Googleアカウントにログインできない原因と対処法|無効の原因は?
Check!
- Googleにログインできない原因に、ユーザー名の失念やアカウント乗っ取りなどがある
- Googleにログインできない場合は、パスワードの再設定やアカウント復元などを行う
- どうしてもログインできない場合の対策は、キャッシュの削除や新しいアカウントの作成
GoogleアカウントやGmailにログインできない場合、パスワードやユーザー名を忘れた・Googleに不具合が発生したなど様々な原因が挙げられます。本記事では、Googleアカウント・Gmailにログインできない場合の原因と対処法について解説しています。
Googleアカウントにログインできない際の原因と対処法
Googleアカウントは、Gmail・Googleドキュメント・スプレッドシートなど、仕事や作業で使用していることが多いため、ログインできないと業務に支障をきたすことがあります。
「iPhoneからAndroidに機種変更したらログインできなくなった」「スマホを初期化したらログインできなくなった」というケースもあります。トラブルを素早く解決するため、ここでは、GoogleやGmailにログインできないときの原因と対策を詳しく見ていきましょう。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
Googleアカウントにログインできない際の原因と対処法
パスワードを忘れてしまった
Googleアカウントにログインする際は、メールアドレスとパスワードの入力を求められます。パスワードを忘れるとGoogleにログインできなくなるため、パスワードの再設定が必要です。ただし、パスワードの再設定をする前に入力ミスがないか確認してください。
大文字と小文字の区別ができているか、半角と全角を間違っていないか、「-(ハイフン)」と「_(アンダーバー)」を勘違いしていないかなどをチェックします。それでもログインできない場合は、以下の手順でパスワードを再設定しましょう。
- 「アカウント復元」に進む
- メールアドレスまたは電話番号を入力する
- 表示される質問に答える
- 届いたメールを開く
- 新しいパスワードを設定する
パスワードの再設定をする場合はメールアドレスを入力し、届いたメールから操作を実行しましょう。過去に使ったことのあるパスワードは基本的に使用できない仕組みになっているため、新たなパスワードを考えておく必要があります。
ユーザー名もしくはメールアドレスを忘れてしまった
ユーザー名もしくはメールアドレスを忘れてしまった場合も、Googleアカウントにログインできません。ユーザー名やメールアドレス以外に電話番号を使ってログインすることができるので、まずは電話番号で試してみましょう。
それでもログインできないときは、「メールアドレスを忘れた場合」をクリックして手続きを進めます。再設定用のメールアドレスも入力できるので、以下の手順で手続きを進めましょう。
- 「メールアドレスを探す」に進む
- 電話番号または再設定用のメールアドレスを入力
- 手順に従って自分のアカウントであることを確認
- リストから自身のユーザー名を選択
別のアカウントにログインされる
Googleのアカウントを複数持っている場合、本来ログインしたいものと別のアカウントにログインしてしまうことがあります。その場合は、メールアドレスもしくはパスワードが間違っている可能性があるでしょう。
もう一度、ログインしたいアカウントの情報を確認し、該当するメールアドレスやパスワードを入力してみてください。それでもログインできない場合には、アカウントの復元を行いましょう。
電話番号もしくはメールアドレスのどちらかが分かっていれば、アカウントを復元することができます。その際、アカウントを作成した日時などを聞かれる場合があるため、正確に答えてください。
2段階認証プロセスを利用している
Googleのログインに2段階認証プロセスを利用している場合、機種変更をした際にログインできなくなるケースがあります。2段階認証の設定は機種変更の際、新しい端末に引き継ぐことができないため、一度解除した後に再設定しなければなりません。
古い端末が手元にあり、Wi-Fiなどのインターネット環境に接続できる状態であれば、一度古い端末でGoogleにログインして2段階認証プロセスを解除しましょう。解除はGoogleアカウントにログインした後、設定画面に移動すると行えます。
手元に古い端末がない場合には、他の解除手段を選択しましょう。「認証システムアプリ」「音声またはテキストメッセージ」「バックアップコード」などから選択可能です。これらの手段はあらかじめ設定しておく必要があるため、機種変更前に確認しましょう。
アカウントをロックされてしまった
一気に大量のメールを受信したり、ハッキングの疑いがあったりと、普段とは異なる動きをするとGoogle側が先回りしてアカウントをロックすることがあります。これは、情報漏洩などの大きな被害が出ないようにするためのものであり、いつ起こるか分かりません。
もし、アカウントがロックされてしまったら、「メールアドレスを忘れた場合」をクリックするか、アカウント復元の手順に進みましょう。いくつかの質問に答えていくと、アカウントを復元することが可能です。
あらかじめ再設定用の電話番号やメールアドレスを用意しておくと、復元作業がスムーズに進みます。設定していない場合には、この機会に設定しておくのがおすすめです。
アカウントを削除してしまった
Google側がロックをかけるのではなく、誤って自分でアカウントを削除してしまった場合には、アカウントの復元を試しましょう。削除したGoogleアカウントの情報は一定期間保存されており、復元できる可能性があります。
ただし、一定期間が経過すると削除されてしまう場合があるため、復元したい場合はできるだけ早く手続きを進めましょう。アカウントの復元をする場合は、自分のアカウントであることを証明するための質問に答える必要があります。
いくつかの質問に答えるとアカウントが復元でき、今まで通りにGmailやGoogleドキュメントなどが使用できるようになります。
自分のGoogleアカウントを他人に使用されている
自分のGoogleアカウントが他人に使用されている場合には、ログインできる場合とできない場合で対処法が異なります。以下を参考にしながら、それぞれの対処法を試してみましょう。
ログインできる場合
乗っ取られたアカウントにログインできる場合には、Google アカウントに移動して「セキュリティ」に進みます。その後、以下の手順でアカウントの保護を行ってください。
- 「最近のセキュリティイベント」をクリック
- 「セキュリティイベントを確認」を選択
- 不審なアクティビティがないか確認
- 自分が行っていないアクティビティは「いいえ、リクエストしていません」を選択
- 自分が行ったアクティビティは「はい」を選択
- 指示に従ってアカウントの保護を開始
- セキュリティの強化
セキュリティが不十分な場合には、アカウントを保護してからセキュリティの強化を行いましょう。2段階認証を設定したり、有害なソフトウェアを削除したりすることでセキュリティを強化できる場合があります。
セキュリティが甘いと、再度アカウントを乗っ取られる可能性があるため、できるだけしっかりとした対策をしておくのがおすすめです。
ログインできない場合
ログインできない場合には、アカウントの復元を行った上でログインし、ログインできる場合と同様の対処をします。アカウント復元の手順は、以下の通りです。
- 「アカウント復元」をクリックする
- 登録しているメールアドレスまたは電話番号を入力する
- 表示された質問に答えていく
- 届いたメールを開いてURLをクリックする
- 新しいパスワードを設定する
アカウントの復元自体は簡単に行えますが、それだけでは不正利用を防げません。必ず、セキュリティ対策を強化しましょう。特に2段階認証プロセスはセキュリティの強化に有効です。設定していない場合には、この機会に設定しておきましょう。
2段階認証プロセスの設定はGoogleアカウントの画面から「セキュリティ」を選択し、「2 段階認証プロセス」に進みます。その後、「使ってみる」を選択してから指示に従って設定を進めていきましょう。
Googleに不具合が生じている
Googleにログインできない理由の1つとして、Googleの不具合が挙げられます。Googleでは定期的に不具合やエラーが発生しているため、何をしてもログインできないときは時間を置いてから再度ログインを試してみるのがおすすめです。
エラーや不具合の情報を確認しながらログインを試してみるほか、以下のような方法を試してみるとログインできる場合があります。
- ページを再読み込みする
- インターネット接続を確認する
- ブラウザのキャッシュクリアを試す
- シークレットウィンドウでログインする
- 拡張機能を無効にする
- Google Chromeを最新バージョンに更新する
- PCやスマホを再起動する
- マルウェアの検索と削除を行う
以上のような対処でログインできるようになる可能性もあるため、不具合やエラーが疑われる場合には順番に試してみましょう。
パスワードが合っているのにログインできない
「パスワードが合っているのにログインできない」という場合は、以下の内容を確認しましょう。
1.パスワードの入力ミスはないか?
パスワードを正しく入力しているか再度確認してください。大文字小文字を区別することに注意してください。
2.CapsLock(キャップスロック)がオンになっていないか?
CapsLockのランプが点灯している場合は、CapsLockがオンの状態となっているため、アルファベットが大文字で入力され、パスワードが正しく入力されません。
キーボードの「Shift」キーを押しながら「CapsLock」キーを押して、CapsLockの設定を解除してから再度入力してみましょう。
別の端末でログインできない
Googleアカウントは、複数の端末から同時にログインすることができます。ログインできない場合は、メールアドレス、もしくはパスワードが間違っている可能性があります。正しい情報を確認して、ログインしなおしてみましょう。
また、他人の端末を利用してログインする場合は、「シークレット ブラウジング ウィンドウ」を利用することをおすすめします。
シークレット ブラウジングを使用することで、端末保有者があなたのGoogle アカウントを使用したり、あなたが行った検索内容やアクセスしたサイトを調べたりすることを回避できます。
どうしてもGoogle・Gmailにログインできない場合
ここまで、Googleにログインできない場合の対処法を紹介してきましたが、どれを試してみてもログインできないことがあるでしょう。そのような場合には、別のブラウザでログインを試みたり、キャッシュクリアを試してみたりするのがおすすめです。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
どうしてもGoogle・Gmailにログインできない場合
別のブラウザでログインを試みる
GoogleやGmailのアカウントにログインしようとした際、何をしてもログインできない場合には別のブラウザでログインを試みてみましょう。いつも使っているブラウザではなく、ChromeやsafariなどGoogleがサポートされているブラウザでログインを試します。
別ブラウザで操作するだけでスムーズにログインできることがあるため、自身が使いやすいブラウザでログインを実行しましょう。普段からChromeを使っている場合には、右上の三点からシークレットウインドウを開いて試してみるのもおすすめです。
GmailはChromeやsafariのほか、Firefoxでもサポートされています。Chrome・safari・Firefoxのいずれかでログインを試してみましょう。
キャッシュ/Cookie(クッキー)を削除する
どうしてもログインできない場合は、キャッシュやCookieの削除を試してみましょう。キャッシュやCookieを削除する手順は、以下の通りです。
- Chrome を開く
- 右上の三点から「その他」をクリック
- 「その他のツール」を選択
- 「閲覧履歴の削除」をクリック
- 期間を選択
- 「Cookie と他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」を選択
- 「データを削除」をクリック
キャッシュやCookieを削除せずに使い続けると、サイトの読み込みや表示形式に問題が出る可能性があります。こまめに削除する必要はありませんが、気が付いたときに削除しておくのがおすすめです。
新しいGoogleアカウントを作成する
何を試してもアカウントが復元できない、ログインできない場合には新しいアカウントを作成しましょう。Googleアカウントを新規で作成する場合の手順は、以下の通りです。
- Googleアカウントの種類を選択
- 氏名・ユーザー名・パスワードを登録
- 生年月日・性別を登録
- 利用規約に同意
- ログインを実行
アカウントの種類については、自分用・子供用・ビジネスの管理用などがあるため、目的に合ったものを選択してください。その後、手順に沿って進めていくだけだ簡単にアカウントを作成できます。
ただし、アカウントを作りすぎると管理ができなくなり、乗っ取りなどに遭う可能性もあります。アカウントの新規作成は、ログインできないときの最終手段として使うようにしましょう。
不要なアカウントは削除する
前述の通り、アカウントが多いとセキュリティ面での不安があります。アカウントが増えてきたらチェックして、不要になったアカウントは放置せず削除するように心掛けましょう。Googleアカウントの削除方法は以下の通りです。
- 削除したいアカウントにログインし「データとプライバシー」に移動
- 「その他のオプション」から「Googleアカウントの削除」を選択し、手順に従ってアカウントを削除
なお、削除したアカウントに関連するデータやコンテンツは失われます。残しておきたいデータがある場合は、あらかじめバックアップを取っておきましょう。
Googleアカウントヘルプを確認・コミュニティに質問する
上記対処方法を実施してもログインできない場合は、Googleアカウントのヘルプセンターで情報を探してみましょう。ヘルプを見ても解決できない場合は、ヘルプコミュニティに質問をしたり、過去の質問を探すことで、同じ現象を確認できる場合もあります。
Googleアカウントが無効になる理由
一気に大量のメールを受信した際や、ハッキングの疑いがある際に、Google側が先回りしてアカウントをロックすることがあることは先の見出しで説明しましたが、それ以外にも、利用規約に反しているアカウントをGoogleが一時停止や無効にする場合があります。
規約違反になったアカウントは、異議を申し立てることができますが、アカウントが復元されるかどうかは、Googleの審査によります。Googleアカウントを利用する際は、利用規約を理解し遵守しましょう。
Googleの利用規約に違反する行為とは
Googleの利用規約に違反する行為は、いくつかあります。以下はその具体例の一部です。
- 不正なアクセス、詐欺、不正な取引、偽名の使用など
- 他人の著作権、商標、特許などの知的所有権を侵害する行為
- 脅迫、暴力的なコンテンツ、他のユーザーに対する攻撃的な行為
- 不正な広告、スパムメール、ウイルス、フィッシング詐欺など、他のユーザーに迷惑をかける行為
Googleはこれらの違反を厳しく取り締まり、利用規約に違反する場合、アカウントを一時的または永久的に停止することがあります。
参考:Google利用規約
まとめ
GmailやGoogleドキュメントを普段から使用している場合、Googleアカウントに急にログインできなくなると非常に困ります。そのため、アカウントの復元やパスワードの再設定方法を覚えておきましょう。
機種変更後にログインできないケースは、2段階認証が関係している場合が多いため注意しましょう。新しい機種に設定を引き継げないため、2段階認証プロセスを古い端末で解除する必要があります。
Googleアカウントにログインできない原因としては、ほかにも様々なことが考えられます。いざというときに困らないようにするためにも、本記事の内容を参考に対処法を覚えておくことがおすすめです。