おすすめの360度評価・多面評価システム3選|比較ポイントも解説

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  • 360度評価・多面評価システムは、タイプ・運用支援の有無・カスタマイズ性に注目する
  • 使いやすさや他システムとの連携性、評価結果のわかりやすさなども重要
  • 導入時は目的と評価項目を明確にし、導入後も継続的に実施していく

公平な評価や人材育成のために、360度評価・多面評価を採用する企業が増えています。360度評価・多面評価システムを活用すれば、初めてでもスムーズに導入可能です。この記事では、おすすめの360度評価・多面評価システムや選ぶ際の比較ポイントを解説します。

目次

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  1. 360度評価・多面評価システムで客観的な評価を実現
  2. 360度評価・多面評価システムはタイプ・運用支援の有無・カスタマイズ性で選ぶ
  3. 360度評価・多面評価システム選びで重要な3つのポイント
  4. 360度評価・多面評価システムのその他の比較ポイント
  5. おすすめの360度評価・多面評価システム3選
  6. 360度評価・多面評価システムの導入フローと注意点
  7. まとめ

360度評価・多面評価システムで客観的な評価を実現

360度評価・多面評価システムは、従業員の公平で客観的な評価を行うツールです。通常の評価は上司によるものが主ですが、360度評価では同僚や部下、さらには取引先や顧客など、異なる立場の人々からもフィードバックを受けられます。

この方法では、評価が一方的に偏ることなく、より多面的な視点で従業員の能力や行動を評価できます。さらに、このシステムは人材育成にも有効で、自己評価と他者評価のギャップに気づくことで、従業員は自分の課題や強みを把握できます。

初めて導入する場合でも、評価項目の設定や編集が簡単なため、スムーズに運用できるのも大きなメリットです。

そもそも360度評価・多面評価とは

360度評価・多面評価とは、評価対象者の周囲にいるさまざまな立場の人々から評価を受ける制度です。

上司だけでなく、同僚や部下、顧客や取引先など、多様な視点からフィードバックを得ることで、主観に偏りがちな評価を防ぎ、バランスの取れた客観的な評価を行えます。

このような特徴から、360度評価は公平な人事評価や効果的な人材育成の手段として、多くの企業で活用されています。

360度評価とは?360度評価が必要な理由やメリットを解説

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多面評価とは?必要性やメリット・実施する際のポイントを解説

多面評価とは、上司・部下・同僚といった立場を問わず評価し合う新たな評価方法です。成果主義やリモートワークの広がりにより、多面評価の必要性が増してきています。本記事では、多面評価のメリット・デメリットだけでなく、評価を実施する際のポイントも解説します。

360度評価・多面評価システムはタイプ・運用支援の有無・カスタマイズ性で選ぶ

360度評価・多面評価システムを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを確認することが必要です。まず、システムのタイプとして、360度評価に特化したものや、人事評価も含めた機能があるものなどがあります。

次に、運用支援サービスがあるかどうかも検討すべきです。専門的なサポートを受けることで、スムーズな運用が期待できます。また、評価項目を自社のニーズに合わせてカスタマイズできるかも重要な要素です。

これらの点を踏まえた選定が、効果的な運用につながります。次の章では、それぞれのポイントを詳しく解説します。

【重要なポイント3つ】

  1. システムのタイプを確認
  2. 運用支援サービスがあるか
  3. 評価項目をカスタマイズできるか

【その他の比較ポイント】

  1. 従業員・評価者ともに使いやすいか
  2. 他のシステムと連携できるか
  3. 評価結果をわかりやすく可視化できるか
  4. 多言語に対応しているか
  5. 料金をチェック

360度評価・多面評価システム選びで重要な3つのポイント

360度評価・多面評価システムを選ぶ際に重要な3つのポイントを確認しましょう。企業ごとに必要な評価基準が異なるため、柔軟に対応できるシステムが望ましいです。以下では、重要な3つのポイントについて詳しく解説します。

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360度評価・多面評価システム選びで重要な3つのポイント

  1. システムのタイプを確認
  2. 運用支援サービスがあるか
  3. 評価項目をカスタマイズできるか

システムのタイプを確認

360度評価・多面評価システムには、評価に特化したタイプと人事評価もできるタイプがあります。評価に特化したタイプはシンプルな設計で、評価のテンプレートが豊富に用意されているため、短期間で多くのフィードバックを集めたい場合に適しています。

一方で人事評価もできるタイプは、360度評価に加えて、人材データの管理や研修計画の作成といった総合的な人材管理が可能です。どちらを選ぶかは、企業の方針やニーズに応じて決めるべきです。以下では、それぞれのタイプについて詳しく解説します。

360度評価に特化したタイプ

360度評価に特化したタイプのシステムは、評価に必要なテンプレートや機能が豊富で、迅速に導入できる点が特徴です。評価者が多くても、アンケート結果の集計や分析がスムーズに行えるため、大規模な企業や多人数の評価を行う場合に特に適しています。

また、評価項目の選定や設定が簡単であり、カスタマイズの必要が少ないため、手軽に運用を開始できる点もメリットです。短期間で効果的なフィードバックを集めたい企業におすすめのタイプです。

人事評価もできるタイプ

人事評価もできるタイプのシステムは、360度評価に加え、従業員のパフォーマンス評価や研修計画、人材データの管理が可能で、包括的な人材管理をサポートします。

このタイプのシステムを導入することで、従業員の能力やスキルの把握だけでなく、長期的な育成戦略やキャリア開発を効果的に行えます。また、評価結果に基づいて、適切な研修プログラムの計画や人事配置の最適化が可能となります。

特に企業の成長に伴い、より高度な人材育成が求められる場合に、このタイプのシステムは非常に有効です。

運用支援サービスがあるか

360度評価・多面評価システムを導入する際には、ベンダーから提供される運用支援サービスがあるかどうかを確認することが重要です。特に、システムの導入や運用が初めての場合、専門的なサポートがあるとスムーズです。

ベンダーによっては、コンサルティングサービスやカスタマイズの提案、評価結果の分析サポートなど、幅広い運用支援を提供しています。これらのサービスを活用することで、評価の精度や運用効率を高められるでしょう。

評価項目をカスタマイズできるか

360度評価・多面評価システムを選ぶ際には、評価項目を柔軟にカスタマイズできるかどうかも重要なポイントです。評価対象者の職種や役職に応じて、求められるスキルや行動が異なるため、適切な項目を設定することが必要です。

例えば、管理職にはリーダーシップや意思決定能力が求められる一方で、一般職にはコミュニケーション能力やチームワークが重視されます。また、企業の理念や目標に沿った行動を評価するため、カスタマイズが可能なシステムを選ぶと、より正確な評価を行えます。

360度評価・多面評価システムのその他の比較ポイント

360度評価・多面評価システムを導入する際、使いやすさや他のシステムとの連携など、さまざまな点を比較することが重要です。ここでは、そのようなシステムを選ぶ際に確認すべき、追加の比較ポイントをいくつか紹介します。

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従業員・評価者ともに使いやすいか

360度評価・多面評価システムを選ぶ際には、従業員と評価者の両方にとって使いやすいインターフェースがあるかを確認することが大切です。評価が複雑で操作が難しいと、回答者の負担が大きくなり、正確なフィードバックが得られにくくなります。

また、スマートフォンやタブレットにも対応しているシステムは、忙しい従業員が時間や場所を選ばずに評価に回答しやすくなるため、評価参加率を高める効果があります。ログインのしやすさや画面の見やすさも重要なポイントです。

他のシステムと連携できるか

360度評価・多面評価システムを選ぶ際には、他の人事システムやツールと連携できるかどうかを確認することが重要です。例えば、人材マネジメントシステムや給与管理システムなどと連携することで、評価結果を他の業務にも反映させやすくなります。

単体で完結するアンケートツール型のシステムもありますが、総合的な人事戦略を進める企業にとっては、他のシステムとの連携があると業務効率が大幅に向上します。自社の既存システムとの互換性を確認しておきましょう。

評価結果をわかりやすく可視化できるか

評価結果を活用するためには、データがわかりやすく可視化されることが重要です。360度評価・多面評価システムには、評価結果を個人別や部門別に分析し、グラフやレポート形式で表示できるものがあります。

これにより、評価対象者の強みや課題を視覚的に把握でき、経営陣や人事部門にとっても効果的なフィードバックとなります。また、データのアウトプットが可能なシステムであれば、評価結果を他のツールやシステムに取り込んで活用することも容易です。

多言語に対応しているか

多国籍企業や外国人従業員が多い企業では、システムが多言語に対応しているかを確認することが非常に重要です。従業員が母国語で評価質問に回答できれば、内容を正しく理解し、より正確な評価結果を得られます。

また、評価者が同じように母国語で評価を行えると、異文化間での誤解を減らせます。特に外国人従業員が多い職場では、多言語対応のシステムは必要不可欠であり、導入時には必ず確認すべきポイントです。

料金をチェック

360度評価・多面評価システムの料金体系も重要な検討事項です。クラウド型システムの場合、利用者の人数に応じて料金が増減する従量課金制と、利用人数にかかわらず一定額を支払う月額固定制があります。

また、基本料金に加え、レポート出力や分析機能が別料金となるケースもあるため、予算や導入規模に合わせてシステムを選ぶことが大切です。初期費用や月額費用を確認し、コスト面で無理のないシステムを選びましょう。

おすすめの360度評価・多面評価システム3選

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360度評価・多面評価システムの導入フローと注意点

360度評価・多面評価システムを導入するには、いくつかのステップが必要です。正確で効果的な評価を行うためには、導入目的の明確化や無料トライアルの活用、継続的な評価サイクルの確立が重要です。

ここでは、導入の基本的な流れと注意点について詳しく解説します。

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1. 目的・評価項目を明確にする

360度評価を導入する際は、評価の目的と評価項目を明確にしましょう。何を評価したいのか、評価によって何を得たいのかが不明確なままだと、評価の正確性や公平性が損なわれる可能性があります。

例えば、リーダーシップやコミュニケーション能力を評価するのか、それとも業務スキルの向上を目指すのかによって、評価項目が異なります。

評価基準をはっきりと設定することで、従業員や評価者も評価を受ける目的を理解しやすくなり、結果がより効果的に活用されるでしょう。

2. 無料トライアルで試してから導入する

360度評価・多面評価システムを選ぶ際は、無料トライアルやデモを活用して、実際に操作性や機能を確認することが大切です。

導入後に「使いにくい」「機能が足りない」といった問題に直面しないためにも、事前にシステムを試すことで、企業のニーズに合ったシステムを選べます

画面の操作感やインターフェースの使いやすさ、どのようにデータを表示・分析できるかなどを実際に体験し、評価者や従業員が使いやすいかを確認しましょう。

3. 継続的に実施する

360度評価は一度だけで終わるものではなく、継続的に実施することが重要です。一回の評価で得られたフィードバックをもとに、従業員が自身の成長や改善を図れます

しかし、それだけでは不十分であるため、フィードバックを基に次のアクションに結びつけ、評価を繰り返すことで持続的な成長を促せます。結果を振り返り、どのような改善や成長が見られたかを確認し、次回の評価に活かしましょう。

まとめ

360度評価・多面評価は、公平な評価や人材育成を目的として多くの企業が採用しています。初めて導入する企業でも、360度評価・多面評価システムを活用すれば、スムーズに実施することが可能です。

360度評価・多面評価システム選びでは、タイプや運用支援の有無、カスタマイズのしやすさなどを確認し、使いやすさや他のシステムとの連携、評価結果のわかりやすさも重要なポイントです。

これらの要素を考慮し、最適なシステムを導入することで、公平で効果的な評価を行いましょう。

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