API連携に対応した人事管理システムおすすめ3選|選び方も解説

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  • 人事管理システムには、給与計算ソフトや勤怠管理システムとAPI連携できるものもある
  • 人事管理システムと外部システムを連携すればデータを一元管理でき、効率化が図れる
  • API連携対応の人事管理システムを選ぶ際は、既存のシステムと連携できるかを確認する

人事管理システムには、外部システムとAPI連携できるものもあります。給与計算ソフトや勤怠管理システムなどとの連携によりデータを一元管理し、業務を効率化しましょう。この記事では、API連携に対応したおすすめの人事管理システムや選ぶ際のポイントなどを解説します。

目次

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  1. 人事管理システムのAPI連携機能を活用しよう
  2. 人事管理システムとAPI連携できる外部システム
  3. API連携対応の人事管理システムを選ぶポイント
  4. API連携対応の人事管理システムおすすめ3選
  5. その他の人事管理システムの選び方
  6. まとめ

人事管理システムのAPI連携機能を活用しよう

人事管理システムとは、人事情報管理・人材採用・人事評価・給与計算など、人事労務に関わる業務を一元管理できるツールです。多岐にわたる人事労務業務を1つのシステム内で完結でき、企業の人事労務業務の大幅な効率化に貢献します。

人事管理システムの中には、外部システムとのAPI連携に対応した製品もあります。本記事では、API連携可能な人事管理システムを導入するメリットや、おすすめの選び方について解説します。

人事管理システムとは?機能やメリット、選び方を解説

人事管理システムとは、従業員の情報や勤怠、労務などの人事業務に関する情報を一元管理できるシステムです。上手に活用することで業務効率化や人為的ミス防止に繋がります。本記事では、人事管理システムの機能やメリット・デメリット、選び方を解説しています。

API連携とは

APIとは、「Application Programming Interface」の略称で、異なるソフトウェアをつなぐインターフェースです。API連携では、APIを活用して複数のシステム同士を連携させ、機能の拡張を図ります。

システムやアプリケーションをAPI連携させることで、互いのデータベースや機能が共有されます。これにより、1つのシステムだけでは不可能なタスクが実行できるようになります。

例えば企業においては、部門を横断した情報共有が可能になり、業務の効率化や生産性の向上を見込めます。

人事管理システムとAPI連携できる外部システム

人事管理システムとAPI連携できる外部システムとしては、給与計算ソフトや勤怠管理システム、グループウェアが代表的です。ここでは、各システムの概要や人事管理システムとAPI連携するメリットを解説します。

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人事管理システムとAPI連携できる外部システム

  1. 給与計算ソフト
  2. 勤怠管理システム
  3. グループウェア

給与計算ソフト

給与計算ソフトは、従業員の勤怠情報や雇用形態別の給与体系に基づいて、基本給・賞与・社会保険料などの計算および支給を行うツールです。人事管理システムとのAPI連携によって、2つのシステム同士で人事情報がシームレスに共有されます。

新規採用時や雇用形態・扶養の変更があった際でも、人事管理システムから給与計算ソフトに即時で情報が反映されるため、給与計算ソフトに手作業で入力する手間がかかりません。

これにより、給与計算業務を大幅に効率化できるでしょう。また、入力ミスや入力漏れのリスクが減少し、正確な給与計算が実現する点もメリットです。

給与計算ソフトとは?機能やメリット・デメリット・選び方を解説

給与計算ソフトとは、給与計算の自動化や給与明細の発行などを行えるソフトです。業務の効率化や法改正にも対応できる利便性があります。本記事では、給与計算ソフトをよく知らない方のために、機能やメリット・デメリット、選び方を解説しています。

勤怠管理システム

勤怠管理システムとは、打刻情報に基づいて従業員の日々の労働時間を管理するツールです。従業員の労働状況を可視化でき、過剰な長時間労働の防止や正確な給与の支払いに寄与します。

人事管理システムと勤怠管理システムのAPI連携によって、相互の保存データを自動で取り込みます。つまり、従来のような手作業によるデータ入力作業を削減できます。これにより、人事労務業務が大幅に効率化するでしょう。

また、正確な勤怠状況に基づいて人事評価を行えるため、適切な人材配置や人材育成にもつながります。公平な人事評価が実現することで、従業員の職場満足度や意欲の向上にも期待できます。

勤怠管理システムとは?機能やメリット・デメリット、導入手順も解説

勤怠管理システムは、従業員の出退勤の時間や労働時間を適切に管理できるシステムです。給与計算など他システムとも連携でき、業務の効率化や不正打刻の防止にも役立ちます。本記事では、勤怠管理システムの機能やメリット・デメリット、選び方などを解説しています。

グループウェア

グループウェアは、社内のコミュニケーションや情報共有の円滑化に寄与するツールです。例えば、チャット機能や社内SNS機能、ファイル共有機能、スケジュール管理機能、設備予約機能などを備えています。

グループウェアの中には、勤怠管理や出張管理など、人事労務業務の分野をカバーできる製品もあります。このようなツールと人事管理システムをAPI連携させることで、グループウェア上の人事労務業務に関連する情報が、効率的に人事管理システムに収集されます。

また、人事管理システム内の情報更新の際にもグループウェアが自動で連動するため、重複入力の手間を削減できます。このように、グループウェアと人事管理システムの連携によって、幅広い業務の効率化が見込めます。

グループウェアとは?機能やメリット・デメリットをわかりやすく解説

グループウェアとは、スケジュールや会議資料などの情報共有や社内のコミュニケーションに活用できるソフトウェアです。業務効率化やテレワークでのコミュニケーション不足解消にも繋がります。本記事では、グループウェアの機能やメリット、選び方などを解説しています。

API連携対応の人事管理システムを選ぶポイント

API連携対応の人事管理システムを選ぶ際は、既存システムとの連携可否や同シリーズであるかに注目するのがおすすめです。ここでは、各ポイントについて解説します。

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API連携対応の人事管理システムを選ぶポイント

  1. 既存のシステムと連携可能か
  2. 同じシリーズで揃えるのもおすすめ

既存のシステムと連携可能か

人事管理システムによって、API連携できる外部システムの種類やブランドが異なります。したがって、API連携を前提とする場合は、自社既存のシステムと連携可能な人事管理システムを選ぶべきでしょう。

API連携できるシステムの数が多いほど、機能の拡張範囲が広がるため、バックオフィスの大幅な業務効率化が見込めます。少ない人員でも円滑な業務遂行を見込むことができ、人手不足の解消や人件費の節約につながります。

同じシリーズで揃えるのもおすすめ

人事管理システムは、他の基幹システムと同シリーズで揃えるのもおすすめです。その理由は、同シリーズの製品はAPI連携の相性が良い傾向があり、円滑な連携が見込めるためです。

基幹システム同士の機能やデータ共有が加速化し、人事管理業務を含めたバックオフィス業務全般の効率化が見込めます。また、同シリーズ内のシステムは、購入時に割引が適用されることも多く、コストの節約にもつながります。

API連携対応の人事管理システムおすすめ3選

株式会社プラスアルファ・コンサルティング

タレントパレット

株式会社プラスアルファ・コンサルティング

タレントパレット

多言語対応◎eラーニングも活用していきたい企業におすすめ

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ここがおすすめ!

  • 「健康管理」「ストレスチェック」機能を活用し、健康的かつ長く働きやすい環境に!
  • 組織診断や適性検査機能や人事異動シミュレーションを備え、人材を一元管理できる

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ここが少し気になる…

  • 高機能・多機能な反面、無料トライアルは設けていないため必要な機能や不要な機能の判断が難しい

株式会社サイダス

CYDAS

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CYDAS

多機能◎人材の「働きがい」を大切にしたい企業におすすめ

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ここがおすすめ!

  • 基本の「人材データ」を活用しながら、社員のスキルにあわせて利用できる機能が充実
  • 各種評価はもちろん、その後の「フィードバック」を使って丁寧に人材育成ができる

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ここが少し気になる…

  • 「基本モジュール」に組み合わせて必要なものを必要なだけ選べる分、割高になる可能性も

株式会社ベネフィット・ワン

ベネワン・プラットフォーム

株式会社ベネフィット・ワン

ベネワン・プラットフォーム

健康維持や増進◎提供サービスとの連携重視の企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • スマホにも対応しており、自分に関するあらゆるデータも一元管理で見やすい
  • 「残業時間」「健康診断結果」「MBO管理」などの便利機能も無料で利用可能

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ここが少し気になる…

  • すでにベネフィット・ワンの各種サービスを利用している場合は無料で使えるが、新規の場合は別途契約が必要

その他の人事管理システムの選び方

人事管理システムを選ぶ際は、上記に加えて、次のようなポイントにも注目するのがおすすめです。例えば、システムのタイプや法改正への自動対応の可否に注目しましょう。

運用ニーズに即した機能を備えた製品の選定により、自社における人事労務業務上の課題を解決できる可能性が高まります。また、法令への対応は煩雑になりやすいため、自動で対応してくれる製品を選ぶと、担当者の負担軽減を図れます。

その他にも、必要に応じて導入形態・カスタマイズ性・操作性・サポート体制の充実度に注目しましょう。

【重要なポイント2つ】

  1. システムのタイプ(機能の範囲)を確認
  2. 法改正に対応できるか

【その他の比較ポイント】

  1. 導入形態を確認
  2. カスタマイズ性が高いか
  3. 従業員が使いやすい操作性か
  4. サポート体制が充実しているか

まとめ

人事管理システムとは、採用管理や人事情報管理、給与計算など、人事労務業全般を一元管理できるツールです。API連携に対応した人事管理システムも多くあり、さまざまな外部システムと連携することで、バックオフィス業務全般の効率化に寄与します。

例えば、給与計算ソフト・勤怠管理システム・グループウェアなどが人事管理システムとのAPI連携に適しています。製品によってAPI連携できるシステムの種類が異なるため、自社既存のシステムとの連携可否を確認する必要があります。

API連携できる人事管理システムを導入し、企業内の基幹システムの統合を図り、業務の効率化につなげましょう。

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