CRMコンサルタントになるためには?|優位性のある資格を紹介
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- CRMコンサルタントのキャリアスタートには、中途や独立など、様々なケースがある
- CRMコンサルタントになるための資格は必須なわけではないが、優位となる資格がある
- CRMコンサルタントには、資格だけでなく、コミュニケーション能力なども求められる
CRMコンサルタントは、企業が抱えている課題をCRMの視点から解決支援する役割があり、CRMコンサルタントのニーズは、今後ますます高まっていくと言われています。本記事ではCRMコンサルタントになるために必要な資格や求められる能力・勉強法について解説します。
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CRMコンサルタントのキャリアの始まり方
CRMコンサルタントは、企業が抱えている課題をCRMの視点から解決支援する役割があります。顧客の分析、関係構築、セールス改革、チャネル最適化など、さまざまな観点から経営戦略に対応する仕事です。
CRMコンサルタントのキャリアの始まり方は、社内でキャリアを積んだのちの転職、独立起業などのさまざまなケースがあります。
中途の場合は、前職の知識や経験、資格を活かせる部門に配属されたり、本人の希望によって経験がないプロジェクトに採用されたりするケースもあります。
経験や実績が身に付けば、コンサル会社などの転職によるステップアップやキャリアチェンジ、独立起業という選択肢も増えます。CRMコンサルタントは、どのような企業においても専門性の分野で活躍できるため、キャリアの選択肢が多いことが強みといえるでしょう。
CRMコンサルタントになるために必要な資格
CRMコンサルタントになるためには、必ずしも資格が必要ではありません。しかし、MBAや中小企業診断士などの資格があることによって、クライアントに対して経営に関する知識があることへの証明になったり、信頼性を高めたりすることができます。
ここでは、CRMコンサルタントになるために必要な資格について解説します。
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CRMコンサルタントになるために必要な資格
優位性がある資格の取得
CRMコンサルタントに優位性がある資格は、MBA・中小企業診断士・セールスフォース認定資格などが挙げられます。ここでは、それぞれの資格がどのような資格なのか、どのような知識や能力が身に付くのかについて詳しく解説します。
MBA
MBAとは、Master of Business Administrationの略語で、経営管理修士号と呼ばれる学位のことを指します。
MBAの取得には、専門の大学院や海外のビジネススクールに通い、経営戦略・マーケティング、ファイナンスなど経営に関してあらゆる知識を学ぶことが必要です。そのため、経営に関して幅広い知識やスキルを有していることの証明になります。
CRMコンサルタントは、「ヒト・モノ・カネ」のあらゆる領域を分析できる知識が必要なので、MBAの資格があると有利になります。
中小企業診断士
中小企業診断士とは、日本版のMBA(経営学修士)ともいわれている経営コンサルタントの国家資格です。中小企業診断士は、企業をさまざまな角度から分析し、適切なアドバイスができるようなスキル・知識能力を持った人を認定します。
そのため、経営全体を幅広く診断し、解決案を立案できるスキルを身に着けることができるため、CRMコンサルタントにおいても信頼性が増す資格の1つです。CRMの導入は、マーケティングも目的とする企業が多いため、多様なビジネスシーンで活躍するでしょう。
セールスフォース認定資格
セールスフォース認定資格とは、CRMのプラットフォームのセールスフォースの製品の使用について、一定のスキル・知識があることを証明する資格です。
セールスフォースのCRMは、全世界で幅広く導入されています。認定資格があることがアピールできれば、セールスフォース製品を導入している企業にとっては即戦力として評価されます。
セールスフォースの認定資格は、それぞれカテゴリー毎に認定資格を設けています。CRMコンサルタントとして活躍したい場合は、以下のような資格を取得すると有利でしょう。
- アドミニストレーター
- 上級アドミニストレーター
- Sales Cloudコンサルタント
- Service Cloudコンサルタント
- ParDdot スペシャリスト
- Marketing Cloudアドミニストレーター
英語のスコア・資格の取得
CRMコンサルタントとして活躍するためには、TOEICやTOEFLなどの英語のスコア・資格の取得があると有利です。
CRMはグローバルなプロジェクトとなる場合も多く、英語のリーディングやライティング能力が求められる可能性があります。グローバル案件が豊富なコンサルティングファームでは、TOEICなどの点数を定めている場合もあります。
案件の対応範囲などキャリアアップを考える上でも、必須ではありませんが、TOEICやTOEFLなど英語検定などの資格取得も積極的に行っていくと良いでしょう。
CRMコンサルタントに求められる能力
CRMコンサルタントに必要な資格は分かりましたが、実際にどのようなことを学ぶのか具体的にイメージができない方も多いのではないでしょうか。CRMコンサルタントとして活躍するには、幅広い知識やスキルを活用する能力が必要になります。
ここでは、CRMコンサルタントに求められる能力について詳しく解説します。
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CRMコンサルタントに求められる能力
営業・マーケティングスキル
CRMコンサルタントには、営業・マーケティングスキルが必須です。CRMコンサルタントは、クライアント企業の顧客戦略や顧客関係管理を行うのが主な仕事となります。
そのため、営業・マーケティングのスキルがなければ、戦略立案を提供することができません。営業のプロセス、顧客管理に関わる情報の分析・活用などの知識を身に着け、企業に最適なマーケティング戦略や施策の立案などを支援する能力が必要です。
論理的思考力・ゼロベース思考力
CRMコンサルタントは、論理的思考力・ゼロベース思考力も必要です。論理的思考力とは、経営者や現場目線とクライアント目線で物事を総合的に整理・判断できる能力です。
CRMの運用において、顧客情報の分析、解決策の提案、施策の実施などさまざまな場面で論理的思考力が必要になります。
また、ゼロベース思考力とは、前提知識や思い込み、周りの意見などに捉われず、ゼロから物事を考えることです。多くの企業ではこれまでの価値観や枠組みによって、柔軟な発想ができていない場合も多いです。
近年ビジネス環境が複雑化しているため、クライアント企業の本質的なニーズを突き止め、新しい時代に対応していける創造的なアイデアを生み出すことが求められています。
推進力・問題解決力
CRMコンサルタントは、推進力・問題解決力も必要な能力です。推進力とは、企業の成功に向けて、取引やプロジェクトなどを率先して遂行します。チャレンジ精神を常にもち、自ら主体的に周りを巻き込みながら推し進めていくことが大切です。
問題解決能力とは、リスクマネジメントに対応する能力です。問題が発生した際に、その原因を分析・追求を行い、それに従って問題を解決する能力が求められます。
トラブル発生時は迅速かつ正確に問題に対処しなければならないため、問題解決力を身に着けておくことが大切でしょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、相手との信頼関係を築く上で非常に重要な能力です。CRMコンサルタントは、クライアント・チームメンバー・エンジニアなどさまざまなメンバーと関わる職種のため、意思疎通をスムーズにできることが大切です。
クライアントの意見や意図を正確に汲み取り、その目的に対して何をすべきなのかを言語化して、明確に伝えなくてはなりません。お互いの意思疎通をスムーズに行うためにも、相手の立場になって分かりやすい情報伝達を心がけましょう。
スキルアップのための勉強方法
CRMコンサルタントとして仕事で成果を上げていくには、日々スキルアップしていくことが大切です。スキルアップするための勉強方法は、書籍・WEB記事・オンライン講座などを活用する方法があります。
CRMのコンサルティングといっても求められる能力は幅広いため、やみくもに勉強すると非効率になる可能性があります。そのため、まず今抱えている業務に必要なことや勉強する分野の優先順位を明確にし、適切に目標を設定しましょう。
資格取得やキャリアパスの目標が明確にあれば、1年後までに取得するなど目標を具体的にすると、目標に向かって取り組みやすくなります。試験の過去問集などを使って、効率的に勉強していきましょう。
まとめ
CRMコンサルタントは、企業が抱えている課題をCRMの視点から解決支援する役割があり、さまざまな企業で今後もニーズが高まっていくことが予想されます。
CRMコンサルタントになるためには、必ずしも資格が必要な訳ではありませんが、MBA・中小企業診断士などの資格があると有利です。経営に関する知識を有することの証明となり、クライアントの信頼性を高めることができます。
また、CRMや経営に関する資格だけではなく、コミュニケーション能力や論理的思考力なども求められます。キャリアアップするためにも、この記事の資格や勉強方法などを参考に、CRMコンサルタントに必要な能力を身に着けましょう。
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