API連携に対応した名刺管理ソフトおすすめ11選｜選び方も解説

名刺管理ソフトには、CRMやSFA、MAツールといった他システムとAPI連携可能なものもあります。連携することで、業務を効率化できるだけでなく、マーケティングの強化も可能です。この記事では、API連携に対応したおすすめの名刺管理ソフトや選び方などを解説します。

目次

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1. 名刺管理ソフトと他システムをAPI連携しよう
2. 名刺管理ソフトとAPI連携できるシステムの例
3. 名刺管理ソフトと他システムをAPI連携するメリット
4. 他システムとAPI連携できる名刺管理ソフトの選定ポイント
5. 他システムとAPI連携できる名刺管理ソフトおすすめ11選
6. 【比較表】おすすめのAPI連携対応名刺管理ソフト
7. その他の名刺管理ソフトの選び方
8. まとめ

名刺管理ソフトと他システムをAPI連携しよう

名刺管理ソフトとは、名刺に記載された情報をデータ化して、一元管理や情報共有を効率的に行うツールです。名刺情報のデータ化は、スキャナーやデジタルカメラで取り込んだ画像からOCR技術を用いて文字を抽出し、テキストデータに変換することで行います。

名刺を読み取るだけで素早い自動登録ができるため、保管されている名刺を大量にデータ化することも可能です。また、登録済みの名刺を読み取った場合でも、ツールが自動判別して適切に処理するため、重複登録の心配はありません。

スマートフォンに対応した製品も多く、名刺交換後すぐにスマートフォンのカメラ機能を利用して情報を登録できます。

名刺管理ソフトに保管されたデータを既存システムで活用すれば、企業全体の業務効率化を進められます。この作業をスムーズに実現するのがAPI連携で、名刺管理ソフトに登録されている取引先や顧客の情報を、リアルタイムに他システムと共有できるようになります。

API連携とは

APIは「Application Programing Interface」の略で、プログラム同士をつなぐインターフェースのことを指します。APIを用いてシステムやソフトウェア同士をつなぐことを「API連携」と呼び、多くの企業で業務の効率化のために活用されています。

API開発には、高度なプログラミング技術が必要になり、一般企業にはハードルが高い傾向にあるため、ベンダー開発のAPIを利用するのがおすすめです。名刺管理ソフトも他システムとの連携が可能で、ベンダーはさまざまなAPIを提供しています。

ベンダー提供のAPIを利用すれば容易に連携ができ、異なるソフトウェアやシステム間でのデータや機能の共有が可能です。これにより、データの重複入力がなくなるとともに、2つのシステムを同時に立ち上げて交互に利用する手間も省けます。

名刺管理ソフトとAPI連携できるシステムの例

名刺管理ソフトは単体で使っても便利ですが、API連携で他のシステムと連携するとさらに便利に利用できます。特に従業員・取引先・顧客などの情報を頻繁に活用し、業務効果を高めるためのシステムとの連携が効果的です。

具体的には、CRM（顧客関係管理システム）、SFA（営業支援システム）、MA（マーケティングオートメーション）ツール、ビジネスチャットなどとのAPI連携がよく行われています。以下では、これらのシステムの概要を簡単に紹介します。

システム	概要
CRM	顧客情報を統合管理し、顧客との関係強化を図る
SFA	営業活動の進捗の可視化や自動化を行う
MAツール	見込み顧客の獲得から育成までのマーケティング活動を可視化・自動化する
ビジネスチャット	従業員同士のコミュニケーョンを活発化する

名刺管理ソフトと他システムをAPI連携するメリット

名刺管理ソフトと他システムとのAPI連携によって、さまざまなメリットが得られます。ここでは、そのメリットの中から特に大きな下記の2点について解説します。

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業務負担を軽減できる

名刺管理ソフトのデータを他システムで利用するには、システム側へのデータ転記が必要なため、手入力・入力チェック・訂正の工数が発生します。一方API連携では、名刺管理ソフトに入力したデータはシステムに自動登録されるため、余計な工数の発生がありません。

システムの連携には、CVSデータのエクスポートとインポート機能を利用して行う「CVS連携」と呼ばれる方法もあります。しかし、CVS連携はエクスポート・インポートの手間がかかることや、リアルタイムなデータ共有ができないなどのデメリットがあります。

営業活動・マーケティングを強化できる

名刺管理ソフトと、CRM（顧客関係管理システム）・SFA（営業支援システム）、MA（マーケティングオートメーション）ツールなどとAPI連携を図れば、より効果的な営業活動やマーケティングができます。

たとえば、名刺管理ソフトに登録した情報は、リアルタイムに各システムに反映されるため、タイミングを逃さない営業活動を可能にします。特に、新規の見込み顧客（リード）の場合は、早期の適正なアプローチが新規顧客の獲得につながります。

他システムとAPI連携できる名刺管理ソフトの選定ポイント

名刺管理ソフトの中には、他システムと連携できるAPIを提供している製品が数多くあります。しかし、名刺管理ソフトによって、API連携が可能なシステムやツールは異なります。

そのため、API連携できる名刺管理ソフトを選定する際には、自社で使っているシステムやツールと連携可能かどうかの確認が必須です。また、オンプレミス型で導入する場合は、自社のシステムやツールと連携できるようにカスタマイズできるか確認しましょう。

料金相場・API連携の費用もチェック

名刺管理ソフトの料金体系には、ユーザー数に応じた従量課金制や、ユーザー数無制限の定額制などがあります。初期費用は無料の場合が多く、従業課金制の場合は1アカウントあたり月額1,500〜3,000円程度、定額制の場合は月額2〜5万円程度が相場です。

ただし、API連携はオプションとしているベンダーも多く、その場合は月数千円程度の追加料金が発生します。連携可能なツールと合わせて、費用の総額もチェックしておきましょう。

他システムとAPI連携できる名刺管理ソフトおすすめ11選

【比較表】おすすめのAPI連携対応名刺管理ソフト

その他の名刺管理ソフトの選び方

名刺管理ソフトと他システムとのAPI連携は、業務の効率化に非常に効果的です。しかし、数多くある名刺管理ソフトの中から自社に適した製品を選ぶ際には、API連携以外にも下記のポイントに着目するのがおすすめです。

【重要な3つのポイント】

1. 法人向けか個人向けか確認
2. 名刺データ化の精度を確認
3. 自社に必要な機能が備わっているか

【その他の比較ポイント】

1. 提供形態を確認
2. 名刺の取り込み方法を確認
3. 名刺データを社内で共有できるか
4. 多言語に対応しているか
5. データの引き継ぎは可能か
6. 操作しやすいか
7. セキュリティ対策は万全か

まとめ

名刺管理ソフトは、名刺の内容を素早くデータ化し、情報共有を図るツールで、CRMやSFA、MAツールなど他システムとAPI連携できるものもあります。API連携によって、名刺管理ソフトに登録した情報が他システムに自動反映され、より便利に利用できます。

また、データ転記を手入力で行うデータ共有に比べて、入力・入力チェック・訂正の工数が削減でき、業務負担の軽減とともにマーケティングの強化も可能です。名刺管理ソフトを選ぶ際は、自社の既存システムとのAPI連携が可能かどうかの確認が必須です。