おすすめの会議室予約システム5選|選び方のポイント・注意点も解説
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Check!
- 会議室予約システムを選ぶ際はスケジュール管理ツールとの連携性や対応規模を確認する
- 来訪者への対応をスムーズにするには、受付システムと連携できるものがおすすめ
- 導入時は目的や使用場所を確認し、導入後は従業員・顧客に使用方法を共有する
会議室予約システムは、会議室の予約管理やスケジュール調整をサポートするシステムです。業務効率化に役立ちますが、多くの製品があり選ぶ際に迷う企業は多いと思います。この記事では、おすすめの会議室予約システムや選び方のポイント、導入時の注意点などを解説します。
目次
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会議室予約システムで会議室運営を効率化
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会議室予約システムは、企業や組織内の利用可能な会議室や施設を一元的に管理し、従業員がこれらのリソースを最適に利用できるようにするソフトウェアシステムです。主な機能としては、必要な日時に会議室を予約し、ダブルブッキングなどを防いで管理します。
会議室予約システムは業務の効率化に役立ちますが、多くのベンダーがシステムを提供しているため、選ぶ際に迷うこともあると思います。そこで、本記事では、おすすめの会議室予約システムや選び方のポイント、導入時の注意点などを分かりやすく解説します。
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会議室予約システムとは、会議室の予約・入退室など会議室運営に関する管理業務を自動化するシステムです。空き状況がすぐに分かり、予約も簡単に行えます。この記事では、会議室予約システムのメリット・デメリット、選び方を解説します。
会議室予約システムを導入するメリット
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会議室予約システムを導入することで、会議室運営の効率化や利用状況の把握に繋がります。例えば、予約の変更やキャンセルがあった場合、関係者に対して通知が送られ、スムーズな会議室予約が行われます。
また、会議室の利用が終了する時刻に合わせてタイマーや残り時間を通知する機能があると、会議が長引くことを防いで、効率的な会議の進行にも期待できます。システムによっては、無断延長が多い利用者を特定でき、必要に応じて注意や対処も可能になります。
会議室予約システムは他ツールとの連携性・対応規模で選ぶ
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会議室予約システムを選ぶ際には、重要なポイントとして、スケジュール管理ツールや受付システムとの連携性、対応している会議室の数の確認が挙げられます。さらに、より自社に適したシステムを導入するために、その他の比較ポイントを確認することも重要です。
ここからは、これらの重要なポイントとしての3つの項目や、その他の比較ポイントについて詳しく解説していきます。
【重要なポイント3つ】
- スケジュール管理ツールと連携できるか
- 受付システムと連携できるか
- 対応している会議室の数を確認
【その他の比較ポイント】
- 使いたいデバイスに対応しているか
- セキュリティ対策は十分か
- サポート体制は充実しているか
会議室予約システムの選び方で重要な3つのポイント
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会議室予約システムを選ぶ場合には、スケジュール管理システムや、受付システムなど他システムと連携しやすいか、また、対応している会議室や施設の数・範囲などを確認することがポイントになります。
ここでは、会議室予約システムの選び方で重要な3つのポイントとして、以下の項目の詳細を解説します。
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会議室予約システムの選び方で重要な3つのポイント
スケジュール管理ツールと連携できるか
会議室予約システムを選ぶ際には、既に稼働しているスケジュール管理システムなどと連携ができるかどうか確認しましょう。既存システムと連携することによって、効率よく会議室の予約確認や通知・案内ができるようになります。
例えば、スケジュール管理システムと連携できると、会議室の予約と同時に会議参加者のスケジュールに会議予定が自動登録されます。そのため、参加者に別途、会議室の場所や時間などを知らせる必要がなくなり、効率よく予約やスケジュール管理ができます。
また、カレンダーアプリと連携できる機能があると、会議スケジュール入力の手間が削減され、設定漏れなども防げます。さらに、会議の日程調整から会議室予約までを同時に進めることができ、会議開催の運用がスムーズに行えます。
受付システムと連携できるか
来訪者との会議が多い企業や組織の場合には、受付システムと連携できる会議室予約システムが便利です。例えば、来訪者との会議が必要な際には、担当者に連絡して会議室を予約するため、手間や時間がかかってしまい効率的とは言えません。
受付システムとの連携によって、担当者への通知と同時に会議室を予約できて、担当者に部屋番号が通知されることで、スムーズに会議が始められます。来訪者の受付から会議室の予約まで一貫して行えるので、受付業務の効率もアップします。
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受付システムとは、来客対応や電話による取次業務などの受付業務を自動化できるシステムです。テレワークの普及により、オフィスへの来客者が減ったことで導入している企業も増えています。本記事では、受付システムの機能やメリット・デメリット、選び方を解説しています。
対応している会議室の数を確認
会議室予約システムはさまざまな企業規模に対応しています。大規模な企業では多くの会議室が必要とされ、小規模な企業ではそれほど多く必要ないことがあります。そのため、対応している会議室の数が自社のニーズに合っているかを確認しましょう。
システムによっては、10室以下から100を超える会議室の予約に対応したシステムもあります。コストパフォーマンスの良いシステムを選ぶために、予約できる会議室の数が自社の規模や用途に合っているかどうかを確認しましょう。
会議室予約システムのその他の比較ポイント
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会議室予約システムのその他の比較すべきポイントとして、PCやタブレット、スマホなど使いたいデバイスに対応しているか、また、セキュリティ対策は十分か、サポート体制は充実しているか、などの点もチェックポイントになります。
ここでは、会議室予約システムのその他の比較ポイントとしてチェックすべき、以下の項目の詳細を解説します。
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会議室予約システムのその他の比較ポイント
使いたいデバイスに対応しているか
会議室予約システムがどのようなデバイスに対応しているかどうかは、使用の柔軟性や利便性に影響します。そのため、システムがどのデバイスに対応しているか、事前にチェックすることが重要です。
PCやスマホ、タブレットなど、従業員の多くが使用しているデバイスに対応していると、従業員が好きなタイミングでシステムを利用できて、会議室の予約やスケジュールの確認を効率的に行えます。
また、異なるデバイスのそれぞれの画面サイズに適応できるかどうかも確認ポイントになります。小さなスマホの画面でも使いやすく、情報が見やすいかどうかが重要です。
セキュリティ対策は十分か
会議室予約システムにおけるセキュリティ対策のチェックも非常に重要です。まず、会議室予約システムへのアクセスを制御するための適切な認証手段があるかどうか確認します。
これには、強力なパスワード設定や、指紋や虹彩、静脈パルスなどの生体的な特徴に基づく多要素認証、1回のログインでアクセス権を得る仕組みのシングルサインオン(SSO)などが含まれます。
また、システムが取り扱うデータは、適切に暗号化されているか確認しましょう。特に、ユーザーの個人情報や会議室の予約などは暗号化され、他から変更されないなど、セキュリティの確保が求められます。
サポート体制は充実しているか
会議室予約システムを導入・運用する際には、ベンダーから提供されるサポートもポイントです。システム導入の際には、ベンダーがトレーニングや専門家のサポートを提供するかどうか確認しましょう。
また、問題発生時の対応や、サポートのプロセス・手順がどのようになっているか確認します。適切な問題解決や迅速な対応の手順、連絡方法などがしっかり確立されていると、従業員が利用時に生じる問題や質問を迅速に解決できます。
おすすめの会議室予約システム5選
株式会社リザーブリンク
ChoiceRESERVE
GOOD
ここがおすすめ!
- 予約に関する課題解決に必要な機能を標準装備
- 複数拠点に対応し、会員やAPI連携も行える
- 会議室の予約に限らず、あらゆる業界・業種の予約管理に対応
MORE
ここが少し気になる…
- 導入にはどのプランも初期費用が必要で、クレジットカード決済やAPI連携は有償オプション
株式会社クロスキャット
CC-SmartReservation
CC-SmartReservation
GOOD
ここがおすすめ!
- 管理サイトを使えば各タブレットを一元管理でき、死活監視も可能
- 「CC-SmartReservation Lite」は複数ある会議室も1台で管理が行える
- 手軽にインストールでき、手間を省ける
MORE
ここが少し気になる…
- 壁や室内に設置する場合は「iPad」「Windowsタブレット」または「PC」の用意が必要
株式会社アークシステム
BRoomHubs
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GOOD
ここがおすすめ!
- 会議室はもちろん、備品やフリーアドレス席・社用車などの予約も可能
- オフィスレイアウト変更や移転といったさまざまなシーンに対応
- 「カラ予約」や利用状況が分からない状況を防止し、無駄を省ける
MORE
ここが少し気になる…
- 機能の組合せにより料金が変わり、詳細は問い合わせで確認
NTTデータ ルウィーブ株式会社
iMeeting®-R
iMeeting®-R
GOOD
ここがおすすめ!
- 拠点ごとに管理者設定が行えるため、拠点が複数に分かれていても会議室の一元管理が可能
- 部署単位で細かい権限設定や代理予約・変更などができる
- 「自動キャンセル」機能を備え、空予約の防止にも効果的
MORE
ここが少し気になる…
- 入退室管理端末には「iPad」の設置が必要
株式会社RECEPTIONIST
予約ルームズ
GOOD
ここがおすすめ!
- 「その場予約」「カレンダーツール」「Web」といったさまざまな方法に対応
- 複数のグループウェアを利用中でもダブルブッキングせず予約可能
- 「自動分析機能」を備え、空予約の原因を特定
MORE
ここが少し気になる…
- 料金プランは3つあるが、詳細は問い合わせで確認
会議室予約システムの導入フローと注意点
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会議室予約システムの導入フローや注意点として、使用場所・目的の確認や、無料トライアルを利用して機能や操作性を比較検討することが大事です。また、導入・使用方法の共有
などもポイントになります。
ここからは、会議室予約システムの導入フロー・注意点として、以下の項目の詳細を解説します。
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会議室予約システムの導入フローと注意点
1. 使用場所・目的を確認する
会議室予約システムの中には、会議室だけでなくクリニックや教室の予約など、さまざまな場所や用途にも対応できるものも多いです。
そのため、自社の利用目的に合わせて、クリニックやトレーニングジム、イベントスペースなど、さまざま場所や施設の予約が同じシステムで管理できるか確認しましょう。
また、システムが柔軟な予約設定などを提供していることも大事です。例えば、医療機関では、医師や患者ごとに必要な特定の医療装置がある診察室の予約や、教室では特別な機材が設置されている室の予約など、柔軟に対応できるかどうかがポイントになります。
2. 無料トライアルで比較検討
無料トライアルを利用することで、導入前にシステムをテスト運用できます。担当者や利用者が操作する画面や操作性、機能などが自社のニーズに合っているかどうかを実際の利用体験から評価できるため、積極的な活用がおすすめです。
また、従業員にも利用させることでフィードバックを収集できるため、システムの利点や改善点を把握しやすくなります。さらに、操作性や機能性を細かく確認できるため、費用対効果を適切に評価でき、予算内で最も効果的なシステムを選べます。
3. 導入・使用方法の共有
企業によっては、システムを従業員だけでなく顧客が利用する場合もあります。そのため、顧客と使用方法を共有することが重要です。
顧客と使用方法を共有することで、スムーズな予約プロセスが確立されます。わかりやすい手順やインターフェースにより、顧客は簡単に会議室やサービスの予約ができます。
また、顧客と使用方法を共有することは、システムの効果的な運用と共に、ビジネスの面でも良好な関係の構築にも繋がります。顧客に優れたエクスペリエンスを提供することで、ビジネスの強固な結びつきや競争力の向上に期待できます。
まとめ
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会議室予約システムは、効率的な会議室管理を実現するための重要なツールです。従業員は使いやすいインターフェースを通じて、スマホやPCから簡単に会議室を予約でき、予約状況やスケジュールをリアルタイムで把握できます。
また、システムの導入に際しては、ベンダーのサポートやセキュリティ対策の確認が重要です。多要素認証やセッション管理などのセキュリティ機能を備え、データの暗号化や定期的なアップデートが行われているかをチェックしましょう。
会議室予約システムの導入前は、無料トライアルを利用して、操作面や機能を実際に体験して評価するのがおすすめです。本記事を参考に自社のニーズに対応した会議室予約システムを導入し、会議室運営の効率化を実現しましょう。