ファクタリングは電話なしで手続きできる?利用時の注意点も解説
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- インターネットでやり取りできる現在は、電話なしで手続き可能なファクタリングもある
- 電話なしの場合、対面・オンライン面接・メール・専用ツールなどの手段が使われている
- 電話も面談もない場合、相手の雰囲気がわからず悪質な業者が見極めにくいため注意する
ファクタリングに申し込む際、通常は電話による確認が行われますが、最近は電話なしで手続きできるファクタリング会社も増えてきています。この記事では、電話なしで申し込めるファクタリングのメリットや電話以外に使われているツール、利用時の注意点などを解説します。
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ファクタリングは電話なしの手続きで利用できるのか
ファクタリングとは、自社の売掛債権をファクタリング会社に売却することで、資金調達を行う方法のことです。金融機関からの融資とは異なり、担保不要で素早い資金調達ができる方法として、近年利用する企業が増えています。
近年ファクタリング会社の数も増え、中にはさまざまな手続きに電話を必要としない会社も数多くあります。以下では、電話不要のファクタリングが増えている理由について解説します。
ファクタリングとは|意味やメリットデメリットをわかりやすく解説
ファクタリングは「債権買取り」のことで、経済産業省が中小企業に向けて推奨している資金調達方法です。スピーディーに資金調達できる点が魅力です。本記事では、ファクタリングの仕組みや種類、メリット・デメリットの他、ファクタリングが役立つシーンなどについて解説します。
電話不要のファクタリングが増えている理由
インターネットやスマートフォンの普及により、多くの手続きをオンラインで行うことが一般的となり、電話でのやり取りは時代に合わなくなっているのが現状です。そのうえ、通話には料金がかかるため、利用を減らすことで通信費の削減にもつながります。
また、オンラインでの認証技術やセキュリティ対策の進歩により、安全な取引が可能になったことも、電話不要のファクタリングが増えている理由です。オンラインで完了するファクタリングでは、全国のファクタリング会社から自社に合った会社を選べます。
電話なしで申し込めるファクタリングのメリット
電話によるファクタリング申し込みの場合、通話を待たされたり担当者の不在でかけ直したりするケースがあります。しかし、電話なしで申し込めるファクタリングは、都合のいいタイミングで申し込みができ、通話を待たされるなどの電話の煩わしさがありません。
また、ファクタリング会社にとっても、利用者が電話に出ずに取引が進まないという事態が避けられ、効率的に業務を進められます。そのため、手数料を抑えたファクタリングが可能になっている会社が多いです。
電話なしの場合のファクタリングの手続き方法
電話なしでファクタリングの手続きを行う場合、主に以下のような方法が使われています。ここでは、それぞれの方法の特徴やメリット・デメリットを解説します。
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電話なしの場合のファクタリングの手続き方法
対面でのやり取り
自社の担当者がファクタリング会社に出向くか、ファクタリング会社の担当者を自社に招いて、面談によって手続きを進める方法です。現在でも主流の手続きであり、実際に面会するため、ファクタリング会社の信用度チェックがしやすく安心感があります。
また、利用者がファクタリングに対する知識があまりない場合でも相談しやすく、初めてファクタリングを利用する企業にもおすすめの方法です。さらに、対面でのやり取りは、1回の面談で契約が完了し、スムーズに契約が完了するケースが多いです。
ただし、自社から近いファクタリング会社しか選べないことや、出掛けるための時間の確保や交通費が必要になります。また、ファクタリング会社が自社を訪問してくれる場合は、売掛債権の最低額が高めに設定されていることもあります。
オンライン面接
WEBカメラを利用した面接によって、契約手続きを進めていくファクタリング会社もあります。対面で行う方法と違い、全国のファクタリング会社から自社に適した会社の選択ができます。また、交通費がかからず、行き帰りの時間を通常業務に使えるのもメリットです。
書類の送付などは、インターネットを利用して完了できるケースが多いです。中にはオンライン面談だけで契約が完了し、即日資金調達ができる会社もあるため、迅速に資金繰りしたい場合にもおすすめです。
また、対面での面談とオンライン面接の両方に対応していることもあります。自社周辺にこのようなファクタリング会社があれば、1回目は対面、2回目からはオンライン面談での手続きが可能です。
メールでのやり取り
電話の代わりに、メールによるやり取りだけで非対面でファクタリング手続きが行えるファクタリング会社もあります。しかし、書類のやり取りをすべてメールで行うため、メール開封が遅れると資金調達までに時間がかかってしまう場合もあります。
したがって、急を要しない資金調達方法としてよく利用されています。深夜にメールを送ることもできるため、通常業務への影響を抑えたファクタリングが可能です。一方、相手が見えないため、ファクタリング会社の信用度の見極めが難しい点に注意しましょう。
専用ツールでのやり取り
ファクタリング会社の中には、ファクタリングを行うための専用ツールを用意しているケースもあります。オンライン面接の機能を備えたツールであれば、顔を見ながら安心感のある取り引きが可能です。
ファクタリングのための専用ツールのため、メールよりも使いやすく、迅速にやり取りできるように設計されています。また、必要書類のチェックをしながら一括送信ができるツールがあると、書類の提出漏れが少なくなり、スムーズな取り引きができます。
電話なしで申し込めるファクタリングの注意点
電話なしで申し込めるファクタリング会社の利用は便利ですが、注意しなくてならないこともあります。ここでは、以下にあげた2つの注意点について解説します。
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電話なしで申し込めるファクタリングの注意点
会話しないと相談しづらいこともある
メールのみを使っている場合など、ファクタリング会社との会話がないケースでは、細かいことを相談しづらい場合もあるため注意が必要です。特に、初めてのファクタリングで取り引きに不安がある場合は、相手の顔を見て相談できるファクタリングがおすすめです。
取り引きとは別に、ファクタリングに関する相談をLINEやチャットツールなどで行えるファクタリング会社もあります。このようなファクタリング会社を選ぶことにより、相談しづらさを解消するのもおすすめです。
審査の柔軟性は低い
電話や面談で直接会話することができれば、そこでのやり取りで出てきた補足的な情報が審査にプラスに働くこともあります。オンラインでやり取りが完結する場合、こういった柔軟性に期待することはできません。
また、直接のヒアリングなしで高額のファクタリングを契約することはファクタリング会社にとってもリスクを高めることになるため、オンライン完結ファクタリングでは買取上限額が制限されていて少額のファクタリングを主としていることも多いです。
悪質な業者を見極めにくい
ファクタリング会社の中には、高金利の貸し付けを行う悪質な業者も存在します。特に会話のないファクタリングでは、悪質業者の見極めが難しいため、より一層の注意が必要です。見極め方として、実際に利用した人の口コミを調べる方法があります。
また、手数料が明確に示されて他と比べて適正な比率であるか、きちんとした審査があるか、手数料以外に不審な費用請求がないか、会社情報がしっかりと記載されているかなどもチェックしましょう。
まとめ
ファクタリングとは、自社の売掛債権を売却して資金調達を行う方法です。掛売金の回収期日前に資金調達ができるため、多くの企業が利用しています。以前は電話申し込みが一般的でしたが、今では電話を使わずに契約ができるファクタリング会社も増えています。
電話を使わないファクタリングでは、対面・オンライン面接・メール・専用ツールなどを用いて、電話の煩わしさの解消ができます。しかし、電話も面談もないやり取りは、相手の雰囲気がわからず悪質な業者の見極めが難しいため、慎重な業者検討が必要です。
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