個人事業主向けおすすめクラウド会計ソフト11選|選び方も解説
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- クラウド会計ソフトはいつでもどこでも会計業務ができ、初心者でも扱いやすい
- 個人事業主もクラウド会計ソフトを使うと帳簿や確定申告を効率的に進められる
- クラウド会計ソフトを選ぶ際は電子申告やインボイス制度などに対応しているか確認する
クラウド会計ソフトはインターネット環境さえあればどこでも会計業務ができます。個人事業主が確定申告をスムーズに進めるためにも、用意しておくのがおすすめです。この記事では個人事業主向けのクラウド会計ソフトや選び方のポイントなどについて解説します。
目次
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クラウド会計ソフトとは
クラウド会計ソフトは、インターネット環境があればいつでもどこでも会計業務が行えるクラウド上の会計システムのことです。ソフトをパソコンにインストールしたり、メンテナンスをしたりする手間がないため、会計業務の効率化に繋がります。
クラウド上でデータ保存をすると、インターネット上のサーバーにデータを保存するため、容量なども気にしなくて良いのがメリットです。出先や自宅でも会計業務ができるため、多くの企業や個人事業主の方に注目されているサービスです。
インストール型との違い
クラウド会計ソフトは、「インストール型」と「クラウド型」があります。インストールとクラウド型の最大の違いは、インストールしたPC以外の端末で利用できるか利用できないかの違いです。
インストール型は、ソフトをインストールしたPCでしか会計業務を行えない場合がほとんどですが、クラウド型はスマホ・タブレット・PCなど様々な端末で利用できます。
また、クラウド型は月額や年額で費用が発生するのに対し、インストール型は初期にソフト本体の購入費用がかかります。クラウド型の月額費用はソフトの購入代金より安く済むため、気軽に試しやすいのが特徴です。
クラウド会計ソフトのメリット
クラウド会計ソフトは、個人事業主が利用すると多くのメリットがあります。ここからは、個人事業主がクラウド会計ソフトを利用するメリットについて解説します。
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クラウド会計ソフトのメリット
インターネットがあればどこでも使える
クラウド会計ソフトは、インターネットがあればどこでも利用できるのがメリットです。特に個人事業主はPCを持ち歩き出先で仕事をしている人も多いため、どこでも使えるというのは非常にメリットが大きいでしょう。
スマホやタブレットなどからでも簡単な会計業務が行えるアプリなどもあるため、隙間時間を有効活用できます。そのため、自宅や出張先など仕事先が複数ある人は、クラウド会計ソフトを導入すると業務効率化が図れます。
税制改正にすぐ対応できる
クラウド型は、税制改正などにすぐ対応できるのもメリットです。インストール型は新しいソフトの購入やメンテナンスの作業が必要になりますが、クラウド型は自動でバージョンアップされます。
もちろんバージョンアップの追加料金もかからないため、月額料金や年額料金しか支払う心配がないのがメリットでしょう。
初心者でも仕訳が簡単
クラウド会計ソフトは、初心者でも仕訳が簡単にできます。ネットバンキングやクレジットカードの明細と連携をさせると、明細の数値を基に自動で仕訳できる機能があります。
勘定科目なども最初に設定すればその後自動で仕訳してくれるため、初心者でも迷わず経理処理ができるのが魅力です。これらの自動化機能を使うには、経費や費用の支払いはクレジットカードなどを利用するのがおすすめです。
バックアップが不要
クラウド会計ソフトは、バックアップが不要です。インターネット上のサーバーにデータを自動的に保存されるため、定期的にバックアップを取る必要がありません。そのため、PCの故障などによってデータを紛失する心配がないのがメリットです。
青色申告と白色申告の違い
個人事業主の確定申告には、青色申告と白色申告の2つの方法があります。しかし、それぞれの申告内容について、具体的に分からない方も多いのではないでしょうか。ここからは、青色申告と白色申告の違いについて詳しく解説します。
青色申告と白色申告の特徴を理解して、自分に合った申告方法を選びましょう。
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青色申告
青色申告とは、確定申告書Bと青色申告決算書を提出するものです。青色申告では、簡易簿記と複式簿記の2つの記帳方法があり、特別控除額を多くするためには複式簿記での記帳がおすすめです。
複式簿記は簡易簿記より記帳に手間がかかりますが、節税効果があります。原則55万円の控除、電子帳簿保存もしくはe-Taxによる電子申告を行った場合に限り控除額65万円が受けられます。
その他にも、総勘定元帳・貸借対照表・損益計算書などの記入も必要になるため、会計知識がない人はクラウド会計ソフトを利用するのがおすすめです。クラウド会計ソフトでは、手順通りに入力を行えば、自動的に必要な書類を作成してくれます。
ただし、青色申告をするには、青色申告書による申告しようとする年の3月15日までに申請書の提出が必要です。節税効果を受けるためにも、早めに準備しておきましょう。
白色申告
白色申告とは、確定申告書Bと収支内訳書を提出するものです。白色申告では、簡易簿記で記帳するため、比較的入力が簡単に行えます。また、白色申告は事前の申請手続きもないので、時期に関係なく申告が可能です。
そのため、個人事業主など事業規模が小さい場合に白色申告を行う人が多くいます。ただし、青色申告と違い、特別控除など税制上の特典が少ないので注意しましょう。
安定的に売上がなければ、会計ソフトの月額料金の負担が大きくなってしまう場合があるため、コスト面も考慮して慎重に判断が必要です。無料体験期間中は無料で使えるソフトも多いので、そうしたサービスを利用してみるのもおすすめです。
個人事業主向けクラウド会計ソフトを選ぶ際のポイント
個人事業主向けのクラウド会計ソフトは、さまざまな会計ソフトがあるため、どのシステムを選べば良いか分からないという方もいるでしょう。ここでは、個人事業主向けクラウド会計ソフトを選ぶ際に着目したいポイントを解説します。
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個人事業主向けクラウド会計ソフトを選ぶ際のポイント
確定申告書類は簡単に作れるか
クラウド会計ソフトは、確定申告書類が簡単に作れるか要チェックです。知識のない初心者でも確定申告をわかりやすくナビゲーションしてくれるソフトがおすすめです。
具体的には、銀行口座・クレジットカードなどの連携と自動仕訳機能が備わっていて、確定申告書・決算書を自動作成できるものを選びましょう。スマホアプリが搭載されていれば、レシートや領収書などのデータ取り込み機能によって、さらに経理業務を効率化できます。
入力ミスや計算ミスのアラート機能があれば、正確に記帳することが可能です。さまざまな会計ソフトに便利な機能が搭載されているため、機能を比較して自分が一番使いやすい機能が備わったものを選びましょう。
電子申告(e-Tax)に対応しているか
クラウド会計ソフトを選ぶなら、電子申告(e-Tax)に対応しているソフトがおすすめです。e-Taxとは、国税電子申告・納税システムのことで、さまざまな税金の申告や法定調書などの提出がインターネットを通して行うことができるシステムです。
e-Taxに対応している会計ソフトを選び、電子申告を行った場合は65万円の控除を受けることができます。会計ソフトによってもパソコンのみでしか対応していないものや、OSや端末問わず利用できるものがあるため、事前にチェックしておくと良いでしょう。
インボイス制度に対応しているか
インボイス制度に対応しているかも確認が必要です。インボイス制度とは、「適格請求書等保存方式」のことをいい、現行の請求書に適用税率・消費税額等が追加された書類やデータのことです。この制度によって、事業者が払うべき正式な税額を把握することができます。
2023年10月から施行開始で、この適格請求書がなければ仕入税額控除が適用されません。ただし、適格請求書発行事業者に登録できるのは、課税事業者のみになります。
インボイスに対応している会計ソフトは、インボイス制度に詳しくなくても経理業務が簡単に行えるのがメリットです。適格請求書に対応した仕訳機能、受領したものが適格請求書にかどうか判断する機能などがあるため、対応の有無についてもチェックしておきましょう。
個人事業主向けおすすめクラウド会計ソフト11選
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個人事業主向けおすすめクラウド会計ソフト比較一覧表
その他の個人事業主向けクラウド会計ソフトの選び方
個人事業主向けのクラウド会計ソフトを選ぶ際は、知識が少なくても使いやすいか、e-taxに対応しているかなどをチェックすることが大切です。
クラウド会計ソフトはさまざまな種類があるため、以下のようなポイントに着目することがおすすめです。
【重要なポイント】
- 帳簿の知識が少なくても使いやすい操作性か
【その他の比較ポイント】
- 必要な機能が搭載されているか
- 使用するデバイスやOSに対応しているか
- 他システムと連携できるか
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まとめ
クラウド会計ソフトは、インターネット上でいつでもどこでも会計業務が行える便利なシステムです。特に個人事業主は、クラウド会計ソフトを利用するのがおすすめです。
経理や会計に関して専門的な知識がなくても、比較的簡単に青色申告や確定申告書の作成が行える会計ソフトが多数あります。
ただし、個人事業主がクラウド会計ソフトを選ぶ際は、確定申告書類が簡単に作れるか、e-Tax・インボイスに対応しているかをチェックする必要があります。
クラウド会計ソフトを導入する際は、この記事を参考に会計業務効率化といったシステムのメリットを実感できる環境づくりを行いましょう。