おすすめのVDI5選|選ぶ際の比較ポイント・導入時の注意点も解説
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- VDIを選ぶ際は、導入形態・対応OS・スペック変更の柔軟性に注目する
- ベンダーによるセキュリティ対策や、初期費用・月額費用も比較して選ぶ
- 利用規模に合ったサーバー・ネットワーク環境の整備や、運用知識を持つ人材も必要
VDIを活用すれば、場所を問わず業務に必要なデスクトップへ安全にアクセスできます。情報流出のリスクを低減しながら、テレワークの推進にも役立ちます。この記事では、おすすめのVDIや選ぶ際の比較ポイント、導入時の注意点などを解説します。
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VDIを活用してテレワークを推進
VDIとは、仮想的にデスクトップ環境を構築し、どこにいても業務に必要なデスクトップに安全にアクセスできる技術です。VDIを活用することで、テレワークを効果的に推進できます。
これにより、従業員は自宅や外出先からでも会社のデスクトップ環境にアクセスし、効率的に仕事を進められます。VDIには、導入形態、対応OS、スペックの柔軟性という重要な選定ポイントがあります。
VDIとは?機能や種類、メリット・デメリットをわかりやすく解説
VDIとはデスクトップ環境を仮想化させて、デスクトップ環境をサーバー上に集約・稼働させる仕組みのことです。いくつかの機能・種類があり、導入には注意点もあります。本記事では、VDIの種類やメリット・デメリット、製品・サービスの選び方をわかりやすく解説しています。
VDIは導入形態・対応OS・スペックで選ぶ
VDIの選び方で重要な3つのポイントは、導入形態、対応OS、スペックの柔軟性です。導入形態については、主にオンプレミス型、クラウド型、クラウド・オンプレミス両対応の3つがあります。
次に、対応OSについては、多くのVDIはWindows対応ですが、他のOSを使用したい場合には対応状況を確認する必要があります。
最後に、スペックの柔軟性については、CPUやメモリサイズが自社の要件に見合っているか、そして柔軟に変更できるかを確認しましょう。これらのポイントを踏まえて、各章で詳しく解説していきます。
【重要なポイント3つ】
- 導入形態を確認
- Windows以外のOSに対応しているか
- スペックを柔軟に変更できるか
【その他の比較ポイント】
- セキュリティ対策は万全か
- コスト・費用対効果を確認
VDIの選び方で重要な3つのポイント
VDIを導入する際に、導入形態・Windows以外のOSに対応しているか・スペックを柔軟に変更できるかなどの選定の基準となる重要な3つのポイントがあります。
これらのポイントを押さえることで、自社に最適なVDIを選ぶことができるでしょう。以下で、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
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VDIの選び方で重要な3つのポイント
導入形態を確認
VDIを導入する際の形態としては、主にクラウド型、オンプレミス型、クラウド・オンプレミス両対応の3つがあります。
自社の環境や方針に合わせて最適な導入形態を選ぶことが重要です。それぞれの特徴とメリット・デメリットを理解し、具体的な業務ニーズに合わせた選択を行いましょう。以下では、それぞれの導入形態を詳しく解説します。
クラウド型
クラウド型は、サーバーを自社内に設置する必要がないため、導入が手軽で初期費用を抑えられるのが特徴です。在宅勤務などのリモートワークスタイルにも対応しやすく、どこからでもデスクトップにアクセスできます。
ただし、クラウド型のデメリットとしては、インターネット接続が必須であり、通信速度や安定性に依存する点が挙げられます。セキュリティについても、クラウド上でのデータ管理に対する不安がある場合があります。
オンプレミス型
オンプレミス型は、自社内にサーバーを設置し、通信経路を自由に設計できる点が最大の特徴です。例えば、VDI環境を内部環境として使用する場合、インターネット接続が不要であり、外部からのトラフィックを避けられます。
そのため、セキュリティが非常に強固であり、企業内の機密情報を扱う場合に適しています。しかし、オンプレミス型のデメリットとしては、サーバーの設置や維持に高い初期費用と運用コストがかかる点が挙げられます。また、導入までに時間がかかることもあります。
クラウド・オンプレミス両対応
クラウド・オンプレミス両対応のVDIです。これは、クラウド型とオンプレミス型の両方の利点を組み合わせたもので、柔軟な運用が可能です。
例えば、通常はクラウド型として運用し、必要に応じてオンプレミス環境に切り替えることができるため、業務の状況に応じて最適な環境を選択できます。この形態のメリットは、柔軟性とセキュリティのバランスが取れている点です。
一方、デメリットとしては、管理が複雑になる可能性があり、両方の環境を維持するためのコストがかかることが挙げられます。
Windows以外のOSに対応しているか
多くのVDIはWindowsに対応していますが、Mac OSやLinux、Android端末やiPadなど、他のOSで使用したい場合には、その対応状況を確認する必要があります。
特に、特定のOSに依存しない業務環境を構築したい場合、幅広いOSに対応しているVDIを選ぶことで、従業員がどのデバイスからでも効率的に業務を行えます。
そのため、VDIの選定時には、対応するOSの種類をしっかりと確認し、自社の利用環境に最適なものを選ぶことが大切です。
スペックを柔軟に変更できるか
VDIを導入する際には、CPUやメモリサイズなどの動作スペックが自社の要件に合っているかを確認しましょう。例えば、一般的なオフィス業務を行う社員には、比較的軽めのスペックが適しています。
しかし、グラフィックやデータの大規模な処理を行うエンジニアなどには、より高性能なスペックが必要です。したがって、VDIシステムが異なる業務ニーズに対応できるかどうかを確認することが大切です。
また、業務の変化や成長に応じて、スペックの変更が必要になる場合があります。そのため、柔軟にスペックを変更できるVDIであることも重要です。自社の要件や将来的な拡張を見据えた選定が、VDIの効果的な活用に繋がります。
VDIのその他の比較ポイント
VDIを選ぶ際には、導入形態や対応OS、スペック変更の柔軟性などの基本的な要素だけでなく、他にも確認すべき重要なポイントがあります。
これらの追加ポイントをしっかりと比較検討することで、自社に最適なVDIを見つけることができます。以下では、VDIのその他の比較ポイントについて解説します。
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VDIのその他の比較ポイント
セキュリティ対策は万全か
VDIの選定において最も重要な要素の一つがセキュリティ対策です。各ベンダーが提供するセキュリティ機能には違いがあるため、自社の安全を確保するためにはしっかりと確認する必要があります。
具体的には、データの暗号化やアクセスログの管理、不正アクセス防止機能、ウイルス対策などが含まれているかを調べましょう。これらの対策がしっかりしていることで、情報流出のリスクを大幅に減らし、安心してVDIを利用できるでしょう。
コスト・費用対効果を確認
VDIの導入には、初期費用や月額費用がかかります。具体的には、VDI専用のサーバー作成費用や社内ネットワーク構築費用、ストレージ利用料、VDI構築に必要なソフトウェア導入費用、VDI環境で利用するOSのライセンス料などがあります。
これらの費用はベンダーごとに異なり、独自の機能や料金プランを持っています。導入コストと運用コストを考慮し、費用対効果をしっかりと確認しましょう。長期的に見てどのVDIが最もコスト効率が良いかを判断することが大切です。
おすすめのVDI5選
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クラウドもオンプレミスも◎柔軟なカスタマイズを求める方におすすめ
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ここが少し気になる…
- 具体的な製品内容や導入方法・料金プランは問い合わせで確認
アマゾンジャパン合同会社
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- コスト削減を実現できる「仮想デスクトッププール」の提供
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ここが少し気になる…
- 価格や詳細は問い合わせで確認
SB C&S株式会社
VMware Horizon Cloud
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ここがおすすめ!
- 初期費用や運用費を抑えつつ、好きなタイミングで必要なものだけ導入できる
- 「VMware社」の強固なデータセンターを使えるため、セキュリティ面も万全
- 「マルチテナントアーキテクチャ」の採用で、ニーズに応じた配置が可能
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ここが少し気になる…
- プランや導入初期費用は問い合わせで確認
日本電気株式会社
NEC Cloud DaaS v2.0
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ここがおすすめ!
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ここが少し気になる…
- 対応しているのが「Windows 10」で「Windows 11」については問い合わせで確認
株式会社インターネットイニシアティブ
IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2
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ここがおすすめ!
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- IIJの各種サービスと連携が行え、より拡張性の高い環境を実現
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ここが少し気になる…
- 価格や詳細は問い合わせで確認
VDIの導入フローと注意点
VDIを導入する際のフローと注意点についても理解しておく必要があります。これにより、スムーズかつ効果的にVDIを導入し、運用が可能になります。以下では、VDIの導入フローと注意点を解説します。
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VDIの導入フローと注意点
1. 見積もりをとって比較検討する
VDIの導入を検討する際には、複数のベンダーから見積もりを取り、料金や機能を比較しましょう。まずは、各ベンダーが提供するサービス内容を詳細に調べ、自社のニーズに最適なVDIを見つけましょう。
見積もりを依頼する際には、初期費用や月額費用、追加オプションなど、すべてのコスト項目を明確にしてもらうことが大切です。また、料金だけでなく、各ベンダーのサポート体制も重要な比較ポイントです。
たとえば、トラブルが発生した際の対応速度や、提供されるサポートの種類を確認しましょう。複数の見積もりを比較することで、コストパフォーマンスが高く、自社の業務に最適なVDIを選べます。
2. ネットワーク環境を整備する
VDIの動作はネットワーク環境に大きく依存するため、利用規模に合ったサーバーやネットワーク環境の整備が必要です。
ネットワークの速度や安定性がVDIのパフォーマンスに直接影響を与えるため、高品質なネットワーク環境を整備することで、スムーズなVDI運用が可能になります。
特に大規模な導入を予定している場合は、専用のサーバーや高性能なネットワーク機器の導入を検討しましょう。
3. 運用人材を配置する
VDIを運用するためには、知識を持つ人材が必要です。特にオンプレミス型VDIでは、高セキュリティを保つために一定のITスキルが求められます。専門知識を持つ人材を配置することで、セキュリティリスクも最小限に抑えられます。
また、VDIの導入後も継続的に運用を見直し、最適化していくことが求められるため、ITスキルを持つ人材が常に必要とされます。このように、VDIを成功させるためには、適切な運用人材を配置し、システムの安全性と効率性を維持することが重要です。
まとめ
VDIを活用することで、場所を問わず業務に必要なデスクトップへ安全にアクセスできます。これにより、情報流出のリスクを低減しながら、テレワークの推進にも役立ちます。VDIを選ぶ際は、導入形態・対応OS・スペック変更の柔軟性に注目しましょう。
また、ベンダーによるセキュリティ対策や、初期費用・月額費用も比較して選ぶことが求められます。さらに、利用規模に合ったサーバー・ネットワーク環境の整備や、運用知識を持つ人材の配置も必要です。
これらのポイントを押さえた上でVDIを活用して、安全かつ効率的な業務環境を実現しましょう。:;¥¥¥@「¥^