SEOツールおすすめ6選を比較|選び方・導入時の注意点も解説

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  • SEOツールは、取得できるデータ・調査対象・レポート作成は簡単か比較検討が重要
  • 観測のタイミングやツールの操作性、ベンダーのサポート体制も確認しておくと良い
  • ツール導入の際は、導入目的の明確化や無料トライアルでテスト運用するのがおすすめ

SEOツールとは、SEO対策の参考になるデータや情報を取得できるツールです。しかし、SEOツールにはさまざまな強みを持った製品があるため、ツール選びは非常に困難です。本記事では、SEOツールを選ぶポイントや導入時の注意点を解説し、おすすめのツールを紹介します。

目次

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  1. SEOツールでデータ分析を効率化
  2. SEOツールは取得したいデータと調査対象で選ぶ
  3. SEOツール選びに重要な3つのポイント
  4. SEOツール選びのその他の比較ポイント
  5. SEOツールのおすすめ6選
  6. SEOツールの導入における注意点
  7. まとめ
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SEOツールでデータ分析を効率化

SEOツールとは、SEO対策のために必要な調査や分析を効率よく行うために用いられるツールです。自社サイトの検索順位を上げるためにはSEO対策が欠かせませんが、膨大なデータを扱うSEO対策を全て人の手で行うのは困難です。

そんなときに活躍してくれるのがSEOツールで、検索順位の確認やアクセス解析のほか、キーワード調査などを行うツールもあります。短時間で正確なデータを得ることができるため、SEO対策を効率よく行えるのが最大のメリットです。

SEOツールにはさまざまな種類があるため、自社が求めている機能が備わっているものを選びましょう。アクセス解析やキーワード選定など、どこを重視したいかによって選ぶツールが異なります。自社に合うツールを探す場合は、課題を明確にすることが大切です。

Googleが提供する無料のSEOツール

検索エンジンの中でもトップクラスのシェア率を誇るGoogleは、SEOツールを無料で提供しています。提供しているツールは複数あり、それぞれ取得できるデータが異なるため、取得したいデータに合わせて使い分けるのが一般的です。

多くの企業やサイト運営者がGoogle提供の無料のSEOツールを使用していますが、効率的かつ質の高いSEO対策を行うには有料のツールとの併用がおすすめです。

SEOツールは取得したいデータと調査対象で選ぶ

SEOツールは、どのようなデータを取得したいのかを明確にした上で、調査対象がマッチしたツールを選ぶのがおすすめです。また、レポート作成の手軽さにも注目しながら選びましょう。

そのほかにも、観測のタイミングを確認したり操作性をチェックし、以下の項目を参考に自社に合うものを選ぶ必要があります。SEOツールの詳しい選び方については、次の章で詳しく解説しています。

【重要な3つのポイント】

  1. 取得したいデータは何か明確にする
  2. 調査分析の対象は自社サイトか競合・市場全体か
  3. レポート作成は簡単で分かりやすいか

【他の比較ポイント】

  1. 観測のタイミングを確認
  2. 担当者のスキルに見合っているか
  3. 使いやすい操作性か
  4. サポート体制は整っているか
  5. 無料トライアルはあるか

SEOツール選びに重要な3つのポイント

まずは、SEOツールを選ぶ上で重要視したい3つのポイントを解説します。3つのポイントを疎かにするとツール選びに失敗する可能性が高まるため、入念に確認しましょう。

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SEOツールに求める目的を明確にする

まずは、検索順位・被リンク・競合サイト調査・ソーシャルメディアの分析などSEOツールに求める目的を明確にしましょう。

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法人向けETCカード選びの4つのポイント

  1. ニーズの確認
  2. ベンダーの選定
  3. 導入準備
  4. 運用と改善
  • 検索順位
  • 被リンク
  • 競合サイトを調査
  • ソーシャルメディアを分析
  • キーワードを選定
  • コンテンツの品質を分析
  • コピーコンテンツをチェックしたい

検索順位

検索順位とは、狙っているキーワードで検索した際の並び順を指します。検索順位が1位であれば、検索結果の最上位に表示されるため、SEOにおいては最もクリックされやすい順位です。

SEO対策を行うのは検索順位を1位に近付けるためであり、自社サイトの順位を把握して上位に表示されるよう対策を繰り返すことは非常に大切です。

被リンク

被リンクとは、他のWebサイトから自社Webサイトへ飛ぶリンクのことです。被リンクは検索エンジンの評価基準のひとつであり、被リンクが多いほど検索エンジンからの評価が高くなる傾向があります。

関連性の高いコンテンツを作成して他サイトに掲載して貰ったり、ソーシャルメディアで自社Webサイトのコンテンツをシェアしたりすることで被リンクを増やせます。

競合サイトを調査

競合サイトとは、自社のライバルのような存在のサイトを指します。競合サイトとSEOの関係は、非常に密接です。競合サイトを分析することで、自社サイトのSEO対策を改善することができます。

競合サイトがどのようなキーワードで上位表示されているか、競合サイトのコンテンツの質はどうかなどをチェックすることは、自社サイトの改善にも役立ちます。

ソーシャルメディアを分析

ソーシャルメディアとはYouTubeやInstagramなどのSNSを指す言葉です。ソーシャルメディアの分析を行うことでユーザーのニーズを理解し、自社サイトのSEO対策を改善することができます。

ユーザーニーズにあわせたコンテンツ、興味を引くようなコンテンツを作成することができれば、検索エンジンからの評価を高め、より多くのユーザーに自社サイトを訪れて貰えます

キーワードを選定

SEO対策においては、キーワード選定も非常に重要なポイントの1つです。検索されやすいキーワードや上位を獲得しやすいキーワードを分析、選定することができれば効率よくSEO対策を行えます。

検索されやすいキーワードは競合サイトもコンテンツを作成していることが多く、上位表示が難しいことがあります。時には検索数の多さではなく競合が少ないキーワードを選び、上位を狙いましょう。

コンテンツの品質を分析

各コンテンツを検索上位に表示させるためには、コンテンツの品質も重視しなければなりません。SEOツールによって情報の正確性やコンテンツの品質を分析することで、内容の見直しや改善を容易に行えます。

Googleでは情報の正確性が検索順位に影響すると言われており、誤った情報の掲載はSEO対策においてマイナス要素であるといえます。

コピーコンテンツをチェックしたい

SEOツール導入の目的の1つとして、コピーコンテンツのチェックが挙げられます。コピーコンテンツとは、他サイトや他者から無断で転載されたコンテンツのことです。コピーコンテンツは著作権法に違反する行為であり、削除やペナルティを受ける可能性があります。

また、コピーコンテンツはユーザーの信頼を失い、サイト運営に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。

参考:著作権法|e-Gov法令検索

調査分析の対象は自社サイトか競合・市場全体か

SEOツールは、選ぶツールによって調査対象が異なります。対象が自社サイトの場合と競合・市場全体の場合では選ぶべきツールが異なるため、以下を参考に自社に合うツールを選びましょう。

対象が自社サイトの場合

対象が自社サイトの場合には、ソーシャルメディアの分析やキーワード選定、検索順位の調査などを行います。自社サイトがおかれている状況をしっかりと分析すれば、何をすれば検索順位をアップさせられるのかを明確にすることが可能です。

自社サイトについてのデータがなければ、どのような対策が必要なのか正確に判断することができず、不要な対策に時間や手間をかけてしまいます。

対象が競合・市場全体の場合

対象が競合・市場全体の場合は、競合調査やコピーコンテンツのチェックなどが行えます。自社サイトだけでなく市場全体の調査が行えるため、差別化をはかったり新たな戦略を立案したりしやすくなり、自社サイトの改善に役立ちます。

上位に表示されているサイトを分析することで、自社サイトに不足している要素が見つけやすく、上位表示に向けた具体的な改善策を見つける手助けになります。

レポート作成は簡単で分かりやすいか

SEOツールを選ぶ際には、分析レポート作成が簡単にできるかどうかもチェックしましょう。分析レポートとは、SEOツールが収集したデータを分析して作成されたレポートです。アクセス解析やキーワードランキング、リンク状況など多くの情報が含まれています。

見やすいレポートは活用もしやすく、複数の担当者で情報をシェアする際にも便利です。サイトのSEOパフォーマンスを改善するためにも、レポート作成のしやすさに注目しましょう。

SEOツール選びのその他の比較ポイント

ここからは、SEOツールを選ぶ際のその他の比較ポイントを解説します。ぜひ、こちらもあわせて参考にしてください。

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観測のタイミングを確認

SEOツールには定点観測できるものと、その都度入力して観測するものがあります。定点観測できるものは、常に同じタイミングで観測することができるため、日々の変化やSEO対策による効果測定を行いやすいのが特徴です。

その都度入力して観測するものは、サイトのコンテンツ内容・サイトの構造・サイトの技術仕様などの分析で使用されます。サイトを変更したときに入力して分析することで、変更がサイトのSEOパフォーマンスにどのような影響を与えたかを把握可能です。

担当者のスキルに見合っているか

SEOツールにはさまざまな機能が備わっており、SEO対策の改善点を見つけるために使用されます。そのため、SEOの知見が少ない担当者の場合には、キーワード調査や競合サイトの分析などが行えるSEOツールを選びましょう。

担当者のスキルに合わないツールを使っても、効果を最大限発揮できません。しっかりと使いこなせるツールを選び、SEOツールの機能を活かせるようにしましょう。豊富な機能を持つツールはコストも高いため、スキルや目的に合うものを選ぶことが大切です。

使いやすい操作性か

操作性については、SEOツールだけでなく全てのツールにおいて重視したいポイントです。SEOツールは頻繁に使用するべきツールですが、使い勝手が悪いと使用する機会が減り、費用対効果が大きく下がってしまう可能性があります。

直感的な操作で使えるか、担当者が使いやすいかなどを中心に選ぶのがおすすめです。また、使い慣れるまでに時間がかかってしまうと、効果が出るまでにより長い時間がかかります。

サポート体制は整っているか

SEOツールを導入する場合には、サポート体制にも注目しましょう。特に初めてツールを使う場合には、細かなサポートを行ってくれるものを選ぶのがおすすめです。夜間や休日のトラブルにも対応してくれるかなど、対応方法や対応時間も確認しましょう。

問い合わせ先の電話番号やメールアドレスが明記されているか、トラブル解決までにかかる時間などもチェックしておくと安心してツールを使用できます。

無料トライアルがあるか

どのツールを導入するか迷っている場合には、無料トライアルの有無を確認しましょう。多くのツールが無料トライアルに対応していますが、中にはトライアルのないツールもあります。また、無料トライアルの期間もチェックしておくのがおすすめです。

1週間から10日程度を設定しているツールが多いため、複数のツールを実際に使って比較しながら、自社に合うものを選びましょう。

SEOツールのおすすめ6選

株式会社グランネット

CANALY

多くの機能が無料!1つのツールに絞りたい企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • ほとんどの機能が無料で使える「基本プラン」を用意
  • 1つのツールで幅広い「分析機能」が使える
  • タスク管理や進捗状況といった運用管理機能も搭載

MORE
ここが少し気になる…

  • 分析と運用の相談や内部施策の提案を受けるには「ビジネスプラン」に登録する必要がる

GMO TECH株式会社

SEO Dash! byGMO

最新のSEO施策◎ワンストップで利用したい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 「テクニカルSEO」を採用し、検索エンジンの変化による順位変動の影響を受けにくい
  • コンテンツ・被リンクの評価を最大限に発揮できるようなサイトの土台作りが行える

MORE
ここが少し気になる…

  • アドバイスやディレクトリマップのチェックなど行える反面、個別見積りとなるため時間や手間がかかる

株式会社CINC

Keywordmap

手厚いサポートでSEO施策に不慣れな担当者におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 「個別トレーニング」や「専属のカスタマーサクセス」によりヒアリング・ツールの活用提案を受けられる
  • 視覚的に分かりやすいUIで初心者にも優しく、デイリーでの推移も見やすい

MORE
ここが少し気になる…

  • Kw数やプランごとの金額は要問合せで、多機能な反面使わない機能も出てくる

株式会社PLAN-B

SEARCH WRITE

AI搭載!未経験からでもPV数を伸ばしたい企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 対策すべきキーワードの把握が容易かつ重要指標はツール内で確認が行える
  • 全プラン無償でプロのサポート完備!
  • 「生成AI」により見出しを自動作成でき、効率よく作業できる

MORE
ここが少し気になる…

  • 検索キーワード調査に回数制限がある

GMOソリューションパートナーズ株式会社

GMO順位チェッカー

無料プランも◎手頃な価格で内部強化をしたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 無期限で登録URL1件・登録キーワード10個が使える「無料プラン」を備えている
  • キーワード別に「競合サイトとの順位・タイトル・スニペット比較」が行えて比較がしやすい

MORE
ここが少し気になる…

  • 「SEO難易度」が3段階しかなく、細かな分析を行う場合にやや不便

株式会社ユニヴァ・ジャイロン

Gyro-n SEO

低額でもそれなりに使えるシステムが欲しい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 4種類のプランから自社にあった条件のものを選びやすく、3か月無料の「スタータープラン」があるのが魅力
  • キーワード追加オプションがあり、必要に応じて必要数を追加できる

MORE
ここが少し気になる…

  • 「Google広告連携機能」や「ローカル検索機能 」を使うにはライトプラン以上の契約が必要

SEOツールの導入における注意点

SEOツールを導入する際には、同時ログインや同時使用の可否を確認するなど、以下のポイントに注意しましょう。

1. 同時ログインや同時使用の可否を確認する

SEOツールの導入を検討する際は、必ず同時ログインや同時使用の可否を確認しましょう。同時ログインや同時使用ができない場合、複数人の担当者でツールを同じタイミングで使うことができず、作業がスムーズに進まなくなってしまいます。

また、複数人でデータの分析を行えば正確性がアップしますが、同時ログインができない場合は単体で分析を行わなければなりません。正確性をアップさせたり、効率よく作業を進めたりするためにも、同時に複数人や複数の端末で使えるツールを選ぶのがおすすめです。

2. 費用対効果を見極める

SEOツールの導入にはコストがかかるため、費用対効果を見極めることも大切です。一般的に高機能なSEOツールは費用が高く、シンプルなものは安い傾向にあります。無駄な機能があるツールを選ぶと、コストだけかかってしまい費用対効果が上がりません。

また、機能が不足していても最大限の効果が得られない可能性があるため、必ず自社に合ったツールを選びましょう。運用がスタートした後は、こまめに効果測定を行うことも重要なポイントです。

3. 導入実績を事前にチェックしておく

SEOツールを導入する際は、機能やコストだけでなく導入実績も確認しましょう。実際に使っている企業がどのような効果を得ているのか、どのような使い方をしているのかを確認することで、機能や性能が自社に合っているかどうか見極められます。

導入実績は公式のホームページなどに豊富に掲載されているケースが多いため、導入前に一度確認するのがおすすめです。自社と同業の企業が導入しているかどうかも1つの目安になるため、あわせて確認しながらツールを選びましょう。

まとめ

SEOツールは、自社サイトを検索上位に表示させるために欠かせないツールです。人の手で全て行うのが難しいSEO対策ですが、SEOツールを使えば効率よく膨大なデータを集められるほか、正確な情報が短時間で得られます。
ただし、SEOツールにはさまざまな種類があるため、自社に合ったものを選ぶことが大切です。機能やコストのほか、導入実績や操作性にも注目しながら、自社が求めているSEOツールの導入を検討してみましょう。

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