無料で利用できるおすすめのメール配信システム4選|導入時の比較ポイントも解説

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  • メール配信システムの利用には通常は月額がかかるが、無料で利用できるものもある
  • 無料のシステムは独自ドメインを使用できないことが多く、サポート体制も手薄
  • 無料のメール配信システムを選ぶ際は、機能・配信人数・到達率などを確認する

メール配信システムには、無料で利用できるものもあります。ただし、有料のものと比べると機能面やサポート体制などで劣る部分もあるため、選ぶ際は注意が必要です。本記事では、無料で使えるおすすめのメール配信システムや導入時の比較ポイントを解説します。

目次

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  1. 無料のメール配信システムで、メール配信を効率化しよう
  2. 無料のメール配信システムのメリット
  3. 無料のメール配信システムのデメリット
  4. 無料のメール配信システム導入時に確認したいポイント
  5. 無料で利用できるおすすめメール配信システム4選
  6. 無料のメール配信システムがおすすめなケース
  7. 企業のマーケティングで使うなら有料システムがおすすめ
  8. その他のメール配信システムの選び方
  9. まとめ

無料のメール配信システムで、メール配信を効率化しよう

メール配信システムとは、多くの人に一斉にメールを送信するためのツールやソフトウェアのことです。例えば、企業が顧客にニュースレターやキャンペーン情報を送る場合、個別にメールを送るのは大変です。

そこで、メール配信システムを使えば、一度に多くの人に対して同じ内容のメールを自動的に送信できます。メールの一括送信をはじめ、スケジューリング機能、セグメント(グループ分け)機能などが備わっており、メールに関する業務を効率化できます。

メール配信システムの中には無料で利用できるものも多くあります。本記事では、おすすめの無料のメール配信システムに加え、システムのメリット・デメリット、選び方などを解説します。

メール配信システムの仕組みとは?機能やメリット・デメリットも解説

メール配信システムとは大量のメールを一斉配信できるツールで、メルマガ配信などのメールマーケティングで配信効率を上げることが可能です。この記事では、メール配信システムの主な機能やシステム導入によるメリット・デメリット、導入の際の比較ポイントなどを詳しく解説します。

無料のメール配信システムのメリット

無料のシステムは、本格運用に向けて操作感を試したり、小規模な事業で利用したりする場合に適しています。ここでは、無料のメール配信システムのメリットを解説します。

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コストを抑えられる

通常、メール配信システムには月額料金がかかるものが多いですが、無料プランの活用によって、コストを抑えながら効率的に大量のメールを送ることができます。

無料のシステムの多くは、一定数のメールをコストをかけずに送信できるため、小規模なキャンペーンやニュースレターの配信に適しています。一度に多くの宛先に対してメールの一斉送信が可能であり、手動で1件ずつ送る手間を大幅に省けます

さらに、システムによっては顧客リストの管理や自動でメールを送る機能など、便利な機能を利用でき、時間を節約しながら質の高いメール配信が可能です。

気軽にメルマガ配信をスタートできる

無料のメール配信システムを使うことで、メルマガ配信を気軽に始められます。初期費用や月額料金を気にせずに試せるため、メルマガを初めて配信する担当者や企業でも、リスクを抑えて利用開始できます。

また、多くの無料のメール配信システムは、直感的に使えるように設計されています。そのため、メルマガ配信が初めてでもスムーズに操作でき、特別な技術知識がなくても安心です。

情報発信の習慣化につなげられる

多くのメール配信システムでは、配信日時を予約できます。毎週金曜日に配信・月初にまとめて送るなど、あらかじめ配信日時を決めておけば、半自動的に情報発信の継続が可能です。

近年では、SNSを活用した情報発信も増えていますが、SNSの投稿は各媒体のアルゴリズムに左右されやすく、タイムラインにすぐ埋もれてしまいます。しかし、メールは送信先の受信ボックスへと確実に届き、読まれる可能性を高めることが可能です。

無料のメール配信システムでは、こういった情報発信の習慣化が無料で行えるため、まずは土台作りから行いたいといった場合にもおすすめです。

無料のメール配信システムのデメリット

メール配信システムの導入において、独自ドメインやサポート体制を重視する場合は、有料のシステムまたは有料プランを選ぶことが推奨されます。ここでは、無料のメール配信システムのデメリットを解説します。

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無料のメール配信システムのデメリット

  1. 独自ドメインに対応していない
  2. サポート体制が手薄

独自ドメインに対応していない

無料のメール配信システムでは、独自ドメインの設定ができないケースが多いです。送信元のメールアドレスとして自社のドメインが使用できないため、システム提供会社のドメインを使わざるを得ません。

よって、メールがスパム扱いされやすく、企業の信頼性が低下するリスクがあります。また、無料のシステムでは配信メールに広告が表示されることが多いです。これは、メールの受信者に煩わしさを感じさせ、ブランドイメージに悪影響を及ぼす可能性があります。

サポート体制が手薄

無料のメール配信システムは、サポート体制が手薄である場合が多く、初心者にとってはトラブル対応が難しくなることがあります。

無料プランでは、チャット・電話・メールなどによるサポートが提供されないことが一般的です。FAQやオンラインマニュアルが用意されている場合もありますが、基本的に何か問題が発生した際は自力での解決が求められます。

無料のメール配信システム導入時に確認したいポイント

コストを抑えて効果的にメール配信システムを利用するためには、選定の際に機能や制限などについて確認しておくことが重要です。ここでは、無料のメール配信システムを導入する際に確認したいポイントを解説します。

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機能をチェック

メール配信システムには、効率的なメールマーケティングをサポートするための多彩な機能があります。ただし、無料版のシステムではすべての機能が備わっていない場合も多いです。

そのため、求める機能とコストのどちらを優先するか、バランスを考慮しながら選びましょう。以下は、主な機能のまとめです。

機能概要
リスト管理顧客情報を整理・管理し、ターゲット別に効率的なメール配信を可能にする
セグメント配信顧客の属性や行動に基づき、特定のグループへ最適化されたメールを配信
ステップメール事前に設定したスケジュールに基づき、段階的に自動でメールを送信
HTMLメール画像やデザインを含む視覚的な効果のあるメールを作成
効果測定・分析メール配信後の開封率やクリック率を分析し、効果的な改善策を見つける

何人まで配信できるか

多くの無料システムには、配信可能なメールアドレス数や月間配信数に制限が設けられています。例えば、システムによって100件までメールアドレスが登録可能な場合や、1日あたり100通までメール送信可能な場合などがあります。

システム選定の際には、自社におけるシステムの利用ニーズを確認し、必要な配信人数をカバーできるものを選ぶことが大切です。また、将来的に配信リストの増加が予想される場合は、配信上限に余裕があるかどうかも確認しておきましょう。

到達率・速度は十分か

到達率とは、送信したメールが相手の受信ボックスに届く割合です。無料のメール配信システムでは、同じサーバーを利用する他のユーザーが迷惑メールを送っていた場合、サーバー全体の評価が低下し、自社のメールも迷惑フォルダに振り分けられる可能性があります。

そのようなリスクを避けるためには、ベンダーが適切な対策を講じているかが重要です。例えば、IPレピュテーション(IPアドレスの信頼性)を管理しているシステムは有用性が高いといえます。

また、配信速度は一度に大量のメールをスムーズに送る能力を示します。無料版では、配信速度が有料版に比べて遅くなる傾向にあり、日中のピーク時には配信が遅れることも考えられます。

業務においては遅延が大きな問題へとつながりやすいため、メール配信システムが大量配信に対応しているか、速度の調整ができるかを確認することが重要です。

無料プランか無料トライアルか

メール配信システムを無料で利用する方法には、無料プランと無料トライアルの2つの方法があります。

無料プランは、基本永続的に無料で利用できるフリープランであり、機能に制限がある場合が多いです。対して、無料トライアルは期間限定で試せるものを指し、有料プランの一部機能を利用できるのが一般的です。

コストを抑えつつ継続的に配信したい場合は無料プラン、本格導入に向けて機能を試したい場合や短期のキャンペーンでは、無料トライアルが推奨されます。自社のメール配信ニーズに適した方を選びましょう。

無料で利用できるおすすめメール配信システム4選

フリープランのあるおすすめのメール配信システム2選

株式会社オレンジスピリッツ

オレンジメール

オレンジメール
出典:orange-cloud7.net

株式会社オレンジスピリッツ

オレンジメール

わずか10分で配信!豊富な配信機能を求める方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 「テスト配信」「予約配信」や「ブラックリスト機能」など、機能が充実
  • 「開封数確認」「ABテスト」「クリック測定」といったマーケティング機能も標準装備
  • 「amebloサイドバー読者登録フォーム」機能を備え、ブログ運営にも役立つ

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ここが少し気になる…

  • プランにより配信速度が異なる

株式会社ベンチマークジャパン

Benchmark Email

Benchmark Email

出典:www.benchmarkemail.com

株式会社ベンチマークジャパン

Benchmark Email

多言語対応◎AI搭載で効率よくメール配信したい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 「AI」を搭載したことにより、飽きのこないフレッシュな文章を配信できる
  • 「登録フォーム」「ABテスト」「LP作成」といったマーケティングに役立つ機能を搭載

MORE
ここが少し気になる…

  • 大量配信や専用IPが必要な場合は問い合わせで確認する必要がある

無料トライアルのあるおすすめのメール配信システム2選

株式会社WOW WORLD

WEBCAS e-mail

WEBCAS e-mail
出典:www.webcas.jp

株式会社WOW WORLD

WEBCAS e-mail

大手企業・官公庁にも◎大量のメールを素早く確実に届けたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 1ヶ月からのスポット利用や自社にあったプランを選択できる
  • 業界最高レベルの配信性能で、大量配信もストレスフリー
  • 使いやすく高機能。顧客データベースや外部ツールとの連携も強み

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ここが少し気になる…

  • 外部システム連携はオプション扱い

株式会社サパナ

WiLL Mail

WiLL Mail

出典:willcloud.jp

株式会社サパナ

WiLL Mail

分析機能も◎初期費用無料で短期間から使いたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • グラフやヒートマップでリアルタイムに確認できる分析機能を搭載
  • 初期費用無料かつ、最短1ヶ月から利用ができる
  • 通数課金により、毎月無駄なく配信可能

MORE
ここが少し気になる…

  • プランにより使える機能の制限が多く、外部連携やステップメールなどはプレミアムプランのみ

無料のメール配信システムがおすすめなケース

無料のメール配信システムは、予算をできるだけ抑えたい企業や検証段階で活用したい場合などにおすすめです。詳しくは、以下のようなケースが挙げられます。

  1. 従業員数が1~数十名程度のスタートアップ・小規模企業
  2. 顧客数の少ない個人事業主・フリーランス
  3. 検証段階での利用で有料ツールの導入はハードルが高い
  4. 無料で利用可能な枠に収まる地域密着型のビジネス
  5. 資金的制約がある非営利団体または学校法人など

基本的に、無料のシステムはメールの配信数や活用できる配信リスト数が限られるため、無料の枠で収まるような規模感の企業・個人におすすめです。SNSやチャット形式のツールとは異なり、丁寧な接客を行いながら効果的な接点を持ちたい場合にも効果的です。

企業のマーケティングで使うなら有料システムがおすすめ

企業がマーケティング目的で顧客にメールを配信する場合、配信規模が大きくなりやすく、高度なマーケティング機能が必要になります。そのため、無料のシステムよりも有料のシステムが適しているケースが多いです。

マーケティングでは、数千~数万件単位でメールを一斉に送信するのが一般的です。無料のメール配信システムは、配信可能な件数やアドレス数に制限があることが多く、企業の大規模な配信には不向きです。

また、ただメールを送るだけでなく、効果測定やセグメント配信といった機能も必要です。これらの機能も無料版には用意されていない場合が多く、企業マーケティングでは有料版の利用が推奨されます。

おすすめのメール配信システム10選|選び方や導入フローも解説

メール配信システムは大量のメールを一斉送信できるツールのことで、メールマーケティングを行う上で非常に便利です。しかし、多数の製品があるためどれを選ぶべきか迷うことも多いでしょう。この記事では、これから導入する企業向けにおすすめのメール配信システムを紹介します。

その他のメール配信システムの選び方

無料と有料のメール配信システムを選ぶ際には、以下のようなポイントに注目するのがおすすめです。各ポイントを押さえた上で複数のシステムを比較検討し、システム導入の効果を高めましょう。

【その他の比較ポイント】

  1. 導入形態は自社に合っているか
  2. 効果測定の精度をチェック
  3. デザイン性の高いメールが作成できるか
  4. セキュリティ対策は十分か
  5. サポート体制は充実しているか

まとめ

メール配信システムは、効率的に大量のメールを一斉配信できる便利なツールです。個別にメールを送る手間を省き、スケジュール設定や顧客ごとのグループ分けなどの機能を活用することで、マーケティング活動を大幅に効率化できます。

コストをかけずに利用できる無料プランも存在し、操作感の確認や小規模な事業での利用におすすめです。無料で利用可能なシステムは、初めてメルマガ配信をする際のリスクを軽減し、気軽にスタートできるメリットがあります。

無料システムを導入する際は、機能・配信上限・メールの到達率などをよく確認しながら、メール配信の効率化とコスト削減の両立を目指しましょう。

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