おすすめの目標管理ツール10選|選び方のポイント・注意点も解説

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  • 目標管理ツールは、機能・対応するフレームワーク・カスタマイズ性を重視して選ぶ
  • 既存ツールと機能が重複すると社内の混乱を招くため、必要・不要な機能を把握しておく
  • 導入時は目的に合ったツールを選び、運用開始後は定期的に効果測定を行うことが重要

目標管理ツールとは、目標設定・管理を一元化し、企業の業務効率を向上させるためのツールです。社員のモチベーション向上にも役立ちますが、多数の製品があり、選定に迷う方も多いでしょう。この記事では、おすすめの目標管理ツールや選び方のポイント、注意点などを解説します。

目次

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  1. 目標管理ツールで業務効率・社員の能力を向上
  2. 目標管理ツールは機能・対応フレームワーク・カスタマイズ性で選ぶ
  3. 目標管理ツールの選び方で重要な3つのポイント
  4. 目標管理ツールのその他の比較ポイント
  5. おすすめの目標管理ツール10選
  6. 目標管理ツールの導入フローと注意点
  7. まとめ

目標管理ツールで業務効率・社員の能力を向上

目標管理ツールとは、業務における個人・チームの目標の設定・進捗状況・成果を一元管理するためのツールです。代表的な搭載機能は、目標の社内共有・社内SNS・人事評価管理機能などです。

目標管理ツールの導入により、個人やチームの目標の達成状況を可視化することで、従業員の意欲向上・業務の効率化・正しい人事評価が可能になります。また、アナログな手法での目標管理に比べ、紙書類の配布・回収などの手間が省ける点もメリットです。

本記事では、目標管理ツールのおすすめの選び方をご紹介します。併せて、ツールの導入フローや注意点も解説しています。目標管理に課題を抱える企業は、ぜひご覧ください。

目標管理ツールとは?メリット・デメリット、機能や選び方も解説

目標管理ツールとは、社内で設定している目標や進捗状況を管理・評価できるツールです。社員のモチベーション向上や業務全体の効率化につながるとされ、多くの企業で導入されています。本記事では、目標管理ツールのメリット・デメリットや機能、選び方を解説します。

目標管理ツールは機能・対応フレームワーク・カスタマイズ性で選ぶ

目標管理ツールを選ぶ際に重要なのは、機能・対応フレームワーク・カスタマイズ性の3つです。これに加え、自社の規模や既存システムとの兼ね合い・無料トライアルの有無・セキュリティ性に注目することで、より自社に適したツール選定が可能となります。

各ポイントの考え方については、次章から解説していきます。

【重要なポイント3つ】

  1. 目的に合った機能があるか
  2. 自社のフレームワークに対応しているか
  3. カスタマイズ性が高いか

【その他の比較ポイント】

  1. 自社の規模に合っているか
  2. 既存のツールと機能が重複しないか
  3. 無料トライアルがあるか
  4. セキュリティ対策は十分か

目標管理ツールの選び方で重要な3つのポイント

目標管理ツールの選定の際は、機能・フレームワーク・カスタマイズ性を重視しましょう。いずれも目標管理業務の効率性に関わるポイントです。それでは、各ポイントの重要性や考え方について解説していきます。

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目的に合った機能があるか

目標管理ツールによって搭載機能が異なります。使いやすいツールを選ぶためには、目標管理ツールの導入目的を明確にし、その目的に合ったタイプのツールを選ぶ必要があります。

例えば、「社内全体の目標達成率を向上させたい」などの目的には、目標達成率を可視化できる機能や、チーム内のコミュニケーションに役立つSNS機能を有したものがおすすめです。

また、目標管理ツールは活用されることで効果を発揮します。つまり従業員の積極的な活用を促すために、シンプルで分かりやすい操作性を備えているかも、重要なポイントとなります。

特定の課題に特化した機能の例

目標管理ツールによっては、目標管理や設定・進捗管理といった基本機能の他に、特定の課題に特化した機能を備えています。自社の課題や導入目的に合わせて、例えば次のような機能を備えたツールを検討してみましょう。

機能概要・おすすめな企業
ポイント付与機能・目標の達成度合いなどに応じてリアルタイプで社員にポイントを付与
・従業員のモチベーションアップを狙う企業におすすめ
組織診断機能・従業員のモチベーションを測定し、組織状況を可視化
・個人や組織が抱える課題・改善点を発見したい企業におすすめ
適性検査機能・テストによって従業員の能力・性格・スキル・適性を客観的に測定できる
・的確な人材配置を狙う企業におすすめ
研修管理機能・研修の企画・実施・評価を一元管理できる
・効率的な人材育成を狙う企業におすすめ
フィードバック機能・目標達成のプロセスを振り返り、改善点を発見して
次のアクションにつなげることができる
・PDCAサイクルの迅速化を狙う企業におすすめ

自社のフレームワークに対応しているか

目標管理ツールの運用方法は、「MBO」と「OKR」の2種に大別できます。それぞれの特徴を理解し、自社のフレームワークに適した形態を選ぶことが大切です。

運用方法特徴
MBO個人で主体的な目標を設定・評価し、100%の達成を理想とする
OKR組織の目標内で個人の目標を設定し、70%程度の達成を理想とする

カスタマイズ性が高いか

目標管理ツールによっては、プロジェクト管理・レポート・クロス分析などの機能を自由に組み合わせて利用できます。様々な機能を自由にカスタマイズできるツールは、自社独自の働き方・企業の成長や変化にも柔軟に対応しやすく、利便性が高いでしょう。

そのため、ツール選定の際は、カスタマイズ性の高さにも注目するのがおすすめです。

目標管理ツールのその他の比較ポイント

目標管理ツールを比較する際は、これまで紹介した3つのポイントに加え、次のようなポイントに注目するのもおすすめです。各ポイントについて解説します。

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自社の規模に合っているか

目標管理ツールの対象人数は、数人〜数万人と大きな幅があります。そのため、自社の従業員規模に対応したツールを選ぶことが大切です。一般的に、大人数に対応できるツールは多機能ですが、その分コストも高額になる傾向があります。

一方、中小規模企業向けのツールはコストが安く、機能もシンプルなものが多いです。そのため、複雑な目標管理には対応できない可能性があります。自社の規模やニーズに合わせて、機能性・費用が適切かどうかを検討しましょう。

既存のツールと機能が重複しないか

目標管理ツールを導入する際は、社内の既存ツールと機能が重複していないかを確認しましょう。ツール同士で機能が重複すると、運用時に混乱しやすくなるためです。

例えば、ビジネスチャットを運用している企業が、社内チャット機能を備えた目標管理ツールを導入するといったケースが代表的です。従業員はどちらのチャットを利用すべきか混乱し、社内で伝達ミスやコミュニケーションの行き違いが起こる可能性があります。

このような事態を避けるためには、自社既存のツールや機能を確認し、これを踏まえたうえで新しく必要な機能を明確にしましょう。どうしても機能が重複する場合は、利用ルールを明確にするなどの対策が必要です。

無料トライアルがあるか

目標管理ツールは、無料トライアルがあるものを選ぶのもおすすめです。これは、目標管理ツールが他ツールと比べて、導入の必要性が分かりづらいためです。無料トライアルを利用し、実際にツールをテスト運用することで、導入効果を確かめることができます。

ひいては、自社への導入の必要性を判断できるでしょう。また、操作性・機能性を身を持って確かめることができるため、複数ツールの比較が容易になる点もメリットです。

セキュリティ対策は十分か

目標管理ツールは、十分なセキュリティ対策がなされたツールを選びましょう。目標管理ツール内では、従業員の個人情報などを扱うことも多いためです。セキュリティ性の低いツールは、ハッキングやウイルス感染によるデータ漏洩・消失のリスクが高いです。

このようなセキュリティリスクを低減するためにも、ベンダーがどのような対策を行っているのかを確認しましょう。例えば、アクセス権限設定・二段階認証・通信の暗号化を行っているツールは、セキュリティに一定の信頼が置けます。

おすすめの目標管理ツール10選

jinjer株式会社

ジンジャー人事評価

jinjer株式会社

ジンジャー人事評価

人事評価をシステム化!効率的な進捗管理で目標達成に向けて動きたい企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 初心者でもわかりやすいシンプルな操作画面で、誰でも簡単に使いこなせる
  • さまざまな入力形式に対応しており、複雑な操作なく運用を開始できる
  • 効率的に進捗を可視化でき、目標に対する現状や次にどう動くかなどが把握できる

MORE
ここが少し気になる…

  • 申し込みから運用開始までに最低2~3ヶ月程度かかる

株式会社カオナビ

カオナビ

株式会社カオナビ

カオナビ

社員の個性・才能を発掘!的確な人材配置・人材育成を目指す企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 人事出身の創業者が制作、蓄積されたナレッジ・ノウハウの共有により組織を改善に導く
  • 誰でも使いやすい直観的なUI・UXで、機能や項目のカスタマイズも自由自在
  • 専任サポートによって導入後も継続的に支援してくれる

MORE
ここが少し気になる…

  • スマホでも専用アプリにより利用はできるが、一部利用できない機能がある

株式会社ビズリーチ

HRMOSタレントマネジメント

株式会社ビズリーチ

HRMOSタレントマネジメント

人と組織に選択肢と可能性を!適切な情報やサポートがある環境を求めている企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 従業員全員が使いやすい直観的なデザイン
  • 項目ごとに閲覧・編集権限の設定が可能でセキュリティも安心
  • 専任のカスタマーサクセス担当が機能レクチャーや運用課題の解決に寄り添ってくれる

MORE
ここが少し気になる…

  • 料金や導入方法を確認するには問い合わせが必要

株式会社プラスアルファ・コンサルティング

タレントパレット

株式会社プラスアルファ・コンサルティング

タレントパレット

データを活用した科学的人事!人事業務や人材育成の課題を解決したい企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • あらゆる人材データを一元化・分析し、組織の力を最大化
  • 業務の効率化だけでなく、経営・人事戦略の意思決定の高度化や人材育成などにも活躍
  • 専任のサポートによる活用に向けた支援が受けられる

MORE
ここが少し気になる…

  • 対象人数によって初期費用と月額費用が異なる

株式会社HRBrain

HRBrain

株式会社HRBrain

HRBrain

一目でわかるシンプル設計!エンゲージメントの向上を目指す企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 初めてでも安心の使いやすさを重視したシステム設計
  • 既存システムとの連携も可能で、組織毎に課題に合わせた機能をチョイスできる
  • 初期設定から運用支援まで、充実のサポート体制

MORE
ここが少し気になる…

  • 月額費用やセキュリティに関して確認したい際は問い合わせが必要

株式会社サイダス

CYDAS

株式会社サイダス

CYDAS

人材データを集約・蓄積・分析し、経営目標を達成させたい企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 経営・人事戦略に必要な人材データの一元化が可能で、業務効率化につながる
  • 社員一人ひとりの現状と理想を見える化し、次世代リーダーの育成が行える
  • 離職防止につながる評価と、目標や適性に合った最適な配置が可能

MORE
ここが少し気になる…

  • 無料トライアルがないため、システムの使用感をイメージするにはデモの確認が必要

One人事株式会社

One人事

One人事株式会社

One人事

ワンストップで人事を支援!現場の課題を解決させたい企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • ワンストップで入社から退社までの人事労務とマネジメント業務を一元管理
  • 専門知識がない初心者でも使いやすいシステム
  • 最初の一歩から専任からの手厚いサポートで安心

MORE
ここが少し気になる…

  • 詳しい機能やプラン、料金については問い合わせが必要

日本オラクル株式会社

Oracle Cloud HCM

日本オラクル株式会社

Oracle Cloud HCM

目標達成に向けて人材採用、キャリアアップを提供!変化の多い通信業界におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 1つのデータソースで従業員の未来に備え、一貫性のある人事プラクティスを構築
  • AIを利用した目標プランニングにより、新入社員を迅速に戦力化へ
  • 最新の使いやすいツールで、従業員のエンゲージメント及び生産性の向上が可能

MORE
ここが少し気になる…

  • 海外仕様のサイトであるためHPが多少わかりづらい

株式会社ワン・オー・ワン

スキルナビ

株式会社ワン・オー・ワン

スキルナビ

スキル管理・育成を支援!必要機能は標準搭載で、導入後すぐに利用を開始したい企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • スキル管理と評価に重点を置き、人材情報の見える化と分析で人事戦略を実現へ
  • 適切な人材育成計画で、生産性と効率化のどちらも向上が目指せる
  • 製造業のスキル管理にも対応されており、人手不足の解消にもつながる

MORE
ここが少し気になる…

  • スキル管理や人材育成に特化しており、目標管理向けの機能は少ない

株式会社SmartHR

SmartHR

株式会社SmartHR

SmartHR

業務効率化とデータ活用双方を実現!人事施策を向上させたい企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 従業員と組織の生産性向上につながる使いやすさ
  • 人事データの収集・蓄積と活用を同時に実現
  • 人材教育や人員配置など自社に必要な人事施策にすぐ活用できる

MORE
ここが少し気になる…

  • 料金確認には問い合わせが必要

目標管理ツールの導入フローと注意点

目標管理ツールの導入フローは、大きく4段階に分けられます。各段階で押さえるべきポイントを確認し、目標管理ツールの導入を成功させましょう。

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1. 目的・効果の把握

目標管理ツールを導入する際は、その目的や期待できる効果をあらかじめ明確にすることが大切です。この作業により、目的達成や効果を得るために必要な機能や運用体制を知ることができ、適切なシステムを選定・導入できます。

2. ツールの選定・無料トライアル

設定した目的にあわせて、最適なツールを選定しましょう。最初から1つのツールに絞らず、複数のツールを比較することが望ましいです。その上で無料トライアルを活用し、複数のツールをテスト運用しながら比較してみましょう。

実際に現場でツールを使ってみることで、機能性や使いやすさを確かめることができます。併せて、費用・ベンダーのサポート内容・機能のカスタマイズ性も確かめておきましょう。

無料トライアル後は、各製品の評価を実施することで、自社のニーズに最も適したツールを選定しやすくなります。この工程を経ることで、導入後のミスマッチの防止に繋がるでしょう。また、正式導入後の現場の混乱を防ぐためにも、事前のテスト運用がおすすめです。

3. 導入・設定

次に、選定したツールを正式に導入します。一般的に運用開始前には、様々な初期設定を行う必要があります。機能の拡張も含めて、自社の業務に適するようにシステムをカスタマイズしましょう。

併せて、ツールの操作方法のマニュアル策定や研修の実施などを行いましょう。これにより、従業員のツールへの疑問を解消し、積極的な活用を促すことができます。

4. 運用開始・効果測定

いよいよ目標管理ツールを本格的に運用します。運用開始直後はトラブルが起こりやすいため、あらかじめ担当者や相談窓口を設置するなどの対策が必要です。なお、ツールの運用開始後は、定期的な効果測定を行うことが重要です。

この作業により、ツール運用上の課題を発見し、早期に改善を図ることができます。例えば、機能の拡張や設定の見直しを行うことで、より自社にとって使いやすいツールを構築できます。

ひいては目標管理業務が効率化するため、社内のPDCAサイクルの迅速化に繋がります。このように、目標管理ツールの運用開始後は、継続的な効果測定が大切です。

まとめ

目標管理ツールとは、個人・チームの業務目標の設定・管理・評価を一元的に行うためのツールです。紙ベースでの目標管理に比べて、評価シートやアンケートの配布・回収が容易になります。また、社員の意欲向上・業務の効率化などのメリットにも期待できます。

目標管理ツールの重要な選定基準は、搭載機能・フレームワーク・カスタマイズ性です。いずれも自社の目標管理の効率性を左右するポイントのため、しっかり検討しましょう。具体的には、自社のツール導入の目的を明確にし、それに沿って考慮する必要があります。

併せて、対応可能人数・無料トライアルの有無・セキュリティ性などにも注目することで、自社に最適なツールを選びやすくなります。正式導入前に無料トライアルを行い、使いやすさを確かめることも大切です。

また、ツールの運用開始後は定期的な効果測定を行い、必要に応じて機能の追加やシステムの改修を行いましょう。本記事でご紹介したポイントを押さえて最適な目標管理ツールを導入し、企業の生産性の拡大や成長に繋げましょう

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