにしながら意思決定できるようになりました
「Salesforceは高くない!」投資上回る効果実感 営業DXで新卒1年目の売上前年比4倍を達成
国内の大手企業を含む5,500社超の導入実績「eセールスマネージャーRemix」
GOOD
ここがおすすめ!
- MA・SFA・CRM機能を搭載し見込み顧客の獲得から管理まで一括
- 5,500社を超える豊富な導入実績
- 1回の活動報告で様々な情報が自動反映される段違いの使いやすさ
- オンライン研修や活用支援Webサイトなど充実のサポート
MORE
ここが少し気になる…
- 機能性に優れている分、慣れるまで時間がかかる
- 画面の切り替えやアップデート後の操作にライムラグを感じる
eセールスマネージャーRemixの導入事例
信頼第一をモットーとしていた大野屋ですが、「個人情報の保護」「紙管理からのIT化」という大きな2つの課題がありました。(中略)eセールスマネージャーは、接触履歴の共有化で他部署と進捗状況を明確化できること、顧客の環境や情報が付加されるので状況に即したベストな情報提供が行えること、さらに販売プロセスの可視化も可能となることからSFA/CRM導入に至りました。
株式会社メモリアルアートの大野屋 様
利用開始から運用定着にかかる見えないコストを軽減「Mazrica Sales」
GOOD
ここがおすすめ!
- 入力自動化とAIの力で初心者でも営業組織を成果に導く
- 進捗状況を直感的に共有できる案件ボードで営業組織のリモートワークを支援
- 顧客情報や案件内容など情報を一元管理できる
MORE
ここが少し気になる…
- 顧客数や情報量が多くなるとサイトが重くなる
- サポート体制が弱い
Mazrica Salesの導入事例
またデフォルトの仕様に則らなければならない性質上、一からカスタマイズして作り込むツールと比べれば一定の制約はあるものの、Mazrica Salesというしくみの中での自由度は非常に高いなと。私たちがやりたい営業活動の可視化は十分にでき、文言を変えたり項目を増やしたりといった変更を、他社ツールのように都度外注の手間や費用をかけることなく自分たちの手ですぐ・簡単にできることも魅力的に映りました。」(椋田氏)
Mazrica Salesで営業活動を可視化して “ルート営業の基準” を作り、育成強化と生産性向上へ
AIアシスタント搭載で業務の負担を軽減「GENIEE SFA/CRM」
GOOD
ここがおすすめ!
- 営業活動に欠かせない業務ツールと連携し業務を効率化
- OpenAI GPT-4 を標準採用し業務をAIがアシスタント
- 親しみやすくシンプルな画面設計で直感的に操作できる
MORE
ここが少し気になる…
- スマホ版とPC版で表示される項目が異なる
- シンプルなUIながらも起動がやや遅い
GENIEE SFA/CRMの導入事例
約180件の中に埋もれていた新規問い合わせを洗い出し、その中でも検討度の高いものから優先的に対応することが可能になりました。その結果、新規顧客問い合わせの対応率を約140%向上させることに成功しました。 商談を獲得したあとは、商談化率や受注率といった横軸で顧客分析をするために「GENIEE SFA/CRM」を利用しています。
「GENIEE SFA/CRM」での営業管理と組織改革で新規契約獲得率が約4.2倍に
名刺管理やグループウェアなど充実の機能を搭載「Knowledge Suite」
GOOD
ここがおすすめ!
- 遠く離れた支社やグループ会社・協力会社など企業間を飛び越えた情報共有が可能
- 組織や役職・グループに応じて情報の「見せる・見せない」を自動的に制御できる
- 不必要な機能は非表示設定にできる柔軟なカスタマイズ
MORE
ここが少し気になる…
- 機能性に物足りなさを感じる声も
Knowledge Suiteの導入事例
SFA機能搭載のCRMツール一覧表に戻るその点、『Knowledge Suite』は商談状況の管理やメール配信機能、そして名刺の読み取り・名刺管理の機能がすべて一つのサービスの中で利用できて、さらに価格も当初検討していた製品群と比較して、わざわざ会社の許可を得るまでもないほどに安価でした。私がやりたかったことが全て揃っていて、価格も安い、「これだったら一歩目として最適だ」と思い導入を決めました。
ITツールの利用経験はぼぼゼロ?営業現場にSFAを定着させた方法とは
MA機能を搭載したCRMツールおすすめ5選
MA機能を搭載したCRMツール比較一覧表
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特徴 | LINE公式などSNSを活用したMA活動ならこれ | シンプルな操作性と安心のセキュリティ対策 | 豊富な分析機能で顧客理解をもっと深く | デジタル名刺管理で顧客情報を一括管理 | 新規開拓から営業支援まで低コストで導入 |
企業規模 | 小規模法人 〜中小企業 | 全規模OK | 中小企業 | 全規模OK | 全規模OK |
月額料金 | 4,500円〜 | 10,000円〜 | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
お試し | 14日間 | 14日間 | – | – | 30日間 |
LINEとInstagramを活用したダイレクトマーケティングなら「sikiapi」
株式会社Enigol
sikiapi
出典:sikiapi
GOOD
ここがおすすめ!
- メッセージによる顧客対応や一斉配信・クーポン配信を備え、効率よく売上アップ
- プログラミング不要で操作はクリック操作のみのため、初心者にも安心
- リッチメニュー、回答フォームなどの便利な機能の構築が即時可能
MORE
ここが少し気になる…
- サポートはプランにより「メール」か「チャット」か異なる
本当に必要な機能のみを厳選した使い勝手のいい「Synergy!」
GOOD
ここがおすすめ!
- HPやシステムがシンプルで使いやすく、安心して使える強度なセキュリティ
- 多数の外部システム連携が行え、基幹システムにある「顧客データ」との連携が可能
MORE
ここが少し気になる…
- 「ファイル連携」を使うには初期費用に加え月額2万円かかる
Synergy!の導入事例
一般的なマーケティング支援会社に依頼すると、依頼前にある程度社内で業務・状況整理をしないといけません。一方で、シナジーマーケティングさんは整理前の検討段階から並走してくださるので、コミュニケーションやコストも圧縮でき、検討から実行までをスムーズに進められます。迷わずご依頼しました。
リンナイ株式会社
EC・BtoCの先進企業で多く導入されている「CustomerRings」
株式会社プラスアルファ・コンサルティング
CustomerRings
GOOD
ここがおすすめ!
- ECサイトやBtoC現場で必要な集計・分析機能を網羅
- 分析結果をその場で深掘りし顧客理解へのスピードを高める
- テキストマイキングで顧客のリアルな本音や気持ちを知れる
MORE
ここが少し気になる…
- UIがイマイチ
- 機能性が高く操作に慣れるまでが大変
CustomerRingsの導入事例
カスタマーリングスを導入したことで、公式オンラインショップの会員に対し、購入履歴に応じたメールを配信することが可能になり、CVRがこれまでの施策の2倍以上と売上向上に貢献することができました。また、アンケートを通じて、ファンの皆様のカンロへの思いや関り方を知ることができ、ファンイベントの企画などにも役立っています。
カンロファンの明確化により1to1のメール施策に挑戦。CRMの高度化のみならず商品企画にも貢献へ
名刺管理をデータ化しリード獲得に繋げる「Sansan」
GOOD
ここがおすすめ!
- 大量の名刺があっても「AI」を駆使して精度の高いデータでまとめられ、全社で人脈を共有できる
- 専用のスキャナーやスマホアプリにも対応し、メールも自動蓄積する
MORE
ここが少し気になる…
- 具体的な金額は要問合せ
Sansanの導入事例
例えば、ホームページに新規のお客様から問い合わせがあった場合、まずそのお客様の情報をSansanで検索してみます。そうすると実は他の事業部門で過去に接点があったと分かりました。その後、名刺を保有している社員にコンタクトを取って、過去にどういったやりとりが行われたかといった情報交換を事前にしておくことで、そのお客様とのコミュニケーションがスムーズに行えるようになりました。
Sansanを利用することで全社で横串を通した顧客データベースが構築されました
名刺管理や案件管理・顧客情報を一括化「ホットプロファイル」
GOOD
ここがおすすめ!
- 新規開拓から名刺管理・営業支援まで低コストで導入できる
- 段階的な機能追加で導入から運用までの手間がかからない
- 初心者でも使いやすい操作性と万全のサポート体制
MORE
ここが少し気になる…
- 名刺のスキャンがうまくいかない場合がある
- MAやSFAの機能に物足りなさを感じる
ホットプロファイルの導入事例
MA機能を搭載したCRMツール一比較覧表に戻るホットプロファイルへのログインは二要素認証を採用しており、不正ログインよる情報漏洩を未然に防止し、情報セキュリティの強化を推進します。また、データ化された名刺情報は、スマホアプリでかんたんに検索ができるため、外出先でも素早く顧客情報の確認ができ、営業活動の効率化を実現。営業DXを加速します。
徳島大正銀行が名刺管理・営業支援ツール「ホットプロファイル」を導入
無料で使えるCRMツールおすすめ3選
無料で使えるCRMツール比較一覧表
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特徴 | リード管理やメール分析など基本機能を低価格で | 全ての業務をAI搭載のカスタマープラットフォームに集約 | MA・CRMツールを初期費用・月額料金0円で使える |
企業規模 | 全規模 OK | 全規模OK グローバル | 小規模法人 〜中小企業 |
月額料金 | 1,680円〜 | 1,800円〜 | 0円〜 |
お試し | ◯ | ◯ | ◯ |
どんな企業・現場にもマッチする高いカスタマイズ性「Zoho CRM」
GOOD
ここがおすすめ!
- 直感的な表示画面で使い始めから活用までずっと使いやすい
- リード管理やメール分析など基本的な機能を低価格で始められる
- データの暗号化や操作ログの保管など安心のセキュリティ
MORE
ここが少し気になる…
- UIの一部が日本語未対応
- 日本語マニュアルが少なくサポート体制も弱い
Zoho CRMの導入事例
Zoho CRM を導入することによって、もともとエクセルで管理していた顧客情報が、一元管理できるようになった。これだけでも、業務の効率化につながっていると感じています。また、この一元管理によってZoho CRM上で各サービスの進捗状況が確認できるようになったので、当初課題としてあったサービスをまたいだクロスセルに関してもスムーズに行えるようなりました。
中部電力ミライズコネクト株式会社
タスク管理や見積書の作成まで便利な機能を無料で使える「HubSpot CRM」
HubSpot Japan株式会社
HubSpot CRM
GOOD
ここがおすすめ!
- 企業のセールスやマーケティング・コンテンツ管理などビジネスの成功に必要なツールを搭載
- 一部機能に制限はあるものの無料で始められる
- 直感的な操作性で簡単に扱える
MORE
ここが少し気になる…
- 海外サービスのため一部コンテンツの日本語訳に違和感を感じる
HubSpot CRMの導入事例
「無料版の印象がベースにあって、やはり直感的に使えるメリットが大きいと思いました。注釈やラベルの付け方がわかりやすい日本語になっているので、迷わず作業できます。海外製のツールだと、すこし不自然な日本語に訳されている場合が多い印象がありますが、きめ細かい配慮を感じましたね。」(佐藤氏)
ピー・シー・エー株式会社
初期費用・月額料金0円で始める顧客管理ツール「ART」
株式会社コンファクトリー
ART(Ambassador Relations Tool)
GOOD
ここがおすすめ!
- MAシステム搭載で見込み顧客に対して効果的にアプローチできる
- 顧客分析やメールマーケティングなど、営業に関わる最低限の機能が無料で使える
- NPSを計測するアンケートメールの実施により、効果的なアンバサダーマーケティングに
MORE
ここが少し気になる…
- セキュリティ面で不安を感じる
- サポート体制が弱い
CRMツールのおすすめ比較一覧表
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全国15,000社以上の導入実績!
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CRMとは
CRMとは「Customer Relationship Management」の略称で、日本語では「顧客関係管理」や「顧客関係性マネジメント」と呼ばれ、顧客と良好な関係性を構築し、継続・促進していくためのマネジメント手法です。
CRMシステムを導入することで、顧客情報や取引履歴、営業活動履歴の一元管理が可能です。また、蓄積されたデータを元に、システム上でグラフやレポート作成もできるため、営業活動の効率化が実現できます。
営業活動の効率が改善されれば、顧客分析やアプローチに時間がかけられるため、顧客ごとに最適なサービスが提案でき、成約率アップが期待できます。
現代におけるCRMの重要性
現代の営業活動においてCRMが重要な理由は、3つあります。
- 国内市場の変化
- 担当者だけでは顧客対応しきれない
- 市場競争の激化
1. 国内市場の変化
1つ目の理由は、国内市場の変化です。SNSの普及でトレンドが急速に変化し、多様な媒体からの流入で顧客の実態が見えにくくなりました。そのため、CRMのようなツールを活用して、さまざまな媒体から総合的に顧客情報を収集し、消費動向を分析する必要があるのです。
2. 担当者だけでは顧客対応しきれない
2つ目の理由は、担当営業1人では顧客対応が困難なためです。SNSやWebサイトなど、媒体が多いため顧客対応が複雑化しています。ミスや漏れを防ぐためにも属人化を防ぎ、チーム業務がサポートできるシステムが求められているのです。
3. 市場競争の激化
3つ目の理由は、競合企業と顧客を奪い合う状況であるためです。現代では消費者が得られる情報が増えたため、容易に他社へ乗り換えられてしまいます。自社を選んでもらうために1人ひとりに寄り添ったサービスを提供し、顧客満足度を高めることが重視されています。
CRMとは?初心者向けに導入のメリット・デメリットと機能を解説
CRMシステムとは、利益の最大化を目的に顧客との関係性を管理することを指します。この記事では、顧客関係管理やマネジメントを自動化・効率化してくれるCRMシステムの主な機能やシステム導入によるメリット・デメリット、導入の際に選ぶポイントを解説します。
SFAとMAとの違い
CRMについて調べると、SFA(Sales Force Automation)やMA(Marketing Automation)などの単語を目にするかと思います。ここでは、CRMとSFA・MAの違いを解説します。
SFA(Sales Force Automation)営業支援システム
SFA(Sales Force Automation)は、営業活動の効率化を目的としていて、「営業支援システム」と訳されます。CRMとSFAは、営業プロセスの使われるタイミングや目的が異なります。
SFAは、リード(見込み客)から顧客へと移行させる、商談から受注までのプロセスを管理・支援します。一方で、CRMは1度取引がある顧客、もしくは購入確度が高い顧客情報を管理することが目的です。
MA(Marketing Automation)マーケティングオートメーション
MA(Marketing Automation)は、マーケティング活動の自動化を目的としていて、CRMとは用途が異なります。MAは、メルマガ配信やWebフォームの作成を自動化し、リード(見込み顧客)の開拓・獲得・育成をサポートするツールです。
CRMの主要機能
CRMには、顧客との関係構築や、営業活動の効率化を実現するためのさまざまな機能が備わっています。ここではCRMの主要機能5つを解説します。
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機能名 | 機能詳細 |
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顧客管理機能 | ・基本情報(名前・住所・電話番号など)を管理できる ・過去の購入・取引履歴を管理できる ・商談日程・内容を管理できる |
名刺管理機能 | ・顧客の名刺をデータ化し、管理できる ・システム上で名刺を検索できる ・外出先でも閲覧できる ・名刺と案件を紐付けできる ・メール配信の元データになる |
メール配信機能 | ・名刺管理機能で登録されたメールアドレスを元に、 メルマガやステップメールが送信できる ・メール開封率・URLクリック率の集計・分析ができる |
データ分析機能 | ・蓄積された顧客データを分析し、 顧客との関係を深める効率的な営業活動に繋げる |
お問い合わせ機能 | ・問い合わせ内容保存、蓄積できる ・FAQが作成できる |
顧客管理機能
顧客管理機能とは、顧客の名前や住所などの基本情報に加えて、購入履歴・取引履歴、商談の日程や報告内容などが管理できる機能です。
顧客管理機能を活用することで、ワークフローの可視化、効果的なアプローチの可視化ができ、営業活動の見直し、分析、共有に使えます。
保存した購入履歴からはRFM分析を用い、一目で優良顧客がわかるようランク付けを行うことで、正しい優先順位でアプローチが可能です。
また、名刺情報とそれぞれの情報を連携させることで、1企業の何人と接点があるのか、過去にどのような取引があったのかを素早く確認できます。管理する内容は、顧客特性に応じて企業によってさまざまです。
名刺管理機能
CRMには、顧客から受け取った名刺を管理できる機能があります。名刺内容を登録する方法は、画像をデータ化するか、手入力する方法の二通りです。画像をデータ化するには、スマートフォンのカメラ機能や専用のスキャナーで名刺を読み込みます。
名刺管理機能を利用することで、紙の名刺でできなかった検索や、外出先での閲覧が可能になります。また、社内全体で名刺管理することで、取り扱い顧客の整理や、案件との紐付けが可能です。さらに、メール配信のための顧客リストも簡単に作成できます。
メール配信機能
メール配信機能は、顧客に対してメール配信ができる機能です。名刺管理機能から顧客の名前やメールアドレスが抽出できるため、顧客リストを作成する手間が省けます。一斉配信や特定の顧客を選択して、配信が可能です。
メール配信機能を使ってメルマガやステップメールを送ることで、自社と顧客の接触機会が増やせます。また、メールの開封率や、URLのクリック率から動向を分析し、顧客の興味関心を可視化できます。
データ分析機能
蓄積された顧客データを元に、多角的な分析を行う機能です。購入日や来店頻度・購入金額の3つの指標で顧客をグループ化する「RFM分析」や顧客のパターンを理解する「行動トレンド分析」など、豊富な分析が可能です。
これにより、顧客との関係を深める効率的な営業活動に繋がります。システムによっては表やグラフなどで分析結果を可視化できたり、AIなどの人工知能を活用して売上予測を算出したりすることが可能です。
お問い合わせ機能
CRMで、カスタマーサポートの充実度を高めることも非常に重要な要素です。一般的な市場でも利益率を上げるためには、新規開拓よりも既存顧客の離反率を下げることの方が効果的であるため、商品購入後やサービス利用開始後のサポートの質を高めることは必要不可欠ともいえます。
より素早く的確なサポートを行うためには、過去の問い合わせ内容や、同じ商品を購入した顧客の問い合わせ内容など情報収集・分析を行い、常に万全の備えができるツールが必要になります。
CRMツールおすすめ15選CRMツールを導入するメリット
CRMの機能を活用することで、さまざまなメリットが得られます。特に、顧客情報の管理や営業活動の効率化が可能です。ここからは、以下4つのメリットに着目して解説します。
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顧客情報を一元管理できる
CRMを導入し、名刺管理機能や顧客管理機能を活用することで、顧客情報の一元管理が可能です。企業情報、顧客情報、購入・取引履歴、営業活動のプロセスなどの全ての情報が紐付けできます。
検索機能を活用すれば、登録してある情報を瞬時に引き出せて、簡単に情報共有できるため、案件の進捗状況が担当者しかわからないという問題が起こりにくい点がメリットです。
企業や個人に関する営業活動のデータを蓄積することで、組織で効果的なアプローチを検討、実施できます。
リアルタイムの情報を企業全体で共有できる
CRMを通して、情報は常にリアルタイムで更新され、利用するチームや部署、企業全体で最新データを共有できます。最新情報はビジネスシーンのあたゆる箇所に点在し、名刺交換や些細な問い合わせをきっかけに再更新されることもあるでしょう。
思わぬところで顧客間での接点が見つかり、新たなアプローチへとつながるように、情報の鮮度は業務プロセスに大きな影響を及ぼします。
チームや部署を跨いだ情報共有にかかる時間も大幅に削減してくれるので、顧客管理の軸となり従業員が扱いやすいCRMツールである重要性も高まります。
業務効率をアップしコア業務に集中できる
CRMを導入すると、顧客情報の管理や顧客応対が自動化できるため、業務の効率化が期待できます。近年では顧客応対の媒体数だけでも多岐にわたり、担当営業1人だけでは対応しきれないものです。
そこでCRMを活用することにより、SNSやチャットなど複数の媒体を跨ぐことなく、システム上で情報発信・顧客応対を一元的に行えます。アラート設定はミスの検出も自動でしてくれ、事前にヒューマンエラーへ手を打てます。細やかな対応へのケアも、顧客の信頼につながるでしょう。
業務の自動化は大幅な時間の節約にもなるので、より一層コア業務へ集中できる環境づくりが可能です。営業マンの働きやすさは、顧客満足度を向上させる重要な要素の一つであると今一度再認識が必要です。
属人化から脱却しチームの連携力を向上
業務プロセスの透明化も、多くの企業が掲げる課題の一つです。CRMによる顧客情報の一元管理は、属人化しがちな営業部門の透明化を図り、チームの連携力を向上させます。
日頃の業務プロセスの中でCRMには、企業の成功・失敗事例が蓄積され、細かなアプローチの内容だけでなく日時などのタイミングも事細かに保存されます。
失敗や破談と聞くとネガティブなイメージが先行しますが、その際のフォローアップ方法が今後の大きな備えになります。事前のミス対策にも貢献するでしょう。
CRMを通した多くのプロセス共有は、事例の追体験として従業員の能力アップの後押しとなり、高い成約率の標準化も推進してくれます。
CRMツールおすすめ14選を見るCRMツールを導入する際のデメリットと注意点
CRM導入には多くのメリットがある一方で、切り離せないデメリットや注意点が存在します。何よりもCRM導入自体は「スタートライン」であるという考え方を軸に、許容できるデメリットのライン、導入から定着までのビジョンを明確にしていきましょう。
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CRM導入のデメリットと注意点
企業全体の理解が必要不可欠
CRM導入は、企業全体へ与える影響が大きく、時には業務プロセスを1から刷新するきっかけにもなり得ます。そのため、CRM導入には企業全体の理解と支援が必要不可欠となります。
どのような目的を持って、業務プロセスのどういった部分の効率化を図りたいのか、トライアルや導入前にしっかりと段階を踏み、明確にすることが重要になります。
その目的を企業全体で共有した上でCRMを活用しなければ、CRMの持つ効果を実感できず、ツールの形骸化を引き起こします。CRM導入には企業トップの意志がキーとなることを忘れてはいけません。
切り離せないコストとリスク
新しいツールを取り入れる際に、コストとリスクは多少なりとも切り離せないものです。CRM導入でも、以下のような点が挙げられます。
- 初期導入費用や長期的なランニングコスト
- ツール導入前の研修や人材育成コスト
- ツール定着から効果実感までの時間的コスト
- ヒューマンエラーやセキュリティリスク
初期導入費用やランニングコストなど、資金的なコストは切り離せないものです。クラウド型・オンプレミス型と導入形態でもコストの差は大きくありますが、一番に着目すべきは自社の求める機能に見合ったコストであるかです。不要な機能に無駄なコストを費やしていないか要確認しましょう。
CRMのより良い運用のためには、人材育成や運用後に効果を実感するまでのコストも軽視はできません。企業の業績に見合ったコストでしかるべきですが、せっかく導入したツールがいつまでも扱えきれないというのは顧客の信頼にも影響を及ぼします。
ツールの導入をもってしてもヒューマンエラーはゼロにはできないことを念頭に、アラートやサポートを上手に活用し、企業全体でCRMを軸とした業務プロセスを確立していくことが重要です。
導入後のPDCA継続が必須
冒頭で記述したように、CRM導入はあくまでスタートです。CRMは導入したからといって業務プロセスが自然に改善されるものではなく、目的を達成するために用いられるツールの一つでしかありません。
導入の目的を明確にした上で、CRMを利用したPDCAを継続し続けることにより、初めて効果が実感できます。
自社の課題に近い動機で導入し成功・失敗した事例も多くあるでしょう。そういった導入実績も参考にしながら、CRM導入後のプランニングも立てていきましょう。スタートアップコンサルティングを利用できるツールもあるので、視野にいれてみてください。
失敗しないCRMの選び方
CRMの導入を前向きに検討する際に、数あるツールの中からどれを選べばよいか迷う方も多いでしょう。ここからは、選ぶ際のポイントを解説します。
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失敗しないCRMの選び方
導入形態・種類で選ぶ
CRMの導入形態にはクラウド型とオンプレミス型の2種類が存在します。それぞれの特徴を紹介します。
クラウド型 | オンプレミス型 | |
スムーズな初期導入が可能 | 特徴 | 柔軟なカスタマイズが可能 |
価格がリーズナブル スマートフォンにも対応 | メリット | セキュリティが強固 大企業であれば低コスト |
セキュリティ面に不安がある 長期的なランニングコストが高額 | デメリット | 導入・維持コストが高い 専門の知識・人材が必要 |
クラウド型
クラウド型とは、ベンダーが提供するサーバーを利用するタイプです。独自にサーバーを構築する必要がないため、初期費用が安く、早く導入できます。
インターネットブラウザからアクセスできる点がメリットで、デバイスを選ばず、リモートワークにも適しています。システム運用が不要で、常に最新バージョンを利用できるのもメリットです。
一方で、ランニングコストがかかるため、長期的にはコストが高くなる傾向があり、カスタマイズしにくい点がデメリットです。アカウントが悪用されて不正アクセスされる危険性もあり、情報漏洩やデータ消失のリスクも否めません。
ただし、導入のしやすさやコスト、セキュリティ対策を総合的に考慮すると、クラウド型の方が需要が高い傾向にあります。
オンプレミス型
オンプレミス型とは、自社でサーバーを構築し、購入したCRMシステムをインストールして運用するタイプです。外部ネットワークからアクセスされる危険性が低いため、セキュリティ対策に優れています。
さらに、システムを一括購入するため、長期的にはシステムコストが抑えられます。柔軟にカスタマイズできる点もメリットです。
一方で、サーバー構築には高額な初期費用と時間がかかります。また、長期的な運用保守には人件費が必要です。IT知識が必要とされるため、システム部門がある企業でなければ導入が難しいでしょう。
導入形態と費用の関係
CRMツールの料金は、クラウド型とオンプレミス型といった導入形態や、搭載している機能、ユーザー数によって変動します。また、オプション機能を追加することで、高額になる場合もあります。
クラウド型は、インターネット経由で利用できるため、初期費用はほとんどかかりません。しかし、従業員数によっては、月額で3〜20万円程度の費用がかかります。
オンプレミス型の場合は、社内のPCにソフトウェアをインストールするため、初期費用として50~200万程度がかかります。これに加えて、メーカーから指定されたライセンス費用や維持費がかかります。維持費は、外部に委託すると年間約5万〜30万円かかります。
自社に必要な機能・スペックで選ぶ
CRMを選ぶ際は、自社サービスに合ったスペック、必要な機能が備わっているかで判断することがおすすめです。機能が多いとできることが増えますが、よいシステムとは限りません。
導入する目的や予算を算出し、改善したい課題を洗い出すことが重要です。優先順位をつけて、必須の機能と妥協できる機能を分けておきましょう。また、顧客の特性でも必要な機能が異なります。
BtoBの場合
顧客が企業である場合は、1つの企業に対して複数人と接点を持つこともあります。そのため、名刺管理機能や顧客情報を一元管理できる機能が整っているとよいでしょう。さらに営業活動のワークフローを一貫して管理できる機能がおすすめです。
以下のような機能があげられます。
・名刺登録機能
・顧客企業の基本情報、担当者、自社担当者との紐付け登録機能
・取引履歴・商談履歴・営業活動の進捗報告機能
・提案資料の保管機能
・レポート、報告書作成機能
BtoCの場合
顧客が個人である場合は、個人で意思決定するため、BtoBに比べて販売のサイクルが短いのが特徴です。そのため、個人のニーズを分析したり、多数に対して、効率よくアプローチできる機能が備わっているシステムを選ぶことがおすすめです。
以下のような機能があげられます。
・顧客の基本情報(名前、住所、性別、年齢層など)登録機能
・購入した商品の履歴登録機能
・流入した媒体の判別機能
・一斉メール配信、ステップメール配信機能
・メールの開封率やURLクリック率の分析機能
他システムと連携できるか
CRMの中には、他のシステムと連携できるものもあります。既にコールセンターやMA・SFAを導入している場合は、それらのシステムと連携できるかも確認しましょう。
MAやSFAと連携することで、見込み顧客から商談機会の獲得、受注、顧客満足の向上やリピート率向上など、営業活動の包括的な効率化が期待できます。CRMツールと連携できるシステムについて詳しく紹介します。
SFA(営業支援ツール)
SFとは、営業活動に必要な情報の管理や業務プロセスを自動化して、作業を効率化できるツールです。案件ごとの詳細な情報や進捗管理、商談履歴、スケジュール管理など幅広い機能によって、営業活動をサポートできます。
CRMツールの顧客情報に蓄積されたデータをもとに、担当者や案件、成約率、購買行動など様々な角度から分析して、売上予測や実績を可視化できます。SFAとの連携により、業務プロセスの最適化や営業活動の効率化に期待できます。
MA(マーケティングオートメーション)
MAは、顧客の属性に合わせてマーケティングを最適化するためのツールです。顧客リストの作成や顧客に合わせたメルマガの配信機能、見込み客の行動傾向の数値化など、マーケティングに関わるオペレーションを効率化できます。
CRMツールのデータをもとに、属性に合わせた顧客行動を細かく分析し、適切なアプローチ方法を考案できます。例えば、ECサイトの購入画面まで進んだが、購入に至らなかった顧客を見つけ出し、購入につなげるための対策を考えることが可能です。
CMS(コンテンツ管理ツール)
CMSは、WEBサイトの制作や管理を効率化できるツールであり、自社の商品やサービスの魅力を発信するコンテンツを作成できます。CMSの活用により、プログラミングやサイト制作の知識がなくても利用できるというメリットがあります。
CRMツールと連携することで、WEBサイト上での顧客の行動を即座に分析し、マーケティングの強化につなげることができます。また、顧客が興味を持つようなコンテンツの作成やWEBページの改善も図れます。
SCM(サプライチェーンマネジメント)
SCMとは、商品の製造から販売までの一つ一つのプロセスを見直し、効率化や最適化を図ることです。各プロセスでの課題を把握し、連携の強化や管理体制の改善をした上で最短時間で顧客に商品を届けることが可能になります。
CRMツールとSCMシステムの連携により、顧客ニーズに寄り添った販売方法ができ、満足度の向上につながります。また、売上データなどの顧客行動の傾向から、需要の変動に応じた生産を心がけることで、過剰在庫や機会損失を防ぎ、適切な在庫管理が可能になります。
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従業員が使いやすいか
CRMは毎日従業員が使うツールのため、画面の見やすさや操作のしやすさも導入を決定づける要素の一つです。どんな年次の方でも、機械が苦手な方でもわかりやすいCRMを選びましょう。
移動中はタブレットやスマートフォンで使用される機会が多いため、パソコン以外の画面仕様や操作性も、業務効率化に影響します。使いやすいかどうかは、実際に使ってみることが一番です。無料トライアルがあれば、試して他社と比較することをおすすめします。
セキュリティ対策がされているか
CRMは多くの顧客情報を扱うため、セキュリティ対策は極めて重要です。データの暗号化やIPアドレスによるアクセス制限・定期的なバックアップなど不正アクセスへの対策がしっかり取られているか確認しましょう。
また、高いセキュリティレベルを求められる官公庁や金融機関への導入実績もセキュリティ対策の基準になります。
サポート体制は手厚いか
CRM導入後のサポート体制は、ツールを早く浸透させるためにも重要なポイントです。従業員が適応するのに時間がかかると解説したように、慣れるまでは多くの質問や、トラブルが予想されます。
導入から慣れるまでの期間は、ベンダーのサポート体制が整っていると、社内担当者も安心でしょう。サポートしてもらえる期間や受付時間、休日対応の有無など確認することがおすすめです。
おすすめCRMツールをピックアップ
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CRMツール導入の仕方と注意点
CRMツールの導入時には、注意しておきたい点もあります。注意点を把握しておけば、CRMツールを導入する際の失敗のリスクを減らすことが可能です。ここでは、CRMツールの導入の仕方や注意点を解説します。
1. 自社の現状把握・導入目的の明確化
CRMツールを導入する際は、自社の現状を把握して導入目的を明確化しましょう。解決したい課題や目的、既存のシステムなどによって必要な機能が異なり、最適なCRMツールも変わるためです。
自社に適したツールが導入できないと、機能を持て余す・コストが無駄になるといったリスクが生じる可能性があります。自社の現状を把握するためには、従業員からの意見収集などを行い、現場が抱える問題点を洗い出すことが必要です。
また、競合の状況や自社の業績の推移、既存のシステムなどを多角的に分析することで、解決するべき課題もより明確になります。自社のニーズを満たし、課題解決につながるCRMツールを導入しましょう。
2. CRMの基本戦略を策定
CRMツールを効果的に活用するためには、CRMの基本戦略を策定した上で導入することが大切です。CRMは、顧客との長期的な関係性を維持する上で重要な機能を備えているため、戦略を立てた上で導入すれば利益の最大化にもつながります。
例えば、「カスタマーサポートを強化してより質の高いサービスを提供する」、「顧客別のニーズに合ったサービスを提案し、売上向上に繋げる」など、CRMツールの機能を利用した戦略は企業によって異なります。
また、作成した戦略が機能しているか進捗状況を知るために、PDCAが回せる仕組みを整えておくことも必要です。
3. テスト運用をして導入を検討
CRMツールを本格的に導入する前に、一部の従業員でテスト運用をして検証を行いましょう。テスト運用をしないまま導入すると、使い勝手の悪さや不要な機能が多いといったことが後から判明する可能性があります。
導入に失敗して新たなツールに切り替える場合、時間やコストがかかります。このようなリスクを防ぐためにも、無料トライアルなどを活用してテスト運用を行いましょう。テスト運用に関わる従業員の中で意見交換を行い、自社に最適なCRMツールを選びましょう。
CRMの導入シェア率ランキング人気TOP3
世界のCRM市場では、どのサービスが最も利用されているのでしょうか。2023年4月25日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版によると、「Salesforce」が23.0% 、「Microsoft」が5.7%、「Oracle」が4.8%と、Salesforceが2位以降のサービスと大きく差をつけて世界No.1の導入シェアを獲得しています。
また、Salesforceは、International Data Corporation(IDC)が発表した最新のWorldwide Semiannual Software Tracker*では、10年連続で世界No.1のCRMプロバイダーに選出されており、日本を含めたアジア太平洋地域でもNo.1の市場シェアを獲得しています。
※ Salesforce、10年連続で世界No.1 CRMプロバイダーに選出
CRMの市場規模
IDC Japan 株式会社が発表した市場予測*によると、2023年以降もカスタマーエクスペリエンス(CX)向上を重視する流れは続き、2022年~2027年の年間成長率は7.8%で推移し、2027年には9,317億4,300万円になると予想されています。
また、国内CRMアプリケーション市場の年間成長率は10.1%と成長を続け、2027年には3,510億7,400万円の市場規模が予想されています。
※ 国内顧客エクスペリエンス(CX)関連ソフトウェア/CRMアプリケーション市場予測を発表
CRMツールおすすめ14選を見るCRMの導入事例
ここでは中小企業向けCRMツール「いえらぶ顧客管理(いえらぶCLOUD)」を導入した、企業の導入事例を簡単に紹介します。成功事例を通して、自社の課題や目的にあったCRMの活用法を検討してみてください。
顧客管理のDX化で月200時間の作業時間を削減
これまで、顧客管理は紙媒体で管理をしてきました。紙媒体には利点がある一方で、情報共有が店舗内に限られ、細かい情報は担当者の頭の中で管理しているという部分があるので、そこを課題に感じていました。いえらぶCLOUDを導入することで、その点が改善できるのではないかと考えていました。
顧客管理のDX化で月200時間の削減!
顧客管理を紙媒体で行なっている企業に対して、CRMの導入は特に有効です。紙媒体での管理は利点がある一方で、顧客情報の共有がしにくく、業務も属人化しやすいです。CRMでは顧客情報をデータとして扱えるので、共有や連携がしやすく作業工数も大幅に削減できます。
特に複数の拠点や店舗を持つ企業であれば、顧客データを店舗間で共有できるので、顧客の重複がなくなり、効率的な顧客管理や営業活動に繋がります。
CRMのLINE連携を活用して成約率を2倍に
まず成約率は2倍以上になっていますね。10件のお問い合わせがあった場合、以前は1~2件しか成約になっていませんでした。しかし、今では10件のお問い合わせのうち、3~4件は成約になっています。
来店率も結構改善していて、いえらぶCLOUD導入前は30%だったのが、今は50%くらいまで上がっています。やはり、LINEで気軽にやり取りできるのが大きいと思っています。
LINE連携を活用して成約率を2倍に、来店キャンセル率は3割削減!
CRMではSMSやLINEなどのメッセージツールとの連携が可能です。特にLINEと連携することで顧客との連絡がスムーズに行え、業務の効率化や顧客満足度の向上に繋がります。
また、連絡手段としてLINEを活用すれば、お問い合わせのハードルが下がり顧客のリアルな声を知ることができます。これによりサポートページの改善や顧客に合わせた的確な営業活動が実現できます。
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ここが少し気になる…
- 豊富な機能を搭載しているが故に、操作に慣れるには時間が必要
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ここがおすすめ!
- セールスオートメーション機能の搭載やフォローメールの自動化で業務の負担を軽減
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膨大になりがちな顧客データを一元管理するCRM(顧客管理システム)は、見込み客へのアプローチが重要な不動産業界においても大いに役立ちます。本記事では、不動産業向けCRMツールのおすすめを選び方とともに紹介します。SFAとの違いやアプリ対応のツールも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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TRYFUNDS TECHNOLOGY
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株式会社NIコンサルティング
Sales Force Assistant
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FastHelp5
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CRMツールおすすめ比較一覧表
まとめ
CRMツールは、営業活動やマーケティングに活用できる顧客情報の一元管理が可能です。基本情報に限らず、購買履歴や問い合わせ履歴など顧客の傾向を把握できる情報を蓄積しておくことで、アプローチの最適化や業務の効率化ができます。
CRMツールを選ぶ際は、機能とコストと見合っているか、他システムとの連携性などを確認することが重要です。導入目的の明確化や事前にテスト運用を行うことで、コストの無駄を防いで、効果的なツールの導入が可能になります。本記事を参考にCRMツールを上手に選び、生産性の向上や業務の効率化に繋げましょう。
おすすめCRMツールをピックアップ
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