POSレジ連携におすすめの会計ソフト5選|メリットや機能を解説

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  • POSレジと会計ソフトを連携させると、売上データの自動取得や仕訳をしてくれる
  • 双方の連携によって経営状況を可視化すれば、効果的なマーケティングが可能になる
  • POSレジと会計ソフトを連携させる際は、コストや操作に慣れるまでの時間を考慮する

POSレジは販売情報を集積するシステムを搭載したレジで、金額の入力ミスが発生せず、正確な処理を行えます。本記事では、POSレジと会計ソフトの連携によってできること、メリット・デメリットの他、会計ソフトの選び方について解説します。

目次

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  1. POSレジとは
  2. POSレジの機能
  3. 会計ソフトとは
  4. POSレジと会計ソフトを連携するとできること
  5. POSレジと会計ソフトを連携させるメリット
  6. POSレジと会計ソフトを連携させるデメリット
  7. POSレジと連携させる会計ソフトを選ぶポイント
  8. POSレジ連携におすすめの会計ソフト5選
  9. POSレジ連携におすすめの会計ソフト比較一覧表
  10. その他のPOSレジ連携向け会計ソフトの選び方
  11. まとめ

POSレジとは

POSレジとは、商品販売時に発生する金銭のやり取り・売り上げた商品などの情報を、販売した時点で即時、記録・集計する機能を備えているレジを指します。単に販売時点の情報を記録・集計するだけでなく、その情報を活用し、分析・管理を行うことも可能です。

POSレジの「POS」とは「Points of Sales」、つまり「販売時点情報管理」を指す言葉の略です。POSレジは、販売時点でいつ・どこで・誰に・何を販売したのかを記録できる点で、通常のレジと異なります。通常のレジと区別するために、POSレジと呼ばれています。

POSレジは、売上分析・顧客管理・在庫管理などの機能も備え、複数店舗のデータを一元管理することもできます。そして、POSレジの情報を分析すれば、売れ筋の商品や売れ行きの傾向がわかり、マーケティング戦力にも活用できるなど、導入には大きなメリットがあります。

POSレジの機能

POSレジの代表的な機能には、情報管理機能・分析機能・顧客管理機能があります。これらの機能は、在庫の適正化や効果的なマーケティングに役立ちます。以下で、詳しく解説します。

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情報管理機能

POSレジには、商品が販売されたと同時に、リアルタイムで情報が収集されます。1日の内に、何がどれだけ売れたのかが自動で集計できるので、従業員がレシートを手作業で集計するといった手間が省けます。

POSレジには、在庫情報も登録されているため、在庫状況を見計らって商品の発注をかければ、在庫切れのリスクを低減できます。これにより、在庫切れで顧客に迷惑をかけたり、売り上げを逃すことも少なくなります。

また、店舗情報の一元管理により、店舗事業全体の経営状況を把握し、改善するのにも役立ちます。

分析機能

POSレジには、売上情報の抽出・分析機能が備わっています。商品ごと・時間帯ごと・顧客ごと・支払い方法ごとなど、POSレジに蓄積された売上データは、さまざまな条件で抽出できるので、それらの情報を分析すればマーケティング戦略に大いに役立ちます。

POSレジに登録された顧客情報と連動させて、顧客の購買データを分析すれば、ターゲット顧客に効果的なマーケティング活動の展開も可能です。

また、商品の売れ筋・売れ行き不振商品がすぐに特定できるので、売れ筋商品の在庫を増やしたり、不振商品の販売促進策を講じるなど、在庫管理や今後の商品展開の戦略立案にも役立ちます。

顧客管理機能

POSレジには、顧客管理機能を備えたものや顧客管理システムと連携できるものも多くあります。顧客の性別や年齢層、来店履歴や購入金額などを管理し、個々に合わせた特典やポイントの付与、新商品の情報提供といったサービスを展開できます。

顧客管理機能によって顧客のニーズを把握すれば、リピーターの増加や売上向上にも期待できます。また、POSレジによっては、独自のアプリやメーリングリストと連携してクーポンやDMの配信なども可能です。

会計ソフトとは

会計ソフトとは、企業の金銭の動きを管理し、会計業務をサポートするためのソフトウェアです。

会計ソフトは、仕訳入力・帳票作成・決算書作成・データ分析機能などを備えており、これまで従業員が個別に行っていた仕訳・帳票作成などの作業を連動させて自動化し、業務効率を向上します。

会計ソフトを導入すると、作業に時間がかかっていた帳票・グラフの作成が、データを入力するだけで自動で行えるようになるため、多忙で手が回らなかった管理会計などにも着手でき、より経営に力を注げます。

会計ソフトの導入は、会計業務の効率化・人為的ミスの削減・正確な会計情報の把握など、企業にとって多くのメリットがあります。

会計ソフトとは?使い方やメリットを解説【初心者・個人事業主も】

会計ソフトとは、企業におけるお金の動きが管理でき、帳簿や決算書などの作成もできるシステムのことです。利用したいとは思いつつも、使い方がわからない、どのソフトを選んだらいいかわからない、といった方も多いでしょう。この記事では、会計ソフトの使い方やメリット、選び方などを解説します。

POSレジと会計ソフトを連携するとできること

POSレジと会計ソフトを連携すると、それぞれの特徴を掛け合わせて、レジ締め作業の自動化など、業務効率化に大きく貢献します。以下で、POSレジと会計ソフトを連携するとできることについて解説します。

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POSレジと会計ソフトを連携するとできること

  1. 売上データを自動で取得してくれる
  2. 売上データを自動で仕訳してくれる

売上データを自動で取得してくれる

POSレジでは、通常の会計操作を行うだけで、いつ・どの店舗で・誰が・何を・いくつ購入したのかといった、売上に関するさまざまなデータを自動で取得します。そして、会計ソフトがそのデータを自動で集計するため、売上データを効率的に管理することができます。

通常のレジでは、レシートやクレジットカードの売上表などをもとに、手計算でレジ締めを行う必要があります。

その点、POSレジと会計ソフトを連携していれば、POSレジのデータを会計ソフトが集計するため、レジ締め作業にかかる時間や労力を大幅に削減することが可能です。

売上データを自動で仕訳してくれる

POSレジと会計ソフトが連動していないと、売上データを会計ソフトに入力しなければならず、作業に多大な時間と手間がかかります。また、人為的な仕訳ミスなどによりデータの正確性・信頼性が低下するケースもあります。

一方、POSレジと会計ソフトを連携すれば、POSレジが自動収集した売上データを、会計ソフトが転記・仕訳・帳簿付けまですべて自動で行います。仕訳作業を省略できるほか、手入力での作業が減るため、集計した売上データの正確性・信頼性も向上します。

POSレジと会計ソフトを連携させるメリット

前述の通り、POSレジと会計ソフトを連携によってできることが増え、それにより業務が効率化する・経営状況が可視化できるといったメリットが生まれます。POSレジと会計ソフトを連携させるメリットについて、以下で解説します。

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POSレジと会計ソフトを連携させるメリット

  1. 業務が効率化する
  2. 経営状況を可視化できる

業務が効率化する

POSレジと会計ソフトを連携していない場合、レジ締めをするには現金売上・クレジット売上・買取や下取りの金額などを、レシートや伝票を集めてそれぞれ手入力した上で、さらに集計や仕訳作業も行わなければなりません。

また、店舗が復数ある場合は、それぞれの店舗から集まってきたデータをさらに集計するという手間も生まれます。

POSレジと会計システムを連携していれば、POSレジが収集した売上データを会計ソフトが集計・仕訳・帳簿付けまで全て自動で行うため、業務の大幅な効率化が可能です。

また、データは一元管理されているので、店舗ごとの売上集計はもちろん、全店舗分の売上集計も瞬時に行えるのがメリットです。

経営状況を可視化できる

POSレジと会計ソフトを連携すると、経営状況を可視化することができます。POSレジで入力された売上データが会計ソフトで集計され、これにより売上・利益・費用などの経営データを把握し、効果的に経営に活用することが可能です。

たとえば、売上が減少している場合は、商品価格やサービス内容を変更したり、マーケティング活動を強化したりするなどの対策が講じられます。また、利益が減少している場合は、コスト削減策を検討できます。

このように、POSレジと会計ソフトの連携によって経営状況を可視化でき、企業は自社の経営状態をリアルタイムで把握し、タイムリーに適切な経営判断を行えるようになります。

POSレジと会計ソフトを連携させるデメリット

POSレジと会計ソフトを連携させることで、新たな金銭的・時間的コストが生じるデメリットもあります。以下で、双方を連携させるデメリットについて解説します。

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POSレジと会計ソフトを連携させるデメリット

  1. コストがかかる
  2. システムに慣れるまでの時間が必要

コストがかかる

POSレジと会計ソフトを連携させるには、POSレジと連携可能な会計ソフトを新たに導入するための初期コストが発生します。また、初期コストの他に、会計ソフトの利用料金などの運用コストが発生することもあります。

いくら便利なシステムでも、費用対効果が見合っていなければ意味がありません。会計ソフトの種類によっては利用料金が発生することを考慮し、月額利用料や年間のコストを把握した上で導入を検討するようにしましょう。

システムに慣れるまでの時間が必要

自社でそれまでに行ってきた業務のやり方や、使用していたソフトとは異なるシステムを導入するため、操作方法や新しい業務フローに慣れるまでの時間が必要です。

会計ソフトの知識がない従業員は、すぐに操作が覚えられず、導入からしばらくは作業時間が膨らむ可能性もあります。事前にマニュアルを作成し、担当者を集めて講習会を行うなど、早めに準備をしておくようにしましょう。

POSレジと連携させる会計ソフトを選ぶポイント

POSレジと連携させる会計ソフトを選ぶには、いくつかポイントがあります。会計ソフトによってはPOSレジと連携できないものもあるため、ポイントを押さえて選びましょう。

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POSレジと連携させる会計ソフトを選ぶポイント

  1. 自店のPOSレジと連携できるか確認する
  2. 搭載機能を確認する
  3. 操作性を確認する

自店のPOSレジと連携できるか確認する

会計ソフトによって、連携できるPOSレジは異なります。そのため、自店のPOSレジとの連携に対応する会計ソフト選びが大切です。

会計ソフトとの連携ができないと、かえって作業負担が増えたり、POSシステムと会計ソフト双方のメリットを活かしきれなかったりなど、思うような効果が得られません。

POSレジとの連携に対応している会計ソフトは、さまざまなメーカーから提供され、小規模店舗でも導入しやすいものもあります。自店の規模や用途、求める機能に合った会計ソフトを選んでください。

搭載機能を確認する

会計ソフトにはさまざまな機能があり、製品によって搭載されている機能は異なります。会計ソフトの主な機能には、以下のようなものがあります。

  1. 仕訳入力
  2. 帳簿作成
  3. 決算書作成
  4. 分析機能
  5. 販売管理
  6. 顧客管理
  7. 在庫管理
  8. 入出金管理

会計ソフトを導入する際には、自社の目的に合う機能を備えたソフト選びが重要です。事前に自社の課題を洗い出しておくと、問題解決に役立つ機能はどれなのか、判別しやすくなります。

仕訳や帳簿作成はほとんどの企業で必須の機能ですが、売上データを分析して販売戦略を立てたいなら、分析機能も必要です。

また、売上データをもとに発注・在庫管理をしたいなら販売管理機能が、ターゲット顧客に効果的なマーケティングを行いたいなら顧客管理機能があると良いでしょう。

操作性を確認する

会計ソフトの操作性を確認しておくことも、重要なポイントです。なぜなら、操作が難しく使いにくいと、かえって作業効率が落ちたり、従業員が余計な手間が増えたと不満を感じたりする場合があるからです。

ソフトを扱う担当者が、ベテランなのか初心者なのかによっても、使いやすいソフトは異なります。会計ソフトの機能だけではなく、操作性や使用する担当者のレベルも考慮してソフトを選びましょう。

POSレジ連携におすすめの会計ソフト5選

ここからは、POSレジ連携におすすめの会計ソフト5選を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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その他のPOSレジ連携向け会計ソフトの選び方

POSレジ連携向け会計ソフトを選ぶ際には、必ず押さえておきたい重要な2つのポイントと、自社の状況に合わせて比較しておきたい7つのポイントがあります。

【重要な2つのポイント】

  • 個人事業主向けか法人向けか
  • クラウド型かインストール型か

【その他の比較ポイント】

  • 電子帳簿保存法・インボイス制度に対応しているか
  • 自身の申告方式や電子申告に対応しているか
  • 使用するデバイスやOSに対応しているか
  • 他システムと連携できるか
  • 顧問税理士とデータ共有ができるか
  • サポート体制・セキュリティ対策は万全か
  • 無料トライアルがあるか

まとめ

POSレジは、販売情報を蓄積する機能を搭載したレジで、人為的な入力ミスが発生せず、正確なデータ処理・集計を行えます。POSレジと会計ソフトを連携させれば、POSレジで収集した売上データをもとに、仕訳や帳簿付け、経営状態の分析が容易にできるなどのメリットを享受できます。

一方で、POSレジと会計ソフトを連携させるには、導入・運用コストが発生したり、操作に慣れるまで時間を要するデメリットもあります。また、会計ソフトによって連携できるPOSレジが異なるため、導入の際は注意が必要です。

POSレジと会計ソフトを連携させれば、経営状況を可視化でき、より有効なマーケティング戦略を展開できます。この記事の選び方を参考に、自社に最適な会計ソフトを選んで、会計業務を効率化しましょう。

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