Notionのリレーション・ロールアップとは?設定方法を解説

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  • Notionのリレーションとは、別々のデータベース同士を関連付ける機能
  • Notionのロールアップとは、リレーション機能で連携させたデータを集計する機能
  • Notionのリレーション機能は、プロジェクト管理や顧客管理などに活用できる

Notionには、リレーションやロールアップの機能があります。これらの機能でデータベース同士を連携すれば、プロジェクトなどの管理がより行いやすくなります。この記事では、Notionのリレーション・ロールアップの設定方法や活用例などについて解説します。

目次

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  1. Notionのリレーション・ロールアップを活用しよう
  2. Notionのリレーションの設定方法
  3. Notionのロールアップの設定方法
  4. まとめ

Notionのリレーション・ロールアップを活用しよう

Notionとは、さまざまなツールの機能を1つに集約できるオールインワンワークスペースアプリです。タスク管理やナレッジ共有、プロジェクト管理、AIサポート、ドキュメント作成など、あらゆる業務に幅広く対応します。

Notionには、リレーションロールアップといった機能が搭載されています。これらの機能では、複数のデータベースを統合して、データ収集や集計における作業工数を大幅に削減できます。

ここでは、Notionにおけるデータ管理業務の効率化に役立つリレーションとロールアップの機能について解説します。

参考:Notion(ノーション)

参考:リレーションとロールアップ – Notion(ノーション)ヘルプセンター

Notionは何がすごいのか?Notionの機能や活用方法も解説

Notionとは、アメリカの企業が開発した多機能なドキュメントツールです。その機能の多彩さからオールインワンツールと呼ばれ、日本だけでなく世界中の企業から注目を集めています。本記事では、Notionの機能や活用方法、メリット・デメリットまで詳しく解説します。

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リレーション・ロールアップとは

  1. リレーションとは
  2. ロールアップとは

リレーションとは

Notionにおけるリレーションとは、複数のデータベースを関連付けて管理する機能です。1つのデータベースを開いたときに、関連する全ての情報がプロパティで紐づけて表示されます。

業務に必要なあらゆる情報を一目で確認でき、担当者のデータ確認における作業工数が大幅に減少します。また、データベースが自動で統合されることにより、データの重複入力などの手間を削減できる点もメリットです。

リレーションの活用シーン

リレーションの活用シーンには、顧客管理業務やプロジェクト管理業務などがあります。例えば、顧客管理システムと商品管理システムをリレーションすると、どの顧客がいつ何の商品を購入したのかが一目で把握でき、次回の商材提案に活かせます。

また、プロジェクト管理ツールとタスク管理ツールのリレーションによって、プロジェクトの全体像を確認しながら、各メンバーごとにタスクの進捗状況を可視化できます。

リレーションの活用により、担当業務に関するあらゆるデータの確認が容易になり、管理者や業務担当者は的確な業務判断につなげられます。

ロールアップとは

Notionのロールアップは、リレーションで連携させたデータのプロパティを自動で集計する機能です。つまり、ロールアップは必ずリレーションと組み合わせて利用します。

ロールアップの活用により、手作業によるデータの集計を削減できます。膨大なデータの集計作業が短時間で完了し、集計ミスの防止にもつながります。

ロールアップの活用シーン

ロールアップは、例えば顧客の購買状況を可視化したい場合に活用できます。リレーションした顧客情報や購買データをロールアップすると、顧客ごとの支払い金額や商品の購入点数が自動で集計されます。

計算結果は数値形式や日付形式の表示も可能なため、業務別の担当者は必要な情報をすぐに確認できます。時間のかかる集計作業を削減し、正確なデータを表示することで、データの分析作業が捗ります。

そして、分析結果を次回のマーケティングや営業活動に素早く活かせるでしょう。

Notionのリレーションの設定方法

Notionのリレーションを設定するには、元になるデータベースをあらかじめ作成しておきます。データベースの右端に表示されている「+」ボタンをクリックし、「リレーション」を選択しましょう。

続いて、「リレーション対象」にリレーションを希望するデータベースを追加し、「リレーションを追加」するボタンをクリックすると、リレーションの設定は完了です。

表示オプションの設定

Notionのリレーションでは、以下のような3つの表示オプションを設定可能です。活用すると、画面の視認性を高めながら必要な情報を分かりやすく整理できます。

「プロパティとして表示」は、リレーション先の情報をまとめてプロパティで表示します。サイドピークで開いたデータベースの「リレーション」を選択後、「プロパティとして表示」をクリックしましょう。

「セクションとして表示する」では、選択項目を他プロパティと分けてセクションとして表示し、情報を見やすく整理します。「リレーション」メニューを選択して、「ページセクションとして表示する」を選ぶだけで設定は完了です。

「最小化」は、コンテンツの内容を最小限で表示する設定方法です。非表示になっている内容は、アイコンをクリックすることで表示できます。設定するには、表示データベースの「リレーション」のメニュー項目から「最小化」を選択します。

オプション詳細
プロパティとして表示リレーション先の情報をまとめてプロパティで表示
セクションとして表示ページ本体の上にセクションとして表示
最小化コンテンツの内容を非表示にする

Notionのロールアップの設定方法

ロールアップを設定するには、まず、リレーションを使ってデータベース同士を紐付けておく必要があります。データベース右端の「+」ボタンをクリックして「ロールアップ」を選び、 先ほどリレーションしたデータベースを選択します。

続いて、「プロパティ」で、該当のデータベースで表示したいプロパティを選びましょう。最後に、「計算」で表示形式を選択すると設定が完了します。

なお、データ集計の際は、ロールアップの列の下に表示された「計算」ボタンをクリックすると、自動で計算が行われて結果が表示されます。

まとめ

Notionは、さまざまなツールの機能を1つに集約できる万能型プラットフォームです。異なるデータベース同士を連携させるリレーションや、リレーションしたデータを自動集計するロールアップなどの機能も備わっています。

リレーションやロールアップを活用して、手作業によるデータ連携や集計業務を自動化し、さまざまなデータを分析や営業活動に活かしましょう。

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