おすすめのWeb面接システム8選|比較のポイントや注意点も解説
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- Web面接システムは、必要な機能の有無や画質・品質、コストに注目して選ぶ
- 応募者の利便性を考慮すると、専用アプリやアカウント登録が不要なシステムがおすすめ
- Web面接をスムーズに行うには、システムだけでなく通信環境や周辺機器の準備も必要
Web面接システムを利用すれば、遠隔地の応募者とも簡単に面接が可能になり、より効率的な採用活動ができます。また、担当者の業務負担軽減にも繋がります。この記事では、おすすめのWeb面接システムや選ぶ際のポイント、導入時の注意点などを解説します。
目次
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Web面接システムで採用活動を効率化
Web面接システムとは、オンライン上で応募者との面接を行えるツールです。ビデオ通話だけでなく、応募者情報や選考スケジュール、選考ステータス、評価などの管理を一元的に行えます。
Web面接システムの導入により、従来よりも時間・応募地に制限されない面接の実施が可能になります。その結果、応募者の増加や企業側の採用関連業務の軽減、採用力の強化などのメリットに期待できます。
Web面接システムにはさまざまな製品があり、選定基準に迷うこともあるでしょう。本記事では、Web面接システムのおすすめの選び方を解説します。本記事を参考に自社に最適なWeb面接システムを導入して、採用関連業務の効率化につなげましょう。
WEB面接システムとは?機能やメリット・デメリット、選び方を解説
WEB面接システムは、PCやスマートフォン、タブレットを利用してオンライン上で面接を行えるシステムです。本記事では、WEB面接システムをよく知らない方・導入を検討している方のために、WEB面接システムの機能やメリット・デメリット、選び方を解説しています。
Web面接システムは機能・品質・コストで選ぶ
Web面接システムを選ぶ際は、必要な機能の有無・画質や音質・コストに注目しましょう。これらのポイントに注目してツールを選定することにより、自社の要件を満たしたツールを導入でき、採用関連業務の円滑な遂行に期待できます。
Web面接システムを選ぶうえで重要なポイントについて、次の章で解説していきます。
【重要なポイント3つ】
- 必要な機能があるか
- 画質・音質をチェック
- コストは適正か
【その他の比較ポイント】
- 応募者に登録やアプリは不要か
- 他システムと連携できるか
- セキュリティ対策は万全か
Web面接システムの選び方で重要な3つのポイント
Web面接システムは、自社に必要な機能や、高品質な画質・音質を備えており、適正なコストで導入できる製品を選ぶことが大切です。ここからは、各ポイントについて解説します。
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Web面接システムの選び方で重要な3つのポイント
必要な機能があるか
自社に必要な機能を備えたWeb面接システムを導入することで、採用業務における課題を解決でき、人事採用業務の円滑化にもつながります。標準機能はWeb面接システムによって異なるため、事前にどのような機能があるかを確認しましょう。
なお、Web面接システムは、基本的なビデオ通話機能以外にも次のような機能を備えていることが多いです。各機能の特徴を理解して、自社が必要とする機能をあらかじめ明確にすることで、適切なツールを選定できるでしょう。
機能 | 概要 |
---|---|
応募者管理 | 応募者の基本情報・選考の進捗状況・合否判定を一元管理 |
スケジュール管理 | 選考スケジュールや進捗状況の一元管理 |
評価・メモ | 面接中に応募者の評価や感想を記録 |
チャット | 企業・応募者間におけるテキストメッセージのやり取り |
画面共有 | 面接に必要なデータを画面上で共有 |
資料共有 | 面接に必要な資料を共有 |
録音・録画 | 面接中の動画・音声を記録 |
動画(録画)選考 | 応募者が提出した動画を基づく選考 |
画質・音質をチェック
Web面接システムは、出来る限り画質・音質の高い製品の導入が望ましいでしょう。人事採用においては、応募者の質疑応答の内容だけでなく、表情や声色も重要な選考基準となるためです。
画質や音質が悪いと、応募者の表情や音声を正確に把握できず、選考に必要な情報が不足する恐れがあります。画質や音声は実際にツールを利用しなければ分からないこともあるため、無料トライアルの活用や口コミを参照して選ぶと良いでしょう。
コストは適正か
Web面接システムの料金体系は製品によって異なります。一般的には、下記のいずれかの料金体系が採用されています。
- 固定月額制:ユーザー数に関わらず一律の月額利用料金
- 従量課金制:ユーザー数によって料金が増減
自社の利用人数を考慮して、適切な料金体系のツールを選定しましょう。また、一概に料金のみを見るのではなく、機能とのバランスを考えることも大切です。一般的に多機能なツールは利便性が高いものの、コストも高額になる傾向があります。
その一方で無料で利用できるツールは、有料ツールに比べて機能が制限されることが多く、導入効果を得られない可能性があります。このように、Web面接システムはコストだけでなく、機能性との兼ね合いにも注目して選定する必要があります。
Web面接システムのその他の比較ポイント
Web面接システムは、上記の3つのポイントに加えて、応募者側の利便性や他システムとの連携性、セキュリティ性にも注目すると良いでしょう。
これらのポイントを基準にツールを選定することで、応募者と企業両方の利便性を高めることができ、ツールを最大限に有効活用できます。ここからは、それぞれのポイントについて解説します。
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Web面接システムのその他の比較ポイント
応募者に登録やアプリは不要か
Web面接システムによっては、応募者側によるアプリのインストールや、アカウント登録を行う必要があります。これは、応募者側に負担がかかるため、これらの工程をかけずに利用できるツールの選定がおすすめです。
また、アプリのインストールやアカウント登録が必要な場合は、企業側に説明の手間が生じます。このようなコストを抑えるためにも、応募者側の操作が最低限で済むツールの選定が望ましいでしょう。
例えば、企業が発行したURLを応募者がクリックするだけで、面接を開始できるようなツールがおすすめです。
他システムと連携できるか
Web面接システムは他システムとの連携により、人事採用業務のさらなる効率化が見込めます。例えば、採用管理システムと連携することで、Web面接から選考、内定までを一貫して行うことができます。
あるいは、外部カレンダー機能と連携することで、選考スケジュールの調整が容易になるでしょう。したがって、Web面接ツールは、自社既存のシステムとの相性を確認したうえで選定するのがおすすめです。
セキュリティ対策は万全か
Web面接システムには、セキュリティ対策が万全なツールを選びましょう。セキュリティ性が低いツールを利用した場合、面接中の動画を覗き見されたり、ツールに入力された応募者の個人情報が外部漏洩したりする恐れがあります。
例えば、通信の暗号化やアクセス制限、履歴管理機能などを備えたツールがおすすめです。
また、情報の抜き取りが起こりやすいフリーWi-Fiの使用や、人の出入りが激しい場所での面接は控えるなど、ツールの利用方法にも十分配慮する必要があります。
おすすめのWeb面接システム8選
GOOD
ここがおすすめ!
- 「新卒」「中卒」「アルバイト」に対応し、業界問わず利用可能
- Web面接はもちろん、録画面接や採用管理機能まで幅広く搭載
- 「ATS連携」が行えて、シームレスな採用を実現
MORE
ここが少し気になる…
- 目的別にプランを選べる反面機能制限があるので、すべて使いたい場合には「プレミアムプラン」が必要
GOOD
ここがおすすめ!
- 場所や時間に左右されない動画面接で、採用担当者の工数削減につながる
- 遠方からの応募者を取りこぼさず、選考が可能
- 面接前の顔合わせとして利用でき、お互いの人柄や仕事意欲を把握できる
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ここが少し気になる…
- カスタマイズの自由度が高いエンタープライズプランの価格を確認したい際は、問い合わせが必要
GOOD
ここがおすすめ!
- 応募者との日程調整から面接まで一元管理ができ、業務効率化が可能
- 応募者からの利用登録が不要でスマホ利用も可能なため、応募者からの負担を軽減して面接を実施できる
- 複雑な機能や特殊な操作はなく、企業・応募者の双方が簡単に利用できる
MORE
ここが少し気になる…
- プラン内容によって導入期間が異なるため、注意と確認が必要
GOOD
ここがおすすめ!
- スケジュールの直接登録により日程調整の無駄を省き、応募者にすばやくアプローチが可能
- 遠方に住む優秀な人材にも移動にかかるコストや時間を削減してアプローチが可能
- Web面接で応募者の負担を軽減でき、選考辞退やドタキャンのリスクを防ぐ
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ここが少し気になる…
- 月額費用は無料だが導入費用が掛かるため、導入時にある程度のコストの用意が必要
GOOD
ここがおすすめ!
- 拠点代や交通費などのコスト・移動時間を大幅に削減
- 派遣会社や人材紹介会社の大量採用企業に特化したシステム
- 面接URL発行・応募者への通知・Web面接開始の簡単3ステップで利用可能
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ここが少し気になる…
- 大量採用特化型のため、じっくり面接して採用を決めたい企業には不向き
GOOD
ここがおすすめ!
- 採用規模や目的にあわせて選べる豊富なプランの提供
- 各種テンプレートの用意があり、質問テンプレートごとにURLの発行が可能
- 「面接前動画」や「動画プレビュー」など、豊富な面接機能を搭載
MORE
ここが少し気になる…
- プランにより最低契約期間が6ヶ月または12ヶ月と縛りがある
GOOD
ここがおすすめ!
- 「選考」から「契約」までワンストップで行えるため、作業効率や採用率も向上
- 面接の大幅カットができて無駄を省けるため、いい人材に集中できる
- スマホ対応で空き時間でも求職者のチェックが可能
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ここが少し気になる…
- 日程調整やAI評価を使う場合は別途オプションでの対応
GOOD
ここがおすすめ!
- スマホ対応で、24時間365日世界のどの場所でも面接が可能
- AI搭載により、代わりに面接や評価を実施
- 評価項目は10項目で10段階評価でき、回答内容もテキストに変換
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ここが少し気になる…
- プランにより観察項目や所要時間が異なり、「ライトプラン」では回答サマリーに対応していない
Web面接システムの導入フローと注意点
Web面接システムの導入の際は、応募者に合わせたツール選びや、試験運用などのポイントに注意しましょう。ここからは、Web面接システムの導入フローごとに注意点を解説します。
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Web面接システムの導入フローと注意点
1. 応募者の傾向も考慮してシステムを選ぶ
Web面接ツールは、自社との相性だけでなく、応募者の傾向も考慮して選びましょう。応募者の年代・性別・経歴は、企業や雇用形態によって大きく異なり、各ターゲット層が使いやすいツールを導入することで、応募者の満足度を高められます。
例えば、主婦層の応募を狙う場合は、隙間時間を活用してエントリーできる録画先行機能を有したものが便利です。一方で新卒を雇用する場合は、複数社で面接を行っている可能性が高いことから、リマインド機能やチャット機能を備えたツールがおすすめです。
スケジュールの記憶漏れを防ぎ、面接外でコミュニケーションを重ねることにより、企業・応募者ともに、円滑に選考活動を進めることができます。
このように、応募者の傾向を考慮したシステムを選ぶことで、応募者の満足度の向上を見込めます。その結果、応募者の増加や選考活動の品質向上にもつながるでしょう。
2. 無料トライアルで品質や操作性を確認する
Web面接システムは、本格導入前に無料トライアルなどを活用して、試験運用することが望ましいです。試験運用の実施により、ツールの画質や音質、操作性、自社との相性を確かめてツールを検討できます。
その結果、ツールの導入後に混乱が起こりにくくなり、円滑な人事採用業務の遂行に期待できます。無料トライアルで複数のツールを比較して、最も自社に適したものを導入するのが良いでしょう。
3. 通信環境・周辺機器も準備する
Web面接中に音声や映像が途切れると、選考に支障をきたす恐れがあります。このようなリスクを避けるために、通信環境や周辺機器の準備も行いましょう。
なお、通信が安定したWeb面接を行うには、通信速度は上り・下りともに20Mbps〜50Mbp確保するのが理想的です。また、無線接続よりも有線接続のほうが通信環境が安定しやすいでしょう。
必要に応じて、外付けカメラやヘッドセットを活用するのもおすすめです。どのような準備を行うべきかは、企業の通信環境や選定したツールによって異なるため、本番前にWeb面接システムの動作状況を確かめたうえで、適切な対策を取りましょう。
まとめ
Web面接システムは、企業と応募者がオンライン上で面接を行うためのツールです。Web面接システムの導入により、応募者の増加や採用業務の品質向上、担当者の業務負担の軽減に期待できます。
Web面接システムは、自社が求める機能や画質・音質を備えたものを選ぶことで、効率のよいWeb面接が実現します。また、機能性や操作性と比較したうえで、適正なコストであるかも確認すべき事項です。
自社との相性だけでなく、応募者にとって使いやすいツールを選ぶことで、応募者の満足度が向上しやすくなります。画質や音質、通信環境を確かめるために、本番前に試験運用を実施することが望ましいです。
自社の要件を満たしたWeb面接システムを導入して、人事採用業務の効率化や品質の向上につなげましょう。