ChatGPT for Googleとは|おすすめな理由を解説
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- ChatGPT for GoogleはGoogleの拡張機能の1つである
- ChatGPT for Googleは無料で使え、検索で分からないことをChatGPTに質問できる
- ChatGPT for Googleを使う際は、Googleのアカウントも必要になる
ChatGPT for GoogleはGoogleの拡張機能の1つで、検索結果を見ながらChatGPTに質問ができる便利さがあります。本記事では、ChatGPT for Googleがおすすめな理由と使い方・注意点について解説します。
目次
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ChatGPT for Googleとは
ChatGPTとは、OpenAIが開発したAIチャットサービスです。2022年11月に発表され、世界中の話題を集めました。ChatGPTは無料であることもあり、急激な普及が進んでいます。その特徴は、人が話すような文章を理解し、自然な文章で回答を生成してくれることです。
ChatGPT for Googleは、そのようなChatGPTを使って、検索エンジンを強化するブラウザの拡張機能です。検索エンジンは、Googleのほかにも、Bing・DuckDuckGoなどをサポートしています。
また、ChatGPT for Googleは、OpenAI APIのGPT-3.5-TurboおよびGPT-3の両方に対応し、オプションで有効化すればGPT-4も使えます。すなわち、無料版でも有料版(ChatGPT Plus)でも利用可能です。
拡張機能(プラグイン)とは
そもそも拡張機能(プラグイン)とは、ソフトウェアやシステムなどに元々備わっていなかった機能を後々付け足すことです。プラグインを活用することで、必要な機能のみを追加することができ、自分好みのカスタマイズが可能です。
プラグインはあくまで補助的な意味合いが強いため、元のシステムの仕様が変更したり、使用感が変わったりすることはありません。
ChatGPT for Googleがおすすめな理由
ChatGPT for Googleの魅力は、ChatGPTへの質問とGoogleでの検索を同時に実行できることです。拡張してから、検索結果ページを開くとChatGPTエリアが付け加えられます。ChatGPTを利用する際は、そのエリアからChatGPTにログインして利用します。
ログインしなければ、今までと同じ検索が可能です。拡張機能のON・OFFもできるので、ChatGPTエリアが邪魔になる場合は、OFFにすればエリアを消すことができます。
ChatGPT for Googleでできること
ChatGPTは単独で使っても、大変便利なツールです。ここでは、検索エンジンと同時に使ってできるようになることを紹介します。
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ChatGPT for Googleでできること
検索結果を見ながらChatGPTに質問ができる
ChatGPTで出力された回答は誤りがある場合もあり、情報の正当性を確認するには、検索ブラウザを立ち上げて行うことが一般的です。そこで役立つのが、ChatGPT for Googleです。
ChatGPTのログオンが済んでいれば、検索ワードで今まで通り検索でき、同時にChatGPTの回答がChatGPTエリアに表示されます。そこで出てきた回答が正しいか、その場で確認でき、検索結果を見てChatGPTへの追加質問も可能です。
無料で使える
ChatGPT for Googleは無料で使えるため、無料版のChatGPTを使えば、まったくコストをかけることなく導入できます。そして、ChatGPTへの登録が完了していれば、ChatGPT for Googleをブラウザに拡張機能として追加してすぐに使えます。
また、ChatGPT には、より優れた言語モデル(GPT-4)を搭載した有料版(ChatGPT Plus)もあります。利用する場合の制限も緩和され、安定した接続が可能です。ChatGPT Plusは月20ドルで利用できます。
ChatGPTの表示タイミングをコントロールできる
ChatGPT for GoogleはChatGPTと検索機能が同時に使えて便利ですが、常にChatGPTを使う必要がない方には、ChatGPTエリアが邪魔に感じる場合があります。また、検索のたびにChatGPTの回答が保存されるため、保存数が増えてしまいます。
それを防ぐために便利なのが、ChatGPTの表示タイミングの変更機能です。ChatGPT for Googleの設定で、オプションのTrigger Modeの設定を変更します。設定の変更後、スクロールして一番下の「Save」を選択すると反映されます。
設定は3種類あり、[Always]はデフォルトで、常に検索と連動します。[Question Mark]は検索語尾に「?」がついているときに連動します。[Manually]は ボタンを押したときのみ連動します。
ChatGPT for Googleの使い方
ここでは、ChatGPT for Googleの使い方について紹介します。まずはChatGPTへのログイン方法や、ChatGPT for Googleの導入方法から順を追って知っていきましょう。
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ChatGPT for Googleの使い方
ChatGPTにログインする
ChatGPT for Googleを利用するには、まずはChatGPTにログインする必要があります。公式サイトより新規登録またはサインアップを行います。GoogleやMicrosoftのアカウントとの連携でもサインアップが可能です。
新規登録を行う場合は、メールアドレスを入力して送信し、送られてくるメールをクリックしてメール認証を行うだけで完了です。
拡張機能を導入する
Google ChromeのウェブストアのWebストアより、拡張機能である「ChatGPT for Google」を導入できます。Webストアの左側の検索窓に「ChatGPT for Google」と入力して検索し、クリックします。
画面が切り替わったら[Chromeに追加]をクリックするだけで拡張機能の導入は完了です。
Google Chromeで試してみる
ChatGPT for Googleは検索と連動してChatGPTが回答を生成します。ここでは、ChatGPTエリアの上方にある4つのマークボタンについて、左側から順に紹介します。
- goodとbadマーク:検索結果の評価
- Copy ansqwerマーク:回答の内容テキストのコピーが可能(貼り付けに利用)
- Share conversationマーク:回答結果のサイトを作成が可能
コピーやサイトの作成は便利な機能ですが、回答を確認せずに安易に使うと、誤情報や偏見や差別を含んだ情報を拡散する恐れがあります。ここでの情報の確認と文章の校正は大変重要です。
また、ChatGPT for Googleはスマホでも使えます。ChatGPTのiOS版の公式アプリが2023年5月26日に発表され、同年7月26日にはAndroid版もリリースされました。それぞれ各アプリストアよりインストール可能です。
ChatGPT for Googleを使う際の注意点
前述の通り、ChatGPT for GoogleはGoogleアカウントを持っている人であれば、Google Chromeのウェブストアから無料で手に入ります。また、ChatGPTはOpenAIの公式サイトからアカウントの入手が必要です。
ChatGPT for Googleはとても便利ですが、検索のたびにChatGPTの回答が蓄積され、ChatGPTのみで使う際の回答に影響してしまいます。そのため、Trigger Modeの設定を変えたり、拡張機能をOFFにしたりして必要なときだけ使うのがおすすめです。
まとめ
ChatGPT for Googleを使うと、検索と同時にChatGPTが検索した内容の回答を自然な言葉で表示してくれます。まさに検索ブラウザとChatGPTの良いとこ取りした拡張ツールです。
その上、ChatGPTの表示タイミングはコントロールでき、検索と同時に得られた回答を知りたいときだけ使えるよう設定できるため、表示のわずらわしさも緩和できます。表示タイミングも3種類あるため、自分の使いやすいタイミングを選べるのもおすすめです。
これを機にぜひChatGPTを活用していきましょう。