会計ソフトとAPI連携できる経費精算システムおすすめ6選|選び方も
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- 経費精算システムには、会計ソフトとAPI連携できるものもある
- 経費精算システムと会計ソフトをAPI連携することで、経理業務の効率化が図れる
- 経費精算システムを選ぶ際は、自社で使っている会計ソフトとAPI連携可能かを確認する
経費精算システムには、会計ソフトとAPI連携できるものもあります。双方をAPI連携することで重複作業が減り、人的ミスも予防できます。この記事では、会計ソフトとAPI連携できるおすすめの経費精算システムや連携メリット、選び方などを解説します。
目次
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経費精算システムと会計ソフトのAPI連携で業務効率化
経費精算システムとは、従業員が立て替えた経費の申請・承認・精算などの一連の業務を効率的に行うシステムです。一方で会計ソフトは、経理担当者が企業全体のお金の流れを管理し、決算に必要な帳簿や元帳などの作成を効率的に行うソフトです。
2つのツールが担う業務内容は異なりますが、会計業務を進めるには経費精算で支出した金額と仕訳の入力が必要となります。そこで、経費精算システムと会計ソフトをAPI連携させることによりデータの共有化が進み、大幅な業務の効率化が図れます。
経費精算システムと会計ソフトとのAPI連携は、ベンダーが異なる製品同士でも可能です。経費精算システムの中には、他社の会計システムとAPI連携できる製品も多く提供されています。
経費精算システムとは?導入のメリット・デメリットと選び方を解説
経費精算システムとは、企業における経費精算業務の自動化・効率化をしてくれるものです。この記事では、経費精算システムを利用したことがない方のために、経費精算システムの機能やそのメリットやデメリット、システムの選び方など導入前に抑えておきたいポイントを解説します。
会計ソフトとは?使い方やメリットを解説【初心者・個人事業主も】
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API連携とは
API(Application Programing Interface)とは、アプリケーション同士をつなぐ規格や機能を指します。APIを利用して、異なるソフトウェアやプログラムをつなぎ、連携できるようにすることを「API連携」と呼びます。
APIの自社開発は、プログラミング技術を持った人材がいれば可能です。しかし、経費精算システムの中には、指定の会計ソフトと連携できるAPIを提供している場合も多く、自社で利用している会計ソフトに対応しているシステムにより、簡単にAPI連携を実現できます。
また、オンプレミス型での経費精算システムの導入では、導入時に自社で運用している会計ソフトと連携できるようにカスタマイズすることも可能です。ほかにも、外部発注でAPI開発を行う方法もありますが、費用が高額になるケースが多いため注意しましょう。
経費精算システムと会計ソフトをAPI連携するメリット
経費精算システムと関連性の高い会計ソフトとのAPI連携は、経理・会計の業務が大幅に効率化できるメリットがあります。ここでは、そのメリットの中から大きな効率化が期待できる下記の3点について解説します。
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経費精算システムと会計ソフトをAPI連携するメリット
重複作業を削減できる
経費精算システムと会計ソフトをAPI連携すると、経費精算システムに入力したデータが自動的に会計ソフトに反映されます。そのため、経費精算システムに保存されている仕訳や金額のデータを、再度会計ソフトに入力するなどの重複作業の削減ができます。
また、再入力作業軽減のために会計データに入力していなかった承認者や、領収書・請求書などのデータもAPI連携によって、会計データに反映できます。これにより、会計担当者の確認作業の効率化ができ、より正確な会計処理が可能になります。
人的ミスを防止できる
パソコン操作に慣れた人でも、データ転記時の入力ミスを100%防ぐことはできません。そのため手入力の場合は、入力データが正しいかのチェックが必要になります。しかし、API連携で自動反映されたデータには間違いがなく、チェック時間の大幅削減が可能です。
会計ソフトへの入力ミスは各帳簿の誤りにつながり、正しい経営判断の阻害や、誤った納税申告などを招き、企業に大きな損失を与える恐れがあります。経費精算システムと会計ソフトとのAPI連携による人的ミスの防止は、企業の適正経営にも重要な役割を果たします。
CSV連携よりも効率的
CSV(Comma Separated Values)とは、コンマで区切られたテキストデータのことです。多くのシステムやソフトは、保存データのCSVデータでの出力(エクスポート)や、CVSデータを取り込む(インポート)機能を持っています。
このように、経費精算システムからCSVデータを出力して、そのデータを会計ソフトに読み込むことでデータ共有を図るのがCSV連携です。しかし、CSV連携は出力と読み込みの作業が必要となり、API連携に比べて手間がかかります。
また、会計ソフト以外の複数のツールと連携を図る際には、それぞれのツールに対してその作業が必要になります。そのため、より効率的な連携を図るにはAPI連携がおすすめです。
会計ソフトとAPI連携できる経費精算システムの選定ポイント
API連携に対応した経費精算システムであっても、自社で運用している会計ソフトと連携できるとは限りません。そのため、導入する経費精算システムと、既存の会計ツールをAPI連携させる際には、自社の会計ソフトへの対応状況の確認が必須です。
また、会計ソフトだけでなく、勤怠管理や工数管理などの他システムとのAPI連携によって、業務全体の効率化を図っている企業も多いです。会計ソフト以外の既存システムを運用する企業では、それらのシステムとのAPI連携の可否も確認しておくのがおすすめです。
会計ソフトとAPI連携できる経費精算システムおすすめ6選
株式会社マネーフォワード
マネーフォワード クラウド経費
GOOD
ここがおすすめ!
- オンライン上でまとめて経費申請できる
- 従業員や費目ごとに経費利用額が自動でグラフ化
- 不備入力防止アラート機能で入力ミスが減るため、差し戻しの手間が軽減
MORE
ここが少し気になる…
- OCR機能の精度があまりよくない
GOOD
ここがおすすめ!
- スマホで領収書を撮って専用ポストに投函するだけの簡単申請
- 専任コンサルタントや導入支援・運用開始後のサポートなどが充実している
MORE
ここが少し気になる…
- 操作がわかりにくく、慣れるまで時間がかかる場合も
株式会社LayerX
バクラク経費精算
GOOD
ここがおすすめ!
- 差戻しや確認に時間をかけずに済む「ミス防止機能」を複数搭載
- アプリやチャットツールから承認が行え、社内にいなくても承認時間の確保が可能
- 複数枚の領収書でも自動で読み取れる
MORE
ここが少し気になる…
- 導入前のサポートを受けたい場合は有償での対応となる
株式会社コンカー
Concur Expense
GOOD
ここがおすすめ!
- あらゆる支払いを自動化・連携できる
- 製品サービスとビジネスモデルに高い評価を受けグッドデザイン賞を受賞
- デジタル上での申請・チェックで承認レス化が可能
MORE
ここが少し気になる…
- 回線混雑時のシステムエラーが多い
GOOD
ここがおすすめ!
- 通知機能で承認漏れを防止できる
- 低コストで従業員数が10人以下の企業でも導入しやすい
- ダウンロードした仕訳データを会計ソフトに取り込むだけで経理処理が完結!
MORE
ここが少し気になる…
- 初期設定が複雑で使用するまでに時間を要する場合も
株式会社ラクス
楽楽精算
GOOD
ここがおすすめ!
- 領収書やICカードはスマホで読み取れ、社外からでも申請や精算が可能
- 経費精算から会計ソフト連携まで便利な機能が充実している
MORE
ここが少し気になる…
- 外国語対応は英語のみ
【比較表】おすすめの経費精算システム
月額利用料金 ※法人向けプラン | 電帳法 | インボイス制度 | 機能 | サポート | 無料トライアル | ||
会計ソフトとAPI連携できる経費精算システム | 3,980円~ | ||||||
10,000円~ | |||||||
20,000円~ | |||||||
要問合せ | |||||||
400円/人~ | |||||||
30,000円~ |
その他の経費精算システムの選び方
勤怠管理システムを選ぶ際には、自社で運用している会計ソフトとのAPI連携ができるかの確認が大きなポイントになります。それ以外にも下記のようなポイントに注目し、自社に合った経費精算システムを選びましょう。
【重要なポイント3つ】
- 自社の規模と予算に合っているか
- 必要とする機能が搭載されているか
- 電子帳簿保存法に対応しているか
【その他の比較ポイント】
- セキュリティは万全か
- 他言語や外貨に対応しているか
- スマホで利用できるか
- サポート体制は充実しているか
- お試し期間があるか
まとめ
経費精算システムには、会計ソフトとAPI連携して、経費精算システムで入力した仕訳や金額などを会計ソフトに自動取り込みできるものもあります。これにより、重複の入力作業が減り、経理業務の効率化が図れるとともに人的ミスの予防にもつながります。
しかし、すべての経費精算システムで会計ソフトとAPI連携ができる訳ではありません。そのため、経費精算システム導入の際には、既存会計ソフトとのAPI連携の可否確認が必須です。また、会計ソフト以外のシステムとのAPI連携も視野に入れた導入もおすすめです。