CRMと連携できる名刺管理ソフトおすすめ6選|連携メリットも解説
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- 名刺管理ソフトとCRMを連携させることで、最新の顧客情報を迅速に共有できる
- ソフトによって連携できるCRMは異なるため、既存のものと連携可能か確認する
- 名刺管理ソフトを選ぶ際は、データ化の精度や機能、操作性などにも注目する
名刺管理ソフトには、CRMと連携できるものもあります。双方を連携させることで最新の顧客情報を迅速に共有できるようになり、営業活動が効率化します。この記事では、CRMと連携できるおすすめの名刺管理ソフトや連携のメリット、選ぶ際のポイントなどを解説します。
目次
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名刺管理ソフトとCRMを連携させよう
名刺管理ソフトは、企業や個人が受け取った名刺をデジタル化し、効率的に管理するためのツールです。これにより、名刺の紛失を防ぎ、会社名や担当者名での検索性が向上し、重複の自動検出など、名刺情報の管理が容易になります。
また、一部の名刺管理ソフトはCRM(顧客関係管理)システムと連携ができます。名刺情報を自動的にCRMシステムに登録することで、営業活動や顧客管理の一元化が可能になります。さらに、営業チーム全体での名刺情報の共有が迅速に行えます。
本記事では、CRMと連携できるおすすめの名刺管理ソフトの紹介に加えて、名刺管理ソフトとCRMを連携させるメリットや、選ぶ際のポイントなどについて解説します。
名刺管理ソフトとは?機能やメリット・デメリット、選び方を解説
名刺管理ソフトとは、紙の名刺をデータ化し一元管理できるソフトを指します。大量の名刺をデータ管理することで、簡単に検索することができ業務効率化に繋がります。本記事では、名刺管理ソフトをよく知らない方のために、機能やメリット・デメリット、選び方を解説しています。
CRMと名刺管理ソフトの違い
CRM(顧客関係管理)システムと名刺管理ソフトは、どちらも顧客情報を管理するためのツールですが、その機能や導入目的は異なります。
近年では、名刺管理機能を標準搭載しているCRMも増えており、両者の機能を併せ持つことで、より高度な顧客管理が可能になっています。ここからは、CRMと名刺管理ソフトの違いについて詳細に解説します。
機能の違い
名刺管理ソフトとCRMの機能には明確な違いがあります。名刺管理ソフトは、主に名刺をデジタル化して保存・整理する機能に特化しています。名刺情報の検索、重複検出、分類、タグ付けなど、名刺を効率的に管理するための基本的な機能が中心です。
一方、CRMは顧客との関係管理を包括的にサポートするシステムです。営業プロセスの管理、顧客データの分析、マーケティング活動の支援、問い合わせ対応などを管理して、より広範な業務をサポートする多機能なツールです。
CRMは顧客のライフサイクル全体を管理し、営業チームやカスタマーサポートとの連携などの強化が主な目的です。名刺管理ソフトはその一部の機能を補完する役割を果たしますが、CRMは全体的な顧客管理戦略を支える包括的なツールです。
導入目的の違い
名刺管理ソフトとCRMの導入目的には明確な違いがあります。名刺管理ソフトの導入目的は、受け取った名刺をデジタル化して、効率的に整理・保存することです。これにより、名刺の紛失を防ぎ、必要な名刺情報の迅速な検索などが可能になります。
一方でCRMの導入目的は、顧客との関係を全体的に管理し、営業活動やマーケティング、カスタマーサポートを一元化して全体の効率を向上させることです。また、顧客データを活用して、顧客のニーズを的確に把握し、顧客満足度の向上と売上の最大化を図ります。
名刺管理ソフトは名刺情報の整理・管理に特化したツールであるのに対し、CRMは顧客との関係全体を最適化するための総合的な戦略ツールと言えます。
CRMとは?初心者向けに導入のメリット・デメリットと機能を解説
CRMシステムとは、利益の最大化を目的に顧客との関係性を管理することを指します。この記事では、顧客関係管理やマネジメントを自動化・効率化してくれるCRMシステムの主な機能やシステム導入によるメリット・デメリット、導入の際に選ぶポイントを解説します。
名刺管理ソフトとCRMを連携させるメリット
名刺管理ソフトとCRMの連携による主なメリットは、名刺情報が自動的にCRMに取り込まれる点です。これにより、営業担当者は名刺を受け取った直後から見込み顧客の情報をCRMで迅速に管理して、追跡できるようになります。
また、手動でのデータ入力が不要になるため、入力ミスやデータの重複が防止され、営業プロセスのスピードと正確性が向上します。さらに、名刺情報が即座にCRMに統合されるので顧客データが一元管理されます。
その結果、顧客の履歴や取引状況などの情報を関係者がリアルタイムで共有できます。そのため、顧客の担当者が代わっても迅速なフォローアップが可能となり、商談の成功率向上や業務の効率化が期待できます。
CRMと連携できる名刺管理ソフトの選定ポイント
名刺管理ソフトによって連携できるCRMは異なるため、事前に既存のCRMと連携可能か確認することは重要なポイントです。
既に導入しているCRMに対応していない名刺管理ソフトを選んでしまうと、効率的なデータ管理が難しくなるだけでなく、手動でのデータ移行が必要となり、作業負担が増大するリスクが発生します。
したがって、名刺管理ソフトを選定する際には、自社の既存CRMとの互換性を確認し、シームレスなデータ連携が可能かどうか慎重な検討が必要です。これにより、営業プロセスの効率化と一貫性が確保され、業務の最適化が図れます。
CRMと連携できる名刺管理ソフトおすすめ6選
Sansan株式会社
Sansan
GOOD
ここがおすすめ!
- 電話・メール・面会などの接触履歴を残せ、名刺データを活かして有益な営業活動が行える
- 人事異動情報・ニュース配信といった機能を搭載し、常に相手企業の最新の情報を把握できる
MORE
ここが少し気になる…
- 顧客フォロー機能が少なく、名刺管理がある程度完了すると利用頻度が減る場合も
東日印刷株式会社
ネクスタ・メイシ
GOOD
ここがおすすめ!
- 月々600円からスタートできる手軽さとコストパフォーマンスの高さ
- 初心者でも始めやすいシンプルなUIと無駄のない機能
- 高い技術力を持つ世界最高峰のエンジニアによる開発
MORE
ここが少し気になる…
- 原則5ユーザーからの利用で、一部オプション対応の機能がある
CAMCARD BUSINESSの特徴
GOOD
ここがおすすめ!
- 「商談情報」との紐づけが行え、社内共有やタスク閲覧も可能
- 名刺情報を基に「メールマガジン」の配信もでき、営業活動にも効果的
- 公開された人事異動情報に限り「再アプローチ」が行える
MORE
ここが少し気になる…
- 無料トライアルはあるが10日間しかなく、じっくり検討したい方には不向き
GOOD
ここがおすすめ!
- データは「Salesforce」のクラウド上に保管
- セキュリティはSalesforceの強固なものを採用し、連携費用も無料
- 約1分でデータ登録が完了する優れた高性能「AI-OCR」を搭載
MORE
ここが少し気になる…
- オペレーションによるデータの修正やメモのデジタル化は有償オプション
メイシーの特徴
GOOD
ここがおすすめ!
- コンプラチェックに優れており、他サービスではあまりない「反社チェック」が行える
- 利用価格が安く、個人から企業まで利用しやすい
MORE
ここが少し気になる…
- コンプライアンスチェックは1件あたり手動で300円、自動で120円と料金がかかる
アルテマブルーの特徴
GOOD
ここがおすすめ!
- 効率よく名刺をデータ化できるのはもちろんのこと、活用にこだわった機能が豊富
- コンサルタントの丁寧なヒアリングにより、導入時の失敗も軽減
- 操作方法が簡単で、苦手意識のある社員でも使いやすい
MORE
ここが少し気になる…
- コンサルタントによるヒアリングはあるものの、トライアルが2週間しかない
その他の名刺管理ソフトの選び方
名刺管理ソフトを選ぶ際には、CRMとの連携に加えて、法人向けか個人向けかの確認や名刺データ化の精度の確認など、以下のようなポイントにも注目するのがおすすめです。
これらのポイントの総合的な評価によって、自社にとってより効率的に名刺管理ソフトを導入して、活用できます。
【重要な3つのポイント】
- 法人向けか個人向けか確認
- 名刺データ化の精度を確認
- 自社に必要な機能が備わっているか
【その他の比較ポイント】
- 提供形態を確認
- 名刺の取り込み方法を確認
- 名刺データを社内で共有できるか
- 多言語に対応しているか
- データの引き継ぎは可能か
- 操作しやすいか
- セキュリティ対策は万全か
まとめ
名刺管理ソフトとCRMは、どちらも顧客情報管理に役立つツールですが、それぞれ異なる役割を果たします。名刺管理ソフトは、名刺をデジタル化し、整理・保存することに特化しており、名刺情報の検索や管理の効率を向上させます。
一方でCRMは、顧客との関係を包括的に管理し、営業活動やマーケティング、カスタマーサポートを統合的にサポートします。これらのツールの連携によって、名刺情報が自動的にCRMに取り込まれるので顧客データが共有でき、管理の精度と効率が高まります。
そのため、名刺管理ソフトを選ぶ際は、既存のCRMとの連携可能性やデジタル化精度、使いやすさなどを総合的に評価し、自社にとって最適な名刺管理ソフトを導入しましょう。