ChatGPT for Googleとは｜おすすめな理由を解説

ChatGPT for GoogleはGoogle Chromeの拡張機能の1つで、検索結果を見ながらChatGPTに質問ができるので、Web検索の利便性を高められます。本記事では、ChatGPT for Googleがおすすめな理由と使い方、注意点などを解説します。

目次

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1. ChatGPT for Googleとは
2. ChatGPT for Googleがおすすめな理由
3. ChatGPT for Googleでできること
4. ChatGPT for Googleの使い方
5. ChatGPT for Googleが使えない場合の対処法
6. ChatGPT for Googleを使う際の注意点
7. まとめ

ChatGPT for Googleとは

ChatGPTとは、OpenAI社が開発したAIチャットサービスです。2022年11月に発表され、世界中の話題を集めました。ChatGPTは無料でも利用可能なため、利用者が増え続けています。

ChatGPTの大きな特徴は、人が話すような文章を理解し、Web上から集約した情報をまとめて自然な文章で回答をしてくれることです。

ChatGPTのサービスは広がりを見せており、その1つがChatGPT for Googleです。ChatGPT for Googleは、ChatGPTを使って検索エンジンの補助をするGoogle Chromeの拡張機能の1つです。Googleの他にも、Bing・DuckDuckGoなどをサポートしており、検索窓結果と併せてAIの応答を表示することができます。

参考：ChatGPT for Google

拡張機能（プラグイン）とは

そもそも拡張機能（プラグイン）とは、ソフトウェアやシステムなどにデフォルトで備わっていなかった機能を後から付け足すためのものです。プラグインの活用により、必要な機能のみを追加することができ、自分好みのカスタマイズが可能です。

ただし、プラグインはあくまで補助的な意味合いが強いため、元のシステム全体の仕様が変更したり、大幅に使用感が変わったりすることはありません。

ChatGPT for Googleがおすすめな理由

ChatGPT for Googleを使うことによって、簡単にGoogle検索の利便性を高められます。主なメリットは以下の2つです。それぞれ詳しく解説します。

情報収集が楽になる

ChatGPT for Googleの魅力は、ChatGPTへの質問とGoogleでの検索を同時に実行できることです。Googleのアカウントを持っている人であれば、拡張機能を追加してから検索結果ページを開くことにより、画面にChatGPTエリアが付け加えられます。

検索結果に表示されるWebページを1つ1つ開かなくても、ChatGPTの回答を見れば概要がつかめますし、それを踏まえて各Webページを見れば理解もスムーズにできるでしょう。

検索画面からChatGPTに移行する際は、そのエリアからChatGPTにログインして利用します。ログインしなければ、今までと同様のGoogle検索が可能です。拡張機能のON・OFFも可能なため、ChatGPTエリアが邪魔になる場合は、OFFにすればエリアを消すことができます。

無料で使える

ChatGPT for Googleは無料で使えるため、無料版のChatGPTを使えば、一切のコストをかけることなく導入できます。そして、ChatGPTへの登録が完了していれば、ChatGPT for GoogleをChromeに拡張機能として追加し、すぐに使用可能です。

また、ChatGPTには、より新しい言語モデルを利用できる有料版もあります。機能制限も緩和され、安定した接続が可能です。個人向け有料プランであるChatGPT Plusは月20ドルで利用できます。

ChatGPT for Googleでできること

ChatGPTは単独で使っても便利なツールですが、ChatGPT for Googleとは使い方がやや異なります。ここでは、検索エンジンと同時に使ってできるようになることを紹介します。

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検索結果の要約や翻訳ができる

先ほども少し触れましたが、ChatGPT for Googleでは検索キーワードに関する情報の概要が表示されます。ChatGPTが簡潔に情報をまとめてくれることで、理解が早まります。

また、外国語の情報が多い場合、検索結果に表示された情報を1つ1つ読んで理解したり、翻訳したりするのは大きな手間です。ChatGPTは翻訳も得意であるため、外国語の情報も短時間で訳してくれます。

検索結果を見ながらChatGPTに質問ができる

Web検索を行うと、もっと詳しく知りたい要素が出てきたり、わからない用語が出てくることもあります。このような時に、同じ画面にChatGPTが表示されていれば、より詳しく知りたい部分や用語の意味について簡単に質問することができます。

通常であれば追加で検索を行ったりしなければならないような場合も、ChatGPTがあることで手間をかけずにさらなる情報収集ができ、効率的な作業が実現するでしょう。

ChatGPTの表示タイミングをコントロールできる

ChatGPT for Googleは、ChatGPTと検索エンジンが同時に使えて便利ですが、常にChatGPTを使う必要がない場合、ChatGPTエリアが邪魔に感じることがあるでしょう。また、検索のたびにChatGPTにも回答が保存されるため、検索履歴が増えてしまいます。

その対策として、ChatGPTの表示タイミングを変更する機能が役立ちます。ChatGPT for Googleの設定で、オプションのTrigger Modeの設定を変更します。設定の変更後、スクロールして一番下の「Save」を選択すると反映されます。

設定は3種類あり、［Always］はデフォルトで常に検索と連動します。［Question Mark］は検索語尾に「？」がついているときに連動します。［Manually］は ボタンを押したときのみ連動します。表示タイミングを上手くコントロールすると使いやすくなるでしょう。

ChatGPT for Googleの使い方

ChatGPT for Googleを使うためには、ChatGPTへのログインと拡張機能の導入が必要です。ここでは、実際にGoogle Chromeで使用するまでの、ChatGPT for Googleの使い方について解説します。

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ChatGPTにログインする

ChatGPT for Googleを利用するには、まずChatGPTにログインする必要があります。公式サイトより新規登録またはサインアップを行いましょう。

新規登録を行う場合は、メールアドレスを入力して送信し、送られてくるメールをクリックしてメール認証を行うだけで完了です。なお、GoogleやMicrosoftのアカウントとの連携でも登録・サインアップが可能です。

参考：ChatGPT OpenAI

拡張機能を導入する

Chrome ウェブストアから、拡張機能である「ChatGPT for Google」を導入できます。Webストアの検索窓に「ChatGPT for Google」と入力して検索し、一番上に表示されたものをクリックします。

画面が切り替わったら、［Chromeに追加］をクリックするだけで拡張機能の導入は完了です。

参考：Chrome ウェブストア

Google Chromeで試してみる

ChatGPT for Googleは、検索エンジンと連動してChatGPTが回答を生成します。以下は、ChatGPTエリアの上方にある4つのマークボタンの詳細です。

1. goodとbadマーク：検索結果の評価
2. Copy ansqwerマーク：回答の内容テキストのコピーが可能（貼り付けに利用）
3. Share conversationマーク：回答結果のサイトを作成が可能

コピーやサイトの作成は便利な機能ですが、回答の正誤を確認せずに使用すると、誤情報や偏見・差別を含んだ情報を拡散してしまう恐れがあります。そのため、ChatGPTが出した回答は必ず正しい情報なのかを確認し、文章の校正を行うことが重要です。

また、ChatGPT for GoogleはGoogle Chromeに加えてスマホでも使えます。ChatGPTのiOS版の公式アプリが2023年5月26日に発表され、同年7月26日にはAndroid版もリリースされました。それぞれ各アプリストアからインストール可能です。

参考：ChatGPT OpenAI / iOS

参考：ChatGPT OpenAI / Android

ChatGPT for Googleが使えない場合の対処法

ChatGPT for Googleの使い方を試した際、上手く使えないケースが生じることもあるでしょう。主に、以下のようなトラブルと対処法が挙げられます。

ChatGPTが英語表記になってしまう

検索エンジンに入力したときにChatGPTが英語表記になってしまう場合、言語設定の見直しが必要です。右のツールバーに表示されている、ChatGPT for Googleの右上にある歯車マークを押し、「言語」と「AIの応答言語」を日本語に変更しましょう。

なお、Googleアカウントのホーム画面から、設定・拡張機能で現在使用している拡張機能を確認できますが、言語の確認・設定はできないため、設定変更は検索画面から行う必要があります。

検索画面にChatGPTが表示されない

拡張機能の設定でChatGPT for GoogleがOFFになっている場合や、対象の検索エンジンが有効化されていない場合は、検索画面にChatGPTが表示されないことがあります。

その際には、Googleのアカウントページから拡張機能がONになっているかを確認したり、歯車マークを押した先にある「検索パネル」で、Google・Yahoo!・DuckDuckGoなど、自身が使用している検索エンジンが有効化されているかを確認したりしましょう。

連続で使用すると機能制限がかかる

ChatGPT for Googleは基本無料で使用できる拡張機能ですが、「プロプラン」と呼ばれる有料版へのアップグレード機能も用意されています。そのため、無料版では連続での使用や使える機能に制限が設けられています。

ChatGPT for Googleが対応している、さまざまな言語モデルを試したい場合や、より高度な検索を行いたい場合には、プロプランへのアップグレードを検討するのもおすすめです。プロプランは3日間の無料トライアルが提供されているため、比較的気軽に試せます。

ChatGPT for Googleを使う際の注意点

ChatGPT for GoogleはGoogleアカウントを持っている人であれば、Chrome ウェブストアから無料で追加できます。しかし、ChatGPTはOpenAI社の公式サイトからアカウント登録が必要であり、ChatGPTのアカウントがなければ利用できません。

また、ChatGPT for Googleは検索のたびにChatGPTの回答が蓄積されていき、ChatGPTのみで使う際の回答にも影響を及ぼします。そのため、Trigger Modeの設定を変えたり、拡張機能をOFFにしたりして、必要なときだけ使うといった使い方がおすすめです。

まとめ

ChatGPT for Googleを使うと、検索と同時にChatGPTが検索した内容の回答を自然な言葉で表示してくれます。検索エンジンに加えてChatGPTの回答も同時に表示されることで、情報収集の効率性を高めてくれます。

ChatGPTの表示タイミングはコントロール可能なため、検索ニーズに合わせて効果的に機能を使用できます。Googleアカウントがあれば無料で使用できるため、気軽に活用して利便性の向上を目指しましょう。