おすすめのデータベースソフト2選|比較ポイント、注意点も解説

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  • データベースは、有料か無料か、担当者のスキルに見合っているかなどに注目して選ぶ
  • データ量やセキュリティ機能、サポート体制の充実度などもチェックする
  • データベースの導入後は、バックアップやリカバリーの方法を確認しておくことが重要

データベースを活用すれば、社内の膨大な情報を適切に保管し、必要な時に迅速に探し出すことができます。データベースソフトを使って、本格的なデータベースを作成できます。この記事では、おすすめのデータベースソフトや選ぶ際の比較ポイント、導入時の注意点などを解説します。

目次

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  1. データベースソフトを使って大量の情報を保管・活用
  2. データベースソフトは種類・運用の難易度で選ぶ
  3. データベースソフトの選び方で重要な3つのポイント
  4. データベースソフトのその他の比較ポイント
  5. おすすめのデータベースソフト2選
  6. データベースソフトの導入フローと注意点
  7. まとめ

データベースソフトを使って大量の情報を保管・活用

データベースソフトとは、その名の通り本格的なデータベースを構築するソフトウェアです。導入により、企業内にある大量の情報をデータベースで一元管理でき、情報を効果的に活用できます。そのため、企業活動が活性化し、生産性の向上にもつながります。

企業内には、顧客管理・タスク管理・営業管理・勤怠管理など大量のデータを保有しています。それらをデータベースで一元管理して関連づけることにより、同じデータを何度も入力する手間が省け、より細かなデータ管理や分析が可能になります

データベースソフトには、データベースの構築や運用にプログラミングスキルが必要なものから、専門知識がなくても構築ができるものまでさまざまな製品があります。また、用途によっても選ぶ製品は異なってきます。

そこで、本記事では、データベースソフトを選ぶ際の比較ポイントや導入時の注意点などの解説を交えて、おすすめのデータベースソフトを有料のものと無料のものに分けて紹介します。

データベースとは?機能やメリット・デメリットを分かりやすく解説

データベースとは、形式やルールに従い整理・管理されたデータの集合体を指します。この記事では、大量にあるデータを一元管理するデータ管理システムの機能や導入のメリット・デメリット、選定する際の比較ポイントについても詳しく解説していきます。

データベースソフトは種類・運用の難易度で選ぶ

データベースソフトは、多くのベンダーからさまざまな種類の製品が提供され、その中から自社の運用に適したソフトを選択する必要があります。そのためには、下記の3つの重要ポイントに沿って、ソフトの種類や運用の難易度で選ぶのがおすすめです

次の章では、3つの重要なポイントを詳しく解説し、それ以降で下記にあげたその他の比較ポイントについて解説していきます。

【重要なポイント3つ】

  1. 有料ソフトか無料ソフトか
  2. 目的に合った種類を選ぶ
  3. 担当者のスキルに見合っているか

【その他の比較ポイント】

  1. データ量とコストは適正か
  2. セキュリティ機能を確認
  3. サポート体制は十分か

データベースソフトの選び方で重要な3つのポイント

データベースソフトは自社に適した製品を導入しないと、効果的な運用ができない恐れがあります。ここでは、導入効果があがる製品を選ぶために重要な下記の3つのポイントについて詳しく解説します。

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有料ソフトか無料ソフトか

データベースソフトには、有料ソフトと無料ソフトがあります。どちらも基本機能は搭載されていますが、有料ソフトの方が便利なツールが多く搭載されていたり、保存できるデータ量が多かったりすることが多いです。

また、無料ソフトでは、ベンダーからのサポートが受けられないこともあります。しかし、コストをかけずにデータベースを構築できるのは大きな魅力です。無料ソフトを選ぶ際には、自社に必要な機能やデータ量を搭載し、自社で運用できることを確認しましょう。

無料ソフトには、本格導入前に一定期間試用できる無料トライアルや、有料プランに移行ができる無料プランなどがあります。ほかにも、自社独自のデータベースの構築が可能なオープンソースも無料で利用できます。以下では、オープンソースについて詳しく解説します。

オープンソースもある

オープンソースとは、プログラム(ソースコード)が無償でインターネット上に公開され、ソースコードの書き換えや再販が許可されているソフトウェアです。データベースソフトにもオープンソースがあり、自社の状況に合わせてソースコードを書き換えて利用できます。

データベースソフトをゼロから開発する場合と比較すると、効率的に開発できますが、ソースコードの書き換えには、高度なプログラミング知識と技術が必要です。また、ほとんどの場合サポートは受けられず、バグなどで自社に損失が出てもすべて自社責任となります。

低コストでデータベースの構築ができるため、自社に高度なプログラミング技術を持った人材がいる企業には、効果的な導入方法です。オープンソースの書き換えを外部発注する方法もありますが、高額のコストが発生します。

目的に合った種類を選ぶ

データベースには、特徴の異なるいくつかの種類があり、自社の目的に合ったものを選択する必要があります。現在主流となっているデータベースの種類は、リレーショナル型とNoSQL型の2種類です。以下でそれぞれの特徴について解説します。

リレーショナル型

リレーショナル型データベースは「RDB」とも呼ばれ、データを表形式で整理したうえで、それぞれの表を関連づけて使えるようにしたデータベースです。たとえば、顧客情報と注文履歴を顧客IDで連携させて、新たなマーケティング展開を可能にします。

リレーショナル型は、誰でも最新かつ一貫性があるデータベースが利用できることや、複雑な条件の組み合わせによる検索ができることが大きな特徴です。そのため、人事管理・顧客管理・生産管理などのデータベースによく利用されています

NoSQL型

NoSQL型データベースは、柔軟なデータ構造を持ち、特定のデータ構造を持っていません。したがって、用途に応じたさまざまなデータベース構造を持った製品が提供されています。NoSQLと呼ばれるのは、データベース言語であるSQLが使われていないためです。

NoSQL型のデータベースは、リレーショナル型と比べて、処理速度が速く大量のデータを扱えることが特徴です。近年では、ビッグデータを扱うことが多いため、NoSQL型を選択する企業も増えています。ただし、データの一貫性が担保されないので注意が必要です。

大量データの利用と柔軟性を実現したい場合に適したデータベースであるため、データ参照を頻繁に行うシステムや、将来的な拡張が見込まれるシステムを運用する企業におすすめです。データの一貫性を担保するために、リレーショナル型と併用する企業も多いです。

担当者のスキルに見合っているか

データベースは、自社で構築して保守管理を行う必要があります。しかし、データベースソフトの中には、比較的簡単に構築や保守管理ができる製品もあります。したがって、担当者のスキルに見合ったデータベースソフトの選択が非常に重要です。

自社にデータベースエンジニアなどの専門知識を持った人材がいれば、自社開発できるデータベースソフトの導入がおすすめです。これにより、自社に最適なデータベースを低コストで構築できます。

一方、自社にデータベース構築や保守管理のできる人材がいない場合は、保守管理をベンダーが行ってくれる製品がおすすめです。そのような製品の多くは、あらかじめデータベースの基本形がベンダーによって構築されており、比較的簡単に導入できます。

データベースソフトのその他の比較ポイント

データベースソフトは、上記の3つの重要ポイント以外に下記のポイントにも注目して、自社に適合した製品を選ぶのがおすすめです。ここでは、データベースソフトの選択に必要なその他の3つの比較ポイントについて解説します。

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データ量とコストは適正か

保管できるデータ容量は、データベースソフトによって異なり、データ容量が大きいほどコストが高額になる傾向にあります。そのため、事前にどの程度の保存容量が必要なのかを見積もっておくことが大切です。

自社で構築する際には、OS・ソフトウェア・バックアップ領域なども見積もりに入れる必要があります。ベンダー提供の製品を導入する場合は、1ユーザー当たりの容量が設定されているものと、全体容量が設定されているものがあります

有料のデータベースソフトの導入では、データ量とコストのバランスを考えながら、自社にとって最も利用しやすく、費用対効果の高い製品の選択をしましょう

セキュリティ機能を確認

データベースには、従業員や顧客の個人情報や社内の機密情報が保管される場合も多く、それらの情報が外部に漏えいしないようなセキュリティを施す必要があります。セキュリティ対策においてまず重要なのが、ファイアウォールなどのネットワークレベルでの対策です。

しかし、それだけでは不十分であるため、セキュリティ機能を用いたデータベース内部の対策強化も重要です。セキュリティ機能においては、ログイン方法・アクセス制限・データの暗号化・ログ記録・不正アクセスの通知などをチェックしましょう。

サポート体制は十分か

自社にサーバー管理の専門技術を持つ人材がいない企業では、ベンダーのサポート体制の充実が製品選択の重要なポイントになります。特にサーバーがダウンすると、自社機能が停止してしまう場合もあるため、素早い復旧対応をしてくれるベンダーの選択が必要です。

しかし、サポート内容は製品ごとに大きな差があるので、事前に確認しておきましょう。確認事項としては、対応できる曜日と時間・サポートの方法・無料サポートの範囲・有料サポートの種類などがあります。加えて、運用方法などの相談もできると安心です。

おすすめのデータベースソフト2選

株式会社システナ

Canbus.

株式会社システナ

Canbus.

CSVをアップロードするだけ!検索機能やFAQサイトが欲しい方におすすめ

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ここがおすすめ!

  • 既存のサイトはそのままに検索可能なページを外付けできる
  • テンプレートにあわせてCSVデータをアップロードするだけで完成
  • テンプレートで作ったページは「Googleの構造化データ」に対応

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ここが少し気になる…

  • 月額費用以外に初期費用や構築費用などがかかり、帳票機能は有料オプション

クラウドサーカス株式会社

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オールインワンで使える!ノーコードでアプリ作成したい方におすすめ

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データベースソフトの導入フローと注意点

データベースソフトの導入は、下記の手順にしたがうと、スムーズに行えます。ここでは、それぞれのフローにおける注意点について解説します。

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1. 自社の要件に合うソフトを選ぶ

データベースソフトの導入では、製品を選択する前に自社のデータを取り扱う上での課題を把握し、導入目的を明確にすることが大切です。その目的達成のために必要な要件を洗い出し、要件に沿った製品を選ぶことで、比較的容易に自社に合った製品が見つかります。

たとえば、何万件とある顧客の管理をしたい場合は、簡単なカスタマイズで利用できる製品が便利です。また、売上管理・在庫管理・会計業務など複数のデータベースを統合したいなら、業種専用にカスタマイズができると効果的な業務遂行に繋がります。

2. 運用できる人材を確保する

特に無料で利用できるオープンソースを利用して、データベースを構築する際には、専門的スキルを持った人材の確保が必要です。また、自社に合わせてデータベースを構築するタイプの製品を導入する場合も、ある程度のスキルを持つ人材を確保しましょう。

専門的知識を必要としないデータベースソフトであっても、データベースの基本的知識を持っていれば、より効果的なデータベースの運用ができます。したがって、ベンダーが主催するセミナーなどに参加するなどして、担当者のスキルアップを図ることも大切です。

3. バックアップやリカバリーの方法を確認しておく

多くのデータベースソフトでは、データのバックアップやリカバリーを行う機能が搭載されています。導入前に、これらの機能の有無とその方法について確認しておきましょう

自動バックアップ機能があれば、バックアップ作業を定期的・自動的に実行してくれるので手間がかかりません。また、バックアップ実行の日時を設定できると、サーバーへの負担をできる限り抑えたタイミングでバックアップが可能になります。

まとめ

データベースソフトは、データベースを構築するためのソフトウェアです。導入により社内の膨大な情報を適切に保管でき、必要な時に迅速に見つけ出せます。ソフトには、無料で利用できるものもありますが、担当者のスキルに適合した製品を選ぶことが重要です。

現在よく利用されているデータベースには、リレーショナル型とNoSQL型の2種類があり、自社の用途に合った製品選びも大切です。そのほかにも、データ容量・セキュリティ機能・サポート体制なども確認ながら自社に適合した製品選択をしましょう。

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