おすすめのメールセキュリティ製品5選|選ぶ際の比較ポイントも解説

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  • メールセキュリティ製品は、導入形態・機能・業務への影響度に注目して選ぶ
  • 既存システムとの連携性やアップデートされる頻度、コストもチェックする
  • 導入時は無料トライアルを利用し、PCの動作に大きな影響がないかなどを確認する

企業でメールを送受信する際は、メールセキュリティ製品を導入し、ウイルス感染や誤送信を防止すべきです。しかし、メールセキュリティには多くの製品があり、選定に迷う場合も多いでしょう。この記事では、おすすめのメールセキュリティ製品や選ぶ際の比較ポイントを解説します。

目次

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  1. メールセキュリティを導入して安全なメール環境を
  2. メールセキュリティ製品は導入形態・機能・業務への影響度で選ぶ
  3. メールセキュリティ製品の選び方で重要な3つのポイント
  4. メールセキュリティ製品のその他の比較ポイント
  5. おすすめのメールセキュリティ製品5選
  6. メールセキュリティの導入フローと注意点
  7. まとめ

メールセキュリティを導入して安全なメール環境を

企業では多くのメールを送受信します。メールセキュリティは、それらのメール送受信に関わるセキュリティの強化を図ります。近年は、フィッシング詐欺やビジネスメールを装った不正メールが増えるとともに、手口も巧妙化しています。

そのような脅威から自社を守るためには、さまざまなメールに対してのセキュリティの強化が必要です。そのために導入をおすすめしたいのがメールセキュリティ製品でありアンチウイルスやアンチスパム機能を始めとするさまざまな機能で自社を守ってくれます

しかし、メールセキュリティには多くの製品があり、自社に適した製品の選定に迷う場合も多いです。そこで本記事では、メールセキュリティ製品を選ぶ際のポイントの解説を交えて、おすすめのメールセキュリティ製品を導入形態別に紹介します。

メールセキュリティとは?必要な機能や製品選びのポイントを解説

メールセキュリティとは、送受信における外部からのメールを使った攻撃を防ぐための対策です。企業の大切な情報を守るためには必要不可欠な機能です。本記事では、メールセキュリティの必要性や機能、脅威となるリスクの一例や製品を選ぶ際の比較ポイントなどについて解説します。

メールセキュリティ製品は導入形態・機能・業務への影響度で選ぶ

メールセキュリティ製品にはさまざまな種類があり、その中から自社に合った製品を選ぶのは非常に難しいです。製品選びに迷ったら、メールセキュリティ製品の導入形態・自社に必要な機能・業務への影響度の3つのポイントを基本にして選ぶのがおすすめです。

次の章ではこの重要な3つのポイントを詳しく解説し、次章以降でその他の比較ポイントについて解説していきます。

【重要なポイント3つ】

  1. 導入形態を確認
  2. 必要な機能を備えているか
  3. 業務に支障が出ないか

【その他の比較ポイント】

  1. 既存システムと連携できるか
  2. アップデートの頻度をチェック
  3. コストは適正か

メールセキュリティ製品の選び方で重要な3つのポイント

自社に最適なメールセキュリティ製品を選ぶには、下記の3つのポイントが非常に重要になります。それぞれのポイントを自社に最適化して、送受信したメールを原因とする脅威から自社を守りましょう。

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メールセキュリティ製品の選び方で重要な3つのポイント

  1. 導入形態を確認
  2. 必要な機能を備えているか
  3. 業務に支障が出ないか

導入形態を確認

メールセキュリティシステムの導入形態には、主に「クラウド型」「ゲートウェイ型」「エンドポイント型」の3種類があります。

それぞれに、特徴とメリット・デメリットがあるので、自社のインターネット環境や方針に合わせて選択することが重要です。以下で、この3種類の導入形態について詳しく解説します。

クラウド型

クラウド型のメールセキュリティは、クラウド上にあるベンダーが構築したメールセキュリティを、インターネットを介して利用する導入形態です。自社でメールサーバーを用意する必要がないため、導入初期費用が抑えられ、契約から短期間で運用が開始できます。

またクラウド型では、脆弱性への対応・プログラムのアップデート・メールサーバーの障害などへの対応をベンダーが行ってくれます。そのため、利用者にはメールサーバー管理の手間がかからず、手軽な運用が可能です

一方でほかの導入方法と比べて、カスタマイズ性に劣ることや、月額利用料がかかるなどのデメリットがあります。しかし、導入費用が抑えられることから、現在では多くの企業がクラウド型での導入を選択しています。

ゲートウェイ型

ゲートウェイとは、ネットワーク同士をつなぐ役割を果たす部分で、メールが自社のネットワークに入ってくる際に必ず通過する部分です。そのゲートウェイで、メールをチェックして、必要に応じてブロックなどをするのがゲートウェイ型メールセキュリティです。

実際には、メールサーバーに近い位置に専用機器を設置して利用します。そのため、端末の数に関係なく、すべてのメールチェックが可能です。自社でメールサーバーを運用し、保護すべき端末数が大きい企業におすすめの導入形態です。

自社で管理サーバーを構築する必要がないゲートウェイ型のクラウドサービスもあり、そのような製品を利用することで導入初期費用を抑えることもできます

エンドポイント型

エンドポイントとは、ネットワークに接続した端末のことをいいます。したがって、エンドポイント型メールセキュリティとは、それらのエンドポイント(端末)1台1台にセキュリティソフトをインストールして運用する方法です。

サーバー管理も必要ないので、専門知識がなくても比較的容易に導入できる方法です。また、セキュリティソフト自体は比較的安価で、端末数が少ない企業は導入コストが抑えられます。しかし、端末数が増えると導入コストがほかの方法より高額になる場合があります。

セキュリティソフトに脆弱性が判明したときや、バージョンアップがあった場合には、端末すべてに処理を行う必要があるため、端末数が多いと作業が大変になります。端末数が少ない企業におすすめの導入形態です。

必要な機能を備えているか

搭載しているメールセキュリティ機能の搭載は、製品によって異なるため、自社に必要な機能が搭載されているかどうかのチェックは非常に重要です。また、危険を検知する範囲や精度の確認もしましょう。

以下に、メールセキュリティの主な機能とその概要を紹介します。

機能概要
アンチスパム/アンチウイルスメール本文・コンテンツ・添付ファイルを自動スキャンし、
潜在的脅威をブロック
メール暗号化メール本文や添付ファイルを暗号化して情報を保護
添付ファイル無害化受信した添付ファイルを受信時に削除やマクロ設定の解除を行う
URLの無効化メール本文内に書き込まれたURLのリンクを受信時に解除
誤送信防止メール送信先や添付ファイルをチェックして誤送信を防ぐ
送信制限設定メール送信を条件付けして制限し、情報漏えいなどを防止

業務に支障が出ないか

メールセキュリティを導入すると、メール送信時に上司の承認がいるようになる場合や、送信メールの一時的な保留が起こるなど、従来の業務フローを変更する必要がある場合も出てきます。その変更が社内で対応しにくいものであると、業務に支障が出る恐れがあります。

また、メールセキュリティ製品の導入で、パソコンの動作が重くなるケースも見られます。したがって、導入によって起こり得る支障を洗い出し、その解決方法も検討しながらできる限り業務に支障の出ない製品の選択が重要です。

メールセキュリティ製品のその他の比較ポイント

メールセキュリティ製品の費用対効果をより高めるためには、下記の3つの比較ポイントについて、慎重に検討することが大切です。ここでは、3つのポイントについて詳しく解説します。

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メールセキュリティ製品のその他の比較ポイント

  1. 既存システムと連携できるか
  2. アップデートの頻度をチェック
  3. コストは適正か

既存システムと連携できるか

現在利用しているシステムと連携が可能なメールセキュリティ製品を導入すれば、既存環境を変えることなくメールセキュリティの導入ができ便利です。したがって、自社のメールサーバーやグループウェアなどと連携できるかの確認も大切です

特に、ゲートウェイ型の導入を行う場合は、自社のメールサーバーとの連携性の確認が必要になります。またクラウド型製品の場合は、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどとの連携により、さらなるセキュリティ機能の強化が図れます。

アップデートの頻度をチェック

ウイルスやスパムを含めた不正メールの手口はどんどん巧妙化し、それにしたがってセキュリティ対策も更新していく必要があります。そのため、ベンダーはソフトのアップデートでその対策を行っています。

しかし、アップデート頻度は製品によって異なるため確認が必要です。アップデートを頻繁に行っているベンダーは、不正メールの細かな手口の変化に素早く対応していると考えられるため、できるだけアップデートが頻繁に行われている製品の導入がおすすめです。

クラウド型の場合は、アップデートをベンダーが行うため手間はかかりません。一方、エンドポイント型の導入では、パソコン1台1台をアップデートする必要があり、頻繁なアップデートは業務に支障が出る場合があるので注意を要します。

コストは適正か

メールセキュリティ製品の導入や運用にかかるコストには、導入初期費用・月額や年額の利用料・メールサーバーを管理するための人的コストなどがあります。導入によるコストの算出は、それらのコストを総合的に検討した上で行いましょう

しかし、メールセキュリティ製品を選定する場合には、コストよりも自社に必要な機能が搭載され、業務に支障が起こらない製品であることを優先すべきです。コストを抑えて導入して、自社が被害に遭ってしまった場合、導入に失敗したと言えます。

おすすめのメールセキュリティ製品5選

クロス・ヘッド株式会社

safeAttachクラウドサービス

クロス・ヘッド株式会社

safeAttachクラウドサービス

機能が充実!手軽さと正確さの両方を重視したい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • インストール不要で誰でも簡単に素早い導入が可能
  • 「一時保留」「宛先確認」機能など、誤送信防止に必要な機能が標準装備
  • オプション機能が豊富で利用にあわせて拡大できる

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ここが少し気になる…

  • 最低購入ライセンスの指定があり、10以上ないと使えない

サイバーソリューションズ株式会社

CYBERMAIL Σ ST

サイバーソリューションズ株式会社

CYBERMAIL Σ ST

月額100円から!利用中のメール環境はそのまま使いたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • クラウドサービスなので、外出先からも細かな設定変更が可能
  • 万が一誤送信が発生した場合でも、専用画面から簡単に調査が行える
  • 「BCC強制変換」「添付ファイル自動暗号化」などの機能を備え、人的ミスを未然に防ぐ

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ここが少し気になる…

  • 契約は50アカウントからで、BCP障害対策は入り口対策と情報漏洩対策の両契約の場合のみ

富士通株式会社

FENCEメール誤送信対策サービス

富士通株式会社

FENCEメール誤送信対策サービス

対策機能を豊富に搭載!セキュリティ強化も求める方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • スマホ対応や個人情報の監査機能を標準装備
  • 「時間差送信」「中断」「強制BCC」といった誤送信対策機能も充実
  • メール暗号化の種類が多く、セキュリティ重視の方も安心

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ここが少し気になる…

  • Macでの使用や詳細料金については問い合わせで確認

株式会社ライフボート

LB Mail Sitter 2

株式会社ライフボート

LB Mail Sitter 2

Outlook専用!誤送信防止や情報漏洩対策を行いたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 送信前に宛先や添付ファイルの確認が行える「確認画面」を表示
  • 特定のキーワードや宛先による「警告・送信禁止設定」や「ログ保存」などが行える
  • AES256に対応した「ファイルロック」形式の選択が可能

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ここが少し気になる…

  • Outlook専用で、同一企業の100台までの制限がある

使えるねっと株式会社

使えるメールバスター

使えるねっと株式会社

使えるメールバスター

業界最安値!簡単設定で迷惑メール対策を徹底したい企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 機器購入などの初期投資不要・業界最安値で迷惑メール対策ができる
  • AI技術搭載で新たなスパムやウイルスにも即対応可能
  • 完全クラウド型によりインストール不要でメールサーバ負荷も軽減される

MORE
ここが少し気になる…

  • 契約の自動更新は無効化できるが、更新注文発行後だと自動更新されてしまうため、発効後は削除する必要がある

メールセキュリティの導入フローと注意点

メールセキュリティ製品の導入は、下記のフローで行うと製品選択から導入までがスムーズに行えます。ここでは、それぞれのフローの進め方や注意点について解説します。

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1. 自社に合った製品を選ぶ

メールセキュリティ製品の導入の目的は、自社のメールの送受信に関わるセキュリティ対策の強化にあります。しかし、どこを強化すればいいかは、各企業の業種やメールの活用方法などによって異なり、自社に適した機能を持った製品の選択が必要です。

そこで製品選択に入る前に、自社のメール活用実績を基にセキュリティ面で弱い部分を洗い出し、自社がメールセキュリティ製品に求める要件を明確にしておくことが大切です。要件が明確になったら、その要件を満たす機能に強い製品を選びます。

2. 無料トライアルで使用感を確認する

多くのメールセキュリティ製品には、無料トライアル期間が設定されています。絞り込んだ製品に無料トライアルがあれば、積極的に利用してパソコンの動作への影響や操作画面の見やすさを始めとする使用感などを確認しましょう

ただし、無料トライアルでは、利用できるライセンス数や機能に制限がある場合もあります。利用可能期間も製品によって異なるので、確認が必要です。無料トライアル利用の前に、確認事項のチェックリストを作成しておくと、トライアルを効率的に進められます。

3. 運用体制を整えておく

メールセキュリティ製品は完全ではなく、業務上必要なメールがスパムメールと判定されてしまうこともあります。そのため、迷惑メールフォルダの定期的確認やセキュリティレベルの見直しを行わないと、業務に支障が出てしまうことがあります

そのようなことが起こらないように、メールセキュリティを上手く運用できる運用体制を整える必要があります。メールセキュリティは、企業におけるセキュリティ対策の一部であるため、全社的なセキュリティ対策の一環としての体制づくりを行っている企業も多いです。

まとめ

メールセキュリティ製品は、企業で数多く利用されるメールの送受信に関わるセキュリティ強化を図るためのツールです。近年の巧妙化したメールを利用した脅威から企業を守るためには、メールセキュリティ製品の導入がおすすめです。

導入には、導入形態・機能・業務への影響度などに注目して、自社との適合性を確認することが重要です。また、既存システムとの連携性やアップデート頻度・コストの確認も大切です。無料トライアルも活用して、より効果的な選定・導入を行って、自社を守りましょう。

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