ChatGPTはスマホでも使える?始め方やアプリについても解説

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  • AIチャットサービスのChatGPTは、公式サイトから登録を行えばスマホでも使用できる
  • ChatGPTの公式アプリはiOS版とAndroid版の両方があり、スマホ利用におすすめ
  • ChatGPTを謳うサイトやアプリの中には非公式のものもあるため十分に注意する

AIチャットサービス「ChatGPT」は、公式サイトから登録するだけでスマホでも使用できます。本記事では、スマホでのChatGPTの始め方、iOS版・Android版アプリやLINEで楽しむ方法、利用時に注意すべき偽物アプリなどについて解説します。

目次

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  1. ChatGPTはスマホでも使えるのか
  2. Web版ChatGPTの始め方はPCもスマホも同じ
  3. スマホで使うなら公式アプリが便利
  4. LINEで使える派生サービスもある
  5. ChatGPTをスマホで利用する際の注意点
  6. ChatGPTの回答精度を上げるには
  7. まとめ

ChatGPTはスマホでも使えるのか

ChatGPTは、OpenAI社が2022年11月に公開したAIチャットサービスです。対話型のAIが搭載されており、チャット形式で会話を重ねていくことにより、さまざまな回答が得られます。

最近では個人利用だけでなく、企業での利用も拡大しており、ChatGPT導入による業務の効率化なども期待されています。

企業ではChatGPTをPCで使っている場合が多いものの、実はスマホでも利用することができます。アプリ版はiOSとAndroidの両方に対応しており、各アプリストアからダウンロードが可能です。

特に個人利用の場合はスマホで手軽に使えると便利です。この記事を参考に、ChatGPTをスマホで利用する方法を把握しておきましょう。

Web版ChatGPTの始め方はPCもスマホも同じ

Web版のChatGPTを始めるためには、まず公式サイトでアカウントを作成しましょう。PCでもスマホでも同じ手順で登録ができます。

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公式サイトでアカウントを作成する

まずは、公式サイトでアカウントを作成しましょう。以下は、アカウントを作成する際の手順です。

  1. 「サインアップ」をクリック
  2. アカウントの作成から任意の作成方法を選択
  3. メールアドレスを入力
    (メールアドレスで登録する場合)
  4. パスワードを設定
  5. 届いたメールを認証
  6. ログイン

メールアドレス以外に、GoogleアカウントやMicrosoftアカウント、Appleアカウントなどでも登録可能です。各アカウントで登録する場合には、対象のアカウントを選択した上で登録を進めてください。

ChatGPTは日本語にも対応しているため、登録はスムーズに行えるはずです。すでにPCで登録している場合は、スマホで公式サイトを開き、同じ情報でログインしましょう。

参考:ChatGPT OpenAI

登録なしでも利用できるが機能は制限される

ChatGPTはアカウント登録をしなくても利用することはできます。ただし、登録ありの場合と比べて機能は制限されてしまいます。

最も大きな違いはチャット履歴の保存の有無です。登録なしの場合はチャット履歴が保存されないので、過去のやり取りを確認できません。ChatGPTを効果的に活用するには、やはりアカウントを作成しての利用がおすすめです。

質問を入力してみよう

登録の完了後、実際にログインしていくつかの質問をしてみましょう。ログイン後はチャット画面が表示されるので、下部にある枠内にテキストを入力して送信するだけでOKです。数秒~数分程度で、質問に対する回答が返ってきます。

また、左側にチャットページが記載されるため、他の内容を質問したい場合には「New Chat」をクリックしましょう。ChatGPTは過去のやり取りを記憶・学習していき、文脈に沿った回答をしてくれます。

したがって、全く別の内容を質問したいときには、新しいチャットを作成するのがおすすめです。

音声でのやり取りもできる

ChatGPTは、テキストでの入力・回答はもちろん音声入力や音声での回答にも対応しています。もともとは有料プラン限定の機能でしたが、無料プランでも音声モードの一部が公開されました。質問内容を手入力する手間を省きつつ、より自然な会話を体験できます。

音声モードを使用するには、テキストボックスの右側にある音声アイコンをタップして、設定を行います。ChatGPT側の音声はいくつかの種類があり、好みのものを選択できます。また、PCのマイクをオンにすれば音声入力もできます。

過去のやり取りは参照可能

ChatGPTでやり取りした内容は、データとして蓄積されていきます。そのため、ChatGPTを一度閉じた場合でも、再度開けば会話の途中から再度始めることが可能です。ログアウトされてしまっている場合は、ログインし直して会話を再開しましょう。

過去のやり取りは、会話画面の左上のアイコンをタップすれば確認できます。時系列に並べられているため、確認がしやすいです。また、チャット履歴の上部にある虫眼鏡マークからは、キーワードで過去のやり取りを検索することができます。

スマホで使うなら公式アプリが便利

ChatGPTはスマホでもWeb版が使えますが、スマホ利用をするなら公式アプリの利用が便利です。使い方もWeb版とほとんど同じで、さらに通常のWeb版にはない便利な機能もあるため、必要に応じてアプリ版も試してみましょう。

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iOS版/Android版アプリの始め方

OpenAI社はChatGPTのiOS版を2023年5月26日に、Android版を2023年7月26日にリリースしました。ChatGPTのiOS版およびAndroid版アプリの始め方としては、まずApp StoreまたはPlayストアで「ChatGPT」と検索し、公式アプリをインストールします。

インストールが完了したらアプリを起動し、新規登録かログインを行います。Web版と同じくログインしなくても利用はできますが、チャット履歴は保存されません。

なお、アプリ版でアカウントを作成する際も公式サイトとほぼ同じ手順で登録でき、メールアドレスのほか、AppleやGoogleのアカウントがある場合は連携も可能です。Web版でアカウントを作成している場合は、同じアカウント情報でログインしましょう。

参考:ChatGPT OpenAI / iOS

参考:ChatGPT OpenAI / Android

同じアカウントなら履歴は共有される

同じアカウントでログインしていれば、Web版とアプリ版のチャット履歴は双方で共有されます。そのため、家ではPCでチャットをして、外出先でスマホアプリからそれを確認したり、追加で会話をしたりすることも可能です。

端末を問わず同じデータでChatGPTと会話ができるので、時間や場所を問わず利用でき、活用の幅が広がるでしょう。

「GPTs」での新規作成はできない

ChatGPTのアプリ版では、UIには多少の違いがあるもののWeb版とほぼ同じ機能が使えます。ただし、一部の機能は制限される場合もあるので注意しましょう。

その1つが、「GPTs」の新規作成機能です。GPTsとはChatGPTをカスタマイズできるサービスで、特定の目的に合わせてノーコードでカスタム要素を追加し、オリジナルのチャットボットを作成できます。完成品はGPT Storeで販売することも可能です。

アプリ版では、GPT Storeから他のユーザーが作成したチャットボットを入手することはできますが、GPTsを使った新規作成はできません。Web版で作成したオリジナルのチャットボットをアプリ版で利用することはできますので、カスタマイズしたい場合はWeb版から行いましょう。

参考:Explore GPTs – ChatGPT

参考:Introducing the GPT Store|OpenAI

LINEで使える派生サービスもある

OpenAI社が公式に運営しているものではありませんが、LINEでChatGPTの機能を使える「AIチャットくん」と呼ばれるサービスもあります(株式会社picon提供)。AIチャットくんはLINE公式アカウントとして提供されており、LINEのアカウントを持っている方であれば、AIチャットくんと友だちになるだけで無料で利用可能です。

ただし、無料プランのAIチャットくんに関しては1日5回までしか利用できません。それ以上の利用をする場合には、プレミアムプラン(月額¥980)に加入する必要があります。これはあくまでAIチャットくんの利用料金で、ChatGPTそのものの有料プラン料金とは異なります。

無料プランには回数制限がありますがLINEの画面上で気軽に会話ができるため、LINE上で完結したい場合や、お試し利用にはおすすめです。

参考:AIチャットくん|LINE公式アカウント

参考:AIチャットくん|話題のChatGPTがLINEで使える!

ChatGPTをスマホで利用する際の注意点

ChatGPTは、スマホのブラウザ・アプリでも利用可能な使いやすいサービスですが、利用時には注意したいポイントがいくつかあります。重大な問題につながることもあるため、利用前には必ずチェックしておきましょう。

\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/

本物ではないサイトやアプリもある

さまざまな使い方ができるChatGPTは、企業でも使用されるほど便利なAIですが、OpenAIのものではないなりすましサイトも存在します。本物とそっくりなロゴが使われている場合も多いため、利用の際は必ず公式サイトであることを確認しましょう。

また、アプリも偽物が多く出回っているため、ダウンロードの前に詳細を確認するのがおすすめです。仮に偽物を使用してしまった場合、連携したアカウントの個人情報や入力した内容が抜き取られ、第三者に悪用される可能性があります。

App Storeの場合は「ChatGPT」と入力して検索し、アプリの名称が「ChatGPT」かつ、デベロッパーが「OpenAI」と記載されているものを確認します。販売元が「OpenAI, L.L.C」、著作権は「OpenAI OpCo L.L.C.」との記載がOpenAIの公式アプリである印です。

参考:ChatGPT OpenAI

参考:ChatGPT OpenAI / iOS

参考:ChatGPT OpenAI / Android

回答が正しいものかチェックが必要

ChatGPTにはWeb検索機能があり、入力欄にある地球マークをクリック(タップ)してこの機能をオンにすることで、AIモデルのもともとの学習データには含まれていない最新情報なども回答として提示することができます。

しかし、インターネット上の情報も必ずしも正しいとは限りません。そのため、回答が正しいものであるかどうか、回答とともに提示される情報源も確認しながら見極めることが重要です。

また、ChatGPTは倫理的な観点に欠ける回答をすることがあります。人間ではないため、人間の感情や倫理観・道徳観を真に理解したり共感したりできないことは、覚えておく必要があります。

参考:Introducing ChatGPT search

ビジネス利用時は機密情報の取り扱いに注意

ChatGPTをビジネスに利用する場合は、情報漏洩をはじめとするセキュリティリスクへの対策が必要です。現状のChatGPTでは、ガイドラインを設けて違反を監視したり、コンテンツフィルタリングを実施したりといった対策を講じています。

ただし、利用者にも個人情報や機密情報の入力を避けるなどの情報リテラシーが求められます。ChatGPTを通して情報漏洩などが起きないよう、自社と取引先を含め、企業や顧客の機密情報に関わる情報管理は徹底して行うことが重要です。

また、セキュリティソフトを導入し、フリーWi-Fiを使用しないなど、あらゆるセキュリティリスクに備えることにより、安心してChatGPTを活用できるでしょう。

ChatGPTの回答精度を上げるには

ChatGPTは利便性が高い一方、思っていたような回答が得られないことがあります。回答の精度をアップさせたい場合には、「〇文字以内で書いて」「箇条書きにして」など細かな指示を加えてみましょう。

ChatGPTはAIがデータを学習することにより、使用するほどに回答の精度が向上していきます。また、「〇〇というキーワードを使って」など、テキスト内で使って欲しいキーワードを指定することもできます。

繰り返し質問をしながら細かな条件を定義していくと、徐々に求める内容に近い回答を得られるでしょう。

まとめ

ChatGPTは対話型のAIであり、さまざまな使い方ができます。質問に答えてくれたり、文章を作成してくれたりと、使い方によっては企業利用も可能です。また、iOS版とAndroid版のアプリがあり、スマホでの利用ならLINEの「AIチャットくん」も無料で使えます。

スマホで利用する場合には、Web版・アプリ・LINEといった選択肢から好みのものを選んで使用できるため、用途や目的別に利用可能です。

ただし、ChatGPTは偽物のサイトやアプリ多く出回っています。利用の際は本物のサイトであるかを必ず確認し、非公式のものを誤って使用しないように厳重な注意を払いしましょう。

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